ダーティペアを見る順番!アニメ、OVA、映画シリーズの見方をご紹介
1979年に初めて掲載され、生誕40周年を迎えた高千穂遙によるSF小説シリーズ「ダーティペア」。
1985年にはアニメ化もされ、放送当時は、二人の美女が披露する華麗なアクションとセクシーな姿は注目を集めました。
当時は宇宙を題材としたアニメはほぼなかったことから、スペースオペラの金字塔と言われています。
今回は、この記事のテーマである「ダーティペア」のアニメシリーズの見る順番についてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
【ダーティペア アニメシリーズを見る順番】
【ダーティペアシリーズの見る順番】 | |||
【分類】 | 【作品名】 | 【放送・公開日】 | |
① | TVアニメ | ダーティペア | 1985年7月~12月 |
② | OVA | ダーティペアの大勝負 ノーランディアの謎 | 1985年12月 |
③ | 映画 | 劇場版 ダーティペア | 1987年3月 |
④ | OVA | ダーティペア(OVAシリーズ) | 1987年12月~1988年4月 |
⑤ | OVA | ダーティペア謀略の005便 | 1990年1月 |
⑥ | OVA | ダーティペア FLASH | 1994年1月~1995年12月 |
●ダーティペアシリーズは、上記の表のように公開された順番に視聴すると良いでしょう。
●本シリーズでは大きく二つに分かれており、①から⑤の「ダーティペアシリーズ」と⑥の「ダーティペアFLASH」の2グループに分かれています。
①から⑤の作品では、テレビアニメ、映画、OVAと多くの作品があり、製作時期はかなり前ですが本シリーズの内容がとても分かりやすいのでこちらから視聴することをお勧めします。
●一方で⑥は今までのシリーズを完全にリセットした作品なので、設定、ストーリー、作画などが全く異なるので基本的には前シリーズとの繋がりはほとんどありません。
そのため、前シリーズとはコンセプト以外は全く異なる作品であることを理解した上で視聴することをお勧めします。
ただし作品中には、名前は違いますが前シリーズのメインキャラクターたちを彷彿とさせるキャラクターも登場しています。
●以上のことから上記の表の順番のように視聴することをお勧めします。
【ダーティペア アニメシリーズ各作品詳細】
【ダーティペア】
【公開日】 | 1985年7月~12月 |
【視聴時間】 | 各話24分(全24話+OVA2話) |
【監督】 | 滝沢敏文 |
【キャスト】 | ケイ/頓宮恭子 ユリ/島津冴子 ムギ/巻島直樹 グーリー/沢木郁也 他 |
【あらすじ】
宇宙に進出するなど発展し続ける人類だが、犯罪レベルも惑星国家レベルまで増大するなど多様化していた。
そんな様々なトラブルを請け負うトラブル解消請負機関・WWWAが存在し、そこのトラブルコンサルタントに所属しているケイとユリは、「ラブリーエンゼル」という可憐なコードネームを持つ美女コンビだった。
おしとやかそうに見える頭脳派のユリとボーイッシュで直情型のケイは日ごろから何かあると言い争いになる見た目も性格的にも逆な凸凹コンビだが、仕事のことになるとお互いの長所を生かしていくつもの事件を解決する。
ただし、運が悪いのか解決方法が悪いのか、周囲に甚大な被害を及ぼすことも。
そんな彼女たちはいつしかその荒々しい仕事ぶりに「ダーティペア」と呼ばれるようになり、宇宙を縦横無尽に駆け巡り、宇宙にはびこる犯罪者たちに立ち向かう。
【見どころ】
1980年代のアニメなので、現代のアニメと比べると作画どうしてもは劣っている部分が多いですが、当時の作品の中ではかなりしっかりとした演出や構成がされています。
何より製作者の多くが後に人気作品に関わる方々ばかりで、当時のアニメを代表する作品と言えます。
さらに当時の作品とは思えないほどオープニングやエンディングがオシャレで名曲としても挙げられます。
美少女コンビがとても魅力的で、そんな彼女たちにリメイクを期待している古参の視聴者も多く存在します。
【ダーティペアの大勝負 ノーランディアの謎】
参照元:https://www.amazon.co.jp/
【公開日】 | 1985年12月 |
【視聴時間】 | 57分 |
【監督】 | 奥脇雅晴 |
【キャスト】 | ケイ/頓宮恭子 ユリ/島津冴子 ムギ/巻島直樹 ミスニー/潘恵子 サマラ/藤田淑子 コニー/高島雅羅 他 |
【あらすじ】
ダーティペアの元にミスニ―という一人の少女の保護依頼が届き、彼女たちは鉱山惑星ウクバールへ派遣された。
しかし依頼人は殺されてしまい保護対象は行方不明、さらに惑星の実権を握る「AJディベロップ社」に目をつけられてしまう。
保護対象を探しているうちに、ミスに―の正体とAJディベロップ社の関係が浮かび上がり、隠されていた闇が明らかになる。
【見どころ】
本作は前作のテレビアニメや本作以降のアニメ作品と比べてストーリーの雰囲気やキャラクターデザインが少し異なっており、アニメ版「ダーティペア」よりもどちらかというと原作版「ダーティペア」のような作品です。
