ウマ娘のオグリキャップは大食いな女の子!アニメでも存在感を放つキャラクターについてご紹介
競馬といえばギャンブルのイメージをもつ方がいるかもしれません。
しかし、賭け事の背景に競走馬、騎手、馬主の物語に心をうたれる方も少なくありません。
事実、過去に競馬ブームがあり競馬に興味がない人にまで名前を轟かせた競走馬も存在します。
ウマ娘もゲーム、アニメ、漫画と様々なコンテンツになることで、競馬ブームをもたらしているといっても過言ではないでしょう。
本日は、史実でも有名でアニメでは登場するたびインパクトを与える大食いキャラのオグリキャップについてご紹介していきます。
【アニメ「ウマ娘」に登場するオグリキャップとは?】
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参照元:https://twitter.com/
【登場アニメ】 | |
ウマ娘 プリティーダービー ウマ娘 プリティーダービー OVA うまよん ウマ娘 プリティーダービー Season 2 | |
【誕生日】 | 【学年/寮】 |
3月27日 | 高等部/栗東寮 |
【身長】 | 【体重】 |
167cm | 微増(食べすぎた) |
【スリーサイズ】 | 【声優】 |
B82/W57/H82 | 高柳知葉 |
オグリキャップはトレセン学園に通うクールな雰囲気の芦毛のウマ娘です。
アニメで登場するウマ娘はモデルとなった競走馬の特徴を反映しており、モデルとなった競走馬のオグリキャップは芦毛で一般的には灰色の馬のことを指します。
アニメでも灰色か銀色っぽい長い髪で黄色の菱形が並んだカチューシャをしております。
オグリキャップはすべてのアニメウマ娘シリーズに登場しますが、チームには所属していないようで、カフェテリアに頻繁に登場します。
ここからはオグリキャップのキャラクターに関してご紹介していきたいと思います。
【常識外れのオグリキャップ】
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オグリキャップは地方競馬場でデビューをし、その後、トレセン学園に転入生としてやってきます。
表情はあまり見せないクールなキャラですが、かなりの大飯ぐらいで、その食べる量に目を疑います。
オグリキャップはアニメ第1期のスペシャルウィークが初めて同級生とカフェテリアでランチするシーンの背景にひっそりと初登場します。
その時はスペシャルウィークの山盛りのご飯は同級生達をびっくりさせていましたが、その後ろのオグリキャップはさらに量を上回ります。
スペシャルウィークはご飯だけ山盛りでしたが、ご飯だけではなくおかずまでも大盛りのオグリキャップに、視聴者は目を度肝を抜かれたことでしょう。
また、スペシャルウィーク達が会話をしているほんの短い時間でそれらを平らげ立ち去る様子から大食いで尚且つ早食いのようです。
しかも、立ち去ったかと思いきやまたおかわりして戻ってきています。
これにより主人公スペシャルウィークの食いしん坊キャラが残念ながら薄れてしまいました。
その後もカフェテリアのシーンの度にセリフもなく登場し、毎回大盛りの食事をしている様子が描かれます。
他にも感謝祭や模擬レース等にひっそり登場していますが、どれも異常な程の量の食事シーンのみとなっています。
【『ウマ娘 シンデレラグレイ』の主人公】
残念ながらアニメではレースでの活躍はあまりないオグリキャップですが、週刊ヤングジャンプの漫画『ウマ娘 シンデレラグレイ』では堂々の主人公として描かれています。
物語はオグリキャップが地方のカサマツ トレセン学園に入学するところから始まります。
入学当初から身体能力、感性、食欲が常識外れのオグリキャップが地方から中央へ行き、天下を取る物語です。
少年漫画やスポーツ漫画らしい下から上へと昇りつめるストーリーはアニメとは一味違ったオグリキャップを味わえます。
また、アニメでは髪を下ろしているオグリキャップですが、漫画だとポニーテールもとても似合っていておすすめポイントです。
【第33回有馬記念がモデルとなったドーナツ大食いバトル】
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オグリキャップが初めて活躍するシーンは、アニメ第1期の6話でファン大感謝祭のステージ企画「第33回大食いグランプリ/ドーナツ大食いバトル」に出場するところです。
イナリワンが司会を務め、ステージの右からオグリキャップ、スーパークリーク、タマモクロスが参加しています。
優勝賞品として大穴ドーナツの特大ぬいぐるみを狙い、3人は大皿に山盛りドーナツを平らげるスピードを争います。
スーパークリークは相手の様子を伺い後半からペースを上げたり、タマモクロスはドーナツのぬいぐるみを見てほしい一心で食べますが、オグリキャップはひたすら「美味しい」「うまい」といいながら食べ続けます。
そして結果は、タマモクロスとオグリキャップが同時に完食で終わります。
終了後は、華の乙女にあるまじき姿で、3人ともおなかがパンパンに膨れ上がっております。
ですが、ここで審査員が写真判定を要求します。
