王様ランキングの簡単なあらすじ!物語のキーポイントも併せてご紹介
漫画連載サービス「マンガハック」にて、2017年から連載され、確実に人気を得ている「王様ランキング」。
その人気から、単行本が発売され、10月からは、2クール連続でのアニメ化が決定しています。
そんな「王様ランキング」とは、一体どのような作品なのでしょうか。
今回はそんな「王様ランキング」の詳しいあらすじと、作品のキーポイントをご紹介します。
【王様ランキングの物語】
© 十日草輔・KADOKAWA刊
王様ランキング 1巻より引用
耳の聞こえない非力な王子が、カゲをはじめとする数々の出会いで、成長していくハートフルストーリーの王様ランキング。
心が暖かくなるボッジの成長と、その周りの人々を描いた、読み応え満載のストーリーと、ほっこりとする可愛い作画が特徴の王様ランキング。
その王様ランキングは、どんなお話なのでしょうか。
▼あらすじはこんな感じ▼
世界の国々の王は、国の豊かさや仕えている強者の数、そして王自身がどれだけ強いか等を総合的に評価し、ランキングを着けられていました。
このランキングを「王様ランキング」とランキングが上位な程、国力が高いものとされます。
王様ランキング7位のボッス王国の王には2人の王子がいました。
王が病に倒れた際、当然跡継ぎの話も出ており、「その2人のどちらが王になるのか」と国民は騒いでいました。
前妻との子供である「ボッジ」は、第1王子であるものの、耳が聞こえず、口をきくことが出来ません。
そして、剣もろくに振ることができないほど、力がありませんでした。
心優しい性格ではあったものの、それゆえの行動が少し理解し難く、国民や兵士からですら陰口を言われていました。
そのため、国民をはじめ、現在の王妃である「ヒリング」も、第2王子で、実子の「ダイダ」を次期国王にと考えていました。
そんなある日、ボッジは「カゲ」という異形の物に出会います。
カゲはボッジを身なりを見て、いい身分で金を持っていそうと思ったので、「金を出せ!」とナイフを突きつけ、脅迫しました。
ボッジは耳が聞こえず、うまく話す事ができない為、拙い言葉でカゲに「ううああうあう」と話します。
それを聞いカゲは何を言っているかわからず、こいつは口が利けないと判断します。
しかし、こちらが言っている意味はわかるようだったので、ボッジは口の動きで相手の話している言葉がわかると理解します。
そして話は戻り、再度金を出すように要求しますが、ボッジはまた同じように話します。
カゲはボッジが言った言葉がなぜかわかり、ボッジは「お金を持っていない」と言っているようでした。
ボッジはカゲが自分の言葉を理解しているとしり、カゲをすごいと称賛していました。
カゲは、お金がもっていないなら仕方ないので、今度は「貧乏人の俺が助かるから」と服を全部脱ぐように言い、ボッジを裸にします。
ボッジは、自分の拙い言葉をカゲが理解した嬉しさや、優しさから、喜んで差し出し、自身はパンツ一枚の状態になります。
そして、意気揚々とそのまま街を歩いて帰路に着き、それから毎日カゲに服を渡すのでした。
それから、カゲはボッジに興味を示すようになり、ある日ボッジにこっそりついていく事にしました。
すると、意気揚々とそのまま街をあるく裸のボッジを周りは笑ってバカにしていました。
そして、耳が聞こえない事をいいことに、子供を筆頭にボッジの悪口ばかり言います。
それでもボッジはいつも笑顔でいました。
こんな状況は城の中でも同じようで、現王妃にヒリンダや城に仕える従者もまた、ボッジを蔑んでいました。
どんなに陰口を言われ、馬鹿にされても笑顔でいるボッジを、カゲは当初馬鹿にしていました。
しかし、周りに味方がいない中、誰もいない部屋でボッジが涙し、母との約束である、”世界一立派な王になる”という目標のために、今まで我慢していたことを知ると、自分だけはどんな時もボッジの味方になろうと決めます。
数日後、王の死の間際、遺言が読まれますが、なんと次期国王にボッジが指名されました。
しかし、非力なボッジを王にするのは反対だと、王妃のヒリングは王の遺言書を破り、「ダイダを王にする」と言い放ちます。
結局採決の結果、第2王子のダイダが国王に決まり、国民の前で宣言されてしまいます。
