ジブリの順番!歴代シリーズを公開順でご紹介

ジブリの順番!歴代シリーズを公開順でご紹介

 

ジブリと聞いて知らない方はほとんどいないでしょう。

 

スタジオジブリから作成された作品は日本国ならず世界中から支持され、いくつも賞を獲得している作品ばかりです。

 

今回は、ジブリ作品の公開順・ジブリ作品歴代興行収入ランキングをご紹介しているので参考にしてください。

 

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【歴代ジブリ作品の公開順】

 

【ジブリ作品の公開順】
【作品名】【放映日】
風の谷のナウシカ1984年3月11日
天空の城ラピュタ1986年8月2日
③④火垂るの墓・となりのトトロ1988年4月16日 2作同時公開
魔女の宅急便1989年7月29日
おもひでぽろぽろ1991年7月20日
紅の豚1992年7月18日
海がきこえる1993年5月5日
平成狸合戦ぽんぽこ1994年7月16日
耳をすませば1995年7月15日
もののけ姫1997年7月12日
ホーホケキョ となりの山田くん1999年7月17日
千と千尋の神隠し2001年7月20日
⑭⑮ギブリーズepisode2・猫の恩返し2002年7月20日 2作同時公開
ハウルの動く城2004年11月20日
ゲド戦記2006年7月29日
崖の上のポニョ2008年7月19日
借りぐらしのアリエッティ2010年7月17日
コクリコ坂から2011年7月16日
風立ちぬ2013年7月20日
かぐや姫の物語2013年11月23日
思い出のマーニー2014年7月19日
レッドタートル ある島の物語2016年9月17日
君たちはどう生きるか公開日未定

 

 

1:「風の谷のナウシカ」 1984年3月11日公開

 

宮崎駿が監督、脚本、原作を手がけ、宮崎駿の原点である自然をテーマに主人公ナウシカを通じて戦争によって腐敗した世界を希望を捨てず生きていくというメッセージを感じます。

ちなみに、「風の谷のナウシカ」は「スタジオジブリ」が設立される前の会社「トップクラフト」で制作された作品なので、正確にいうとジブリ作品としてカウントされません。

 

後の「天空の城ラピュタ」を制作中に「トップクラフト」から「スタジオジブリ」として新しい会社に生まれ変わることになるので、ナウシカ以降からが「ジブリ作品」になります。

 

しかし、世間の印象では「ナウシカ」はジブリ作品という位置づけにあたるので、この記事では1作品目として記載しています。

 

2:「天空の城ラピュタ」 1986年8月2日公開

 

この作品は、原作が存在しない完全オリジナルストーリーで、監督・宮崎駿が少年時代に考えた物語が素になっています。

空に浮かぶ島の王国「ラピュタ」を巡って、19世紀後半のヨーロッパを舞台にした作品です。

 

また物語終盤に滅びの言葉「バルス」と唱えるシータとパズーのシーンでは2009年11月に放送された金曜ロードショー視聴中の視聴者がネットにて「バルス」と投稿を一斉にしたためサーバーダウンとなってしまい、2011年12月の金曜ロードショーで「バルス」の投稿自粛をお願いすることとなり話題を呼びましたw

 

当時興行収入として不発に終わっていたこの作品も2019年現在に至るまで、金曜ロードショーで幾度も放送される人気作となっています。

 

3/4:「火垂るの墓・となりのトトロ」 1988年4月16日に2作同時公開

 

・[となりのトトロ] 昭和30年代の時代を舞台に緑豊かな農村に引っ越してきたサツキとメイの姉妹はトトロという不思議な生き物に出会います。

この作品は興行収入が振るわない結果でしたが、トトロのキャラクター商品は2019年現在でも売れており、アニメも高視聴率をおさえ愛されています。

 

・[火垂るの墓] この作品は太平洋戦争の末期の神戸に住む兄と妹の姿が描かれています。

特に、姉弟が洞穴の中の暗闇に蛍が飛んでいるのを二人が嬉しそうに見つめるシーンが印象的です。

 

冒頭に「僕は死んだ」というナレーションから始まり戦争の悲惨さなどがリアルに描かれていることから、見ている側からは反戦アニメというもので捉えられましたが、監督である高畑勲は、反戦アニメではなくその様な意図はないと、何度も否定していました。

 

周囲の人たちとの折り合いに上手くいかず社会生活が上手くいかない姿が現代の子供達に共通しているとして、現代の若者に共感してもらいたいという意図で作ったそうです。

 

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5:「魔女の宅急便」 1989年7月29日公開

 