写真を確認すると、なんとスーパークリークがドーナツをフルスイングでつかみ取った勢いで隣のオグリキャップの皿に15,6個ほどのドーナツを飛ばしておりました。
オグリキャップはこれに気づかず、「確かにちょっと多かったような…」と天然な一面をみせ、みんなに「ちょっとじゃないッ!」とツッコまれます。
これによりスーパークリークは失格となってしまい、実質一番多くドーナツを完食したオグリキャップが優勝となりました。
故意にではありませんがドーナツを飛ばしてしまったことスーパークリークが謝り、人の分のドーナツを食べてしまったことをオグリキャップが謝ります。
また、悔しがるタマモクロスに、ドーナツをただ食べたかっただけのオグリキャップはドーナツをプレゼントします。
涙して感謝するタマモクロスに会場は大盛り上がりで大食いバトルは幕を下ろします。
しかし、このあとオグリキャップは夕方にスペシャルウィーク達がスイーツを食べる後ろで再び売店の食べ物を大量に食べておりました。
しかも、場面が変わるごとに、オグリキャップの食べ物はどんどん増えていきます。
オグリキャップの胃袋に限界はあるのでしょうか。
【実際の有馬記念がモデルになったドーナツ大食いバトル】
実はこのドーナツ大食いバトルは1988年の第33回有馬記念のレースの様子を描いています。
大食いバトルも第33回となっておりますので、細かいところまで再現されています。
当時は「芦気の怪物」オグリキャップと同じく芦毛の「白い稲妻」タマモクロスはライバルと言われており、芦毛の競争馬同士の対決は3度目のとなります。
以前のレースではタマモクロスが2勝しており、更にこの有馬記念はタマモクロスの引退レースでした。
結果、最後の直線で競り合い、半馬身差でオグリキャップが勝利します。
また、その後3着だったスーパークリークはレース最後の直線で外側に斜行し、メジロデュレンの進路を妨害したため失格となっており、ここもアニメに再現されています。
アニメでは最期にオグリキャップがドーナツぬいぐるみをプレゼントしていましたが、これは引退レースとなったタマモクロスに花を持たせるための演出だったのではないでしょうか。
【縁のある4人のウマ娘】
ドーナツ大食いバトルで登場したオグリキャップ、スーパークリーク、タマモクロス、タマモクロス、イナリワンは史実でも関係があります。
タマモクロスはオグリキャップの最初のライバルとなり、上でも取り上げられた通り同じ芦毛の競走馬です。
また、オグリキャップ、イナリワン、スーパークリークは平成初頭に中央競馬で活躍した3頭の競走馬のことで「平成三強」と呼ばれています。
アニメ第2期でも会話はありませんが、4人が縦に並んで登校するシーンがあり、ウマ娘が実際の競走馬の関係性を大切にしていることがよくわかります。
【偉業?に挑戦するオグリキャップ】
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底なしの胃袋で食べ物をどんどんと平らげるオグリキャップですが、実は苦しい戦いを見せる場面もあります。
OVA『BNWの誓い』の駅伝の裏では同時進行で「オグリキャップ わんこそばショー」がステージで行われます。
ここでは1000杯のわんこそばの完食に挑戦するのですが、オグリキャップはウォーミングアップのためにすでに何かを食べており、登壇時にはすでに大きなおなかで現れます。
あまりの斜め上の行動に周りはどよめきますが、イナリワンの司会によって予定通りわんこそばショーが始まり、岩手出身のユキノビジンがお蕎麦をオグリキャップのお椀に注ぎます。
一杯を一噛みで飲み込んむオグリキャップは駅伝の様子を見て、スピードを上げたり、苦しそうな様子をみせたりを繰り返します。
駅伝で同期のスーパークリークが走っている様子をみて自分も頑張らなければと奮起し、駅伝と同じタイミングでラストスパートをかけ、結果わんこそば1000杯完食の偉業を達成します。
ちなみにわんこそばは1杯約10グラムなので、1000杯だと10000グラムとなり、オグリキャップは10キロ食べたことになります。
例えると米袋ぐらいの重さ分のそばを食べたことになり、更にその前に腹が膨れるぐらい腹ごしらえをしている為、このショーで10キロ以上食べていることになります。
食べたら体重が10キロ以上増えていたなんて考えられない量ですね。
まさに底なしの胃袋です。
【オグリキャップの底知れぬ実力】
アニメでは食べてばかりのオグリキャップですが、実はオグリキャップが唯一、レースに出走するシーンがあります。
それは、8話のウィンタードリームトロフィーです。
このレースは選ばれたウマ娘のみが出走することのできるアニメオリジナルの特別なレースで、シンボリルドルフ、ナリタブライアン、マルゼンスキー、フジキセキなどの学園最強チーム「リギル」のメンバーのが占めます。
その中に混ざって出走するオグリキャップはスタート前の実況に「地方から来た怪物」と称されており、実力はかなりあるとみてもいいでしょう。
残念ながらレースの様子は描かれません。
この時に優勝したのは7冠のウマ娘シンボリルドルフとなっており、これは2015年に放送されたJRAのCMで描かれた夢のレース、第11レースがモデルにっているのではないかと言われています。
