ハンターハンターはどこまで進んだ?390話の内容や暗黒大陸編のおさらい

ハンターハンターはどこまで進んだ?390話の内容や暗黒大陸編のおさらい

 

2022年5月24日に冨樫先生が公式ツイッターを開設し、長い休載期間を経てまもなく連載開始が期待される「ハンターハンター」。

 

しかし、約3年半の休載で「ハンターハンターがどこまで進んだの?」忘れている人も多いのではないでしょうか。

 

そのため今回は、36巻までのコミックに掲載されている先の390話までの内容について、どこまで進んだのかをカテゴリーに分けつつできる限り簡潔にわかりやすく解説していきますので参考にしてください。

 

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【暗黒大陸編のおさらい】

© POT(冨樫義博)
ハンターハンター 34巻より引用

 

ハンター協会の会長選挙が終わって、しばらく過ぎたある日。

 

カキン帝国と呼ばれる大国のホイコーロ国王が、人間が暮らす外側の世界・暗黒大陸への進出を宣言。

しかもその責任者として、前会長アイザック・ネテロの息子【ビヨンド・ネテロ】が現れました。

 

それに対してハンター協会の幹部【十二支ん】は、前会長ネテロ(遺言ビデオにて)と世界の国の中心となっている5つの国「V5」から、ビヨンドの行動を抑える指令を受けることになります。

そのため、カキン帝国が建造した20万人もの移民が乗る巨大な移民船【ブラックホエール号】に「十二支ん」も乗船することになりました。

 

そうして船は出航するのですが、船内では次のカキン帝国の王を決める殺し合いを前提とした後継者争いが行われ、次第に王子や護衛からは犠牲者が出始めます。

 

後継者争いには、仲間の目を取り返すために「十二支ん」になり、船に乗ることになった「クラピカ」も深く関わっていきます。

 

同じく船内では船の財宝を狙う「幻影旅団」が、その幻影旅団の命を狙う「ヒソカ」の居場所を捜索。

 

それにカキン帝国の裏社会を纏めるマフィアの争いが絡んでいき、状況は複雑なものになっていくのでした…。

 

【ゴンとキルアの現在】

ハンターハンターの主人公であるはずのゴンとその親友であるキルアは、暗黒大陸への旅には参加していません。

 

ゴンは故郷であるくじら島にて勉強を…。

 

キルアは、妹のアルカ(ナニカ)と共に旅をしています。

 

特にゴンは念能力が消えてしまっているため、しばらくは本編での活躍は無さそうです。

 

ただし、2人の大事な仲間であるクラピカとレオリオは、暗黒大陸編で世界の運命にも影響する可能性もある危険な任務についています。

 

今後2人がピンチになったら、何らかの方法で助けに現れるかもしれません。

 

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【現在中心となっているストーリーの流れ】

 

ハンターハンターの最近の流れは、非常に多くのキャラクターの思惑が入り混じり難しくなってしまっています。

 

そのため最近の話の中心となっている

 

カキン帝国の王位争奪戦と、及びそれに巻き込まれているクラピカの動き

ヒソカを探そうとしている幻影旅団と、それを利用しようとしているマフィアグループの勢力争い

 

の2点の流れに絞って簡潔に紹介していきます。

 

カキン帝国の王位争奪戦と、及びそれに巻き込まれているクラピカの動き

© POT(冨樫義博)
ハンターハンター 33巻より引用

 

生き残った1人が次期カキン帝国の王となる争いが繰り広げられている中、クラピカはまだ赤ん坊である14番目の王子「ワブル」の護衛につくことになっていました。

 

そしてほとんど勢力を持たず1番不利な状況のワブルを助けるため、クラピカは念能力を多くの王子の護衛に学ばせて、後継者争いがすぐに決まらないように画策します。

 

そのためクラピカは、全ての王子に声をかけて極力多くが念能力について知ることができるように、呼びかけに応じた王子の部下たちに念を教えることになりました。

 

しかしその指導途中、誰が使用しているか判明していない念能力「サイレントマジョリティー(11人いる)」の襲撃を受けます。

 

それにより数人の犠牲者が出ますが、クラピカは警戒しながら念の指導を続けていくのでした。

 

またカキン帝国の王子たちも、さまざまな動きを見せています。

 

まず第12王子「モモゼ」が、護衛に扮した暗殺者「タフディー」に殺されてしまっています。

 

