ライナーの最後【進撃の巨人】!
【ライナー・ブラウン】は、エレンと同じ時期に訓練兵団に入隊した同期隊員。
しかしその正体は、マーレから派遣された工作員でした。
強大な力を持つ始祖の巨人を手に入れることを任務としており、自身も知性巨人の1つである鎧の巨人を所持。
物語の始まりとなる、シガンシナ区壁破壊の一因をになっています。
今回は、そんなライナーの最後について紹介します。
また後半においてのライナーの精神的成長や、ライナーが最後に目指した世界についても考えていくので、参考にしてください。
※この記事以下本文では「進撃の巨人」のネタバレが含まれています。
【ライナーについて】
【ライナー・ブラウン】 | |
©諫山創・講談社 | |
【出身】 | |
マーレ国・レべリオ収容区 | |
【誕生日】 | 【身長/体重】 |
8月1日 | 185㎝/95㎏ |
【所属】 | |
マーレ戦士隊、調査兵団 | |
【原作初登場】 | 【アニメ初登場】 |
1巻 | 2話 |
ライナーはマーレのエルディア人収容所・レベリオ区出身です。
そしてマーレ人の父親とエルディア人の母親の間に生まれ、マーレ人となり両親と共に暮らすためにマーレ戦士隊へと入隊。
懸命な努力で、鎧の巨人を受け継ぐことが出来ました。
しかし父親に自身の人格を否定され、さらには自分を庇って仲間マルセルが食べられたことなどの、幾つもの要素で二重人格とも取れる不安定な精神に…。
エルディア島の壁内に潜入後は、エレンたちと共に兵士としての役割を演じていると、ライナーは自分がエレンたちの仲間か敵かも分からなくなってしまう時すらあります。
その後、エレンたちとの戦いに敗れてマーレに帰国。
そこで汚名を返上して、他国との戦いで戦果を挙げて、戦士隊副隊長へと出世しました。
けれどもライナーは、己のこれまでの行動を常に悔い続けてながら、エレンたちエルディア島の勢力と戦い続けていくことになっていきます。
【エルディア人とは?】
エルディア人は、元はマーレ国の中の1部族の民。
1度はマーレ国を巨人の力で滅ぼして世界の大半を征服したことで、マーレ国を中心に世界とは多くの確執があります。
また始祖ユミルが巨人化してからは、その子孫が大半を占めており、そこからユミルの民とも呼ばれています。
そしてエルディア人は、ユミルの血統が原因で特殊な注射などの作用で巨人へと変化します。
そのためエルディア人は、その存在の不気味さと、過去に世界で幾つもの虐殺を起こした歴史(間違いとも言われている)によって、世界から「悪魔の子」として差別されています。
【ライナーの活躍】
©諫山創・講談社
進撃の巨人 11巻より引用
ライナーは後半を除き、マーレの戦士としての活躍が多いです。
まず、鎧の巨人となりシガンシナ区の内門を破壊。
無知性巨人たちを、壁内1番外側の区域・ウォール・マリアに引き入れています。
その後は、開拓地の生活を経て訓練兵団に入隊。
トロスト区の壁も破壊して、目的である始祖の巨人の手がかりを見つけ出そうとしました。
その後、エレンの巨人化の力を知ると、アニやベルトルトと共に、エレンを狙いはじめます。
そして2度エレンを狙うも失敗して、シガンシナ区の決戦では、一時は捕縛されて死の危機に…。
けれども運良く救い出されて帰国後は、マーレ国と他国との戦いにおいて大きな戦果を上げます。
そしてシガンシナ区の決戦から4年後。
エレンが謎の目的で、重要人物たちが集まったレベリオ区の集会を襲撃。
ライナーは、そこで精神不安定さを見せながらも、最後には顎の巨人をエレンの操る進撃の巨人から救います。
その後は、マーレの軍隊に対して、壁内への奇襲作戦を提案。
謎の目的を持つエレンの行動を阻止するため、再びシガンシナ区において直接対決に挑んだのでした。
【ライナーとエレンの関係】
ライナーは、任務のために壁を破壊したことでの多くの人々を殺すきっかけとなり、エレンの母親の仇とも言える人物でした。
そのため、ライナーの正体が分かると、エレンはその復讐を誓い、ライナーとの戦いを繰り広げます。
しかし成長した後は、エレンはライナーの行動に理解を示します。
けれども逆にエレンは、今度は自身の目的のためにマーレの街レベリオを襲撃したのでした。
つまり、どちらも己の目的のために人々を殺すことになったこと。
さらに各々の行動について、悩み続けていたことから、何度も戦ったライバルであると同時に、どこか似た生き方を持つ関係だったと言えるでしょう。
【ライナーの最後の戦い】
©諫山創・講談社
進撃の巨人 31巻より引用
ライナーは、シガンシナ区でのエレンとの戦いにおいて勝負がつきませんでした。
しかし最後にエレンはジークとの接触をはたして、「地ならし」を発動させることに成功します。
しかもエレンは、始祖ユミルを味方につけたことで王家の力を手に入れます。
そして、島の外の全ての人々を滅ぼすと告げて進みはじめたのです。
またエレンが壁の中の巨人を解放する際、硬質化を解く命令をしたため、ライナーは鎧の巨人の硬質化が解除されてしまいます。
そのためライナーは、大きなダメージを受けてしばらく眠りに…。
次にライナーが起きたときは、ミカサやアルミンたちがピークやアニなどのマーレの一部と手を組んでいたのでした。
