涅マユリ(くろつちまゆり)の卍解【ブリーチ】!斬魄刀の能力、技をご紹介

涅マユリ(くろつちまゆり)の卍解【ブリーチ】!斬魄刀の能力、技をご紹介

 

護廷十三隊十二番隊長・技術開発局二代目局長【涅マユリ(くろつちまゆり)】

 

技術開発局という組織は新霊具や武器といった戦闘に必要な物の研究・開発を行うことはもちろん、現世と尸魂界のバランスを常に状況を把握する監視業務もあります。

 

さらには瀞霊廷の侵入を警戒する方の監視業務もこの隊に任されているので、多くの仕事があり、ゆえに隊員数も他の隊より多くなっています。

 

その十二番隊の隊長を務めるのが涅マユリです。

 

涅マユリは科学者ですが本性はマッドサイエンティストであり、自分自身の体に改造を積み重ね、筋肉や内臓、骨まで全てが彼自身によって仕掛けが施されています。

 

敵は人体実験の材料と認識し、自分の興味以外のことは全て塩対応という冷淡でまさにマッドサイエンティストなキャラクターです。

 

今回は涅マユリの斬魄刀の始解・卍解の能力について解説してきますので、ぜひ参考にして見てください。

 

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【涅マユリの始解「疋殺地蔵(あしそぎじぞう)」】

© 久保帯人/集英社
BLEACH 14巻より引用

解合は「掻き毟れ(かきむしれ)」

 

始解をすると金色の三つの刀身に変化します。

その三つの刀身が集まる根本には赤子のような顔の装飾が施されており、かなり不気味な形をした斬魄刀です。

 

ちなみに彼は自分の体だけではなく、斬魄刀にも改造を加えているため果たして、その姿が最初からのものなのか不明です。

 

斬魄刀まで改造を施してしまうというはまさに彼のマッドサイエンティストな一面を表しています。

 

疋殺地蔵の能力は斬りつけた相手の四肢の動きを封じることができるようになります。

 

これは相手の脳から出ている「四肢を動かせ」という信号を遮断することで、それを可能にしています。

 

ですから何かの神経を切るわけでもなければ、外傷を全く受けないため、まった痛みは伴いません。

 

しかし、動かなくなることに痛みはありませんが、痛みを感じる信号を遮断されたわけではないので、能力ではない普通に斬られれば痛みはありますし、その上動くことができないですから、されるがままの状態で何もできず攻撃を受け続けてしまいます。

 

彼が科学者ということもあり、この外傷も体の内側のダメージもないというのは相手を生捕りにして研究体にするのに一番良い方法なのです。

非常に科学者の彼にあった能力といえます。

 

しかしこの能力の最低条件として必ず斬魄刀で相手を一回斬らなければならないという点があります。

 

作中彼は仲間を犠牲にして刀を当てています。刀を当てる術を持たなければかなり扱いにくい斬魄刀です。

 

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【涅マユリの技術や始解の技】

 

【肉爆弾(にくばくだん)】

© 久保帯人/集英社
BLEACH 14巻より引用

これは正確にいえば技ではないが、他の死神の体内に遠隔操作型の爆弾を仕込み任意のタイミングでそれを起爆させ死神もろとも犠牲にして相手を爆発に巻き込ませる攻撃です。

味方を全く気にせず爆破してしまう無慈悲な技です。初回の衝撃は大きくかなりショックな技です。

 

【蛇腹腕(じゃばらかいな)】

© 久保帯人/集英社
BLEACH 14巻より引用

腕をワイヤーのように仕込んでおいて、それを解放してロケットパンチのように腕を伸ばしてターゲットを捉える攻撃です。

一度伸ばすと戻せなくなるのが欠点でしたが、最終的には改造(改良)により伸縮が自在となりました。

 

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【飛廉脚(ひれんきゃく)】

© 久保帯人/集英社
BLEACH 70巻より引用

本来、滅却師の技であるが、彼が滅却師の研究を行なっていた関係で使用できるようになりました。

空中を歩行できる技で靴に仕込まれたスイッチによって再現されました。

 

【疋殺地蔵・恐度四(きょうどよん)】

© 久保帯人/集英社
BLEACH 70巻より引用

この技は疋殺地蔵の赤子の左目を指で押しつぶしたことで泣き叫ぶ声を4秒間聴いた者全員を全身麻痺させる能力です。

声の聞こえる範囲にいる全ての人が攻撃対象であり、非常に広い攻撃範囲があります。

 

しかしながら泣き声を聞くという音を使う性質上、その音さえ聞かなければ全身麻痺にされることはありません。

わかっていればいくらでも防ぐことが可能です。

 

ですから耳を塞げば簡単に攻撃は受けませんし、元々聴覚がないような体の構造が違っている相手に対してはこの攻撃は一切効果はありません。

 

【肉飛沫(にくしぶき)】

© 久保帯人/集英社
BLEACH 14巻より引用

この技は斬魄刀で斬った対象を液体にし自ら攻撃できなくなる代わりに相手からの攻撃も受けないという能力があります。

この技は性能的に相手からの緊急脱出の時に使う技です。かなりの傷を負っている場合や相手には勝てないと判断した場合に使用されます。

この技を使うと3日から一週間、元の姿には戻れないという欠点もあります。

 

【贋膚(にせはだ)】

© 久保帯人/集英社
BLEACH 14巻より引用

この技は周囲と同じ色・質感の皮膚を作り、景色の一部として溶け込んで身を隠す技です。

普通の周囲と同化して身を隠す技と違うところは、色だけなく質感まで一緒なためなかなか気づかれないということです。

さらにその再現度は非常に高く、目の前にいても気づけないほどです。

 

