新海誠の作品を見る順番!初心者におすすめの見方をご紹介!
「君の名は。」「天気の子」といった作品が劇場で大ヒットをした新海誠監督の作品ですが、「君の名は」以前の作品はよく分からないという方が多いのではないでしょうか。
今回は、これから新海誠監督の作品を見る方のために見る順番を紹介するので参考にしてみてください。
【新海誠作品シリーズを見る順番】
【新海誠作品の公開順】 | |||
【ジャンル】 | 【作品名】 | 【公開日】 | |
① | 恋愛 | ほしのこえ | 2002年2月2日 |
② | 恋愛 | 雲のむこう、約束の場所 | 2004年11月20日 |
③ | 恋愛 | 秒速5センチメートル | 2007年3月3日 |
④ | ファンタジー | 星を追う子ども | 2011年5月7日 |
⑤ | 恋愛 | 言の葉の庭 | 2013年5月31日 |
⑥ | 恋愛 | 君の名は。 | 2016年8月26日 |
⑦ | 恋愛 | 天気の子 | 2019年7月19日 |
⑧ | ファンタジー | すずめの戸締り | 2022年秋公開予定 |
●新海誠さんが制作したアニメ映画は、1作品完結ですので見たい作品から見れば良いです。
2016年に公開された「君の名は。」は日本国内の興行収入が250億円を超える大ヒットとなり、日本国内だけではなく海外でも大きな話題となった作品です。
「君の名は。」「天気の子」以外の作品は、重たい展開があったり難しい内容があるため(「君の名は。」も考察しがいのある作品ですが)、初心者の方は「思っていた作品と違う」と感じることがあります。
そのため、初心者の方がはじめに見て楽しめる「君の名は。」から新海誠監督の作品に触れることを個人的におすすめします。
●「君の名は。」の次に見ることをおすすめするのは、最初に発表された「ほしのこえ」です。
「ほしのこえ」は監督・脚本・演出・作画・美術・編集といった作業をほぼ新海誠監督がおこなった作品として有名です。
25分の短い作品ですが、新海誠監督らしさがつまった名作です。
●「ほしのこえ」以降は「雲のむこう、約束の場所」以降を発表順に見ることをおすすめします。
しかし、先ほども紹介したとおり難解な内容やバッドエンドのような後味が悪い作品が多いです。
そこが新海誠監督らしさですが、そういった作品を苦手にしている方も多いのではないでしょうか。
そういった方は過去作品を飛ばして「天気の子」を見ることをおすすめします。
●最後に見ることをおすすめするのが「天気の子」です。
「天気の子」には「君の名は。」のキャラクターが登場するシーンがあるため、「君の名は。」を見てから視聴するとより楽しめます。
【新海誠作品シリーズ 各視聴時間】
【新海誠シリーズ 各視聴時間】 | |
【作品名】 | 【視聴時間】 |
ほしのこえ | 25分 |
雲のむこう、約束の場所 | 1時間31分 |
秒速5センチメートル | 1時間3分 |
星を追う子供 | 1時間56分 |
言の葉の庭 | 46分 |
君の名は。 | 1時間47分 |
天気の子 | 1時間52分 |
【総視聴時間】 | 9時間20分 |
【新海誠作品を見るのにおすすめの配信サービス】
「新海誠シリーズ」を配信しているサービスは色々とありますが、それらの中でも特におすすめしたいサービス「FOD・U-NEXT・dアニメ」です!
