キングダムの軍師一覧！知略型の武将をご紹介

【①　昌平君（しょうへいくん）】

©原泰久・集英社
キングダム 40巻引用

大臣としての立場である右丞相と、秦軍総司令官を担う秦の中心人物。

元は「嬴政（えいせい）」の対抗勢力である「呂不韋（りょふい）」の側近でしたが、嬴政が支えるに値する人物であると判断したため、嬴政の味方として窮地を何度も救っています。

「李牧（りぼく）」並みの頭脳を持つ軍略家であるとされ、秦の中華統一の戦略を導き出している天才軍師です。

また武力も一級品で、咸陽（かんよう）への援軍に現れた際には、軍の先頭に立ち敵の将軍を討ち取る活躍を見せています。

【②　李牧（りぼく）】

©原泰久・集英社
キングダム 17巻より引用

趙国の三大天の称号を持つ大将軍であるとと共に、国の宰相や軍総司令まで務め、趙の文武を担う天才軍師。

その名声は、中華全土に知られています。

「李信（りしん）」の宿敵でもある人物で、李信の目標である「王騎（おうき）」の死のきっかけを作り、その後も秦国の中華統一をさまざまな方法で阻止しようとしています。

また知力だけでなくその武もかなりのもので、朱海平原の戦いでは、自ら秦の将軍を奇襲して討ち取るほどの実力があります。

ただし趙国の王である「悼襄王（とうじょうおう）」と対立してしまい、一時は処刑される寸前まで陥りました。

しかしその後には、趙国のピンチに再び呼び戻されて…。

【③　河了貂（かりょうてん）】

©原泰久・集英社
キングダム 23巻より引用

キングダムの主人公「李信（りしん）」率いる飛信隊に所属する女軍師。

フクロウのような被り物を身につけている、秦西部の山間民族の一つ「梟鳴族（きゅうめいぞく）」の末裔。

物語序盤の成蟜（せいきょう）の乱で李信と出会い、その後の多くを共に過ごしています。

李信の力になりたいとの想いから、「昌平君（しょうへいくん）」の経営する軍師学校へ入門しており、その後李信が千人将になった後に飛信隊専属の軍師に…。

時折、生命の危機にも陥りながらも、何度も飛信隊の窮地を挽回する秘策を導き出す敏腕軍師となっています。

【④　介億（かいおく）】

©原泰久・集英社
キングダム 31巻より引用

「昌平君（しょうへいくん）」の軍師学校の先生であると同時に、昌平君の片腕である軍師。

特に合従軍による進撃の終盤に起こった蕞（さい）防衛戦の際には、昌平君によって援軍に派遣され北壁防衛の責任者を…。

卓越した状況判断で、西や東壁の援護も行い防衛の生命線となっていました。

その後も、昌平君をさまざまな場で支えており、咸陽（かんよう）防衛戦などでにも参加しています。

【⑤　蒙毅（もうき）】

©原泰久・集英社
キングダム 10巻より引用

「昌平君（しょうへいくん）」の軍師学校で、「河了貂（かりょうてん）」の兄弟子だった人物。

「蒙武（もうぶ）」の息子で、「蒙恬（もうかつ）」の弟でもあります。

軍師として高い才能を見込まれており、昌平君と側近として鄴（ぎょう）攻略の作戦を立てる際には、作戦を立てる秘密会議にも参加。

楚の什虎（じゅうこ）城を攻める際には、軍師としても前線まで赴いています。

【⑥　胡傷（こしょう）】

©原泰久・集英社
キングダム 46巻より引用

秦の旧六大将軍の一人。

軍師から大将軍になった軍略の天才で、他の5人の大将軍を陰から操っていたといわれています。

また「昌平君（しょうへいくん）」の師匠で、新六大将軍となった「王翦（おうせん）」を高く評価していました。

【⑦　摩論（まろん）】

©原泰久・集英社
キングダム 42巻より引用

「桓騎（かんき）」の古参の側近であると共に、桓騎軍の参謀役。

自らを紳士と名乗っており、荒々しい性格の兵が多い桓騎軍の中では言葉使いが丁寧な珍しいタイプの人物です。

作戦を立てたり戦術で戦う軍師的な役割をすることも有りますが、桓騎の考えた作戦を実行に移したり、軍の調整役をしたりする桓騎軍にはなくてはならない重要なキャラクター。

