ジャスティスリーグのスナイダーカットと通常版の違いを解説
- 2023.07.19
- 映画
2017年に劇場公開された「ジャスティス・リーグ」
2021年に動画配信サービスで公開された「ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット」
この2つについて「通常版とスナイダーカットにはどのような違いがあるのか?」簡潔にまとめたので、これから2つの作品を見る前に参考にしてみてください。
また記事には若干のネタバレを含んだ内容もございますのでご注意ください。
【放映時間の違いや2作品に分かれた経緯】
通常版ジャスティス・リーグとスナイダーカットの違いについて説明するにあたり、まず放映時間の違いが挙げられます。
通常版は120分(2時間)
スナイダーカットは242分(4時間)
放映時間に倍以上の違いがあり、なぜスナイダーカットは通常版に比べて放映時間が長くなってしまったのか。
その理由はジャスティス・リーグの制作中に監督の「ザック・スナイダー」が降板したことに関係があります。
2017年にスナイダー降板後、監督は「ジョス・ウェドン」に引き継がれました。
ウェドンが監督したジャスティスリーグが「通常版」ということになります。
ウェドンに監督が代わり、映画配給会社「ワーナー・ブラザース」からの指示で上映時間が120分に短縮され、当初スナイダー氏が想定していたシーンやキャラクターを掘り下げる描写等が大幅にカットとなったとのこと。
2017年11月に予定通り劇場版は公開された訳ですが、視聴者から評価が分かれるところとなり、結果としてザック氏が描こうとしていた構成が実現できなかった為、興行的にも微妙な結果に終わります。
劇場版が公開されて間もなくファンの間で「スナイダー氏の想定していたジャスティス・リーグを公開してほしい」という声が高まり、2021年5月に動画配信サービスで公開。
こうしてジャスティス・リーグには通常版とスナイダーカットが存在するようになったのです。
【ザック・スナイダー降板の理由】
スナイダーの監督降板の理由は2017年に娘の「オータム・スナイダー」が亡くなってしまったことが原因です。
スナイダーの心の傷が癒えるのを待つため、ワーナー・ブラザースはジャスティスリーグの公開を遅らせることも考えていたそうですが、スナイダー自身がウェドンを後任の監督として公開に間に合わせるように決めたそうです。
その為、スナイダーカットにはエンドクレジットにオータム・スナイダーへの追悼の言葉が入っています。
【物語の違い】
通常版とスナイダーカットについて物語の大筋には大きく違いはありません。(大筋に大きな違いは無いですがスナイダーカットには追加シーンが豊富)
ジャスティス・リーグの物語を簡単に説明すると、スーパーマンの死後、バットマンが地球をヴィランから守るために超人たちを集結させます。
この超人たちのチームを「ジャスティス・リーグ」と言います。
そしてヴィランがマザーボックスという世界征服のために使うアーティファクトを狙ってくるのですが、バットマンはマザーボックスを使い、スーパーマンを生き返らせる計画を立てヴィランを迎え撃とうとするという話です。
【スナイダーカットの構成について】
物語の大筋は変わらない通常版とスナイダーカットですが、スナイダーカットでは放映時間が長いこともあり物語をわかりやすくするためにパート分けがされています。
6つのパートとエピローグに分かれて話が展開されていきます。
1、諦めろ バットマン
2、ヒーローの時代
3、最愛の母 最愛の息子
4、チェンジ・マシン
5、王家の未来
6、暗い何か
エピローグ、二度 父親に
スナイダーカットは視聴者が理解しやすいように構成されています。
【スナイダーカットでは追加されたシーンが多い】
物語に違いはない通常版とスナイダーカットですが大きく違う点があります。
スナイダーカットでは追加されたシーンが多いということです。
それぞれの超人たちのバックボーンなどが深堀されていて、より各キャラクターに感情移入できる演出になっています。
またラストシーンでは通常版になかった別次元の話も追加されており、次回作への伏線も盛り込まれています。
【通常版からカットされたシーンもある】
通常版から単純にシーンが追加されたわけではなく、スナイダーカットはウェドンが監督として盛り込んだシーンは全てカットされています。
通常版とスナイダーカットはジャスティス・リーグを題材にした同じ物語とはいえ、大筋は一緒でも別作品と言えます。
【登場人物の違い】
通常版とスナイダーカットでは登場人物に違いがあります。
例を挙げるとスーパーマンのコスチュームの色が通常版では明るい青色を基調としたコスチュームですが、スナイダーカットでは黒を基調とした暗いイメージのコスチュームになっています。
ヴィランサイドではステッペンウルフが人が鎧を着ているような姿からより怪物らしい姿に変わっています。
そしてスナイダーカットにて追加された登場人物もいます。
ヒーローサイドでは「マーシャン・マンハンター」や「フラッシュ」、ヒーローの恋人「アイリス・ウェスト」などです。
ヴィラン側では「デザード」という軍師的なキャラクターや、通常版では「ステッペンウルフ」がヴィラン側のボスのような立場だったのに対してスナイダーカット版では「ダークサイド」がボスとして登場します。
そしてラストシーンではバットマンの宿敵「ジョーカー」も登場し、バットマンと共に行動し意味深なセリフも発しています。
【結論】
通常版とスナイダーカットがどちらを見るべきかについてですが、どちらも見た個人的感想も含め「スナイダーカット」がおすすめです。
公式では声明等は無いですが、ネット上では「スナイダーカットが本作」と認知している方も多く、私もそう思いました。
見る時間が無くざっくり内容だけ知りたい方は「通常版(2時間)を」
見る時間が有りじっくり内容を事細かく知りたい方は「スナイダーカット(4時間)を」
という流れになるかと思いますが、尺が長いですが2夜にかけてでも「スナイダーカット」を先に見て欲しいです。
そして隙間時間にでも「通常版」を見て「スナイダーカットとの比較」をしてみてはいかがでしょうか。
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今回は「ジャスティス・リーグ」の通常版とスナイダーカットについて、2つの作品の違いをまとめてみました。
途中で監督が代わるといったトラブルに見舞われながらも作品として完成させた通常版。
ザック・スナイダー氏の構想を全て盛り込んだザック・スナイダーカット。
どちらも同じジャスティスリーグとはいえ違う映像作品として完成しているので、今回の記事がその参考になれば幸いです。