セカンドインパクトの原因とは?人類に語られない本当の理由とゼーレの目的

セカンドインパクトの原因とは?人類に語られない本当の理由とゼーレの目的

 

 

「セカンドインパクト」と呼ばれる大災害が起きた世界を舞台に、汎用人型決戦兵器(通称エヴァンゲリオン)のパイロットである少年少女たちの戦いを描いた作品「新世紀エヴァンゲリオン」。

 

1995年から1996年にかけてTVアニメ化されており、2020年6月にも劇場版の公開が予定されているなど、現在でも絶大な人気を誇っています。

 

そんなエヴァンゲリオンの世界において重要な出来事であるセカンドインパクトですが、言葉は知っていても、その内容や原因についてまで知っているという方は少ないのではないでしょうか?

 

そこで今回は、「セカンドインパクト」の詳細と、その原因についてご紹介していきます。

 

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「セカンドインパクト」とは

 

参照元:https://twitter.com/
©カラー/Project Eva.

 

「セカンドインパクト」はエヴァンゲリオンの世界を知る上で、不可欠な出来事です。

 

作中では大災害として何度も語られるものの、具体的な描写などは少ないため、その詳細については知らないという方も多いと思います。

 

ここではそんなセカンドインパクトの詳細や、その影響についてご紹介していきます。

 

【アニメ版における「セカンドインパクト」】

 

「セカンドインパクト」とは、2000年9月13日に南極大陸で起きた大爆発のことです。

 

月が生まれたときに実際に起こったとされているジャイアントインパクト(作中ではファーストインパクト)をモチーフにしています。

 

この大爆発により津波や洪水、噴火などの大災害が誘発されたことで、約20億人もの死者がでたとされています。

 

セカンドインパクトを発端とした紛争も世界中へ広がり、発生から一週間後の9月20日には東京にも新型の爆弾が投下され50万人が死亡するなど、セカンドインパクトによって世界の人口は半分にまで減少しました。

 

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【新劇場版における「セカンドインパクト」】

 

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©カラー/Project Eva.

 

新劇場版においても、15年前にセカンドインパクトがおこり人類の半数が死亡した、という点はアニメ版と同じです。

 

しかし、セカンドインパクトが起きた西暦や、それがどのような現象であったか、などといった具体的な設定は全くありません。

 

これに加えてセカンドインパクトの際の描写もアニメ版とは異なっており、アニメ版では翼を広げた巨人が描かれるのに対して、新劇場版では4体もの光の巨人と黒い球体、そしてロンギヌスの槍のようなものが描かれています。

 

光の巨人の正体やロンギヌスの槍については、後述していますので参考にしてみてください。

 

「セカンドインパクト」の原因

 

では、セカンドインパクトはなぜ起こったのでしょうか。

 

ここではセカンドインパクトの原因と、その背景について詳しく紹介していきます。

 

【表向きの原因】

 

公的に発表されている原因は、巨大な隕石の落下によるというものです。

 

ただこれはあくまでも表向きの理由に過ぎず、特務機関NERV(ネルフ)には、南極大陸で発見された第一使徒・アダムの調査中に起きた原因不明の大爆発が原因であるという情報が秘密裏に流されていました。

 

しかし、この情報もまた、世界を影から支配している秘密結社・ゼーレが流したデマでした。

 

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【本当の原因】

 

セカンドインパクトが起きた本当の理由は、アダムを調査していた一部の人間たちによって人為的に引き起こされたものでした。

 

この本当の理由について理解するためには、「使徒」や「ゼーレ」について知っておく必要がありますので、以下で紹介していきます。

 

【使徒とは】

 

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エヴァンゲリオンの世界で、人類の敵として描かれている「使徒」とは一体何なのでしょうか?

 

地球上の全ての生命は、宇宙から飛来した二つの月が起源となっています。

 

一つは南極大陸に飛来しアダムへ、もう一方は現在第3新東京市が存在する場所へ飛来し、第二使徒・リリスへと姿を変えました。

 

アダムから生まれたのが「使徒」、リリスから生まれたのが「人類(リリン)」です。

 

本来は一つの星に一つしか月は飛来しないため、それぞれの月から誕生した使徒と人類は、地球の生命としての座をかけて本能的に殺し合っているのです。

 

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【ゼーレの思惑とセカンドインパクト】

 

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秘密結社・ゼーレは、アダムから他の使徒たちが生まれてくることを恐れて、休眠状態にあったアダムを殺す(正確には生命の原初へと戻す)ことによって、使徒の誕生を防ぐことを画策します。

 

このためにミサトの父親をリーダーとした葛城調査隊が南極へと派遣されました。

 

葛城調査隊は、使徒がもつA.T.フィールドを無力化し、原初生命へと回帰する衝動(デストルドー)を呼び覚ます力をもつ「ロンギヌスの槍」をアダムに突き刺します。

 

ロンギヌスの槍によってA.T.フィールドを無力化し、アダムと人類の遺伝子を融合させることで使徒との戦いを回避しようとしたのです。

 

しかし、ロンギヌスの槍によってアダムは覚醒し、自身のデストルドーを制御することができなくなってしまいます。

 

暴走してしまったアダムは絶大なデストルドーのエネルギーに耐えきれず、周囲の全ての生命を死に巻き込むことになったと考えられます。

 

こうして引き起こされたのが「セカンドインパクト」なのです。

 

 


 

以上、「セカンドインパクト」の詳細とその原因について紹介してきました。

 

エヴァンゲリオンシリーズは背景や設定が非常に作りこまれているので、セカンドインパクトについての理解を深めた後であれば新たな発見もあるのではないでしょうか。

 

この機会に、もう一度エヴァンゲリオンシリーズを見てみてはいかかですか?

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