サザエさんの声優【歴代】!各キャラの初代~現在をご紹介
アニメ化されて50年以上を数え、日本の代表的な作品となっている【サザエさん】
今回は、このサザエさんの主要キャラクターの歴代声優をご紹介していきます。
声優の簡単な解説をしつつ、声を引き継いだ順にまとめていますので参考にしてください。
【サザエさん 歴代声優一覧表】
【キャラ】 | 【声優】 |
フグ田サザエ | 初代: 加藤みどり |
フグ田マスオ | 初代:近石真介 2代目:増岡弘 3代目:田中秀幸 |
フグ田タラオ | 初代:貴家堂子 2代目:愛河里花子 |
磯野カツオ | 初代:大山のぶ代 2代目:高橋和枝 3代目:冨永みーな |
磯野ワカメ | 初代:山本嘉子 2代目:野村道子 3代目:津村まこと |
磯野波平 | 初代:永井一郎 2代目:茶風林 |
磯野フネ | 初代:麻生美代子 2代目:寺内よりえ |
タマ | 初代:? |
波野イクラ | 初代:桂玲子 |
波野ノリスケ | 初代:村越伊知郎 2代目:荒川太郎 3代目:松本保典 |
伊佐坂難物(伊佐坂先生) | 初代:峰恵研 2代目:岩田安生 番外編:中村浩太郎 |
中島くん | 初代:白川澄子 2代目:落合るみ |
穴子さん | 初代:たてかべ和也 2代目:若本規夫 |
サブちゃん | 初代:二又一成 |
花沢さん | 初代:秋元千賀子 2代目:山本圭子 |
【 サザエさん歴代声優詳細】
【フグ田サザエ(ふぐたサザエ)】
【初代声優「加藤 みどり(かとう みどり)」】 | |
【生年月日】 | 【登場作品】 |
1939年〈昭和14年〉11月 | TVアニメシリーズ(1969年10月~) |
【概要】 | |
サザエさんの主人公・フグ田サザエの声を演じていたのは、加藤 みどりです。 加藤は持ち前の明るさが評価されてオーディションでサザエに決まりましたが、視聴者から非難を受けたことで悩んだこともあるそう…。
しかしその後も役を続けて主要キャラクターの中では、唯一の初回から続けている声優となっており、50年間続けてきたことでギネスにも認定されています。
そして2023年現在、80歳を超えていますが、本人は100歳まで続ける意欲を見せています。 |
【フグ田マスオ(ふぐたマスオ)】
【初代声優「近石 真介(ちかいし しんすけ)」】 | |
【生年月日】 | 【登場作品】 |
1931年1月~2022年10月 (享年91歳) | TVアニメシリーズ(1969年10月5日 - 1978年6月) |
【概要】 | |
フグ田マスオの初代声優は、洋画の吹き替えや「はじめてのおつかい」を代表するナレーションなどで活躍してきた近石真介です。 近石は、マスオ役を気に入っており、自身にも小さな子供がいたことから素で演じていたそうです。
しかし舞台やラジオの仕事で忙しくなり、惜しくも降板しています。 |
【2代目声優「増岡 弘(ますおか ひろし)」】 | |
【生年月日】 | 【登場作品】 |
1936年8月~2020年3月 (享年83歳) | TVアニメシリーズ(1978年6月₋2019年8月) |
【概要】 | |
マスオ役の二代目を引き継いだのは、アンパンマンのジャムおじさん役の声優や正直さんぽのナレーションなどを務めている増岡 弘です。
増岡も仕事をした気にならないと言うほど自然体でマスオを演じていましたが、41年をへた2019年に高齢のため惜しまれつつ引退しています。 |
【3代目声優「田中 秀幸(たなか ひでゆき)」】 | |
【生年月日】 | 【登場作品】 |
1950年11月~ | TVアニメシリーズ(2019年8月~) |
【概要】 | |
増岡の後を継いで、新たにマスオの役を請け負ったのが、アニメの声だけでなく吹き替えやナレーションの美味さに定評のあったベテラン声優田中秀幸です。
田中はオーディションのさい、バリエーション豊かな感情表現の演じ方から満場一致で選ばれています。 |
【(フグ田タラオ(ふぐたタラオ)】
【初代声優「貴家 堂子(さすが たかこ)」】 | |
【生年月日】 | 【登場作品】 |
1936年2月~2023年2月 (享年87歳) | TVアニメシリーズ(1969年10月 - 2023年2月) |
【概要】 | |
タラちゃんの呼び名で知られているフグ田タラオは、初回からの2023年の2月まで、貴家 堂子が務めていました。
貴家は50年以上タラオを演じており、加藤みどりと共にギネスに認定されています。 しかし87歳になった2023年に、急に倒れてそのまま急逝してしまっています。 |
【2代目声優「愛河 里花子(あいかわ りかこ)」】 | |