一方、第1王子「ベンジャミン」は、念能力を持つ私設兵たちを他の王子たちへ護衛という名目の刺客として派遣。

密かにミッションを遂行させて、第8王子である「サレサレ」の守護霊獣を倒した後に、その殺害にも成功します。

 

しかし第9王子「ハルケンブルグ」の念能力は凄まじく、私設兵たちには歯が立ちません。

 

そのため部下と協力して能力を発動するハルケンブルグを、部下から引き離してその無力化を図っています。

 

また第10王子「カチョウ」と第11王子「フウゲツ」は、王位継承戦を離脱して船からの脱出を計画します。

 

しかし船から離れた瞬間、呪いのようなものが発動。

フウゲツは間一髪戻るも、カチョウは死んでしまいました。

 

それ以外にも第2王子「カミーラ」は、部下たちを使って他の全ての王子を呪い殺そうとしたり、第4王子「ツェリードニヒ」は未来を予知してしまう強力な念能力を取得しています。

 

そして14人いた王子は390話の時点で11人まで減っていますが、水面下では色々な動きがありつつ、複雑な駆け引きが繰り広げられていくのでした。

 

【守護霊獣とは?】

王位継承戦において、ストーリーを難解なものにした一因である守護霊獣。

 

それは、壺中卵(こちゅうらん)の儀と呼ばれるカキン帝国伝統の儀式で生み出された王子たちを守護する念獣です。

 

ただ、普通の念能力によるものと違い本体である王子たちには操ることができません。

 

さらに王子たちには見ることすらできないため、分かりやすく言えば守護霊に似たものなのでしょう。

 

しかしまだ詳しい能力が明かされていない守護霊獣も多く、継承戦において決定的な役割はしていません。

 

ただし本来の念能力と同時に使うことができるため、今後能力の使い方がはっきりしてこれば、継承戦を大きく影響する働きをするかもしれませんね。

 

 

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ヒソカを探そうとしている幻影旅団と、それを利用しようとしているマフィアグループの勢力争い

© POT(冨樫義博)
ハンターハンター 36巻より引用

 

激しい王位継承戦が行われている中、ブラックホエール号の下層では、カキン帝国のマフィアによる争いが繰り広げられていました。

 

その1つであるエイ一家の組長「モレナ」は、世の中を壊すとの危ない思想をしており、人を殺すことで念能力を覚えることができる能力「恋のエチュード(サイキンオセン)」を22人の部下たちに与え暴走し始めます。

 

そして対立するマフィアを襲ったり、一般人を殺すなどをしてしまうため、後ろ盾をしていた王子ツェリードニヒも怒りをあらわに…。

 

残りの2つのマフィアグループも全面戦争を視野に入れた対応をしており、念能力を交えた激しい争いが始まろうとしています。

 

一方、幻影旅団は船内に潜伏していると思われているヒソカを捜索していました。

 

幻影旅団はカキン帝国の財宝も狙っていますが、先にシャルナークとコルトピの仇であるヒソカを倒すと団長クロロは指令を出します。

 

すると幻影旅団は、グループや個人とに分かれてそれぞれの考えで捜索を…。

 

その際、マフィアたちと交渉して、刺客を撃退する代わりにヒソカを探す手助けをする動きも見せていたのでした。

 

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【最新話 390話あらすじ】

 

カキン帝国第3王子「チョウライ」は、自身の守護霊獣が落とす謎のコインについて考えていました。

 

謎の多いコインが、王になった後に効果があるものと予想するチョウライ。

 

王位継承者へは、能力を使わなくてもなってみせると決意を固めていました。

 

その後、チョウライはマフィアの組長の1人「オニオール」の元を訪れます。

 

そして、オニオールに守護霊獣についての情報収集を頼んだ後、帰り際に「父さん」と心の中で思い浮かべています。

 

オニオールは、チョウライが帰った後、部下にエイ一家の組長モレナ暗殺を指示。

 

また幻影旅団の動きをコントロールするため、ヒソカの居場所を知らべるようにも命令します。

 

それにより、ヒンリギはリンチ・ザクロと共にエイ一家の仕切る船3層エリアに…。

 

エイ一家の組員たちと遭遇するも、組員たちは身分だけは一般人として偽っており、それを倒してしまったため船の警備兵たちに止められます。

 

ヒンリギは、一度はお金を渡して引き下がるも、念能力「バイオハザード」で兵士の銃を暴発させ殺し、再び3層の調査を始めたのでした。

 

