浮竹十四郎(うきたけじゅうしろう)の卍解【ブリーチ】!斬魄刀の能力、技をご紹介
護廷十三隊十三番隊隊長「浮竹十四郎(うきたけじゅうしろう)」
浮竹十四郎は、山本元柳斎重國の元教え子であり、同じく教え子である京楽春水とは小さいころからの大親友です。
浮竹は、京楽と共に死神の育成学校である真央霊術院の出身です。
護廷十三隊の中ではかなり昔から隊長を務めており、「浮竹十四郎」と「京楽春水」、「卯ノ花八千流」の三人だけが百年以上隊長をずっと務めています。
見た目は白くて長い髪型が特徴的ですが、この白い髪はオシャレのためなどではなく、幼少期からの彼の肺病が原因です。
彼は生まれた時から体が非常に弱く、幼い頃から重い肺病を患っています。
この病気のせいで、大人になっても吐血することもあれば、寝込んでしまうようなこともしばしばあります。
しかし、実力は隊長というだけあってかなりのものです。
それこそ、京楽と並ぶほどの強さがあります。
真央霊術院の頃から切磋琢磨してきた仲ですから、相当な実力があるようです。
さらに彼の特出した点は、誰よりも高い霊圧を持っているということです。
あの更木剣八よりも霊圧においては高いと言われています。
このような実力やポテンシャルの高いキャラは大体冷たかったり狂人じみた性格の多い傾向がある中、彼は病気のせいもあって、穏やかで明るく親しみやすい性格の持ち主です。
そのため、他の隊の部下からも慕われる人物です。
【浮竹十四郎の斬魄刀 双魚理(そうぎょのことわり)】
© 久保帯人/集英社
BLEACH 18巻より引用
解号は「波悉く我が盾となれ 雷悉く我が刃となれ(なみことごとくわがたてとなれ いかづちことごとくわがやいばとなれ)」です。
彼の斬魄刀は尸魂界に存在するただ二つしかない二本一対の斬魄刀のうちの一つです。
この斬魄刀は始解状態になる前は一本の剣ですが、解放をすることによって二本一対の斬魄刀に変化します。
ちなみにもう一つの二本一対の斬魄刀は京楽春水が所持している「花天狂骨(かてんきょうこつ)」です。。
この双魚理は、解放すると同時に2本の刀に分かれて、それぞれ柄の先端が紐で2本の刀は繋がれています。
その紐には5枚の札がついています。
さらには刀の形状にも変化があります。
刀身の半分ほどのところから、自分に向かって刀が分岐しています。
自分が持つところである柄の部分と本来の鋒とは逆方向になっている刀の部分の二つの部分に分かれます。
双魚理の能力ですが、相手の攻撃を吸収して、相手に放ち返すという能力です。
主に相手から放たれた霊力や霊圧を吸収することができます。
すなわち遠距離からの攻撃に対してめっぽう強い能力です。
相手の攻撃を吸収して単に放出するだけではなく、二つの刀が繋がれている紐についている5枚の札で、相手に返す技の速度と圧力を変化させることができます。
それによって相手が躱すタイミングを間違えるように変えて放つことができます。
ただの反射する能力ではないというのが双魚理の魅力です。
ちなみに原作ではそのようなシーンはありませんでしたが、アニメ版のBLEACHでは、黒崎一護の月牙天衝や山本総隊長の流刃若火の炎なども、この双魚理の能力で跳ね返すことができていました。
一度、刀に吸収できる量は限られているとは思いますが、山本総隊長の攻撃をも取り込むことができるほど、かなりカウンターとしての能力は高めです。
反射量は、持ち主の霊圧のポテンシャルに左右されるのかもしれません。
そうなれば、その量が多いことも納得です。
ですが、相手からの攻撃を吸収するという能力なため、近接戦には向いていない斬魄刀です。
相手から放たれた攻撃を逆に利用するという能力ですから、近づかれさえしなければ、かなり強い斬魄刀です。
浮竹の性格的にも、近接戦でパワフルに戦うタイプではないので、非常に彼にぴったりな能力と言えるでしょう。
【浮竹十四郎の卍解】
彼は十三番隊隊長なので、卍解は習得していないということはないと考えられます。
しかしながら作中では披露されることはありませんでした。
さらには、彼は最後の局面でおいて尸魂界を救うため自分の身を代わりにして、亡くなってしまいます。
なので、スピンオフやその他の機会があったとしても、彼の卍解について説明される可能性はかなり低いです。
彼の卍解については、やはり近接型ではなく遠距離型であったという考察が多くあります。
彼の体の弱さを考えると遠距離からの攻撃で相手を翻弄していくだろうという考察が多くされていますが、真相は謎のままです。
【浮竹十四郎と霊王の関係性について】
© 久保帯人/集英社
BLEACH 68巻より引用
彼は非常に高い霊圧を持っていると、今までの解説の中で少し説明が入っていたと思います。
そのおかげで双魚理の吸収できる量がかなり多いのではないかと考えています。
では、なぜそんなにも彼の霊圧は高いのかについて少し解説をしていきます。
彼の体の弱さから、3歳の頃に肺の病気で死にかけてしまいます。
そんな時に彼を救ったのは、霊王の右腕であった「ミミハギ」です。
「ミミハギ」とは体が右腕一本になっていて、右手の甲の部分に目玉がついているというなんとも不気味な容姿をしています。
浮竹はこの「ミミハギ」が肺に憑依したことで、一命を取り留めました。
逆に言えばこの「ミミハギ」の存在がいなければ彼は3歳の頃に亡くなっていたかもしれません。
彼にはこのような過去があり、彼の霊圧の異常な高さは「ミミハギ」のおかげだったのです。
霊王の力を借りている状態ですから誰も彼に霊圧で敵うはずがありませんね。
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以上、浮竹十四郎の斬魄刀の能力について解説しました。
彼は序盤では優しくて、少し体の弱い隊長という何とも特徴のないキャラクターではありましたが、物語後半では非常に大切な役割を果たす、キーパーソンになりました。
特に霊王との関係性は、物語の最終局面においては非常に大事になってきます。
霊王とは何なのか、なぜそこまで霊王が重要視されているのか、その霊王の力が憑依している浮竹にはどのようなことができるのか、BLEACHの最終局面で彼について何度も驚かされること間違いなしです。
戦闘シーンもかなり少なく、彼がちゃんと活躍するのは物語のかなり最後の方です。
ですが、そのルックスと性格、最終局面での意外性も相まって、非常に魅力度の高いキャラクターです。
BLEACHを読む際には、ぜひ彼にもご注目してみてください。