キリトとシノンの関係!共通点や恋愛感情について
SAOのヒロインは様々登場しますが、ファンの中でも結構人気を集めているのが朝田詩乃こと「シノン」です。
GGOの上位プレイヤーで、デスガン事件によりキリトたちと一緒に遊ぶようになった彼女ですが、アリシゼーション編の1期にはほとんど登場しませんでした。
しかし新作アニメの「war of underworld」からは登場の頻度が増えるためファンにとっては必見だと思います。
今回は、GGOなどの復習も兼ねてシノンに関しての情報やキリトとの関わり、またはお互いの気持ちなどについてもご紹介していきます。
【キリトとシノンの出会い】
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キリトとシノンの出会いは偶然でした。
キリトがデスガン事件の真相を探るためにGGOにログインし、GGO内でたまたま声をかけた相手がシノンだったのです。
そしてこれまた偶然なのですが、キリトはレアな初期アバターのアカウントを引いてしまうのです。
GGOのキリトでの容姿は長髪で、一見すると美少女にしか見えない状態でした。
実際に男が何人もなびいてくるほどに美人で、キリトもまんざらではない様子でそれにこたえる描写もあります。
キリトのあまりの美貌にシノンもキリトのことを女性だと間違え、男なら道案内を断るところを初心者で気の弱そうな女性だと勘違いしたため、キリトを案内することにするのです。
この時キリトも自分が男だとシノンにわかると案内をしてもらえないと思い、自らを女性であると偽りシノンとともに行動していくことになります。
キリトとしては短い間だけ案内してもらうつもりで嘘をついたわけですが、こういった些細な出会いが後に親密な関係へと発展していくわけです。
【シノンに自分が男だとばれるキリト】
キリトの女装はあっさりとバレてしまいます。
GGOでの大会の予選の前の更衣室で着替える際にシノンが下着姿になったところを、キリトが流石にまずいということで自ら告白することとなるのです。
キリトが男だと気づいたシノンはこれまでの優し気な態度を変えて、キリトに対して冷たく当たっていきます。
着替えを少しでも見られ、騙されていたのですからまあ当然の反応といえますね。
この時点ではキリトはあまりシノンに信用されていない状態でした。
【キリトのトラウマを知るシノン】
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キリトにはSAO時代に人殺し集団であるギルド「ラフィンコフィン」のメンバーを殺してしまったというトラウマがあります。
人殺し集団を制するため仕方がなかったとはいえ、相手を無力化するだけで殺さないこともできたのではないかと非常に強く悩みそれがトラウマとなっています。
そしてGGOの世界でもそのトラウマが全面的に出てくるようになります。
なぜならばデスガン事件を捜査していくうちに、この事件の首謀者はラフィンコフィンのメンバーだということがわかってくるからです。
このことが分かったキリトはGGOの大会の控室でうずくまりながら怯えるようなそぶりを見せていました。
いままでは抑えていた人殺しの記憶がよみがえってきたため、急激なパニック症状がキリトに襲ってきたのです。
シノンはそんなキリトをおかしいと思い話しかけ、キリトがSAOの生き残りで何かしらのトラウマを抱えているということに気づいていきます。
【シノンのトラウマ】
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一方シノンもトラウマを抱えていました。
シノンは幼いころ母と銀行に行ったときに、銀行強盗に遭遇しました。
強盗は店員に銃を突き出し、金を出さないと誰かを殺すと脅しをかけます。そしてシノンの母親に銃口を向けてしまうのです。
母を守ろうと思った幼いシノンはとっさに強盗の腕にかみつき、犯人ともみ合うことになります。
そして強盗の持っていた銃を手にしたシノンは、襲い掛かってくる強盗に銃を撃ってしまうのです。
結果としてシノンは強盗に3発も銃を打ち込みます。
その結果、シノンは強盗の死の表情や自分が銃を撃った時の感覚が頭から離れないようになり、さらには人を殺してしまったという罪悪感に苛まれるようになってしまいます。
シノンのトラウマは非常に強烈で、現実でエアガンを向けられたり手を銃の形にしたものを向けられてただけでもトラウマが再発して嘔吐感を催したりするようになってしまうのです。
【キリトとシノンは同じトラウマを抱えている】
上記のようにシノンとキリトのトラウマは人を殺してしまったという点で共通しています。
GGOの本大会の決勝でシノンとキリトは互いのトラウマについて話し合うことになります。
シノンは今までどうしても自分のトラウマを解決する術を持っていませんでした。
そのためシノンはキリトにどうやってトラウマを解消したのか問いかけます。
キリトはその質問に対して、自分も乗り越えられていないと回答。
キリト自身はそれは乗り越えられないものだと受け入れ、殺してしまった者たちのことを考え続けていくのが唯一できることであるとシノンに伝えます。
シノンはこの言葉によってキリトのように自分も少しずつトラウマと向き合い受け入れ考えていこうと決意をするのです。
このように主人公とヒロインが同じトラウマを持っているというのは物語では結構ありがちな展開だと思います。
深いトラウマに苛まれている状況で、似たような境遇の人間が傍にいて共感してくれるというのは非常に大きいことではないでしょうか。
現実でも、似たような失敗体験などで共感し実際に親近感を抱くというようなこともあるのではないかと思います。
GGOの物語ではこのメソッドをうまく物語に活用しているように感じます。
このような描写を見ると、シノンとキリトというのは結構現実に即して作られたキャラクターとなっており、著者の心理描写のすごさにも驚かされるような気がします。
【シノンにキリトへの恋愛感情はあるのか?】
ラノベ作品だとヒロインは主人公に好意を抱いているというのがありがちですが、シノンに関してはそんなに単純に考えてよいのか疑問に思います。
シノンはトラウマと向き合うきっかけとしてキリトのことを慕ってはいるでしょうが、それが恋愛感情にまで発展しているかどうかは原作の描写を見る限り、あるともないとも取れるのではないかと思います。
もちろんSAOにはメインヒロインのアスナという存在がいるので、シノンとの三角関係が本格的に繰り広げられるような展開になることは基本的にはないと思われます。
なぜならSAOシリーズは恋愛作品がメインではなくSF的な作風がどちらかというとメインなので、ここからいきなりドロドロの三角関係に発展するというのは考えられません。
もちろんラノベにありがちな嫉妬の描写などはあるかもしれませんが、アスナがメインヒロインの座から堕ち、シノンが正妻として君臨する可能性はないと考えたほうがよいでしょう。
ただし本編的にはないですが、2次創作や妄想は非常に捗るのではないでしょうか。
SAOの世界にアスナがおらず、SAOで人を殺したキリトがシノンに出会っていたとしたら2人の関係はどうなっていたかなど非常に興味深いと思います。
原作ではほぼ100%シノンルートになることはないと思いますが、この辺りは今後のゲームなど他媒体に期待といったところでしょうか。
シノンというキャラクターはネットだとクールで、現実だと多少おしとやかで静か目な印象を受ける、少々ギャップのあるキャラクターです。
シノンはアリシゼーションの2期からは登場回数も増え、非常に活躍する機会も多いですので注目してみてみるのはいかがでしょう。
この記事をきっかけに新作アニメを見る前のシノン関連情報の復習になったのであれば幸いです。