進撃の巨人「雷槍(らいそう)」とは?新武器を解説!
進撃の巨人第3期のPart.2が4月から放送開始となりましたね!
第3期Part.2からはウォールマリア奪還作戦が始まり本格的に鎧の巨人であるライナーや超大型巨人であるベルトルトと戦っていくことになります。
以前は立体機動装置を用いた剣撃が通じない相手である鎧の巨人に苦戦していました。
しかしウォールマリア奪還作戦からは強力な装甲を持つ鎧の巨人に対抗するために開発された「雷槍」という武器が登場し猛威を振るっていきます。
今回はその強力な武器である「雷槍」がどういったものであるのか、また今後どういったシーンで活躍するのか、原作を元にご紹介していきます。
では早速、「雷槍」についてご説明していきます。
【調査兵団の新武器「雷槍(らいそう)」とは?】
●雷槍の概要
雷槍とは中央憲兵が隠し持っていた技術によって作られた巨人に対抗するための強力な飛び道具(遠距離用武器)となるものです。
人間の身長ほどの鉄の棒でできており、先端のとがった部分を巨人に対して刺した後、起爆させることでその効力を発揮します。
簡単に説明すると「ロケットランチャー」です。
雷槍の威力はすさまじく鎧の巨人の皮膚を剥ぐほどの力があります。
腕に固定して雷槍を持ち運び、トリガーを引くことによって射出することができます。
●雷槍の使用条件
雷槍はその破壊力ゆえに撃った本人にも危険が及びます。
具体的に言うと、通常の斬撃の要領で使用する場合爆発に巻き込まれる恐れがあります。
そのため周りに建物や木などの立体物がなければ安全に使用できないという制限が課せられています。
ウォールマリア奪還作戦やマーレ遠征作戦においては市街地での戦闘となるため、雷槍を使う条件が万全に整っており絶好の武器となっています。
●マーレ遠征作戦における雷槍の進化
ウォールマリア奪還作戦において初登場する雷槍ですが、この作戦の後に改良が行われます。
初登場時は片手に1本ずつの計2本しか装備できませんでしたが、4年後のマーレ遠征作戦では片手に4本の計8本装備できるように進化しています。
進化した雷槍はマーレ遠征作戦において、戦鎚の巨人や車力の巨人に対して効果的な力を発揮し大活躍します。
【「雷槍(らいそう)」の活躍シーン一覧】
1:ウォールマリア奪還作戦における雷槍の活躍シーン
●【鎧の巨人相手に使用(19巻76話、20巻82話)】
雷槍は鎧の巨人との戦闘で初お披露目となります。
市街地の中、自らの防御力を信じ切り油断し警戒を怠ったライナーは雷槍の使用条件下におびき寄せられ複数の兵士から首元に雷槍を浴びせられるという奇襲を受けます。
その効果は絶大で鎧の巨人の首の皮膚をはがし、中にいるライナーの肉体を表出させることに成功します。
その後間一髪のところで鎧の巨人は再生するのですが、逃げる鎧の巨人の足に雷槍を命中させ転ばせるなど様々な用途で活躍することになります。
●【超大型巨人相手に使用(20巻80話)】
鎧の巨人を助けに来た超大型巨人に対しても雷槍を使う場面があります。
ジャン・サシャ・コニーの3人が超大型巨人の前に出て注意をそらし、その隙をついてミカサが後ろから雷槍を使用するという作戦をすることになります。
注意をそらすことには成功するのですが、ミカサの放った雷槍は超大型巨人の放つ熱風によって無効化され爆発させられてしまいます。
さらにはその際に雷槍の爆風に巻き込まれたミカサが雷槍の破片によって負傷してしまいます。
このシーンは雷槍が暴発した際に危険が及ぶことを示した重要な描写となっています。
2:マーレ遠征作戦における雷槍の活躍シーン
●【戦鎚の巨人相手に使用(25巻101話)】
マーレ遠征作戦でエレンが1人宣戦布告し戦鎚の巨人と戦う中、その戦闘に駆け付けたミカサが戦鎚の巨人に雷槍を8本撃ち込みます。
その結果、戦鎚の巨人のうなじを完全に吹き飛ばすことに成功します。
戦鎚の巨人の本体は地面にいるため、地上にいる肉体はすぐさま再生してしまいますが、この場面において戦鎚の巨人をひるませた雷槍は重要な役割を果たしたといえます。
ウォールマリア奪還作戦での初お披露目から4年、進化した雷槍の力が見られる爽快感のあるシーンとなっています。
●【車力の巨人相手に使用(26巻103話、26巻104話)】
四足歩行型により持続力と機動力を備え、背中に背負った機関銃で攻撃も行えるなど柔軟な能力を持つ車力の巨人。
そんな車力の巨人に対しても雷槍は効果的な力を発揮します。
獣の巨人が倒し勢い付いた大量の兵士たちは四方八方から無数の雷槍を同時発射させ車力の巨人を爆撃します。
数えきれないほどの雷槍を受けた車力の巨人はこの攻撃により瀕死状態に追い込まれます。
このシーンは雨のように降る雷槍の数の多さに圧倒され大変迫力のある場面となっています。
3:パラディ島の内乱における雷槍の活躍シーン
●【獣の巨人相手に使用(28巻113話、28巻114話)】
リヴァイは逃走する獣の巨人に対して右手に装備した4本の雷槍を放ちます。
うなじを爆撃した雷槍の威力はすさまじく、中にいるジーク本体の下半身を吹き飛ばし意識を失わせるほどとなっています。
その後リヴァイはジークが気を失っている間に雷槍の信管をジークの首元に括り付け、ジークが動いた場合雷槍が爆発するように細工をします。
雷槍の意外な使い方が垣間見える面白味のあるシーンとなっています。
雷槍の解説と登場シーンを紹介していきましたがいかがだったでしょうか。
アニメの第3期Part.2においても雷槍が登場し始め、映像媒体ならではの迫力ある表現がなされています。
原作においても上記で紹介したように様々な場面で登場するので、今後アニメになるとき豪華な作画でそれが描写されると思うと非常に楽しみです。