そんな事実を知らず、自分が国王になると思い込んでいたボッジは、ひどくショックを受けてしまいます。
しかし、自分の目標を叶えるため、気持ちを入れ替えたボッジは、ヒリングの元へ行き、「旅に出る」と言います。
ヒリングは、耳も聞こえず、力もないボッジには何も出来ない、と反対します。
しかし、ボッジの意思は強く、何度も護衛をすり抜け、脱走を試みますが、結局失敗し、結果的にヒリングに助けてもらったことで、1度は懲りて諦めます。
城での立場を不憫に思ったヒリングは、2人の護衛と共にすることを条件に、ボッジに旅を許可します。
こうして、ボッジの旅が始まりました。
▼要約すると
耳が聞こえず、力はないが優しい王子「ボッジ」が王様になるために旅をする、成長ストーリーです。
王様ランキングには、主役ボッジの他に、数々のキャラクターが登場します。
次は、物語が進むにつれて、重要な存在になるキャラクターとキーポイントをご紹介します。
物語が進むにつれて、内容も複雑になっていくので、頭に入れて、読み進めるといいかもしれません。
【王様ランキングのキーポイント】
【ボッジ】
今作の主人公であり、両親共に巨人族で圧倒的強さを持ちながら、当の本人は、耳が聞こえず、言葉も話せずとかなりハンデを持って生まれます。
また、とある理由から、剣もまともに振れないほど力がありません。
とても優しい性格で、弱いものを助け、植物や動物に優しく、泥棒にわざと自分のものを盗ませるほど、他者思いの人物です。
しかし、それ故に、自分が損をしてしまうことも多く、国民や周りの兵士などから、冷たい目線でみられる事が多いです。
母親である「シーナ」は、ボッジが幼い頃に既に他界しており、ボッジは、亡き母との約束である、立派な王になることを夢見て、強くなろうと励みます。
【ボッジの力】
ボッジは、耳が聞こえず、言葉が話せないのに加え、単純な力もありません。
その代わり、目が人より良いようで、口の動きで言葉を理解する読唇術使えたり、相手の攻撃を見切る事ができるために、攻撃を交わす能力に長けています。
この目の良さを活かし、後のデスパーとの特訓で、この戦い方をより自分のものにします。
また、本来、巨人族であるため、大食漢であり、胃が丈夫です。
そのため、猛毒が効かなかったり、不味い料理でも、平気で食すことができます。
【デスパー】
冥府に住んでいる王であるデスハーの弟であり、後にボッジの師匠となる人です。
兄のデスハーに比べ、顔が整っており、そのことで兄に対抗心を燃やされています。
しかし、剣術は教えるのは上手いものの、本人はめっぽう弱く、喧嘩の際にはボコボコにされてしまいます。
また、お金に目がなく、ボッジに大金を要求したほか、死の間際に「まだ、貯金を使い切っていない!」と嘆くほど、お金が大好きな人物です。
しかし、ボッジを思いやり、剣術を教えたり、貧乏な女の子に「出世払いで」と勉強を教えるなど、心優しい人物でもあります。
ボッジが王国に戻り、戦わなければ行けなくなった際も、駆けつけ、ボッジにアドバイスを送っていました。
【デスハーとデスパー】
デスハーは王様ランキング2位の冥府の王であり、雷撃が得意で、高い戦闘能力があります。
弟のデスパーは、あまり戦いは強くないものの、人に教える才があり、ボッジをはじめ、へビンなどに剣術を教えています。
そして、2人には、オウケンという不死身の能力を持つ弟がおり、この兄弟の関係性も、この物語において読んでいく上で、重要なポイントとなるでしょう。
【カゲ】
影を彷彿するような、黒い水たまりのような形をしていて、それに目玉がついている人ならざる生物です。
ボッジの言葉が唯一わかる存在で、ボッジの初めての友達でもあります。
本人自体はひねくれもので、ボッジに会うまでは盗みばかり働いていました。
しかし、ボッジとの出会いにより、ボッジの器の大きさに感銘し、自分だけはボッジの味方でいる事を誓います。
それからは、なにかとボッジを気にかけ、ボッジを助ける為に、尽力していきます。
【影の一族】
カゲは暗殺集団「影の一族」の生き残りでもあります。
影の一族とは、暗殺を生業としていた一族で、闇の中では身を隠すことができます。
また、口の中に様々なものを収納することができた為、暗殺には持って来いの能力を持っていました。