【生年月日】 | 【登場作品】 |
1967年10月~ | TVアニメシリーズ(2023年3月~) |
【概要】 | |
2023年より新たにタラちゃんを演じることになったのは、「ポケモンのコダックやゼニガメ」、「まじめにふまじめ かいけつゾロリのイシシ」など可愛いキャラクターを担当することが多い愛河 里花子です。
愛河はまた交代して日が浅く、まだかなり緊張しているそうですが、貴家に近づくべく工夫して毎回頑張っているそうです。 |
【磯野カツオ(いそのカツオ)】
【初代声優「大山 のぶ代(おおやま のぶよ)」】 | |
【生年月日】 | 【登場作品】 |
1933年10月~ | TVアニメシリーズ(1969年10月- 1969年12月) |
【概要】 | |
初代・磯野カツオ役を演じたのは、ドラえもんで有名な大山のぶ代です。 ただし、その担当した期間は2ヶ月半ほどと短くなっており、辞めた理由が大山からの申し出とのこと…。
大山の妊娠が理由とも言われていますが、はっきりとした理由はわかっていません。 |
【2代目声優「高橋 和枝(たかはし かずえ)」】 | |
【生年月日】 | 【登場作品】 |
1929年3月~1999年3月 (享年70歳) | TVアニメシリーズ(1969年12月 - 1998年5月)
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【概要】 | |
大山の後に、30年近くカツオを演じてきたのが、テレビ黎明期より女優や声優として活躍してきた高橋 和枝です。 高橋はカツオの代名詞とされるほど、長くカツオの声を担当してきましたが、1998年に病気のため急遽交代しています。
その後、さまざまな人々から励ましの声が聞かれましたが、その願いも虚しく1999年に亡くなっています。 |
【磯野ワカメ(いそのワカメ)】
【初代声優「山本 嘉子(やまもと よしこ)」】 | |
【生年月日】 | 【登場作品】 |
1936年10月~ | TVアニメシリーズ(1969年10月 - 1976年3月) |
【概要】 | |
わかめの初代声優として、7年近く活躍したのは、山本 嘉子です。
山本はアニメでは「オバケのQ太郎のドロンパ」などが代表作で、その他にも吹き替えの仕事も多く担当しています。 |
【2代目声優「野村 道子(のむら みちこ)」】 | |
【生年月日】 | 【登場作品】 |
1938年3月~ | TVアニメシリーズ(1976年4月4日 - 2005年3月) |
【概要】 | |
二代目ワカメとして1976年より30年近く声優を務めたのが、「ドラえもんのしずかちゃん」の声としても有名な野村道子です。 そしてプロダクションの仕事に専念するため、2005年に声優の役を降りています。
しかし役を降りてからも、主に声優の育成に力を入れており現在も精力的に活動を続けています。 |
【3代目声優「津村 まこと(つむら まこと)」】 | |
【生年月日】 | 【登場作品】 |
1965年7月~ | TVアニメシリーズ(2005年4月~) |
【概要】 | |
野村の後を継いで現代まで3代目わかめの声優を務めているのが、「劇場版フランダースの犬のネロ」や「デジモンテイマーズの松田啓人」などで有名な津村 まことです。
津村は少年役を請け負うことが多いため男性だと勘違いされますが女性であり、若く見られることも多いそうです。 |
【磯野波平(いその なみへい)】
【初代声優「永井 一郎(ながい いちろう)」】 | |
【生年月日】 | 【登場作品】 |
1931年5月~2014年1月 (享年82歳) | TVアニメシリーズ(1969年10月 - 2014年2月) |
【概要】 | |
磯野波平の声を初回からの45年に渡って務めてきたのが、「ゲゲゲの鬼太郎の子泣き爺」や「HUNTER×HUNTERのネテロ会長」など年配の男性の声を多く担当してきた永井 一郎です。
長く波平を演じたことで、永井自身が波平に似ているとまで言われおり、晩年まで声優だけでなくナレーションなどのさまざまな仕事を行ってきましたが、仕事で滞在していた広島で倒れそのまま帰らぬ人となってしまいました。 |
【2代目声優「茶風林(ちゃふうりん)」】 | |
【生年月日】 | 【登場作品】 |
1961年12月 | TVアニメシリーズ(2014年2月~) |
【概要】 | |
永井に代わり波平の声を受け継いだのが、「ちびまる子ちゃんの永沢君・ヒデじぃ」や「名探偵コナンの日暮警部」の声で有名な茶風林です。