そして設定などについても原作に準拠しているため、テレビアニメでは使用されることがなかった二人だけ使用可能な千里眼のような超能力についても描かれています。
【劇場版 ダーティペア】
参照元:https://www.amazon.co.jp/
【公開日】 | 1987年3月 |
【視聴時間】 | 82分 |
【監督】 | 真下耕一 |
【キャスト】 | ケイ/頓宮恭子 ユリ/島津冴子 ムギ/巻島直樹 カースン/森功至 ワッツマン/大塚周夫 ブルーノ/西尾徳 他 |
【あらすじ】
高値で取引されている希少鉱石、ヴィゾリウムの数少ない産出地である鉱山惑星・アガーナでは、二つの国家が対立していた。
そんなある日、一方の国の実験プラントが何者かに攻撃されたことで緊張状態となり、もう一方の国がWWWAに襲撃者の正体を調査するよう依頼した。
閉鎖されたプラントに訪れたダーティペアの二人は証拠を探すべく内部を散策していたが、思わぬところに手がかりが見つかり、化け物の群れと戦うことになる。
【見どころ】
劇場版ということで、制作側もかなり力を入れており、最初から最後まで一気に視聴して楽しめる作品です。
シリーズ全般に言えることですが、テンポがとても良く本作が一番好きな視聴者も多いです。
【ダーティペア(OVAシリーズ)】
【公開日】 | 1987年12月~1988年4月 |
【視聴時間】 | 各話24分(全10話) |
【監督】 | 谷田部勝義 |
【キャスト】 | ケイ/頓宮恭子 ユリ/島津冴子 グーリー/沢木郁也 ムギ/巻島直樹 Dr.キューベルシュタイン/龍田直樹 エラ/勝生真沙子 他 |
【あらすじ】
トラブル解消請負機関WWWAに所属するケイとユリは、可愛らしいコードネーム「ラブリーエンゼル」と呼ばれていたが、数々の仕事をこなしつつも荒々しい仕事ぶりから「ダーティペア」とも呼ばれていた。
そんな彼女たちは今回も、刑務所、惑星犯罪、麻薬組織など数々の難事件を前に、大冒険を繰り広げる。
【見どころ】
テレビアニメシリーズの続編で、前作とは異なりコスチュームや宇宙船であるラブリーエンゼルのデザインが一新されています。
1話完結である内容が多いので、劇場版や長編OVAのようなボリュームはあまりありませんが、キャラクターや作画はしっかりしています。
【ダーティペア謀略の005便】
参照元:https://www.amazon.co.jp/
【公開日】 | 1990年1月 |
【視聴時間】 | 59分 |
【監督】 | 滝沢敏文 |
【キャスト】 | ケイ/頓宮恭子 ユリ/島津冴子 ディック/納谷悟朗 ダニィ/堀内賢雄 ドーネンシュターン/小杉十郎太 他 |
【あらすじ】
300名の乗客を乗せた星間旅客機が謎の爆発事故を引き起こし、さらに同じころにある研究をしていた博士とその家族が行方不明となった。
WWWAの中央コンピューターは2つの事件を調査するべく、ダーティペアを指名することにした。
調査を進めるうちに、一見すると何も関係がないように見えた2つの事件に繋がりがあり、ある黒い陰謀が関わっていることが判明する。
【見どころ】
OVAなので約30分のテレビアニメとは異なり、作中の内容も大規模で彼女たちが関わる事件は惑星の命運を分ける事件となります。
当時、テレビアニメを見ていた視聴者はこちらのOVAを知らない方も多いので気になる方は視聴してみてください。
【ダーティペア FLASH】
【公開日】 | 1994年1月~1995年12月 |
【視聴時間】 | 各話26分(全16話) |
【監督】 | 須永司,望月智充 |
【キャスト】 | ケイ/松本梨香 ユリ/國府田マリ子 ガーナー/小関 一 ワルデス/中田譲治 ゴールド・オハラ/菅原正志 ポポロ/笹岡繁蔵 他 |
【あらすじ】
宇宙内で発生する揉め事を解決するWWWA(世界福祉事業協会)の新人トラブルコンサルタントであるケイとユリはメインコンピューターの指示によりコンビを結成することになる。
コンビに与えられたコードネームは「ラブリーエンゼル」で男勝りのケイと自称おしとやかな乙女のユリは性格が真逆であまりにもミスマッチだった。
しかし2代目「ラブリーエンゼル」として仲違いしながらも事件解決のために力を合わせて挑んでいく。
【見どころ】
今までのシリーズを一度リセットして、全く違う設定とストーリーで進行していく生まれ変わった作品となっています。
OVAは3弾まであり全16話の長編アニメとなっており、コンビ結成初期から制作されており事件を解決して成長して息がぴったりなコンビとして活動している姿も描かれています。
また数話まとめた長編といくつかの短編などに分かれており両方を楽しめます。
いかがでしょうか。
原作としては40年、アニメとしても1作目が30年以上前である作品なので、作画などは現代と比べると劣っている点がありますが、今の作品にはない要素が数多くあります。
さらに当時を代表する作品なので放送当時は多くの方々が視聴しているので、また視聴しようと思っているのであればぜひ視聴してみてください。