班目一角(まだらめいっかく)の斬魄刀【ブリーチ】!始解から卍解までの流れをご紹介
更木剣八を隊長とする護廷十三隊十一番隊は、戦いを心から愛する戦闘教部隊。
その副隊長(元三席)を担っているのが【斑目一角(まだらめいっかく)】です。
斑目一角という人物はどのようなキャラなのでしょうかというと、一言で例えると「好戦的で荒くれ者が多い部隊というのを象徴するかのような人物」です。
見た目もかなり派手なキャラクター、なんと言ってもスキンヘッドは彼のトレードマーク。
さらには吊り目で目尻には朱色の化粧をしていてかなり凶暴な見た目をしています。
一角の戦闘狂な一面は隊長の更木の次に凄く、一角は卍解を習得しておりかなりの実力者です。
一角のことを戦いの師である慕っている阿散井恋次から隊長への推薦もされたことのありますが、彼は更木剣八を心から慕っているため、彼への忠誠心と共に彼の元で戦うことを誇りに思っています。
今回は斑目一角の斬魄刀の始解・卍解について解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
【斑目一角の斬魄刀「鬼灯丸(ほおずきまる)」】
© 久保帯人/集英社
BLEACH 10巻より引用
解合は「延びろ」。
斬魄刀の柄と刀を収める鞘を合わせること解合と共に一体化し、片方に刃のついて一本の長い槍に変化します。
それだけです。特殊な効果がついたり、何か能力が付与されると言ったことはなく長い槍になるというシンプルな始解です。
さらに、この形態から柄を分割して、三節棍に変形させることが可能です。
この三節棍にする場合は、「裂けろ」という解合が必要です。
この形態は第二形態のようなもので、解放していない斬魄刀の状態からどちらかの始解状態になれるというよりは、必ず槍の形態になってから、この三節棍の状態になるということです。
しかし、この二段変化というのは珍しく、他の死神にはほぼない種類のことです。
二種類の始解状態があったり、修行を積むことで始解の能力がパワーアップして別物になってしまうケースは作中でもよく見られますが、この二段回の変化というのは珍しいことです。
彼は槍の状態で斬魄刀で戦闘していた時との距離感を狂わせ、さらには予測しにくい動きを強みにして戦うスタイルです。
さらには三節棍で相手の予測をまた上回るような動きをすることで戦闘を有利に進めるという戦いの仕方です。
しかしながら、彼の鬼灯丸は“ただの棒切れ“と揶揄されてしまっています。
まだ始解しかできなかった一護が掴んで破壊できるほどの耐久力。
さらには始解してもなんの能力も得られず、かといって特出した破壊力を持つわけでもないという、良いところなしの始解です。
これらの理由から作中に描かれる全斬魄刀の中でも最弱の斬魄刀とも言われてしまっています。
一護達がルキアを助けに尸魂界に来て、一護が敵対する初めての敵ということもあり、特別な能力も強さも得ることのできなかった不遇の始解とも言えるでしょう。
本来は隊長を務めることもできるほどの実力者であるのですが・・・。
【斑目一角の卍解「龍門鬼灯丸(りゅうもんほおづきまる)」】
© 久保帯人/集英社
BLEACH 23巻より引用
卍解をすることで、鎖で繋がれた巨大な三つの刃が出現します。
両手に一つずつ体よりも大きい刀を持ち、さらに鎖で繋がれた刃を背負う形になっています。
背負っている刃には龍の紋が彫られています。始解とは打って変わって、かなり派手な見た目の卍解です。
この卍解は破壊力に全てを注いだというような能力になっており、防御面・スピード面の強化は一切なしです。
そのため耐久性もないため、、敵からの技を受けるどころか、自分の攻撃を振り払われてしまうだけで、刀にヒビが入り破壊されてしまいます。
しかし一つ重要なこととして「背負っている刃に彫られている龍の紋」。
この龍の紋は、相手に攻撃を与えたり、自分がダメージを負ったりすると少しづつ赤く染まっていきます。
その龍の紋が赤く染まりきったとき、この龍門鬼灯丸の最大の破壊力を発揮赤るようになります。
衝撃が加わると、だんだんと赤く染まっていき、霊圧と破壊力が上昇します。
しかし、彼の卍解は説明した通り耐久力が皆無です。
彼の卍解では、龍の紋が赤く染まり切るまでに、刀を破壊されてしまいます。
実際に敵の破面・エラルド戦では、戦闘の際に刀が破壊されてしまい赤く染まり切る前に戦闘が不能になってしまいました。
一応、勝利は納めましたが、刀を折られてしまったというのはかなりの痛手です。
自分から攻撃することで、龍の紋のゲージを貯めることはできるものの、相手からダメージを喰らわないというのは不可能に近いでしょう。
そのため、最大の破壊力を発揮するのはかなり困難です。
このスロースタートのような特性を持った卍解ですが、“戦いを愉しむ“一角にはぴったりな能力でしょう。
しかし、最大の欠点は最大の破壊力を発揮できないという点ではないのです。
卍解というのは一度破壊されたら、二度と元に戻ることができません。
すなわち一回破壊されてしまえば、治すことはできないということです。
「破壊された斑目一角の卍解は阿近に無理やり形だけ修復させたようだが本体の能力には到底及ばない」とはっきり涅マユリの口からも明言されいます。
ですから、彼は卍解するたびに破壊され弱くなってしまうのです。
なので、彼の卍解の耐久力の無さと、この一度壊されたら治すことのできないという特性が相性が非常に悪く、最弱の卍解の候補の一つです。
一度壊れたら治すことができないという設定も彼の卍解初登場の後に出てきたものなため、これも不遇な卍解と言えるでしょう。
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以上、斑目一角について解説をしていきました。解説からもわかるように、彼は大人の事情で強さを得ることができなかった不遇のキャラです。
阿散井恋次に隊長に推薦されるなど、かなりの実力者であるはずですが、作中はっきり言って強いと思わせるようなシーンは一切ありません。
正直なところ、他の隊長や他のキャラのお膳立てのような立ち位置になってしまっています。
さらにはビジュアルをいじられることから、ネタキャラのイメージさえついてしまっています。
作中を通してずっと登場しますが、ほぼ彼が大活躍というシーンはお世辞にもあるとは言えないでしょう。
いつも血だらけでぎりぎりの戦いをしています。
しかし、彼の情熱的な性格、仁義のある振る舞い、戦闘だけで語るのは失礼なキャラです。
ほぼネタキャラ扱いをされている彼ですが、本当にそうであるかは自分の目で確かめてみてください。きっと納得がいくでしょう。