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【今後注目されるポイント!】

 

王位継承戦の行方

連載再会後の話の中心となるのは、しばらくの間はカキン帝国の王位継承戦になりそうです。

 

次第に脱落する王子たちも出始めましたが、まだ多くの王子たちが残っているため、継承戦の行方は分かりません。

 

ただ現時点においては、強い仲間や能力を所持しているのは、第1王子ベンジャミン・第2王子カミーラ・第4王子ツェリードニヒ・第9王子ハルケンブルグである様子です。

 

しかしそもそも王位継承戦に謎が多いこと。

 

さらに王子たちやその仲間の能力においても明かされていない部分もあるため、今後の展開次第では大番狂わせもありそうです。

 

マフィアグループの争いの結末

当初、あまり重要ではないと思われていたマフィアグループ間の争い。

 

しかしエイ一家の組長・モレナが暴走を始めた辺りから、次第に大きな動きが出始めてきています。

 

なぜならモレナが王子たちをも殺害しようと考えている様子があるだけでなく、マフィアたちの行動次第では混乱により船自体が沈没する可能性すらあるからです。

 

それによりもしかすると、王位継承戦そのものにも大きく影響してくるかもしれず、今後の動きが注目されます。

 

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クラピカの目的である仲間の目の奪還

激しい王位継承戦のため最近ではあまり注目されていませんが、クラピカの1番の目的である仲間の目(緋の目)奪還も今後大きな展開がありそうです。

 

なぜなら緋の目は第4王子であるツェリードニヒが所有しており、王位継承戦内でクラピカの悲願が叶う可能性が高いからです。

 

しかもツェリードニヒは、クラピカの親友であるパイロの頭部すら持っているような描写があります。

 

人を家畜としか考えていない悪役ツェリードニヒを、クラピカが倒す熱い展開も想像できてしまいますね。

 

幻影旅団とヒソカの対決

ストーリーではあまりクローズアップされることが少ないですが、幻影旅団とヒソカの戦いも、今後繰り広げられる可能性があります。

 

まだはっきりとはしていませんが、ヒソカは暴走中のモレナの縄張り内にいる可能性も仄めかされています。

 

そうなると幻影旅団とヒソカだけで無く、マフィアの抗争も入り混じる複雑な戦いがあるかもしれません。

 

もっともヒソカは、船内にいると言われつつ一度も姿を見せていません。

 

もしかするとこの争いは、ヒソカがすでに登場している誰かに変装しているなど、予想外の展開を見せるかもしれませんね。

 

⑤仮の暗黒大陸へ到着後のビヨンドや十二支んの動き

暗黒大陸編における1番の目的である、ビヨンドや十二支んの今後の動きも今後少しずつ描かれるかもしれません。

 

これには十二支んを辞めたパリストンやジンも深く絡んでおり、かなり面白い展開が予想されます。

 

しかし何週間にも及ぶブラックホエール号の航海のうち、まだ10日ほどしか経過していません。

 

もしかするとビヨンドと十二支んの駆け引きは、王位継承戦が終わるまで始まらないかもしれませんね。

 

【今後の展開はどうなる?】

多くのキャラクターの思惑が入り混じる暗黒大陸編序盤。

 

今後の動き次第では、航海そのものすら不安なためまだ予想が難しいところです。

 

しかし現在の流れからまずは、王位継承戦に急浮上してきたマフィアの抗争が絡む頭脳戦が予想できます。

 

それにより、王子たちに何人かの犠牲者が出るかもしれません。

 

それ以降は、話の流れ次第でしょうか…。

 

上手くいけば王子たちも複数生き残る結末があるかもしれませんが、下手をしたら船自体が沈んで多くの犠牲者が出る可能性も考えられます。

 

物語がどんな着地点になるのか、作者である冨樫先生次第かもしれませんね。

 

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今回は、連載再会が期待されるハンターハンター暗黒大陸編をカテゴリーに分けつつ、現在どこまでストーリー進んだかについて紹介しました。

 

ハンターハンターの暗黒大陸編は、非常に登場人物が多いため、かなり複雑なストーリー展開になっています。

 

そのため現在中心となっている王位継承戦と、それに絡みつつ大きな動きを見せそうなマフィアの抗争をピックアップして解説させていただきました。

 

そんな今回の記事が、ハンターハンター暗黒大陸編の物語をすっかり忘れてしまっている人の、どこまでストーリーが進んだかを思い出す手助けになれば幸いです。

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