魏(ぎ)の将軍一覧【キングダム】！副官についてもご紹介

【①　呉鳳明（ごほうめい）】

©原泰久・集英社
キングダム 60巻より引用

魏の若き筆頭大将軍。

改良を加えた兵器を用いた戦いが得意で、城や砦攻めで大きな戦果を挙げています。

現在は、魏の代表的な将軍につけられる魏火龍も受け継ぎ、その才能は未だ進化を遂げています。

父親は、魏火龍七師の1人である「呉慶（ごけい）」。

合従軍での戦いや著雍（ちょよう）争奪戦の戦いでは、秦国に立ちはだかるも、逆に什虎（じゅうこ）城攻めでの戦いでは同盟相手として共に戦っています。

【②　呉慶（ごけい）】

©原泰久・集英社
キングダム 7巻より引用

魏火龍七師の1人。

「呉鳳明（ごほうめい）」の父親で、顔に入れ墨を入れた特徴的な顔をしています。

また趙に滅ぼされた元王族の生き残りであり、その憎しみから奪った城では虐殺を引き起こしています。

主に知略が得意な将軍で、その才能は戦国四君（せんごくしくん）の1人であった「信陵君（しんりょうくん）」という大物に見込まれたほどでした。

しかし、秦の「麃公（ひょうこう）」将軍に軍内に攻め込まれた際、「侵略者に引かない」との信念から一騎打ちに挑み、最後は打ち取られてしまいました。

【③　凱孟（がいもう）】

©原泰久・集英社
キングダム 36巻より引用

魏火龍七師の1人。

巨大な身体を持ち、100以上の武将を討ち取ったとされる剛将軍。

魏火龍同士の争いで、先代の王の怒りを買い14年間牢屋に入れられていました。

何人もの敵を一刀両断する怪力を持ちますが、戦い方は単純で後先を考えない行動が目立ちます。

戦いでは、信と激しい一騎打ちをしますが、最後は信との再戦を約束して去っていきました。

【④　霊凰（れいおう）】

©原泰久・集英社
キングダム 35巻より引用

魏火龍七師の1人。

中性的な外見を持つ軍略型の将軍で、「呉鳳明（ごほうめい）」の師匠でもある人物です。

「凱孟（がいもう）」と同じく魏火龍同士の争いで投獄されていましたが、14年ぶりに表舞台に復帰。

魏国一と言われている大軍師で、冷酷無慈悲な戦略家と言われています。

著雍（ちょよう）争奪戦の戦いで、本陣を取られても逆転の作戦を遂行しようとしますが、その途中に信の急襲を受けて死亡。

【⑤　紫伯（しはく）】

©原泰久・集英社
キングダム 36巻より引用

本名は「紫詠（しえい）」との名の、魏火龍七師の1人。

魏国最強の槍使いとされており、中華に名を轟かせていた人物です。

しかし結婚を約束していた義理の妹「紫季歌（しきか）」が、同じ魏火龍七師の「太呂慈（たいろじ）」に殺されたことで争いになり、太呂慈と「馬統（ばとう）」、「晶仙（しょうせん）」の3人の魏火龍を殺害してしまいます。

その後、14年投獄されますが、解放されて著雍（ちょよう）争奪戦の戦いに参加。

実践で鍛え上げられた、凄まじい槍さばきで活躍しますが、最後は「王賁（おうほん）」に自分の身を守らない戦い方の隙を突かれて死亡します。

【⑥　太呂慈（たいろじ）】

©原泰久・集英社
キングダム 36巻より引用

魏火龍七師の1人。

妻殺しで有名な人物で、不貞をしたと判断した妻を20人近く切り殺していました。

そして「紫伯（しはく）」の義理の妹「紫季歌（しきか）」も、自分を愛さないと告げられただけで切り殺してしまい、そのことが魏火龍同士の抗争に発展。

最後は紫伯によって殺害されています。

【⑦　廉頗（れんぱ）】

©原泰久・集英社
キングダム 18巻より引用

元趙の三大天の1人。

趙の王から理不尽な理由で大将を剥奪されたことに怒り、魏国へ亡命。

3年後、魏の将軍として山陽を巡る争いに参加しています。

百戦錬磨である戦好きな将軍で、王騎たち秦の六大将軍とは、敵でありながら戦いを通じて友情のようなものを感じていました。

山陽の戦いで負けた責任で、今度は楚に亡命。

そこでも将軍として戦い続けています。

【⑧　介子坊（かいしぼう）】

©原泰久・集英社
キングダム 22巻より引用

「廉頗（れんぱ）」の側近である廉頗四天王筆頭。

単独でも100の勝利を挙げているという、廉頗に匹敵する武力を持つ将軍です。

山陽を巡る戦いでは、力押しの戦い方から変則的な「桓騎（かんき）」との戦いでは力を発揮できませんでしたが、戦局の終盤ではその圧倒的な突破力で廉頗の援護に現れました。

