薬屋のひとりごとの違いは?2つの漫画の差異やどちらがおすすめなのかご紹介
小説投稿サイト「小説家になろう」で原作 日向夏により2011年10月から連載が開始され、一躍人気作品となった薬屋のひとりごと。
架空の帝国にある後宮が舞台で、主人公の猫猫や壬氏など個性豊かなキャラクターが人気を呼び、その人気から、ノベライズやコミカライズ、ドラマCDが発売されました。
また、コミカライズは2種類発売しており、ビッグガンガンコミックスとサンデーGXコミックスの2誌で連載されています。
今回は、その2種類の違いを、詳しく解説していきたいと思います。
【薬屋のひとりごとの漫画は2種類ある】
©原作/日向夏 作画/ねこクラゲ キャラクター原案/しのとうこ / スクウェア・エニックス
©原作/日向夏 作画/倉田三ノ路 キャラクター原案/しのとうこ / 小学館
©日向夏/主婦の友インフォス
薬屋のひとりごと及び薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ 1巻より引用
薬屋のひとりごとは、日向夏によって「小説になろう」に投稿されました。
元は小説として、文章形態で書かれていましたが、2017年にビッグガンガンコミックス、サンデーGXコミックスより、それぞれ異なる漫画家によりコミカライズされました。
この2種類ですが、片方が本編で、片方がスピンオフと言ったものではなく、どちらも本編として連載されています。
どちらも本編ということなら、この2種類に違いはあるのでしょうか?
次で2種類の違いをご紹介していきます。
【薬屋のひとりごとの2種類の漫画の違い】
薬屋のひとりごとのコミカライズ版は異なる2つの出版社から発売されました。
それぞれ異なる漫画家によって描かれていますが、原作は同じため、大まかなストーリーは同じとなっています。
しかし、ストーリーが同じとはいえ、細かい部分を見ていくと、幾つかの違いがあります。
【作画の違い】
大きく異なっている点の1つが作画です。
ビッグガンガンコミックス版は漫画家ねこクラゲによって描かれており、サンデーGX版は漫画家の倉田三ノ路によって描かれました。
もちろん異なる漫画家がそれぞれ描いているので、違いは出るの当たり前なのですが、ビッグガンガン版はキャラクターの線に丸みがあり、全体的にデフォルメされ、可愛らしい印象の作画です。
それに対して、サンデーGX版はより、リアルな表情が、より細かく描かれており、原作に忠実な描かれ方をしています。
2つの作画を見比べると、ビッグガンガン版はより書き込みが繊細で、ビジュアル重視の印象を受け、対してサンデーGX版ではストーリーをより分かりやすくする為に、キャラクターの心情やコマ割りを重視している印象を受けます。
【ストーリーの違い】
小説として書かれている原作があるため、ビッグガンガン版、サンデーGX版の両方に大きな違いはありませんが、ビッグガンガン版はサンデーGX版に比べ、コミカルな要素が多いです。
元々の原作は後宮や登場人物の周りで起こる問題や事件を主人公、猫猫が解決するという推理系なのですが、ビッグガンガン版はその推理シーンのシリアスさと普段のコミカルさのメリハリの良いストーリーになっています。
対してサンデーGX版は多少砕けた表情のシーンはあるものの、全体的にシリアス要素が強い作品となっています。
【構成・演出の違い】
2つの作品に、大きな構成や演出の違いはありませんが、サンデーGX版はビッグガンガン版に比べ、説明の描写が追加されているため、ひとつの出来事のシーンが少し長くなっています。
また、背景描写もビッグガンガン版に比べると大きく割り当てられており、描写も細かいため、背景のみでの描写もあります。
なので、原作をすでに読んだという人には、内容がある程度理解していると思いますので、読みやすいでしょう。
しかし、解決のカギとなりそうなシーンをセリフで説明するのではなく、絵で表現する部分も多いので、原作未読の人には、少し分かりづらいシーンもあるかもしれません。
ビッグガンガン版は全体的な演出なのに対し、サンデーGX版は、登場人物それぞれの心情などにフォーカスした演出となっており、前述したように補足説明するようなセリフが追加されています。
そのため、原作を未読の人でも、補足部分が多いので、理解しやすい内容にはなっています。
【そもそもなぜ2種類あるのか?】
ビッグガンガン版が5月に連載開始し、その3ヶ月後の8月にサンデーGX版副題付きで連載が開始されました。
出版社、漫画家が違うので、2つの作品に違いがあるのは当然ですが、なぜ、異なる出版社から、同時期に同じ原作でコミカライズが発売されたかは、今のところ公式では発表されていません。
あくまでネット上での読者の憶測になるのですが、濃厚な説がいくつかあります。
【同時にコミカライズオファーを出した】
この説が一番多く、妥当だと思います。
原作の薬屋のひとりごとはコミカライズ前から人気があり、注目の作品でした。
そのため、同社がオファーを出した時期が同じであり、結果として1つの原作から2種類の作品ができた、ということです。
【その他の説】
他に、「先に発売していたビッグガンガン(スクウェア・エニックス)にサンデーGX(小学館)が許可を取った」という説や、「話題作りの為に意図的に2誌から連載された」という説などがあります。
ただ、最近では同じように異なる出版社で同時にコミカライズされているケースもあるため、対して珍しくは無いでしょう。
どちらにしても、憶測に過ぎないため、真相は謎のままです。
【どちらを読むのがいいの?】
どちらの作品も、原作同様、推理もののミステリーとなっているため、この手のジャンルが好きな方にはうってつけです。
ストーリーや構成の部分から考えると、原作を読んだことがある方にはビッグガンガン版を、読んだことがないという方にはサンデーGX版をお勧めします。
作画の部分から考えると、ビッグガンガン版は可愛らしくデフォルメされた作画のため、少女漫画に近いキャラクタービジュアルだと思います。
対して、サンデーGX版はシンプルでリアルな作画のため、男女問わず、受け入れやすい作画ではあると思います。
しかし、どちらも好みがあるので、見比べてみて、どちらが自分に合うのか検討してみるのも良いと思います。
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薬屋のひとりごとは、異なる出版社から2種類の作品が発売されていますが、どちらも、主人公、猫猫の魅力や、個性豊かな登場人物たちがとても魅力的に描かれています。
また、ストーリーもメリハリがあり、シリアスなシーンだけではなく、日常的なシーンもあるため、飽きずに読み進める事ができます。
今回、2作品の違いをご紹介しましたが、これを参考に、是非、自分好みの作品を見極めながら、両作品とも、読んでみてはいかがでしょうか。