なぜ、「FOD・U-NEXT・dアニメ」のサービスがおすすめなのか?以下にて説明致します。
【おすすめする理由】 | |
① | 上記配信サービスでは「お試しキャンペーン(初回登録の人限定)」を実施しており、そちらに登録することにより「新海誠シリーズ」が約1カ月間無料視聴することができる。 |
② | 上記配信サービスの「お試しキャンペーン」を交互に利用すると、約2カ月半「新海誠シリーズ」のアニメ視聴が堪能できる! ※(例)FODお試し期間2週間⇒U-NEXTお試し期間31日⇒dアニメお試し期間31日 |
③ | 「お試し期間中」なら「新海誠シリーズ」以外の作品も視聴できるので、あなたが見たかった「アニメ・洋画・邦画・声優番組など(※対象作品のみ)」もついでに視聴可能! |
【新海誠シリーズ 各作品詳細】
【ほしのこえ】
【公開日】 | 2002年2月2日公開 |
【舞台】 | 地球・太陽系・宇宙 |
【監督】 | 新海誠 |
【キャスト】 | 長峰美加子: 篠原美香 寺尾昇:新海誠 |
(あらすじ) 2046年中学3年生の長峰ミカコと寺尾ノボルはおたがいにほのかな恋心が芽生えていて同じ高校へ進学を目指していましたが、ミカコはロボットのパイロットとして宇宙へと旅立つことになりました。
ミカコと地球に残されたノボルはメールで連絡をとっていましたが、地球から遠ざかるにつれてメールの到着が数日・数週間とだんだんと遅れていきます。 時間のずれが二人の距離をより遠く引き離し、そしてミカコは大規模な戦闘に巻き込まれていく……。
(見どころ) 新海誠監督のデビュー作である「ほしのこえ」は新海誠監督がほぼひとりで手掛けた作品として有名です。 恋愛と時間、距離をテーマとしていてその後の新海誠監督作品の基礎となる作品といえます。
25分と短い作品ですが、内容はとても濃密で新海誠ワールドを堪能できます。 オリジナル版ではノボル役を新海誠自らが演じている点も見どころの一つです。 |
【雲のむこう、約束の場所】
【公開日】 | 2004年11月20日公開 |
【舞台】 | 日本(北海道と本州が別の勢力に引き離された世界) |
【監督】 | 新海誠 |
【キャスト】 | 藤沢浩紀:吉岡秀隆 沢渡佐由理:南里侑香 白川拓也:萩原聖人 |
(あらすじ) 日本がエゾ(北海道)と本州以南に分断された世界観の物語で、1996年が舞台です。 青森県に住む藤沢浩紀と白川拓也はエゾに建てられた巨大な塔までいつか自分たちの力で飛んでいこうと「ヴェラシーナ」と名付けた小型飛行機の組み立てを行います。
二人と沢渡佐由理は夏休みに一緒に飛ぼうと約束しますが、佐由理は何も言わずにいなくなってしまいます。 二人も飛行機づくりをやめてしまいおたがいが別々の道へ歩み始めます。
3年後、佐由理が原因不明の眠り病で眠り続けることを知った浩紀は、再びヴェラシーナで塔へ飛ぶことを眠り続ける佐由理に約束します。
(見どころ) 新海誠監督初の長編作品で、SFの要素が強い物語です。 一度見ただけでは理解しきれない点がたくさんあるため、考察好きの方にとてもおすすめな作品です。
新海誠監督作品のなかではまだまだ粗削りですが、複雑に練られつつも丁寧に描かれた物語が魅力的です。 |
【秒速5センチメートル】
【公開日】 | 2007年3月3日 |
【舞台】 | 日本 |
【監督】 | 新海誠 |
【キャスト】 | 遠野貴樹:水橋研二 篠原明里:近藤好美 澄田花苗:花村怜美 水野理紗:水野理紗 |
(あらすじ) 東京に住む遠野貴樹と篠原明里はともに体が弱い小学生で、図書館で本を読むことが好きという共通点があり自然と仲良くなります。 ずっと一緒にいられると思った二人ですが、小学校卒業とともに明里は栃木へと引っ越してしまいます。
2人は文通をして交流しますが、今度は貴樹が鹿児島へ引っ越すことに。 もう二度と会えないと焦った貴樹は明里に会いに行くがその日は大雪で電車が運行がストップしてしまう……。
(見どころ) 「秒速」の愛称で親しまれている「秒速5センチメートル」は新海誠監督の代表作のひとつです。 映像がとても美しく評価が高いですが、結末については大きく意見が分かれます。
「新海誠監督のなかでもっとも好きな作品」という声が多い一方、「結末で鬱になった」という声があります。 ある意味で新海誠監督らしさがあふれている作品をぜひ視聴して確認してください。 |
【星を追う子ども】
【公開日】 | 2011年5月7日 |
【舞台】 | 日本・地下世界「アガルタ」 |
【監督】 | 新海誠 |
【キャスト】 | 渡瀬明日菜:金元寿子 シュン・クァーナン・プラエセス:入野自由 シン・クァーナン・プラエセス:入野自由 森崎竜司:井上和彦 |
(あらすじ) 幼いころに父を亡くした渡瀬明日菜は母と二人暮らしをしています。 山奥にある防空壕を秘密基地にしている明日菜は、そこで父の形見の鉱石ラジオを聞いて過ごしています。
ある日見たこともない怪物に襲われた明日菜は地下世界「アガルタ」から来たシュンに救われて仲良くなります。 しかし、そのシュンが遺体となり発見されました。
