ジョジョの奇妙な冒険を見る順番！アニメシリーズの見方を紹介

【ジョジョの奇妙な冒険 １st Season『ファントムブラッド』】

●見どころ

第1部は全てにおける始まりの物語です。

ジョースター家とディオの関係がどのように変化していったかをじっくりと知ることができます。

波紋によるバトルシーンも見ごたえたっぷりですが、ディオの強烈なカリスマ性と歪んだ思想に立ち向かうジョナサンの関係から目が離せません。

『石仮面』を使い吸血鬼を配下にするディオを止めるために『波紋』の修行をするジョナサン。

ぶつかり合う二人の善と悪の戦いの結末は……？

この後2世紀以上にも渡る長い戦いとなったきっかけの物語を、第1部でしっかりと押さえておきたいところです。

第2部では、どんな窮地に立たされても不屈の精神で戦いに挑み続けたジョセフとシーザーの熱い姿と、二人の心が固い友情で結ばれ続けたことに感動するに違いないでしょう。

ツェペリ家の誇り高い精神を受け継いで生き抜いたシーザーの要素が、この後に続くシリーズにおいても、いろいろなキャラクターに受け継がれているところも、シリーズを追い続けているとよく分かる醍醐味の一つです。

全ての始まりの物語1st Seasonで、ジョジョの世界観に触れてみてください。ハマること間違いなしです！

【ジョジョの奇妙な冒険 ２nd Season『スターダストクルセイダーズ』】

舞台は前作から49年後、1987年の日本。

ジョセフ・ジョースターの孫、「空条承太郎」は、人の形のようなものをした悪霊が自分にとりついたと思い込み、周囲の安全のため自ら留置所に閉じこもっていた。

ジョセフが友人の「モハメド・アブドゥル」と日本まで会いに来て伝えたのは、承太郎が悪霊と称していた存在の正体は、超能力がキャラクターの形をとった『スタンド』であること。

そしてジョセフは、ジョースター家にスタンドが目覚めた理由がかつて戦った敵「ディオ」が復活したせいではないかということ、ディオが再び世界を乗っ取る野望のために動き始めたことを伝える。

一方承太郎の母ホリィは、自身のスタンド能力が制御できず死に瀕していた。

ホリィの命を救うためにはディオを倒すしかない。

承太郎は新手のスタンド使い花京院典明の命を救い、ジョセフ・花京院・アブドゥルと共に、ディオのいるエジプトへと旅立った。

●見どころ

原作コミックのPart3スターダストクルセイダーズに関するストーリーが描かれています。

今作品より舞台は日本になります。

1st Seasonで活躍したジョセフ・ジョースターが日本まで会いに来た孫の名前は、空条承太郎。

ジョースター一族はあるきっかけにより『スタンド使い』になったのですが、スタンドに対応できない承太郎の母親は自分のスタンドが原因で死に瀕します。

母親を救うために倒さなくてはいけない悪の元凶がエジプトにいるDIO。その正体は1st Seasonの敵役で登場したディオだったのです。

様々なスタンド使いを送り込んでくるDIOと承太郎の戦い。スタンドを使った戦闘も見どころの一つとなっています。

ジョジョと言えばよく聞くのが「オラオラオラオラ！」という掛け声ですが、最初にこれを言い出したのが、空条承太郎です。

承太郎の「オラオラオラオラ！」に対しDIOの「無駄無駄無駄無駄！」という掛け合いのような叫びも、スカッとするダイナミックな戦いに一役買っています。

【ジョジョの奇妙な冒険 3rd Season『ダイヤモンドは砕けない』】

前作の12年後、1999年4月から物語は始動する。

M県S市の杜王町に住む高校生「東方仗助」は、「スタンド」と呼ばれる超能力を使うことが出来た。

彼はアメリカの不動産王・ジョセフジョースターが65歳で浮気し、その間に出来た子供であった。

ジョセフジョースターがスタンド使いであったためにその能力が遺伝していたのだ。

普段温厚に見えるが、自身の髪型を貶されるとキレる性格であった彼は、絡んでくる連中をスタンドを使い叩きのめしていた。

ある日ジョセフジョースターを祖父にもち、また同じくスタンド使いである空条承太郎と対面し、仗助は破壊されたものを治す能力の持ち主あることを知る。

更には他にも危険なスタンド使いがこの町に居て、仗助に襲い掛かろうとしているのだと聞く。

今の生活に幸せを感じている仗助はその事実を簡単には受け入れられなかったが、スタンド使い・アンジェロが仗助の家を襲撃し仗助の祖父・良平が命を落としてしまう。

町を愛した祖父の遺志を継ぐことこそ自分の使命であると決意した仗助は、スタンドを用い承太郎と共に杜王町に現れていく【悪意あるスタンド使い】から平和を取り戻そうと立ち向かっていく。

●見どころ

原作コミックのPart4「ダイヤモンドは砕けない」に関するストーリーが描かれており、全作品に引き続き、日本が舞台となっています。

杜王町にやってきた空条承太郎が出会った青年の名は東方仗助というリーゼントの高校生……彼がジョセフ・ジョースターの隠し子であるということが発覚します。

つまり、仗助にとって承太郎は『歳下の叔父』に当たるのです。

本シリーズでは、東方仗助とその友人、虹村億康と広瀬康一が様々なスタンド使い達との戦いを繰り広げていきます。

前作品の空条承太郎が単身で戦う圧倒的なヒーローであったことに対し、東条仗助は絶対的な力で圧すのではなく、慎重だったり隙を見せたりしながらも、仲間に支えられながら成長していくといった感じです。

また敵キャラクターも、悪役でありながらどこか憎めない要素がたくさんあり、ストーリーもコメディ仕立てになっている部分が多いなど、1期、2期とはまた違った意味で、夢中になれる作品であると思います。

【ジョジョの奇妙な冒険 4th Season『黄金の風』】

一世紀以上に渡るディオとジョースター家の因縁の物語。

舞台は前作から2年後の2001年春。

スタンド使い「広瀬康一」はジョースター家の末裔である空条承太郎からの依頼を受けて、南イタリアの都市、ネアポリスに居た。

その依頼とは、ジョースター家の宿敵・DIOの息子と思わしき人物、日系イタリア人の少年・汐華初流乃から皮膚の一部を持ち帰ってくるというものであった。

ある時、青年「ジョルノ・ジョバァーナ」と出会い荷物を盗まれてしまった康一は、ジョルノこそが汐華初流乃であり、彼もまたスタンド使いであることを知る。

一方ジョルノは、ギャング・涙目のルカから因縁をつけられトラブルになり、それが原因でギャングの一員である「ブローノ・ブチャラティ」から狙われることになる。

●見どころ

原作コミックのPart5「黄金の風」に関するストーリーが描かれており、舞台はイタリアに移ります。

ジョースター家の宿敵であるDIOと日本人女性の間に生まれた息子であるジョルノ・ジョバァーナ。

ギャングスタ―に憧れる15歳の少年が、今シリーズの主人公です。

ギャング組織『パッショーネ』の入団試験を突破し見事一員となったジョルノは、ブチャラティチームと暗殺者チームによる組内の抗争の中、自らも戦いに身を投じます。

パッショーネは全員がスタンド使いのチームなので、様々なメンバーが個性豊かなスタンドを駆使して繰り広げるバトルが見事です。