なので必然的に、ライナーもその仲間に加わることになります。
そしてライナーたちはエレンに追いつくために、アズマビトの飛行艇を手に入れようと試みます。
途中、イェーガー派の壁内の兵士たちと戦うとこになり、ライナーは巨人で戦うも満身創痍に…。
けれどもなんとか飛行艇を手に入れ、出発することができました。
その後は飛行艇の整備のため、一度マーレの海岸都市オディハに向かいます。
そこでアニやファルコたちと別れたライナーは、ミカサやアルミンたちと共に、エレンが次に向かうと思われた飛行船の研究基地スラトア要塞へ…。
エレンとの最後の決戦に挑みます。
戦いにおいてライナーは、エレンもしくは始祖ユミルが生み出した、過去の知性巨人たちと戦いますが、多くの巨人たちの猛攻に力尽きかけます。
けれどもそこに、鳥の巨人となったファルコが現れ一時離脱。
再び大勢を立て直したライナーたちは、再びエレンに戦いになります。
ライナーはその途中、生み出された戦鎚の巨人たちに単身立ち向かい敵の足止めを請け負いました。
しかし体中に、戦鎚の巨人が生み出した武器を突き立てられて危機に陥ります。
そこに突然、ベルトルトやマルセル、ガリアードなどの仲間だった巨人がこちらに加勢をしはじめました。
その機に、リヴァイがジークを打ち取り、ジャンが始祖の巨人の首を爆破。
ライナーは、首から出てきた光る脊椎生物の動きを封じて、始祖の巨人を自分ごと爆破させます。
(鎧の巨人の耐久力でライナーは無事)
しかし爆発に巻き込まれながら、エレンや光る脊椎生物は生きていました。
さらに脊椎生物は、その場にいたジャンやコニーたちエルディア人を巨人に変えて襲い掛かってきます。
ライナーは、アニやピークと共に新たな巨人たちや脊椎生物を足止めするために戦いました。
けれどもライナーは、ジャンやコニーだけでなく、母親まで巨人になって襲い掛かってくる事態に苦しみます。
さらに多くの巨人たちに襲われて、殺される寸前になりました。
しかしその時、エレンの元へ向かったミカサが、エレンを殺すことに成功しました。
同時に巨人が全ていなくなります。
そうしてエレンが死んだことが発端となり、ライナーの最後の戦いが終わったのです。
【巨人の消えた理由】
巨人が消えた理由は、ミカサがエレンを殺したことでした。
詳しくは述べられていませんが、ミカサが愛するエレンを殺したことで、始祖ユミルを初代フリッツ王からの呪縛から解き放ちます。
実は全ての巨人は、座標と呼ばれる時間に縛られない場所で始祖ユミルに作られていました。
なので始祖ユミルが消滅したことで、恐らく全ての時間軸の巨人が消えたのだと思われます。
ただ巨人化の原因と思われる光る脊椎生物については、最後まで不明です。
宿主だったエレンの死と共に消滅したとも、エレンの首が埋葬された木の中に生存して、新たな宿主を探している可能性も考えられています。
【戦いの後のライナー】
©諫山創・講談社
進撃の巨人 34巻より引用
最後の戦いが終わると、ライナーは巨人化の力が消え去り、ただの人間に戻ります。
そこでライナーは、エレンが自分たちのために孤独に戦っていたエレンの記憶が再生されて涙を流します。
また人間に戻った母親と再会して、自身が鎧の巨人と言う選ばれた存在でなくなったと告白。
しかし母親は、「良かった」と言ってライナーに重荷を背負わせたことを謝ってきます。
ライナーは、これまで母親のために頑張ってきました。
そのため、予想外の母親の言葉に、戸惑いと共に何かから解放されたようでした。
その後ライナーは、アルミンやジャンたちと共に、壁内と世界との和平交渉を行うためにパラディ島に向かいます。
途中ライナーは、壁内の女王ヒストリアの手紙を見るだけでなく、匂いを嗅ぐ行為を…。
そのライナーを非難するジャンに対して、ライナーは憎まれ口を返します。
けれども、次に話すアルミンの言葉には真面目な顔をします。
そうしてライナーは、世界を平和にするため仲間たちと進んでいったのでした。
【ライナーの求めた最後とは?】
ライナーは、母親や父親に愛情をもらえなかったため、周りから認められたくて行動していました。
けれどもマーレの指令であった壁破壊の使命が、実はただの人殺しだと気付き、その後は長い間罪の意識に悩まされてしまいました。
しかし懸命に生きながら、自分の罪と向き合っていったライナー。
エレンとの戦いで、周りのために戦うことで生きる意味を見出します。
さらに、母親からの謝罪で重荷から解放され、ようやく前を向けるようになったのでしょう。
そして物語の最後で、ようやく自分を取り戻したライナー。
恐らくこれからは、アルミンたちと共に今まで殺してしまった人々への罪を背負いながら、世界を平和にするために行動していくのだと思います。
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今回はライナーの最後を、ライナーの精神的な成長にも触れながら紹介しました。
ライナーは最後まで、自身の罪について悩んでいました。
でもそれは、きっとライナーが優しい人物だったからだと思います。
終盤のライナーの行動は、そんな罪に悩まされるライナーの成長が描かれていきます。
この記事が、そんなライナーがたどり着いた最後について知る手助けになれば幸いです。