飛信隊(ひしんたい)のメンバー一覧【キングダム】

【①　李信（りしん）】

©原泰久・集英社
キングダム 35巻より引用

物語の主人公で、飛信隊の隊長。

元は奴隷に近い身分でしたが、大将軍になる夢を見て兵士を志願して、破格の勢いで出世しています。

持前はその卓越した身体能力ですが、特筆すべきは追いつめられた時の底力。

それにより、本来格上であるはずの多くの強敵をも打ち破ってきました。

ほとんどの戦場で指揮官クラスを討伐した活躍を見せて、鄴（ぎょう）攻略の戦いの後にはついに将軍まで昇格。

李信の夢である「天下の大将軍」になる為、さらなる高みを目指しています。

【②　羌瘣（きょうかい）】

©原泰久・集英社
キングダム 34巻より引用

飛信隊の副官であると同時に、自身も五千人将である女武将。

伝説の暗殺者「蚩尤（しゆう）」の一員で、特殊な呼吸法を用いた戦闘術は李信を上回るともされています。

またその存在は、大将軍の素質があるとされており、軍略に対しても一時期は飛信隊の軍師の立場であったほどの天性の才能を持ちます。

「李信（りしん）」に対して命を懸けるほどの想いを持っており、2人の関係性がどうなるのか興味深いところ…。

【③　河了貂（かりょうてん）】

©原泰久・集英社
キングダム 23巻より引用

飛信隊の若い女軍師。

山民族である梟鳴（きゅうめい）族の生き残りで、族物語初期の「成蟜（せいきょう）」の乱で知り合い、「李信（りしん）」の夢を手助けするために軍師の勉強をして、飛信隊に入隊しています。