シュンの死に実感がわかない明日菜は死後の世界に興味をもち、地下世界「アガルタ」へ向かう……。
(見どころ) 「星を追う子供」は新海誠監督作品のなかでは異色のもので、ファンタジー色が強い作品です。 また、テーマは恋愛ではなく生と死であるほか、ジブリ作品のような雰囲気がありそれまで以上にファン層が広がった作品です。
恋愛やSFだけではない新海誠監督作品を楽しみたい方におすすめです。 また、金元寿子さん、入野自由さん、井上和彦さんといった人気声優が多数起用されている点にも注目です。 |
【言の葉の庭】
【公開日】 | 2013年5月31日 |
【舞台】 | 日本(新宿) |
【監督】 | 新海誠 |
【キャスト】 | 秋月孝雄:入野自由 雪野百香里:花澤香菜 |
(あらすじ) 靴職人を目指す秋月孝雄は雨の降る朝は決まって学校をさぼり日本庭園の美しい公園で靴のスケッチをしていました。 ある日、いつもの庭園でスーツ姿でチョコレートを片手にビールを飲む雪野百香里と出会います。
タカオとユカリは雨の日に2人だけの時間を少しだけ共有していきます。 二人はおたがいのことを話してだんだん親密になっていきますが、ある日タカオはユカリに関する妙なうわさ話を聞きます……。
(見どころ) 「言の葉の庭」は新宿が舞台の甘く切ない恋愛の物語です。 SF・ファンタジー色が強かった新海誠監督作品でしたが、現在の物語を描く分岐点となった作品として有名です。
とても美しい映像と、クライマックスの盛り上がりがとてもすごい作品でとても印象に残ります。 46分と短い作品のため、気軽に楽しめる点が魅力のひとつです。 |
【君の名は。】
【公開日】 | 2016年8月26日 |
【舞台】 | 日本(東京・飛騨高山) |
【監督】 | 新海誠 |
【キャスト】 | 立花瀧:神木隆之介 宮水三葉:上白石萌音 宮水四葉:谷花音 勅使河原克彦:成田凌 名取早耶香:悠木碧 ユキちゃん先生:花澤香菜 |
(あらすじ) 東京の四谷で暮らしていた立花瀧と、岐阜県飛騨高山地方の糸守町に住む宮水三葉は、目覚めると入れ替わってしまいます。 最初は「奇妙な夢」と思っていたふたりですが、入れ替わりに気が付いてその日常に戸惑いながらも楽しみ交流していきます。
ある日突然入れ替わりが途絶えてしまい、瀧は曖昧な記憶を頼りに飛騨高山へと向かいます。そこで瀧は衝撃の事実を知ることになり……。
(見どころ) 新海誠監督作品で最大のヒット作である「君の名は。」は、映像美・SF要素・恋愛要素すべてが高いレベルで描かれている名作です。 とくに練りこまれた物語は、一度見ただけでは理解しきれず繰り返し見ることで新たな発見があります。
また、それまでの作品では恋が報われないことが多い新海誠作品ですが、「君の名は。」のラストはそれまでの作品とは大きく違います。 その点はぜひみなさんの目で確かめてください。
また、言の葉の庭のヒロインである雪野百香里がユキちゃん先生として登場する点もチェックしてください。 |
【天気の子】
参照元:https://twitter.com/
【公開日】 | 2019年7月19日 |
【舞台】 | 日本(東京) |
【監督】 | 新海誠 |
【キャスト】 | 森嶋帆高:醍醐虎汰朗 天野陽菜:森七菜 須賀圭介:小栗旬 須賀夏美:本田翼 天野凪:吉柳咲良 |
(あらすじ) 森嶋帆高は地元の島が息苦しく感じて家出をして東京へと向かいます。 フェリーで突然の大雨で甲板から転落しそうなところを須賀圭介に救われます。
東京へ出てきたものの家出高校生はバイトすることも難しく、フェリーで知り合った須賀圭介のところに住み込みバイトをはじめます。 バイトをはじめる前に東京を徘徊していた帆高は天野陽菜と知り合い、トラブルに巻き込まれつつ親密になります。
その年の東京は雨がずっと降り続く異常気象でしたが、陽菜は100%晴れにする晴れ女であることを帆高は教えてもらいます。 お金が必要な陽菜のため、帆高は晴れ女の能力を活用して仕事にすることを思いつきます。
その仕事を楽しんで行っていた帆高たちですがその力には代償があり、陽菜は人柱となり天へ飲み込まれてしまいます……。
(見どころ) 「天気の子」は「君の名は。」と同じくファンタジー色がある作品ですが、全体的にわかりやすい作品です。 もちろん映像がとてもきれいで、ストーリーがよくできていてとても評価が高いです。
「君の名は。」と同じ世界観の作品で、作中に「君の名は。」のキャラクターが登場することが「君の名は。」ファンにうれしい点です。 新海誠監督最新作の「天気の子」を、ぜひみなさんの目で確認して楽しんでください。 |
新海誠監督シリーズ作品の見る順番を紹介しました。今回おすすめした順番で見ることで、新海誠監督の魅力をより感じることができます。
また、新海誠監督の作品は何回も見返すことで新たな発見を楽しめます。すべての作品を見終わったら、気に入った作品を見返してより新海誠監督の世界を堪能しましょう。