ティーバッグの声優の若本規夫さんってどんな人?【プリズンブレイク】
日本でも人気の海外ドラマとして有名な「プリズンブレイク」。
このプリズンブレイクで屈指の存在感を放つティーバッグは、凶悪殺人犯として主人公たちの前に立ちはだかります。
そんなティーバッグの声を吹き替えているのは、ベテラン声優として数々の役をこなしてきた若本規夫さんです。
今回はそんな若本規夫さんがどういう人なのかについてご紹介していきますので、参考にしてみてください。
【プリズンブレイクのティーバッグの声優は若本規夫さん】
声優の若本規夫さん経歴が異色過ぎる……
小説みたいな人生じゃん…… pic.twitter.com/wUG7fQ23Yr— もなかんな (@monakanna2020) June 18, 2020
プリズンブレイクの悪役として大人気のティーバッグを演じているのは、若本規夫さんです。
若本規夫さんはサザエさんの穴子さん役や、ドラゴンボールのセル役のようにワイルドで渋い声で有名な声優さんです。
ティーバッグ役で吹き替え声優としても知名度が上がり、ティーバッグの俳優であるロバート・ネッパ―さんの専属声優にもなっています。
若本さんといえばあの癖になるしゃべり方を思い浮かべる方が多いと思いますが、その個性的な声にハマってしまう人も多いようですね。
WOWOWで「プリズンブレイク」が始まった。もちろん吹き替え。極悪非道でゲスいけど大人気のティーバッグの声が若本規夫さんだから。日本で人気なったのは若本ティーバッグの功績が大きい。ロバート・ネッパーさん自体は、こんなに癖のある話し方じゃありませんが(笑)吹き替えは若本さんじゃないと!
— マサ "PARAEST" オカーノ (@marcygate) May 3, 2018
「プリズンブレイク」のティーバッグの吹き替えをしている声優の若本規夫さん、あの独特のイントネーション、聞くたびに面白すぎて笑いがこみ上げてきます。ティーバックのキャラにぴったりな、まさにハマリ役だと思います。
— プレコ (@purekomadoka) November 7, 2009
それでは若本さんのプロフィールと出演作品を見ていきましょう。
【プロフィール】 | |
【生年月日/星座】 | 1945年10月18日/てんびん座 |
【血液型】 | A型 |
【出身地】 | 山口県下関市 |
【身長】 | 167cm |
【特技】 | 剣道、少林寺拳法 |
【代表作】 | サザエさん/穴子役、ドラゴンボールZ/セル役 |
【所属事務所】 | シグマ・セブン (中村悠一/安元洋貴/水樹奈々等が所属している事務所) |
【出演作品】 | |
【作品名】 | 【キャラ名】 |
サザエさん | 穴子、花沢金太郎 |
ドラゴンボールZ | セル |
コードギアス 反逆のルルーシュ | シャルル・ジ・ブリタニア皇帝 |
カウボーイビバップ | ビシャス |
銀魂 | 松平片栗虎 |
銀河英雄伝説 | ロイエンタール |
ストリートファイター | ベガ |
プリズンブレイク | ティーバッグ |
人志松本のすべらない話 | ナレーション |
その他多数の作品に出演
【若本規夫さんはどんな人?】
それでは若本規夫さんはどのような声優さんなのでしょうか。
ここでは声優としてデビューする前から現在に至るまでを、エピソードを交えて紹介していきたいと思います。
■声優になったきっかけとデビュー作品
若本規夫さんは、とても珍しい経歴をもった声優さんです。
生まれは終戦した年と同じ1945年で、早稲田大学の法学部を卒業しているというとても頭のいい方です。
大学卒業後は警察学校へ入学し卒業、学生運動がまだ盛んにおこなわれているなかで警視庁の機動隊として2年ほど勤務しています。
特技としても紹介した、剣道と少林寺拳法はどちらも三段で、警視庁時代にも役立てられていたようですね。
その後は日本消費者連盟事務局の創立メンバーとして活躍しますが、電車の中で落ちてきた新聞に掲載されていた声優募集の広告を機に、1970年に25歳にして声優への転身を果たします。
デビュー作は1972年の海外ドラマ「FBI特捜班」で、その後も海外ドラマや映画の吹き替えの仕事を多数こなされています。
特に悪役やラスボスといったキャラクターを中心に、イケメンでワイルドなキャラクターを演じており、その特徴的な声に聞きほれた熱狂的なファンの方も多いのではないでしょうか。
2000年以降は、それまでは脇役出演が多かったアニメやゲームといったジャンルでも広く活動していて、今では代わりのいない声優さんとして引っ張りだこです。
■声優以外の活動
若本さんは若い頃には舞台に立つ機会もあったようですが、やはり有名なのはTV番組でナレーションをされていることでしょう。
「人志松本のすべらない話」や「嵐にしやがれ」といった人気バラエティ番組のナレーションを担当されており、TVで若本さんの声を聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
「投稿!特ホウ王国」のナレーションでは、独特なその言い方から人気が増し、以降ギャグキャラクターを演じることが多くなったそうです。
これに関連してTVでの顔出し出演を求められることも多いようで、たびたび番組自体に出演することもあります。
TVをほとんど見ないという方も、若本さんがバラエティ番組でどんな声を出されるのか、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
■若本規夫さんのエピソード
・警察官になったきっかけ
前述したように、若本さんは声優になる前は警察官をされていました。
早稲田大学の法学部を卒業する際、はじめは司法試験や大学院への進学を考えていたそうです。
しかし、大学院試験に不合格になってしまったことと、家庭の事情により10月から就職活動を始めることに。
普通の会社に面接を受けに行きますが、そのビルを散策していた時に気持ちがなえてしまい、その場で普通の会社への就職はあきらめたそうです。
その後、大学の就職担当に「ハラハラドキドキする仕事につきたい」と相談したところ、消防士と警察官を紹介されます。
消防士は近視でなれないということで、そのまま警察官になったそうです。
・声優になるきっかけ
警察官として2年間勤務した後に、日本消費者連盟事務局の初代メンバーとして働き始めますが、ある日上司を殴ってしまい解雇されてしまいます。
やけ酒を飲んで電車で家路につく中で、棚から落ちてきた新聞に声優募集の広告がありました。
その日は特に何も思わなかったそうですが、次の日に「自分には警察などの組織は向いていない」と、何か自分一人で食べていける技術を身につけたいとの思いから声優を志したそうです。
ところが、20名の募集に対して会場には400名ほどの希望者がいて挫折しかけるも、会場にかわいい女の子がいたのと受験料を払ってしまったことから受験を決意します。
結果は審査員全てが不合格とする中で、養成所の最高責任者一人に才能を見抜かれ見事合格。
当時は声優としてやっていく決断をするのに迷ったそうですが、合格通知を受け取った日に何気なく見上げた夜空に流れ星が見えたことから、運命のようなものを感じ声優として歩んでいこうと覚悟を決めたそうです。
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以上、プリズンブレイクのティーバッグの吹き替え声優の若本規夫さんの紹介をしてきました。
若本さんはかなりベテランの声優さんですが、これからも現役で活躍してほしいですね。
この機会に若本さんが出演するアニメや海外ドラマをまとめてチェックしてみてはいかがでしょうか。