入隊後は、時には危険な場面にも会いながら、飛信隊の危機をとっさの機転や思いもがけない軍略で打破する有能軍師。

また李信に対してほのかな恋心があるようですが、李信からは妹分としか思われていない様子…。

【④　渕（えん）】

©原泰久・集英社
キングダム 42巻より引用

飛信隊古参の副官。

現在は、副官であると共に千人将まで出世しています。

本来は、「壁（へき）」によって派遣された連絡係で、武力や知力に目立つところはありませんでしたが、高い責任感を持ち周りからの信頼が厚い人物です。

【⑤　楚水（そすい）】

©原泰久・集英社
キングダム 19巻より引用

飛信隊の副官。

千人将となっている知力にも優れた武将で、知略型の上官が少ない中、飛信隊のまとめ役となっている重要人物です。

元「郭備（かくび）」千人将の部隊の副将で、郭備が暗殺されて以降、その配下の部隊と共に飛信隊に入隊しています。

ただし、配下の部隊は武闘派集団で、あまり指揮が得意な将はいない様子…。

【⑥　岳雷（がくらい）】

©原泰久・集英社
キングダム 33巻より引用

元「麃公（ひょうこう）」兵の千人将。

合従軍の後に、一部の元麃公兵たちと共に、飛信隊へと移籍しています。

あまり口数は多くありませんが、実直な雰囲気の漂う貫禄がある人物。

乱戦特化型部隊「飛麃（ひひょう）」を率いており、李信が将軍になった後には、それが別れた黒飛麃部隊のリーダーとして千人将に就任しています。

【⑦　我呂（がろ）】

©原泰久・集英社
キングダム 42巻より引用

元「麃公（ひょうこう）」兵であった人物。

合従軍の戦いの後、一部の麃公兵と共に飛信隊に入隊しています。

思ったことをはっきりと口にしてしまいますが、間違っていると素直に謝る男らしい性格。

李信が将軍になると、麃公兵が母体となった乱戦特化型部隊の一つ「赤飛麃（せきひひょう）」のリーダーとして千人将へと出世しています。

【⑧　那貴（なき）】

©原泰久・集英社
キングダム 45巻より引用

黒羊の戦いで、桓騎軍から移籍してきた千人将。

本来は一時的な移籍のはずでしたが、飛信隊を気に入り「桓騎（かんき）」の元を離れて入隊します。

桓騎の側近で元野盗だったようですが、どこか紳士的で理知的な美男子。

戦いでも重要な局面で、敵の退路を断つなど非常に有能なメンバーです。

【⑨　崇原（すうげん）】

©原泰久・集英社
キングダム 45巻より引用

歩兵隊のリーダーである千人将。

卓越した剣術が特徴で、常人離れした素早い動きで敵を葬ります。

左目を馬陽(ばよう)の戦いで失い、眼帯をしています。

理知的な人物で、歩兵が中心である飛信隊の中でも重要なメンバー。

【⑩　田有（でんゆう）】

©原泰久・集英社
キングダム 59巻より引用

飛信隊の初期メンバーの1人で、現在は千人将。

巨漢の男性で、そのパワーや耐久力は飛信隊の中でも上位。

直接的な武功こそ少ないですが、その力で仲間を助けたり、追い詰められた状況での突破口を開いたりしており、飛信隊になくてはならない人物です。

ちなみに本職は大工で、李信の屋敷作るのを請け負っています。

【⑪　沛浪（はいろう）】

©原泰久・集英社
キングダム 14巻より引用

飛信隊最古参メンバーの1人。

李信の初陣である蛇甘平原の戦いから、共に戦った戦友。

飛信隊結成時には伍長になり、戦いでも多くの前線で活躍していました。

大きな戦果こそ上げていませんが、現在は五百人将になり歩兵隊の副隊長に就任しています。

【⑫　田永（でんえい）】

©原泰久・集英社
キングダム 55巻より引用

飛信隊初期メンバーの1人。

結成時に伍長となり、現在は五百人将へと出世しています。

少し喧嘩っ早い人物で「河了貂（かりょうてん）」の入隊時には周りが引くほど脅していました。

ちなみに「沛浪（はいろう）」と外見がよく似ていますが、こちらは髭がないのが特徴。

【⑬　竜川（りゅうせん）】

©原泰久・集英社
キングダム 12巻より引用

飛信隊初期メンバーの1人で、そのパワーは巨漢「田有（でんゆう）」の3倍とも自負する超大柄な人物。

その突破力は凄まじく、戦いの要所で活躍しています。

その活躍から現在は五百人将となり、歩兵隊の中でも中心となっています。

また腕相撲トーナメントで優勝していましたが、飛び入りした李信に油断から敗れています。

【⑭　澤圭（たくけい）】

©原泰久・集英社
キングダム 5巻より引用

李信の初戦となった戦いでの伍長。

頼りない雰囲気を持つ男性ですが、絶対部下を死なせないという実は有能である人物です。

物語後半では大きな活躍は見られていませんが、現在は二百人将へと出世しています。

【⑮　尾平（びへい）】

©原泰久・集英社
キングダム 44巻より引用

飛信隊最古参メンバーの1人。

李信とは同郷で、李信とは初陣からの戦友です。

出っ歯が特徴のお調子者ですが、工夫と運で現在まで生き残っています。

役職こそようやく百人将になっただけですが、李信の変化にもよく気づき、飛信隊メンバーの中でも特に登場回数が多いキャラクター。

また、控えめで可愛いと周りからの評判の「東美（とうび）」という婚約者がいます。

【⑯　石（せき）】

©原泰久・集英社
キングダム 20巻より引用

飛信隊の初期メンバーの1人。