そして、ボー王国のお抱えの暗殺集団だったのですが、なにものかの策略によって、影の一族が王暗殺の疑いをかけられ、一族を滅ぼされてしまいます。
ただ、この中でも生き残りがおり、その一人がこのカゲというわけです。
【ヒリング】
現在の王妃であり、第2王子ダイダの実母です。
プライドが高く、きつい性格のため、誤解されやすく、当初はボッジをはじめ、護衛のドルーシなどに良い印象を持たれませんでした。
ボッジは現在の王妃であるヒリングには、当初心を開きませんでしたが、ヒリングが植物や動物などへの治癒能力を持っていることを知ったボッジは、その力でたくさんの動植物を治すように頼みました。
ボッジと仲良くなりたかったヒリングは、ヘトヘトになりながらも、その願いを聞き入れ、2人の距離は縮まりました。
そして、一緒に過ごすうちに、ボッジにはとても懐かれるようになりました。
周りは、ボッジの能力の低さ故、王になることを反対しているのに対し、ヒリングは、非力なボッジには、王の激務は重荷になるという理由でボッジの王位継承を反対しており、ヒリングは周りとは違ってボッジを想いやっているようです。
その性格から、言動が強く、一見冷たく映る人物ですが、実は前妻の子であるボッジにもダイダと変わらぬ愛情を注いでおり、怪我をした際には必死で手当てをするなど、心優しい人物でもあります。
また、ダイダが体をボッスに乗っ取られた際は、ダイダの叫びに唯一気づき、救い出そうとボッスと戦う覚悟を決めるなど、母として芯の強い人物でもあります。
【ヒリングの能力】
元僧侶であり、回復魔法が得意としています。
その能力を活かし、怪我をしたボッジを治したり、戦いの際には、傷ついた兵を治すなど、今作に置いて、重要な人物であり、ヒリングがいたからこそ、戦えている、といっても過言ではありません。
また、この能力は、実子である、ダイダも引き継いでおり、使用することができます。
【鏡】
国王、ボッスから息子のダイダに送られた鏡で、その鏡がダイダへアドバイスを送る相手をしており、事あるごとに助言していました。
実はその鏡の正体は、「ミランジョ」という女性で、とある理由から、魂だけの存在となり、鏡の中にいました。
その中で、ダイダにアドバイスを送るふりをしながら、ダイダを巧妙に操っていました。
そして、ダイダの「父のように強くなりたい」という思いを利用し、自分の目的のため、ダイダの体を乗っ取り、器にすることで、ボッスを蘇らせます。
己の目的のために、ヒリングを暗殺しようと冥府から魔物を連れ込んだり、国を混乱させようと冥府から暗殺者や、凶暴な連中を連れ込むなど、今作においての黒幕とも言える存在の1人です。
【ボッス王とミランジョ】
今作においての元凶と言えるのが、この2人になるでしょう。
その昔、ボッスが王となる前、ボッスがホウマ国に来た際、2人は出会いました。
ミランジョの父親を、魔法の加減ができなかったボッスが倒してしまいました。
しかし、傷ついたボッスをミランジョの母親が治したことで、ボッスはホウマにとどまり、ミランジョの成長を見守りました。
神々との戦いの際、ホウマは隣国のギャクザと協力することになりましたが、ギャクザの裏切りに遭い、ミランジョの母は殺され、ミランジョも拷問を受け、ひどい状態でした。
戦いから帰ったボッスは怒り、ミランジョを救い出しました。
それから2人はお互いを思いやり、旅をしながら過ごしていました。
そして、ボッスにとってミランジョは、大切な人となり、ミランジョもボッスとまた共にいたいと思い、野望のために動きます。
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物語序盤で、非力で、頼りがいのなかった主人公、ボッジが、カゲと出会い、旅に出ることで、段々と自信を持ち、強くなっていく姿を、読みながら、しっかりと感じることができます。
また、耳が聞こえないからこその考えや、ボッジの感情が鮮明に描かれているので、感情移入しやすく、感動間違いなしです。
登場人物も個性豊かで、人間味のあるキャラクターばかりなので、悪いところがあっても、結局憎めないほど、魅力的なキャラクターばかりです。
年齢性別問わず、楽しめるストーリーの作品だと思うので、是非アニメが始まる前に、この記事を参考に漫画も読んでみてはどうでしょうか。