決まった理由は、「温かく包み込む声の雰囲気」をプロデューサーに見出され、日本のお父さんを演じて欲しいためだったそう…。 茶風林も永井と同じく年配の声を演じることが多かったためか、周りからの評価も高く期待通りの配役となっています。 |
【磯野フネ(いそのフネ)】
【初代声優「麻生 美代子(あそう みよこ)」】 | |
【生年月日】 | 【登場作品】 |
1926年4月~2018年8月 (享年92歳) | TVアニメシリーズ(1969年10月 - 2015年9月) |
【概要】 | |
磯野フネ役を初回から2015年という長い間務めたのは、声優やナレーションとして長きに渡って活躍してきた麻生 美代子です。 麻生は、サザエさんの声優の最年長であり周りからも信頼されていました。
しかし高齢を理由に46年近く担当してきたフネの役を退いています。 |
【2代目声優「寺内 よりえ(てらうち よりえ)」】 | |
【生年月日】 | 【登場作品】 |
1953年1月~ | TVアニメシリーズ(2015年10月~) |
【概要】 | |
麻生からフネの声を受け継いだのは、声優だけでなく吹き替えや舞台などでも活躍している寺内よりえです。
寺内は、麻生から受け継いだ役の「日本の母の姿」を演じたいと述べており、オーディションにより決まりました。 |
【タマ】
【初代声優「?」】 | |
【生年月日】 | 【登場作品】 |
? | TVアニメシリーズ(1969年10月~) |
【概要】 | |
サザエさんのたまの声優は、公式にも?と表示されており公開されていません。 制作側からも「たまのイメージをくずさないため秘密」言っており興味深いところです。
ちなみにタマはオスで、公式にも認められている彼女の猫がいます。 |
【波野イクラ(なみの イクラ)】
【初代声優「桂 玲子(かつら れいこ)」】 | |
【生年月日】 | 【登場作品】 |
1940年2月~ | TVアニメシリーズ(?~) |
【概要】 | |
放送初期から2023年現在までイクラちゃんこと波野イクラの声を務めていたのが、「一休さんのさよちゃん」役で有名な桂玲子です。 ほとんど言葉を喋らず「はーい」との発言で有名ですね。
言葉を話さない理由は、そのイメージから言葉を喋らせたさいに苦情がきたからとのこと…。
柱さんは初回からではありませんが、代役で代わった時以外イクラを演じ続けており、サザエの次に長く続けている声優となっています。 |
【波野ノリスケ(なみのノリスケ))】
【初代声優「村越 伊知郎(むらこし いちろう)」】 | |
【生年月日】 | 【登場作品】 |
1930年12月~2007年5月 (享年76歳) | TVアニメシリーズ(1969年12月14日 - 1998年7月) |
【概要】 | |
サザエやカツオのいとこにあたる波野ノリスケの初代声優を務めたのが、「ドラえもんののび太のパパ」や村越伊知郎です。
村越は1969年から1998年まで30年近くノリスケを演じてきましたが、喉のがんにより声が出づらくなったために惜しまれつつ役を降りています。 |
【2代目声優「荒川 太朗(あらかわ たろう)」】 | |
【生年月日】 | 【登場作品】 |
1956年11月~2012年11月 (享年56歳) | TVアニメシリーズ(1998年7月 - 2000年6月) |
【概要】 | |
ノリスケの声優の二代目として1998年から2000年まで担当したのが、洋画の吹き替えを中心に声優として活躍した荒川 太朗です。 |
【3代目声優「松本 保典(まつもと やすのり)」】 | |
【生年月日】 | 【登場作品】 |
1960年2月~ | TVアニメシリーズ(2000年7月~) |
【概要】 | |
2000年よりノリスケの声を担当してきたのが、「ドラえもんののび太のパパ」役をはじめ多くのアニメの主要声優を務めている松本 保典です。
松本はノリスケの声を演じるにあたりかなりプレッシャーを感じていたようですが、「自分らしいノリスケ」をやると開き直っていたそうです。 |
【伊佐坂難物(いささか なんぶつ)】
【初代声優「峰 恵研(みね えけん)」】 | |
【生年月日】 | 【登場作品】 |
1935年2月~2002年2月 (享年66歳) | TVアニメシリーズ(1985年7月 - 2002年2月) |
【概要】 | |
伊佐坂家は番組初期に別の家族が登場していたそうですが、1985年より登場している伊佐坂先生(伊佐坂難物)の初代を担当していたのは、主に洋画の吹き替えや仮面ライダーの怪人の声で活躍していた峰 恵研です。
峰は1985年から2002年までの17年間、伊佐坂先生を演じています。 |
【2代目声優「岩田 安生(いわた やすお)」】 | |
【生年月日】 | 【登場作品】 |