戦いの後は、廉頗に付き従い楚国でも廉頗と共に活躍しています。

【⑨　姜燕（きょうえん）】

©原泰久・集英社
キングダム 20巻より引用

廉頗四天王の1人。

「中華十弓」と呼ばれる弓の名手で、元は廉頗と敵として互角に戦っていましたが、その後は廉頗に忠誠を…。

そして弓矢を用いて、自軍への素早い指示を出し、攻撃性の高い戦術を用います。

山陽の戦いでは、「王翦（おうせん）」軍と戦闘を繰り広げ、戦いの後には廉頗に付き従い楚国へ亡命しています。

【⑩　輪虎（りんこ）】

©原泰久・集英社
キングダム 19巻より引用

廉頗四天王の一人。

廉頗が飛槍と呼ぶ懐刀で、小柄で若い年齢ながら「王騎」に立ち向かい傷を負わせた万能型の将軍。

山陽の戦いでは重要人物の暗殺から、中央軍の指揮までこなし秦軍を大きく苦しめました。

信とも何度も戦って追いつめますが、最後は覚醒した信の攻撃で倒されています。

【⑪　玄峰（げんぽう）】

©原泰久・集英社
キングダム 20巻より引用

廉頗四天王の一人で、どこか掴みどころのない小柄な老人。

趙（ちょう）国全体の総司令を頼まれるほどの軍才を持ち、山陽の戦いでは巧みな戦略で秦軍を翻弄しました。

しかし「桓騎（かんき）」の奇襲を予測できず、打ち取られてしまいました。

【⑫　宮元（きゅうげん）】

©原泰久・集英社
キングダム 6巻より引用

蛇甘平原（だかんへいげん）の戦いで、副官を務めた将軍。

丘の上に布陣して、秦との戦いを有利に進めますが、信が所属していた千人将「縛虎申（ばっこしん）」の部隊の突入を受けて戦死しています。

【⑬　白亀西（はくきさい）】

©原泰久・集英社
キングダム 19巻より引用

蛇甘平原（だかんへいげん）の戦いでは副官、山陽をめぐる戦いでは総大将を務めた大将軍。

どこか素朴なパッとしない雰囲気の将軍でしたが、人民の人気はあったそうです。

戦いでも特に活躍はせず、最後は山陽にて本陣を「桓騎（かんき）」に落とされて死亡。

【⑭　間永（かんえい）】

©原泰久・集英社
キングダム 23巻より引用

里井（りせい）にて飛信隊と戦った部隊の将軍。

里井攻略軍本陣にて、軍師「氷鬼（ひょうき）」と共に飛信隊と向かい合います。

はじめは戦いを有利に進めますが、飛信隊を「河了貂（かりょうてん）」が指揮をとると、形勢を逆転され捕虜にされてしまいました。

【⑮　乱美迫（らんびはく）】

©原泰久・集英社
キングダム 60巻より引用

秦の旧六大将軍であった「王騎（おうき）」や「摎（きょう）」をも苦しめた「狂戦士」と呼ばれる猛者。

顔面にフルフェイスの仮面を被り、常に目を血走らせています。

元は「霊凰（れいおう）」の部下でしたが、霊凰の死後は「呉鳳明（ごほうめい）」の側近として多くの戦場に付き従っています。

【⑯　荀詠（じゅんえい）】

©原泰久・集英社
キングダム 60巻より引用

「呉鳳明（ごほうめい）」の側近の将軍。

きざっぽい雰囲気なイケメン将軍で、楚の什虎（じゅっこ）城攻めの際に、呉鳳明の使者として秦軍本陣にも訪れています。

その後も、魏軍の中心として最後まで軍を率いていました。

【⑰　龍范（りゅうはん）】

©原泰久・集英社
キングダム 60巻より引用

楚の什虎（じゅっこ）城攻めに参加した将軍。

金色の甲冑を身にまとい、光華狼（こうかろう）と呼ばれる精鋭部隊を所持しており、「呉鳳明（ごほうめい）」の救援にも自ら現れました。

戦いの後、秦軍と合流した時には、一番前に立ち秦の将軍たちを挑発します。

【⑱　馬介（ばかい）】

©原泰久・集英社
キングダム 60巻より引用

楚の什虎（じゅっこ）城攻めに参加した将軍。

魏軍の一番左を任されていました。

表情を変えない淡々とした雰囲気を持っていましたが、楚の将軍「玄右（げんう）」によってあっという間に打ち取られてしまいます。

【⑲　風伯（ふうはく）】

©原泰久・集英社
キングダム 18巻より引用

高狼城を守る将軍の1人。

城の東壁を守備した名将で、匠な防御術で10日の間、城の壁を見事に守っていました。

しかし、11日目に「王賁（おうほん）」の攻城兵器を絡めた戦略に裏をかかれてしまい、内側の城門を開けられ、城を奪われてしまいました。

【⑳　紫太（したい）】

©原泰久・集英社
キングダム 36巻より引用

一代前の「紫伯（しはく）」。

次に紫伯となった「紫詠（しえい）」とは血のつながりはありませんでしたが、実の子供がいなかったため仕方なく譲ります。

しかし実の子供でない紫詠のことを疎ましく思い、紫詠と結婚をするはずだった義理の娘「紫季歌（しきか）」を無理やり魏火龍七師・「太呂慈（たいろじ）」に嫁がせてしまったことで、魏火龍七師が争う原因を作りました。

最後は紫季歌が死んで怒り狂った紫詠によって殺されてしまいます。