しかしながら戦闘の際に活躍する技ではないため、潜入や追手を巻くのに対して有効的です。

作中では話の盗み聞きをバレないようにこの技で身を隠していました。

 

【超人薬(ちょうじんやく)】

© 久保帯人/集英社
BLEACH 34巻より引用

これは彼によって作られた薬の内の一つです。

この薬の能力は感覚が極限まで研ぎ澄まされることで起きる“時間が止まって見える“現象を強制的に引き起こさせます。

驚異的な集中によって全てが遅く見えるというような感覚があるというのは有名な話です。いわゆるゾーンに入った状態とも言えます。

 

この状態を強制的に引き起こして、さらには人間の極限から引き出されるその状態の何倍もの状態を引き起こします。

それはつまり、一般的なゾーンの状態ではスローのように感じるにに対して、この薬を投与された者は、一秒が数百年に感じてしまうほどの状態にされてしまいます。

 

この薬の恐ろしい点は限りなく遅くなっている時間の感覚のせいで、体の動きが置いてけぼりになってしまいます。

すなわち見えているのに反応が全くできないのです。

 

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【涅マユリの卍解「金色疋殺地蔵(こんじきあしそぎじぞう)」】

© 久保帯人/集英社
BLEACH 34巻より引用

 

卍解をすると赤子のような頭とイモムシのような体をした巨大な生き物を生成されます。

非常に巨大で、彼の体の何倍もの大きさがあり、これもまた不気味な見た目をしています。

 

能力は周囲100間(おおよそ182m)に彼自身の血から作られた致死毒を撒き散らすという能力です。

 

赤子の口から毒の霧が放出され周囲一面が紫色の毒の霧に包まれます。

 

この毒は彼自身の血から作り出されているので彼自身には効くことはなく、抗体を作られないために毎回毒の配合は変わってしまいます。

 

さらにはこの巨大生物は彼の意志によって動かして攻撃することが可能で、そのまま巨大な体で押しつぶしたり、毒を吐きながら相手を追い詰めたり、さらには相手を丸呑みしてしまうこともできてしまいます。

 

毒の効果があって戦いにくい上に、毒の霧を攻略したとしても本体の攻撃もあるためかなり苦戦を強いられてしまいます。

 

しかしその大きな図体ゆえに相手の反撃を喰らって操られたり、彼の命令に従わなくなってしまう可能性があります。

 

そんなことにも彼はちゃんと手を打ち、もしそのようなことが起きた場合は自爆するように“改造“が施されています。

 

卍解は攻撃を受けて破損などをしてしまうと半永久的にそれを治すことはできないため、自動的に消滅するのは、それの対策にもなります。

 

自らの手を加えているので、他の隊長たちの卍解とは異なり、自滅や彼自身によって負った破損は修復が可能で尸魂界にある斬魄刀の卍解の中でも数少ないものとなっています。

 

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【金色疋殺地蔵・魔胎伏印症体(またいふくいんしょうたい)】

© 久保帯人/集英社
BLEACH 70巻より引用

 

この卍解は“改造卍解“とも言われ、マユリ自身が自分の卍解を改造(改良)したものです。

 

彼は何度も自分の斬魄刀の能力(始解・卍解)に改造を施していますから、これもその内の一つにでしかすぎません。

 

科学者の気質上、改造を重ねてさらにより良いものを生み出すということがこのようなことになっているのでしょう。

 

以前の卍解では頭が赤子、胴体がイモムシのような見た目をした生物でしたが、この卍解によって生み出されるのは全身が浅黒い肌に覆われた完全な赤子の状態のしています。

 

お腹には帝王切開の跡と「伏」の文字が書かれています。完全な赤子の状態をしてはいますが、目は白目を剥いていいたりと相変わらずの気味の悪さです。

 

この形態は金色疋殺地蔵の異形体と説明されており、彼が戦闘中に得た情報を全て送り込み、それらの情報を基に新たなこの疋殺地蔵が生み出されました。

 

この卍解は滅却師のペルニダとの戦いの時に使われました。

 

ペルニダは神経を司り、全てのものに神経を忍び込ませ、無機物でさえその神経操作によって攻撃を仕掛けくるという厄介な敵でした。

しかしその情報を持っているこの金色疋殺地蔵・魔胎伏印症体は体表(=肌)に神経があり、その体表の神経が7万ものそうに分けることで対策をしました。

 

ペルニダは金色疋殺地蔵・魔胎伏印症体に飲み込まれてしまます。

しかしこの対策によって七万回以上神経攻撃をしなくてはなりません。

彼の想定では七万回以上の攻撃は不可能だと考えていましたが、ペルニダにはそれを可能にしてしまいました。

 

彼の想定を大きく上回ってしまったため、金色疋殺地蔵・魔胎伏印症体も虚しくペルニダに能力を取り込まれる形でこの卍解は終わってしまいました。

 

 

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以上、今回は涅マユリについて解説をしてきました。

 

今回は斬魄刀の能力の解説をメインにしましたが、彼の戦闘で光るのは何と言っても彼の手で作り出された薬品です。科学者らしい戦闘スタイルで、様々な効果を持った薬品を敵に投与することで戦いを有利に進めています。

 

さらには相手にその薬を投与させる方法も非常にトリッキーで面白いものが多くあります。

 

かなりの薬の種類がありますので、どんな効果があるのか気にしてみるのも面白いかもしれません。

 

そして忘れがちなことは彼は十二番体隊長ということです。

 

科学者というイメージが強いせいで戦闘はあまり強くなく、そのような薬のような戦い方がメインだと思われがちですが、半分は間違いです。

 

彼は隊長らしく戦闘能力も高く、俊敏な動きはもちろん根性そしてマッドサイエンティストな性格ながらも、最低限の人格は持っています。そのような彼の人間味が垣間見える場面をぜひ楽しんでみてください。

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