1942年1月~2009年10月 (享年67歳) | TVアニメシリーズ(2002年4月 - 2009年9月) |
【概要】 | |
伊佐坂先生は、少しの間伊井篤史が演じた後、2009年までのら7年間を岩田安生が担当しています。
代わった経緯ははっきりとしていませんが、岩田はガンで亡くなる1ヶ月前まで声優を務めていたため、体調により代わったのだと思われます。 |
【3代目声優「中村 浩太郎(なかむら こうたろう)」】 | |
【生年月日】 | 【登場作品】 |
1963年5月~ | TVアニメシリーズ(2009年10月~) |
【概要】 | |
岩田の後から伊佐坂先生の役を演じているのが、主に吹き替えで活躍している中村 浩太郎です。
病気による変更であること以外あまりし知られていませんが、中村は初老の声の役を担当することが多いため、適任だったかもしれませんね。 |
【中島くん(なかじまくん)】
【初代声優「白川 澄子(しらかわ すみこ)」】 | |
【生年月日】 | 【登場作品】 |
1935年6月26日~2015年11月 | TVアニメシリーズ(1972年8月 - 2015年11月) |
【概要】 | |
カツオの同級生である中島君の声優は、「ドラえもんの出来杉」を務めていた白川澄子です。
放送開始近くから2015年までの長い間その役を担当していましたが、急な病気のためその役を退いています。 |
【2代目声優「落合 るみ(おちあい るみ)」】 | |
【生年月日】 | 【登場作品】 |
1973年3月~ | TVアニメシリーズ(2015年12月~) |
【概要】 | |
白川に代わって中島の声を担当することになったのが、アニメ声優、吹き替えなどで活躍している落合るみです。
落合は、明るく朗らかな雰囲気が評価されて中島役にオーディションにて決まっています。 |
【穴子(あなご)】
【初代声優「たてかべ 和也(たてかべ かずや)」】 | |
【生年月日】 | 【登場作品】 |
1934年7月25日~2015年6月 (享年80歳) | TVアニメシリーズ(1971年2月~?) |
【概要】 | |
マスオの同僚である穴子の初代声優を務めたのが、「ドラえもんのジャイアン」で有名なたてかべ和也です。
たてかべは番組初期から1980年あたりまで穴子の声を担当していたそうですが、どこで代わったのかははっきりしていません。 |
【2代目声優「若本 規夫(わかもと のりお)」】 | |
【生年月日】 | 【登場作品】 |
1945年10月~ | TVアニメシリーズ(?~) |
【概要】 | |
穴子の二代目を務めたのが、アニメの声だけでなく吹き替えやナレーションとしても活躍している若本 規夫です。
若本は、ディレクターの推薦で採用されましたが、穴子らしい声を演じるのはかなり苦労したそうです。 |
【三郎(さぶろう)】
【初代声優「二又 一成(ふたまた いっせい)」】 | |
【生年月日】 | 【登場作品】 |
1955年3月~ | TVアニメシリーズ(1985年7月~) |
【概要】 | |
三河屋さんとも呼ばれている「サブちゃん」こと三郎の声を担当しているのが、「めぞん一刻の五代裕作」 で有名な二又一成です。
三郎の登場は1985年とサザエさんの中では登場が少し遅めですが、それから代わることなく三郎を演じています。 |
【花沢さん(はなざわさん)】
【初代声優「秋元 千賀子(あきもと ちかこ)」】 | |
【生年月日】 | 【登場作品】 |
1949年12月~ | TVアニメシリーズ(1971年3月~?) |
【概要】 | |
かつおのクラスメイトである花沢さんの初代声優を務めたのが、アニメ声優や吹き替えに長くに渡り活躍してきた秋元 千賀子とされています。
しかし花沢さんは、代役などで時々変わっているらしく、はっきりとした交代時期が分かっていません。 |
【2代目声優「山本 圭子(やまもと けいこ)」】 | |
【生年月日】 | 【登場作品】 |
1943年8月~ | TVアニメシリーズ(?~) |
【概要】 | |
花沢さんの2代目声優を務めているのが、「ちびまる子ちゃんの山田」や「ゲゲゲの鬼太郎の砂かけ婆」の声で有名な山本 圭子です。
山本は2023年現在も花沢さんの声を務めていますが、80近い年齢のためか声に違和感を覚えている人も多いようです。 |
今回はサザエさんの主要キャラクターの歴代声優について紹介しました。
サザエさんは50年以上の歴史があり、その声優も時代により変わっています。
もし興味があったらこの記事を参考に、一度どんな声優がその役を務めていたのか、確認してみるのも面白いかもしれませんね。