「君の名は」の時系列を詳しく解説!ストーリーの時間軸をわかりやすくまとめてみた!

「君の名は」の時系列を詳しく解説!ストーリーの時間軸をわかりやすくまとめてみた!

 

新海誠監督の代表作である「君の名は。」は2016年に公開され、興行収入が250億円を超える大ヒット作品です。

「君の名は。」はSF的な要素があり、複数の時間軸を同時に描いている作品で1度見ただけではすべて理解するのは難しいです。

 

今回は、そんな「君の名は。」の時系列を中心に紹介します。

ネタバレがたくさんあるので、「君の名は。」のネタバレが嫌な方は作品を見てからチェックしてください。

 

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【君の名はの時系列】

 

時期出来事
2013年9月三葉が瀧と入れ替わる
2013年10月3日三葉が瀧に会いに行く(出会った瀧は中学生)
2013年10月4日ティアマト彗星が糸守町へ落ちる
2016年9月瀧が三葉と入れ替わる
2016年10月3日三葉のセッティングで瀧と奥寺先輩がデートする/三葉との入れ替わりが起きなくなる
2016年10月後半瀧が三葉を探しに糸守町へ向かう/カタワレ時に2人は再会して過去を改変する
2022年春おたがいの記憶を失っていたふたりは再会を果たしてそれぞれのことを思い出す

 

入れ替わりが発生する時点での時系列

 

「君の名は。」といえば「もしかして俺たち・私たち入れ替わってる⁉」のセリフで有名で、2人が入れ替わってしまうことが大きなテーマとなっている作品です。

 

はじめて作品を見ているときは、同じ時間軸で入れ替わってると感じた人がとても多いかと思いますが、作中で2人の時間軸がずれていることが判明します。

 

三葉が日常生活を送るのは2013年

 

ヒロインである三葉が生活を送っているのは2013年で、後述するティアマト彗星が地球に衝突するよりも前の時代です。

このときの三葉は高校2年生で、岐阜県飛騨地方の糸守町で学生生活を送っています。

 

主人公の瀧は入れ替わり時点では高校2年生のため、入れ替わり先の三葉が同じ歳だと思っていますが実は二人の年齢が違います。

 

瀧が日常生活を送るのは2016年

 

主人公の瀧が日常生活を送るのは2016年で、ティアマト彗星が地球に衝突してから3年経過した時間軸です。

この時の瀧は高校2年生で、東京で学生生活を送っています。

 

三葉が入れ替わったときは同じ高校2年生として、男子高校生活を堪能します。

 

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ティアマト彗星が地球に衝突するのは2013年

 

この作品の大きなキーポイントとなるティアマト彗星が地球に衝突するのは2013年のことです。

このティアマト彗星が地球に衝突する2013年は、三葉が生活を送っている時間軸と同年で入れ替わりがはじまってからおよそ1か月後のことになります。

 

このティアマト彗星が地球に衝突するのは三葉が生活をする糸守町で、このときに糸守町が壊滅して三葉は亡くなります。

 

二人がはじめて会ったのはティアマト彗星が地球に衝突する前の日

 

入れ替わりをしているときに、三葉は瀧が思いを寄せる奥寺先輩とのデートをセッティングします。

しかし、このときに瀧にほのかな恋心を寄せる三葉はいてもたってもいられずに瀧に会いに東京へ行きます。

 

東京へ行った三葉は瀧となかなか出会うことができません。

それは当然で三葉はセッティングしたデートの3年前の時間軸で行動しているためです。

 

そんな三葉は電車で瀧と会いますが、瀧は三葉のことを知りません。

なぜならば、まだ入れ替わる前の中学生の瀧であるからです。

 

しかし、このときに三葉は赤い組紐を渡すことができこれが大きな影響をあたえます。

 

入れ替わりが終わるとき

 