【⑧　霊凰（れいおう）】

©原泰久・集英社
キングダム 35巻より引用

魏の代表的な大将軍である魏火龍の称号を与えられた軍師。

魏火龍同士の争いで14年間投獄されていましたが、「呉鳳明（ごほうめい）」の助言で解放されています。

また「呉鳳明（ごほうめい）」の師匠でもあり、冷静無慈悲な軍略家との評価も高く、敵の策にもすぐに違和感を持つ優れた洞察力を持ちます。

著雍（ちょよう）の戦いで自軍の本陣が落とされても、そこから巻き返す作戦を実行しようとしますが、李信に急襲された際、呉鳳明によって身代わりにされて死亡。

【⑨　荀早（じゅんそう）】

©原泰久・集英社
キングダム 37巻より引用

魏火龍の1人「凱孟（がいもう）」に支える軍師。

いつもやる気が無く、単純そうな見た目からは想像できないほどの優れた洞察力を持ち、著雍（ちょよう）の戦いではすぐに飛信隊における「河了貂（かりょうてん）」の重要性を見抜き捕獲します。

一度は飛信隊に捕まり、河了貂との人質交換の材料にされてしまいました。

その後、最後まで冷静に戦場を見切るも、敵援軍で不利になったところで凱孟と共に戦場を離脱。

【⑩　氷鬼（ひょうき）】

©原泰久・集英社
キングダム 23巻より引用

魏軍師八指の一人に数えられるとされている魏国の軍師。

間永（かんえい）将軍と共に、秦に奪われた山陽を奪還するために、里井（りせい）にて飛信隊と戦っています。

いくつもの策を巡らして、飛信隊に立ち向かうも、新たに軍師となった「河了貂（かりょうてん）」の作戦に裏をかかれて最後は捕虜にされてしまいました。

【⑪　仁凹（じんおう）】

©原泰久・集英社
キングダム 28巻より引用

楚の大将軍「汗明（かんめい）」の側近である老軍師。

合従軍の戦いの、楚軍第3軍である汗明軍の中央にて軍の指揮を行い、汗明と蒙武の直接対決を汗明有利と判断していましたが、汗明が敗れた後に壊滅した本陣に巻き込まれて死亡したと思われます。

【⑫　寿胡王（じゅこおう）】

©原泰久・集英社
キングダム 60巻より引用

楚に滅ぼされた小国の猛者たちが防衛する什虎（じゅうこ）城に所属する軍師。

亡命の王族の出身で、魏と秦が攻めてきた際、楚軍本陣に布陣して周囲に指令を出していました。

基本は、強力な什虎軍とそれを率いる将軍たちに任せていましたが、「満羽（まんう）」の不調から軍を退却させる決断。

しかし最後は、「騰（とう）」の攻撃力を見誤り、秦軍に捕縛されてしまいました。

【⑬　玄峰（げんぽう）】

©原泰久・集英社
キングダム 20巻より引用

元趙の三大天であった廉頗の側近である四天王の一人。

「廉頗（れんぱ）」の師でもあり、趙国全体の指揮を頼まれたこともある大軍師で、山陽を巡る戦いでは戦場を煙で覆わせて敵を討ち取る大掛かりな奇策を用いて、秦軍を混乱させていました。

しかし、型破りな行動をする「桓騎（かんき）」の動きは見切ることが出来ず、本陣を桓騎に急襲されて死亡。

【⑭　趙荘（ちょうそう）】

©原泰久・集英社
キングダム 15巻より引用

馬陽を巡る戦いで、趙軍の軍師を務めた人物。

単独で行動する総大将「龐煖（ほうけん）」に代わり大将代理も担っていました。

李牧の作戦に乗り、王騎を目的の場所へ誘導することに成功しますが、王騎の最後を見る前に王騎軍の副官「騰（とう）」によって打ち取られてしまいました。

【⑮　玻璃（はり）】

©原泰久・集英社
キングダム 60巻より引用

魏国の中枢に所属する若き軍師。

秦との同盟に関して、魏の中心将軍である「呉鳳明（ごほうめい）」に思わせぶりな説明をします。

まだ謎が多いですが、どこか曲者のような雰囲気を持つ人物。