13歳を迎えた魔女のキキが黒猫のジジと共に人々とふれあいながら独り立ちしてゆく姿を描いています。

キキの選んだ街のモデルは北欧のスウェーデン。美しい街並みが映画で再現されています。

 

6:「おもひでぽろぽろ」 1991年7月20日公開

 

物語は東京で暮らすキャリアウーマンの主人公が少女時代を思い出しながら自分の気持ちと向き合い答えを出していく様を描いています。

 

監督の高畑勲は、舞台となった1882年の山形や1966年当時の思い出のシーンをリアルに表現し、さらに過去の風景を淡い色合いでレトロ調に仕上げ現在との違いを出しています。

 

7:「紅の豚」 1992年7月18日公開

 

宮崎駿は幼い頃から空を飛ぶことに憧れており、「紅の豚」は宮崎駿の夢を描いた
作品です。

 

飛行艇乗りの生きざまは、音楽共にオシャレでカッコイイ。主人公が豚の姿なのに素敵に見えてしまいます。

 

ちなみに予告映像で鈴木敏夫プロデューサーと物語のとらえ方が相違があり、宮崎駿が激怒したというエピソードがあります。

 

8:「海がきこえる」 1993年5月5日公開

 

こちらの作品は、日本テレビ開局40周年記念番組で放送されたスペシャルアニメです。

 

原作は氷室冴子による小説で青春ラブストーリーです。

 

アニメでは原作と異なる部分がありますが、原作の挿し絵を担当していた近藤勝也が作画監督を、『めぞん一刻』を手がけた望月智充が監督を務め素敵な雰囲気のある作品に仕上がりました。

 

9:「平成狸合戦ぽんぽこ」 1994年7月16日公開

 

原作・監督・脚本は高畑勲で、配給収入26億円を記録し1994年のトップになりました。

 

狸たちの暮らす町が人間の開発によって壊されそうになり、それを阻止しようと化学(ばけがく)を使い挑んでいくストーリーです。

 

この作品の劇中にいくつかの隠れキャラクターが登場します。

 

『となりのトトロ』のトトロや『魔女の宅急便』のキキ、『紅の豚』のポルコ、『おもひでぽろぽろ』の主人公が出ていて見つける楽しみも味わえます。

 

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10:「耳をすませば」 1995年7月15日公開

 

原作は柊あおいの漫画作品が主体の映画になっており、キャッチコピーは「好きな人ができました」という名の通り受験を控えた月島雫が進路について悩みながらも前へ進んでいく青春がいっぱい詰まった物語になっています。

 

声優では2019年現在大活躍中の俳優・高橋一生を起用しており、少しだけ幼い声に注目です。

 

11:「もののけ姫」 1997年7月12日公開

 

監督は宮崎駿で、長年にわたり構想し制作に時間をかけた大作です。

 

「生きろ。」をキャッチコピーに宮崎駿監督のメッセージがこの作品には集大成として含まれ私たちに問いかけています。

 

12:「ホーホケキョ となりの山田くん」1999年7月17日公開

 

高畑勲監督でいしいひさいち原作の4コマ漫画をベースに「家族」をテーマにしたオリジナルストーリー作品が出来上がりました。

 

制作にかなりの手間と費用をかけた作品で、高畑勲監督のこだわりが出ています。

 

13:「千と千尋の神隠し」 2001年7月20日公開

 

日本歴代興行収入第1位の大ヒット作品です。

 

日本のみならず世界中から支持され数えきれないほどの賞を受賞しました。

 

第75回アカデミー賞では長編アニメーション部門を受賞し、日本のアニメーションではいまだに「千と千尋の神隠し」のみです。

 

監督は宮崎駿で、知り合いの娘さんを喜ばせたいという思いがきっかけで映画制作に至ったそうです。

 

こどものみならず大人も楽しめて、世界中に愛される作品になりました。

 

14/15:「ギブリーズepisode2・猫の恩返し』 2002年7月20日2作同時公開

 

・【ギブリーズ】は、物語はスタジオギブリというアニメーション制作会社で働く人々を描いた短編作品です。

 

監督は百瀬義行でジブリ作品をいくつも関わった方で、声優陣もベテラン俳優を起用しており、25分のショートストーリー作品とは思えないキャストです。

 

・「猫の恩返し」監督は森田宏幸で『ホーホケキョ となりの山田くん』の原画を手がけました。

 

この作品は『耳をすませば』の続編ではないが、『耳をすませば』の主人公・月島雫が書いた物語ということで続編っぽい設定になっています。

 

