サードインパクトの原因や発生した条件とは?シンジとレイが引き起こしかけた災害について

サードインパクトの原因や発生した条件とは?シンジとレイが引き起こしかけた災害について

 

新世紀エヴァンゲリオンシリーズの最新作、シン・エヴァンゲリオン劇場版が2020年6月27日に公開予定です。

 

エヴァンゲリオンシリーズには難解な用語や設定がたくさんあり、「この用語の意味はどういうものなのだろう」と悩む方が多いかと思います。

 

今回は、エヴァンゲリオンのサードインパクトについて紹介するので参考にしてみてください。

 

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【サードインパクトとはなに?】

 

参照元:https://twitter.com/
©カラー/Project Eva.

 

新世紀エヴァンゲリオンシリーズを語る上で重要な用語としてサードインパクトがあります。

 

サードインパクトについてに明確な回答は作品で描かれていないため、こちらでは考察を中心に記載させていただきます。

 

サードインパクトにより何が起きるかというと、生命がもつATフィールドをなくすことにより肉体を捨てて魂をひとつにすることです。

 

これだけでは、何のことなのかよくわからないかと思うので、重要な用語の解説やファーストインパクト・セカンドインパクトといったことについて順を追って説明していきます。

 

【ATフィールドとは】

 

サードインパクトにおいて重要なのは、ATフィールドについての理解です。

 

ATフィールドのイメージというと、使徒やエヴァンゲリオンがもっているシールドのことをイメージする方が多いのではないでしょうか。

 

ATフィールドは「Absolute Terror FIELD」の略で、「絶対恐怖領域」という意味になります。

 

ATフィールドはすべての人がもっていて、自分と他人の区別があるのはATフィールドがあるおかげです。

 

そのためATフィールドがなくなってしまえば、自分と他人の区別がなくなり、肉体として別々に存在できなくなるということです。

 

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【ファーストインパクトとは】

 

ファーストインパクトとはおよそ40億年前に発生したジャイアントインパクトのことです。

 

西暦2000年にセカンドインパクトが起きるまではジャイアントインパクトと呼ばれましたが、セカンドインパクトが起きたことによりファーストインパクトと呼ばれるようになりました。

 

ファーストインパクトが起きたときの地球はまだ創世期で生物らしい姿がありませんでした。

 

このときに、南極付近に「白き月」と呼ばれる物体が落下します。

 

この「白き月」にはのちの第一使徒となるアダムの卵が入っていて、その体液が海に流れることで生命のもととなる原型ができあがります。

 

そして地球にはさらにリリスの卵である「黒き月」が落下します。

 

「黒き月」が落下したのは現在のネルフの本部の地下(第三東京市)です。

 

リリスからは知恵の実をもつリリンである人間が誕生します。

 

また、このときに白き月から誕生した使徒は眠りにつきます。

 

この使徒や人間の誕生と使徒の眠りまでの一連の流れがファーストインパクトです。

 

【セカンドインパクトとは】

 

セカンドインパクトは西暦2000年に発生し、表向きには隕石の衝突が原因で引き起こされたとされていて、噴火や地殻変動、津波、海面上昇、地軸のズレといったことが引き起こされ20億人以上が犠牲となりました。

 

その後に本当のセカンドインパクトの原因は、ゼーレが南極の地下で葛城調査隊が「白き月」を発見し、アダムを調査しているときに引き起こされたとゼーレは発表します。

 

しかし、この理由もゼーレの嘘で、セカンドインパクトの発生はゼーレが人為的に引き起こしたものです。

 

ゼーレは「白き月」にあった裏死海文書を解読し、アダムにロンギヌスの槍を刺せばセカンドインパクトを防げると考えていましたが、ロンギヌスの槍だけでは不十分でアダムを封印できずに漏れ出したエネルギーでセカンドインパクトが発生したのが事実です。

 

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【サードインパクトで起きること】

 

サードインパクトが発生すると、全人類がもつATフィールドを消失させてしまい、LCLに還元され、全生命のリセットが行われます。

 

つまり、全人類が滅亡するという意味になります。

 

なので、人類は危機を防ぐために行動します。

 

しかし、ネルフやゼーレにとっては人類補完計画のためにサードインパクトは必要と考えている為、裏ではサードインパクトを引き起こそうと行動しています。

 

ちなみに、このことを知っているのはゼーレのほかにネルフのごく一部のメンバーに限られています。

 

【サードインパクトの発生条件】

 

参照元:https://twitter.com/
©カラー/Project Eva.

 

サードインパクトを発生させるためには、アダムを完全状態にして、その強力な反ATフィールドを発生させる必要があります。

 

そのためには、エヴァが4体いることが発生条件になると考察されます。

 

これは、バチカン条約で「エヴァは1国で3体までしかもてない」とされていて、4体以上集まるとサードインパクトが発生することを危惧しているのではないでしょうか。

 

また、セカンドインパクトの描写で光る4人の巨人と槍が出てくることからも推測されます。

 

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【サードインパクトの発生条件は他にもある?】

 

参照元:https://twitter.com/
©カラー/Project Eva.

 

サードインパクトの発生条件にはこのほかにもあると考えられます。

 

それはエヴァンゲリヲン初号機を使用する方法です。

 

初号機の中では、アダムの要素である使徒とリリスの子孫である人間が共存していて、現在は融合していないためサードインパクトが起きていません。

 

リリスの子孫である碇ユイ(シンジの母)を搭乗者の碇シンジを媒体にすることで表に出し、アダムの要素であるS2機関と接触させることでサードインパクトが引き起こせると考えられます。

 

【ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破で起きたのはニアサードインパクト】

 

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qでは破のサードインパクトから14年後の世界が描かれていますが、実際はサードインパクトではなく、サードインパクトに近いニアサードインパクトが起きています。

 

ニアサードインパクトが起きた原因は、第10使徒に綾波レイが乗る零号機が捕食され、それを見たシンジが初号機でレイを救い出す過程からスタートします。

 

一度活動停止をした初号機は、シンジの叫びとともに「神に近いもの」(疑似シン化第1覚醒形態)に変貌し、そしてレイを救い出し光の巨人(疑似シン化第2形態)になります。

 

そして初号機のなかでシンジとレイが溶け合いサードインパクトを引き起こしそうになります。

 

これを止めたのが渚カヲルの「Mark.06」で、ロンギヌスの槍と同じく重要な役割を果たす「カシウスの槍」を初号機に突き立ててサードインパクトを止めようとしました。

 

しかし、サードインパクトは完全に止めることはできず、ニアサードインパクトが発生してしまいます。

 

これがニアサードインパクトの原因です。

 

 


 

エヴァンゲリヲンのサードインパクトについて紹介しました。

 

サードインパクトについては明確な答えがでていないものなので、このほかにも発生条件があるかもしれません。

 

2020年6月27日に公開予定のシン・エヴァンゲリオン劇場版でより詳しく描かれるのか、それともサードインパクトとはまた違う要素が出てくるのかを注目しましょう。

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