平子真二(ひらこしんじ)の卍解【ブリーチ】!始解から最終形態までの流れをご紹介
護廷十三隊五番隊隊長【平子真子(ひらこしんじ)】
死神の中には虚の力が使える者がいます。
虚の力を使えるということは、つまり一時的に虚の虚の力によってパワーアップできるということです。
そのような力を使える死神達のことをを仮面の軍勢(ヴァイザード)と言い、平子真子はその仮面の軍勢のリーダー的存在です。
仮面の軍勢は彼を中心に8人で構成されているグループで、“仮面の軍勢“という名前は彼らが自分たちで名乗っているグループ名です。
本来、死神が虚の力を使うことはできません。
遡ること100年以上前、五番隊隊長出会った平子真子とそのメンバーは藍染惣右介の陰謀の一つ、虚化の実験台として彼らは犠牲となってしまいます。
それにより虚の力を使うことができるようになりました。
しかし実験台にされたことにより、本当は虚になってしまう運命でしたが浦原喜助の助けにより人間として生き残ることができました。
虚化の力は突発的なもので、修行を積まなければその能力を発揮するどころか、うちなる虚に精神を乗っ取られてしまいます。
虚化によって人格を失わないように訓練を重ね、その力を彼らはモノにすることができました。
平子真子は元部下である藍染惣右介に復讐するべく、仮面の軍勢として力を蓄えます。
仮面の軍勢のリーダー的存在である彼は関西弁で飄々とした態度のせいで、一見胡散臭いような人物に見えます。
根はお調子者のような性格ですが、しかし誰よりも仲間をいつも一番に思っている仲間思いのしっかり者です。
空座決戦編以降では、彼は藍染に奪われていた五番隊隊長に復職します。
人心掌握に長けていた五番隊全隊長・藍染惣右介の裏切りに精神的ダメージを受けた雛森をはじめ五番隊の隊員達を支えるなど隊長としても立派な働きをしています。
今回はそんな平子真子の斬魄刀の始解・卍解について解説をしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。
【平子真子の始解「逆撫(さかなで)」】
© 久保帯人/集英社
BLEACH 44巻より引用
解合は「倒れろ」
彼の斬魄刀は特殊な形状をしていて、刀身には等間に複数の穴が空いており、柄の先に大きめのリングのような丸い形状の持ち手がついています。
この斬魄刀の能力丸い部分を持って刀をブンブン回転させることで、甘い匂いを充満させています。
周囲に充満させた甘い匂いを嗅がせることで相手の全神経を支配することができるようになるという能力です。
全ての神経を支配することでできるようになることは、相手の視覚情報を混乱させることです。
相手の視界を上下左右前後、全てを逆にすることができ、さらには斬りかかって来る方向と実際に斬られる方向まで逆にすることが可能です。
この能力の強いところは相手が強ければ強いほど、効果的であるということです。
本人からも言われているように戦いに慣れていれば慣れているほど“体は見たまま反射で戦う“ことをしてしまいます。
見たまま動けば動くほど彼の思うツボであり、どんどん無防備になり最終的にはなす術がなくなってしまいます。
チートキャラである藍染惣右介には一太刀与えることはできましたが、すぐに攻略されてしまい、敗北してしまいました。
しかし圧倒的な力を持った藍染惣右介に一撃を与えたことは素晴らしい功績であり、それまで傷を与えることさえ難しかった相手にほんの少しでもダメージを与えたことはかなりの強さを持っているといえるでしょう。
本来なら、相手はこの能力によって正常に動くことすらできません。
千年血戦編では滅却師のバンビエッタ・バスターバインにこの能力が使われています。
行きたい方向に行くこともできず、向きたい方向を向くこともできません。
初見であれば、ほぼ抵抗もできないまま一方的に攻撃を受けてしまうことになります。
この能力は本人の練習により逆さにできることを増やすこともできます。
彼は鍛えて「熱い」と「寒い」も逆にしたいといっていましたが、自分が慣れるのが難しいとしています。
相手の視覚情報外のことなので、自分も慣れが必要になり、習得までは難しいですが、それができるようになれば、さらに強力な能力となるでしょう。
【平子真二の卍解「逆様邪八宝塞(さかしまよこしまはっぽうふさがり)」】
平子真子の卍解
逆様邪八宝塞(さかしまよこしまはっぽうふさがり)敵と味方の認識を逆さまにして同士討ちをさせる能力。範囲内無差別で感覚に直接作用するので多対一でしか使えない。
厄介な雑兵狩りが基本だか敵地に乗り込んで1人で壊滅に持ち込めるポテンシャルはある。。はず笑
#BLEACH pic.twitter.com/rMuKpZlIkL
— ぺぴんよしてっくしののめ (@yoshitectec) October 12, 2019
※この卍解はBLEACH原作に登場するものではありません。
この卍解は「BLEACH Can’t Fear Your Own Wold」(ノベライズ)で登場しました。
この卍解の能力は“敵とミ味方の認識を逆にすることです。
つまり彼と敵の大軍であった場合、能力によって大軍の一人一人が、唯一の仲間と平子真二を認識し、今まで仲間であった大軍の大勢が敵として認識してしまうということになります。
この能力は大勢の敵に対して一人で相手にすることができます。
正確に言えば、彼一人とその他大勢の状況を作らないと、この能力を使うことはできません。
なぜなら他の護廷十三隊の仲間がいた場合、彼のことを敵として認識してしまいますから。
彼からも「味方がいたら駄目、サシの勝負でも駄目、大勢の敵と自分一人でないといけない」という説明がされています。
要するに、始解の能力は強者向きであったのに対してこの卍解の能力は弱者向きな能力です。
他の隊長の卍解は始解で勝てない相手に対して奥の手として卍解を使うというスタイルが多い中、彼の能力は、始解が強敵用、卍解が雑魚敵用と役割が分かれているの非常に珍しいことです。
他の隊長は始解が大勢いても対応できる能力、卍解がサシの対決に特化した能力なのに対して、彼の能力は反対の性能であることが、また“逆“ということとマッチしていてお洒落な気もします。
ちなみに小説の中の挿絵としてや、ゲームの中で卍解のルックスが見ることができます。
卍解すると、撫子のような巨大な花型の台座が出現して斬魄刀の刀身も剣先が錫杖のような形に変化します。まるで仏のような見た目をしています。
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以上、今回は平子真二について解説をしていきました。
個人的に私はこのキャラが大好きで、仲間思いの優しい人物ですが根本のお調子者で明るい楽しい性格が非常に魅力的と思っています。
彼の言葉の胡散臭さとは裏腹に緻密に練られた計画や、隠れた日々の努力を惜しまないことなど、知れば知るほど魅了に溢れるキャラなので、BLEACHを読む際には「平子真二」の魅力が伝わればと思います。