これは続編を作らないジブリにとっては初の試みでした。

 

16:「ハウルの動く城」 2004年11月20日公開

 

「魔法使いハウルと火の悪魔」の原作をもとに作成された映画で、原作者のダイアナ・ウィン・ジョーンズから、ハウルの性格は変えないでほしいと依頼がありましたが、後に映画を見たジョーンズから素晴らしかったと評価されました。

 

宮崎駿らしい独特の世界観が満載です。

 

17:「ゲド戦記」 2006年7月29日公開

 

この作品は宮崎駿の息子、宮崎五郎が初監督をしたデビュー作です。

 

まだまだ監督として経験が浅かったため、宮崎駿はじめスタッフたちからも確執が生まれていたのは、話題にされていました。

 

この作品後、宮崎五郎は短編作品を手掛け、力をつけていきます。

 

18:「崖の上のポニョ」 2008年7月19日公開

 

原作・脚本・監督全て宮崎駿が手掛けました。

 

この作品の凄いところは、ほとんど手書きということです。海が荒れるシーンやポニョの自由に海を駆け抜けるシーンなどが本当に手書きだろうかと疑ってしまうほど高い技術力でした。

 

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19:「借りぐらしのアリエッティ」 2010年7月17日公開

 

「人間には見られてはいけない」という掟の下、床下で家族と暮らす14歳のアリエッティ。人間の少年(翔)との出会いによって、人間はそんなに怖くないかもしれないと思い始める。

 

この作品は、スタジオジブリのアニメーター・米林宏昌を初監督に起用し、話題を呼びました。

 

彼は、アニメーターとして高い技術力があり、「崖の上のポニョ」では宮崎駿監督をもうならせたとか。

 

20:「コクリコ坂から」 2011年7月16日公開

 

この作品の監督は宮崎駿の息子・宮崎五郎で、1963年の横浜を舞台に純粋に生きる少年少女を描いた青春ラブストーリーです。

 

第35回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞しています。

 

21:「風立ちぬ」 2013年7月20日公開

 

この作品を最後に宮崎駿はアニメ制作からの引退を発表しましたが、後に撤回し2019年現在長編作品を制作中です。

 

一番の話題になったのは何と言っても、主人公・堀越二郎役に声優として抜擢されたエヴァンゲリオン監督の庵野秀明が起用されたのには驚かされました。

 

22:「かぐや姫の物語」 2013年11月23日公開

 

高畑勲は2018年4月に永眠し、この作品が高畑勲にとって最後の監督作品になりました。

 

「かぐや姫の物語」は「竹取物語」を原作に構成された物語で、アニメ映画界では異例の50億円という破格の製作費をかけた大作です。

 

悲しく美しいかぐや姫を是非見ていただきたいです。

 

23:「思い出のマーニー」 2014年7月19日公開

 

第88回アカデミー賞長編アニメ映画賞にノミネートされた作品です。

 

心を閉ざした安奈の感情の変化と不思議な少女マーニーの存在に少し怖さが序盤にありますが、マーニーが何者かがわかる最後は心がジーンとする作品です。

 

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24:「レッドタートル ある島の物語」 2016年9月17日公開

 

監督・脚本・原作にマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット。ジブリ作品では初の外国人監督作品となりました。

 

この作品では、全編セリフなしというジブリ映画では斬新な作品で、音楽と映像の素晴らしさから第69回カンヌ国際映画祭で視点部門特別賞や第44回アニー賞で最優秀長編作品賞に選ばれ、世界から認められた作品です。

 

【ジブリ作品 歴代興行収入ランキングベスト5】

 

ジブリ作品の興行収入ランキング】

【第5位】         風立ちぬ 120.2億円

【第4位】     崖の上のポニョ 155億円

【第3位】            もののけ姫 193億円

【第2位】     ハウルの動く城 196億円

【第1位】 千と千尋の神隠し 308億円

 

以上がベスト5の結果となります。

 

どれも素晴らしい作品に間違いありませんが、千と千尋の神隠しのダントツの数字には驚きです。これは邦画興行収入のランキングにおいても1位です。

 

この記録は、国内で上映された大人気作品「アナと雪の女王」や「タイタニック」を抑えての第1位に輝いています。


 

いかがでしたでしょうか?

 

ジブリ作品は全て様々な賞を受賞し、老若男女問わず愛され続ける作品ばかりです。

 

沢山の名作を生んでくれたスタジオジブリ、これからもどんな作品を私達に見せてくれるのか期待が膨らみますね!

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