瀧は奥寺先輩とのデートの次の日から入れ替わりが終わってしまいます。

これは三葉が彗星の衝突に巻き込まれて亡くなったためです。

 

ちなみに瀧に対して三葉はデートの日に「デートが終わった頃に彗星が見えるね」と伝言を残しています。

当然瀧の時間軸では彗星なんて見えませんが、瀧は三葉と生きている時間軸が違うのではないかと思うようになります。

 

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瀧が向かった糸守町

 

瀧は三葉を探しに彗星と言う手掛かりから糸守町にたどり着きますが、もちろん三葉と会うことができません。

瀧がたどり着いた糸守町は彗星が衝突して壊滅をしたあとだからです。

 

彗星の被害から救うために

 

瀧はなんとか三葉や町の人を彗星の被害から救おうと考えます。

彗星が衝突する以前に入れ替われないか模索する瀧は、ご神体にたどり着き頭を打って気絶します。

 

このときに彗星衝突前の三葉と入れ替わり、カタワレ時にふたりは再会します。

その後おたがいのことを忘れないと誓いますが、瀧は三葉についての記憶を失ってしまいます。

三葉は瀧の思いを引き継ぎ町民を避難させることに成功、しかし三葉も瀧の記憶を失います。

 

君の名は

 

「君の名は。」のラストシーンは、瀧が社会人になったばかりのとき。

このときは2人はそれぞれのことを覚えていませんが、偶然再会をします。

 

そして、2人はそれぞれのことを思い出し「君の名は!」の名シーンにつながります。

 

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【君の名は時系列に関する考察】

 

最後の再会のときのふたりの年齢は?

 

「君の名は。」で最後に再会をしたときの年齢は、おそらく瀧は22歳か23歳と考えられます。

 

これは、瀧が四年制の大学を卒業して社会人1年目と仮定したときの年齢です。

また三葉は、瀧と3歳違いのため26歳であると考えられます。

 

ちなみに、ラストシーン近くで三葉の同級生のテッシー・サヤちんっぽい二人が結婚式について話しています。

二人の年齢が26歳と考えると、結婚するのにちょうどいい年齢だといえます。

 

三年のずれになかなか気づかなかった理由は?

 

時間軸がずれていることについて、二人はなかなか気付けませんでした。

三年もずれていれば、スマホの機種やカレンダー、新聞の日付といったさまざまなことから「おかしい」と気づくのでしょうが、これは一体なぜなのか?。

 

二人が気づかなかったのは、入れ替わりという大きな問題で頭がいっぱいになっていたため時間軸のズレに気づかなかった可能性があります。

 

そもそも、時間軸がずれていると思っていないため気にしていなかったのではないでしょうか。

 

言の葉の庭と君の名はの時系列

 

「君の名は。」には「言の葉の庭」のヒロインであるユキちゃん先生こと雪野先生が登場します。

雪野先生は糸守で高校教師をしていて、三葉のクラスの古典の授業を担当しています。

 

つまり、「言の葉の庭」は「君の名は。」よりも前の時間軸を描いた作品です……、とはすんなりいきません。

 

「言の葉の庭」ではユキちゃん先生は2013年9月下旬に東京から今治へ帰郷していると描かれています。

つまり、糸守で高校教師をしている描写は矛盾が生じます。

 

このことから、「言の葉の庭」と「君の名は。」は同じ世界観で描かれていますが、時系列が違うパラレルワールドではないかと想像できます。

 

もっとも、「君の名は。」にユキちゃん先生が登場するのは新海誠監督のファンサービス的な側面が強いのではないでしょうか。

ちなみに、「君の名は。」のキャラクターの一部は最新作の「天気の子」に登場するので、「天気の子」を見るときに注目してください。


 

「君の名は。」の時系列についての詳しい解説と考察について紹介しました。

 

「君の名は。」を見たという方は、時系列に注目してもう一度作品をチェックしてみてください。

そうすることで、新たな発見がありより作品を楽しめます。

 

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