ブルーロックの簡単なあらすじ!物語を即理解できるようわかりやすく説明
週刊少年マガジンで連載の【ブルーロック】
今回は、この『ブルーロック』のあらすじや魅力を簡単にわかりやすくご紹介していきます。
また『ブルーロック』が「史上最もイカれたサッカー漫画」との異名を持つ理由も、できる限り伝えられるように説明していきますので参考にしてください。
【ブルーロックの物語】
©金城宗幸/講談社
ブルーロック 1巻より引用
『ブルーロック』は、主人公の高校サッカー選手「潔世一(いさぎ よいち)」が、最前線で得点を狙うポジションである「ストライカー」になるために奔走する物語です。
そのために「世一」は、「青い監獄(ブルーロック)」と呼ばれる特別な施設に呼ばれ、多くの高校生たちと特殊な訓練を受けていきます。
同時に落ちたら脱落する選考も行われ、仲間であるとともにライバルであるキャラクターたちと、それぞれの「エゴ」をぶつけながら世界一の「ストライカー」を目指していくストーリーになっています。
▼あらすじはこんな感じ▼
主人公・「潔世一(いさぎ よいち)」は、高校の大事な大会を自分の消極的なパスで負けてしまい、サッカーをチームプレイで戦うことに疑問を感じていました。
そんなとき「世一」は、「日本フットボール連合」と呼ばれる組織から、強化指定選手として招集されます。
しかしその現場には300人もの高校生が…。
しかも全てがFWである「ストライカー」のポジションで、メンバーの中には名の売れた選手が何人もいました。
するとみんなの前には、「絵心甚八(えご じんぱち)」と呼ばれる青年が現れます。
「甚八」は、自身をW杯優勝のために雇われた人間だと説明して、世界一の「ストライカー」を作る実験をすると宣言します。
さらに「青い監獄(ブルーロック)」施設で、300人のなかから、1人の世界的な「ストライカー」を作ると言って、世界的な有名な「ストライカー」がわがままであることを引き合いに、みんなに対してわがままな「エゴイスト」になれと告げます。
そして「甚八」は、300人の選手を「青い監獄(ブルーロック)」招き入れ、特殊な選考や訓練を行っていきます。
そのなかで「潔世一」は、さまざまな仲間やライバルたちと競い合い、「ストライカー」のあるべき姿を理解して、新たな能力を開花させていくのでした…。
このように『ブルーロック』は、「世一」を中心としたキャラクターたちが、「青い監獄(ブルーロック)」で世界一の「ストライカー」を目指して互いに競い合う物語になっています。
その際、周りを活かすことを第一とするチームプレイではなく、選手たちがわがままな「エゴイスト」となり、お互いが自身のプレイを主張して争っていきます。
途中には特殊な訓練や選考を、ときにはライバルたちとチームを組み戦います。
そのなか参加者たちは状況を把握して、互いに自分の限界を突破していく激しい戦いが魅力。
そしてそれぞれが個性を最大限活用して、火花を散らす展開がめちゃくちゃ熱いストーリーになっています。
「青い監獄(ブルーロック)」とは?
タイトルの元にもなっている「青い監獄(ブルーロック)」は、日本がワールドカップに優勝するための「ストライカー」を生み出すために作られた施設です。
そして特別コーチである「絵心甚八(えご じんぱち)」が、さまざまな要素で選び出した300人の高校生のなかから、1人の世界に通用する「ストライカー」を生み出すのを目的としています。
「甚八」は、そのためには「ほかの299人の才能が潰れても良い」とまで言い切っており、実際選考に落ちたメンバーの多くは落ち込みながら脱落していきます。
しかし生き残るメンバーは、技術だけでなく精神的にも飛躍的に成長しており、極限のなかで争わせる方法はある意味合理的です。
また「青い監獄(ブルーロック)」には、いくつもの近未来的な設備も用意されており、その設備もかなりユニークです。
【ブルーロックのキーポイント】
【勝つために論理と閃きを交えた熱いサッカー】
©金城宗幸/講談社
ブルーロック 2巻より引用
『ブルーロック』は、世界一の「ストライカー」になるために、主人公・「潔世一(いさぎ よいち)」とその仲間であるとともに、ライバルでもあるキャラクターたちが活躍するスポーツ漫画です。
キャラクターたちは、サッカー技術を向上させるために何度も悩み、自分自身を乗り越えて強くなります。
同時にその対戦相手たちも、それに呼応して進化します。
そんな共に競い合いながら、サッカー技術を磨くキャラクターたちの熱いドラマを感じれるのが『ブルーロック』の魅力の1つです。
しかし、そのサッカー内容はかなり緻密です。
ときには周りを観察して考え出した理論。
あるときは、己の直感を信じて大胆な戦いを繰り広げます。
『ブルーロック』はそんな、サッカーに論理だけでなく閃きまで加えた、今まで見たことがない新しいスポーツ漫画になっています。
【エゴイスト」について】