「青石族（せいせきぞく）」という山民族の族長で、聴覚が優れた一族のメンバーを率いて、飛信隊の偵察部隊リーダーの役目を担っています。

山の民らしい独特な外見をしていますが、山の民のような被り物はしていません。

また鄴（ぎょう）攻略戦には参加しておらず、理由は結婚式を挙げていたからだそうです。

【⑰　松左（しょうさ）】

©原泰久・集英社
キングダム 55巻より引用

歩兵隊の副リーダーだった人物。

落ち着いた雰囲気を持つ男性で、槍を用いた高い戦闘力だけでなく、精神的にも飛信隊の要でした。

しかし朱海平原の戦いで、窮地の仲間を救うために奔走を続けた際致命傷を負い、最後は皆んなに見守られる中、李信の腕の中で死亡。

【⑱　去亥（きょがい）】

©原泰久・集英社
キングダム 57巻より引用

飛信隊の初期メンバー。

少し柄の悪い雰囲気に、生まれつきである右目の菱形の痣が特徴で、伍長になった後も着実に出世していました。

朱海平原の戦いでは、騎馬隊を率いて「李牧（りぼく）」討伐を狙う途中、突如現れた「龐煖（ほうけん）」によって打ち取られてしまいました。

【⑲　羌礼（きょうれい）】

©原泰久・集英社
キングダム 61巻より引用

「羌瘣（きょうかい）」と同じ里の妹分。

鄴（ぎょう）の戦いの後に飛信隊に入隊しています。

蚩尤の村に古くから伝わる選抜者の殺し合いに勝ち抜いた、現・蚩尤（しゆう）。

その中で、幼馴染の「識（しき）」を殺してしまったことで精神に異常をきたしますが、識が自分に遺した「生きて」との想いを思い出して正常に戻ります。

その後は、飛信隊の重要戦力として活躍中。

【⑳　蒼仁（そうじん）】

©原泰久・集英社
キングダム 46巻より引用

飛信隊弓部隊の隊員。

秦国で唯一の中華十弓に数えられる「蒼源（そうげん）」の息子で、通常の10倍の距離の的すら当たり前のように命中させることができる弓の達人です。

普段は狩人として過ごしていたため、人を撃つことに恐れを抱きますが、それを乗り越えて的確な射的で飛信隊を援護しています。

【㉑　蒼淡（そうたん）】

©原泰久・集英社
キングダム 57巻より引用

「蒼仁（そうじん）」の弟で、飛信隊の弓矢部隊の一員。

兄と同等の射撃の腕を持ち、身体は兄よりもかなり大きいですが、気が弱くて戦闘では人を狙えませんでした。

しかし朱海平原での戦いで、兄のピンチに覚醒。

人の頭を吹き飛ばすほどの凄まじい威力の射撃を行い、なんと趙の将軍「金毛（きんもう）」を討ち取る戦果を上げます。

【㉒　尾到（びとう）】

©原泰久・集英社
キングダム 14巻より引用

李信の同郷である尾兄弟の弟。

兄の「尾平（びへい）」と共に伍長として、飛信隊の初期メンバーとして活躍していました。

しかし馬陽(ばよう)の戦いで矢傷を負いながらも李信を連れて退却して、最後は李信に大将軍になるように想いを残して死亡。

また、「友里（ゆうり）」という姉貴肌の婚約者がいます。

【㉓　中鉄（ちゅうてつ）】

©原泰久・集英社
キングダム 5巻より引用

飛信隊の初期メンバーの1人。

富村の殺し屋との異名を持つ、悪人顔の大男。

さらに無口なため誤解されやすいですが、戦いでは前面で活躍して頼りになる人物です。

あまり物語では表に出ませんが、現在では歩兵隊の百人将へと出世しています。

ちなみに飛信隊の腕相撲トーナメントでは、「田有（でんゆう）」に後一歩及びませんでした。

【㉔　竜有（りゅうゆう）】

©原泰久・集英社
キングダム 59巻より引用

飛信隊初期メンバー。

ほとんど描かれることがなく、あまり特徴のないと自身で認めている人物でしたが、実は料理が得意。

鄴攻略後に、斉からの食材が届いたときには、目を輝かせて珍しい食材での料理に奮闘していました。

【㉕　昂（こう）】

©原泰久・集英社
キングダム 62巻より引用

飛信隊の初期から所属する青年歩兵。

少年のような若々しい見た目ですが、他の仲間たちと共に多くの死線をくぐり抜けている隠れた猛者です。

「羌礼（きょうれい）」に命を助けられてから、少し礼のことが気になっている様子。

【㉖　干斗（かんと）】

©原泰久・集英社
キングダム 55巻より引用

飛信隊の追加募集の試験を乗り越えた新人歩兵。

横や背側を刈り上げた髪型が特徴の青年です。

負けん気の強い性格を持っていますが、新兵時はまだ上手く動けず、何度も危機に陥っています。

けれども朱海平原の戦いで、「松左（しょうさ）」から槍を受け継ぎ、その後は大きく成長。

影丘の戦いで険しい崖を見事によじ登り、敵部隊の攻略に大きな働きをしています。

【㉗　魯延（ろえん）】

©原泰久・集英社
キングダム 12巻より引用

飛信隊に初期から所属していた老兵。

年の功とも言える知恵を持っており、さまざまな場面で起死回生の秘策を思いつき、飛信隊の大事な役目を担っていました。

しかし年のため、山陽の巡る戦いの後に引退しています。

ちなみに息子が飛信隊の選抜試験を受けますが、年齢からくる体力不足で不合格。

【㉘　義孝（ぎこう）】

©原泰久・集英社
キングダム 61巻より引用

友軍の情報や戦場の噂を飛信隊本部に伝える役目を持つ青年。

「羌瘣（きょうかい）」が周りの戦場に出没しているとの情報（実は羌礼）を、李信たちの元へ届けてくれています。