この作品の重要なキーワードである「エゴイスト」。
簡単に言えば、「自分勝手な人間」と言う意味です。
これは現代社会で1番に教えられる「協調性」とは真逆に位置しており、かなり戸惑いを覚える言葉です。
しかし『ブルーロック』の目的である「ストライカー」を生み出すのにはある意味的を得ています。
なぜなら「ストライカー」は、FWとして敵を押し退けて得点を決める役割。
重要な局面を他人に譲るような性格では、向いていないでしょう。
つまり「エゴイスト」になることは、「ストライカー」になるために必要であり、また協調性を重視する現代社会のあり方にも一石を投じたものになっています。
【ユニークなルールで行う変則サッカーゲーム】
©金城宗幸/講談社
ブルーロック 6巻より引用
『ブルーロック』の中には、本来のサッカーの試合や練習には出てこないユニークなものが多く登場します。
最新鋭の施設設備である、ロボットキーパー(ブルーロックマン)やブロッカーを使ったシュート練習。
それ以外にも、制限時間終了時にボールを当てられたメンバーが失格になる「鬼ごっこ」や、負けたチームからメンバーを1人引き抜き、人数を増やしながら戦うミニゲーム「奪敵決戦(ライバルリー・バトル)」など見た事のないものばかりです。
しかしそのゲーム方法は、実はかなり綿密に練られており、「ストライカー」になるための考え方や技術を手に入れるためには必要なものになっています。
そんな変則的なサッカーで戦っていくキャラクターたちが戸惑いながら、ゲームの意図に気づいていくのもこの作品の面白さです。
【化学反応とは?】
化学反応は、本来なら化学薬品同士を混ぜ合わせたさいの特殊な変化です。
しかし『ブルーロック』では、個性をぶつけ合うキャラクターたちが生み出すプレーの相乗効果を指します。
しかしそれは、相手のためにプレーするのではありません。
相手の特性を読み解きながらも、自分のプレーを活かすために利用するものとなっています。
【個性的なキャラクターたちによる極限のせめぎ合い】
©金城宗幸/講談社
ブルーロック 10巻より引用
「青い監獄(ブルーロック)」に集められたメンバーは、それぞれが戦う武器となる長所を持っています。
「世一」は、周りより劣る技術を補う高い空間認識能力。
「蜂楽廻(ばちら めぐる)」が鋭いドリブルとパスセンス。
「千切豹馬(ちぎり ひょうま)」は抜群の走力などと、さまざまな特性を持ったキャラクターが活躍していきます。
そしてそれらの能力を活用するだけでなくさらに進化させ、ときには状況に応じて周りに適応させて、「ストライカー」として成長していきます。
またキャラクターたちは、味方ではなく敵チームとなる場合もあり、彼らがお互いが個性をぶつけ合いながら戦っていくのは手に汗を握ります。
そして全力を尽くした選手たちによる、最後まで先の読めない展開。
ときには予想を上回るシビアで劇的な結末も待っており、ゲーム後に喜び悲しむ選手たちの姿には非常に感動させられます。
「ブルーロック」は、そんな勝ち負けだけでない大事なものに気付かされる熱い作品です。
【FLOW(フロー)について】
「FLOW(フロー)」は、ブルーロックにおいて重要なキーワードです。
「FLOW(フロー)」自体は、「物事に深く集中している状態」を指しています。
それによりキャラクターたちは、普段からは想像できない高い能力を発揮します。
しかし「FLOW(フロー)」になるにはいくつもの条件があり、適切な目標があること。
また、自分の殻を破り高い次元になろうとする意志などが必要なようです。
そんな到達する条件が難しい「FLOW(フロー)」ですが、その効果は凄まじいです。
不利な状況を一気に打破して、戦況を一変させてしまうものになっています。
ちなみに「FLOW(フロー)」状態になったキャラクターは、目の色が変わるだけでなく性格まで大きく変わります。
そんな「FLOW(フロー)」状態になったキャラクターたちの戦いは、めちゃくちゃ熱いです。
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今回は、『ブルーロック』のあらすじと魅力を簡単にわかりやすく紹介しました。
『ブルーロック』は日本で重要視されている協調性が否定され、わがままである「エゴイスト」を目指すようにアピールされており、常識についても色々考えさせられるサッカー漫画。
そのなかで、主人公・「潔世一」を中心としたキャラクターたちが、自分の主張を押し通しながら、自分の限界を超えた力を引き出しあい、熱いプレーを繰り広げます。
また特殊な訓練や選抜方法もユニークで、最後まで読めない試合は最後までハラハラさせられます。
つまり日本の常識を覆しながら熱く戦っていく姿が、「史上最もイカれたサッカー漫画」と呼ばれる理由なんでしょうね。
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