レースシーンが描かれなかった理由としては、夢のレースの名の通り、引退後も人気の世代別の競走馬を集めたレースだったからではないでしょうか。
しかし、競馬ファンなら一度は夢みる、歴代の名馬を一緒に走らせたいという気持ちを再現してくれることに心にグッときます。
【実際にいた名馬「オグリキャップ」】
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オグリキャップは実在した競走馬「オグリキャプ」という牡馬がモデルとなっています。
当時のその活躍から、第二次競馬ブームをけん引した競走馬であり、ぬぐるみなどのたくさんのグッズが作られたそうで、より多くの人が名前を知る名馬です。
ここではハンディキャップを背負いながら、地方という小さなレースから中央の大レースまで駆け上がったオグリキャップを紹介していきます。
【ハンディキャップをもっての誕生】
オグリキャップは1985年に稲葉牧場に誕生しました。
父馬はダンスキャップというアメリカ出身の短距離が得意な馬で、母馬はホワイトナルビーは地方競馬でデビュー後に4勝をした馬ですが、どちらも大きなレースでは無名な馬でした。
オグリキャップは生まれてきた時、右前脚が大きく外側にむいた状態のため、なかなか自力で立つことができませんでした。
通常、馬は生まれるとするに立ち上がり、母馬の乳を飲み始めるのですが、オグリキャップはそれが出来ません。
馬として、競走馬として大きなハンディキャップを背負って生まれてきました。
そんな境遇でも無事に成長するように願いを込め幼名は「ハツラツ」と名付けられました。
その後、牧場関係者が抱えながら母馬の乳を飲ませたり、右前脚の蹄を削ることで矯正を行った甲斐もありオグリキャップは成長していきます。
しかし、母馬は乳の出が悪く、授乳を嫌ったためハツラツはしばらくは、他の馬に比べて痩せこけていました。
ただ、オグリキャップは餌ではない雑草などもむしゃむしゃと食べる食欲旺盛な馬だった為、みるみる成長して、2歳を迎えるころには平均ほどの体重にまでになりました。
そして、初めのハンデキャップが嘘のように、競走馬としての才覚が芽生えていき、1987年に岐阜県羽島郡笠松町にある笠松競馬場で「オグリキャップ」として3歳新馬戦にてデビューとなります。
【オグリキャップの走り方】
オグリキャップは地方競馬でマーチトウショウに2着で2度敗れますが、その後は8連勝を重ね、結果12戦中10勝という輝かしい成績を残しました。
オグリキャップの走りは重心を低くする特徴があり、この走りは多くの早馬に見られる特徴です。
また、右脚で力強く地面を書き込む走り方が癖となっていたそうで、ハンディキャップを見事に克服し、さらには武器にまでしています。
しかし、そんなオグリキャップもスタートが苦手なため、出遅れることが時々あり、スタートが肝心の短距離のレースは苦手だったそうです。
【オグリキャップの性格】
オグリキャップは賢くでおとなしい馬で、また人懐っこくもありました。
なので、人間と遊びたいが為に、自分の上に乗った人間を振り落として跳ねる等して遊ぼうとしていたようです。
しかし、負けん気も強かったようで、前に馬がいると追い越そうとするなど、闘争心は強かったようです。
そんな負けん気の強いオグリキャップですが、本来はおとなしい馬なので、他の馬と喧嘩する等はなかったようです。
【とにかくよく食べるオグリキャップ】
アニメでのオグリキャップは、インパクトのある大食いキャラとなっていますが、これは史実より来ています。
史実のオグリキャップの大食いエピソードとしては、以下のようなものが挙げられます。
・通常馬は1日の食事で、飼葉という栄養バランスが考えられた草を12~15キロたべるが、オグリキャップはその1.5倍の18~22キロほど食べていた。
・食事中、餌が入った桶からは1度も顔はあげない。
・「道草を食う」の文字通り、移動中の道に生えている雑草を食べる。
・あまりにも食べ過ぎて体重が増えた為、厩務員が餌を減らすも、オグリキャップとしては食べたりないので、本来餌ではない餌ではない寝床の藁まで食べてしまう。
【中央という大舞台でも強いオグリキャップ】
地方競馬での圧倒的な強さを見せつけたオグリキャップの馬主は、このまま笠松競馬場での活躍を願っていました。
しかし、その圧倒的な強さから周囲から中央競馬への移籍を説得をうけます。
そして、1988年のペガサスステークスで中央競馬にオグリキャップは初めて出走することになります。
当日では2番人気となったオグリキャップは、レース最後の直線で一気に突き抜けて堂々と勝利します。
その後、G3から始まった毎日杯、京都4歳特別、ニュージーランドトロフィー4歳ステークス、高松宮杯、毎日王冠と勝利を重ねていきます。
そして迎える初めてのG1天皇賞(秋)にライバル馬が現れます。
【地方競馬と中央競馬】
地方と中央の違いは主催者の違いなどといくつかありますが、中央競馬で走ることを進める理由はオグリキャップに中央で戦える実力があったからです。
一般的に中央競馬は大きな賞金がかかっていることもあり、地方と中央では5倍の賞金格差があると言われています。
それゆえ集まる馬も血統もよく、実力のある馬がウマが出走します。
地方競馬で圧勝し、その走りにも中央で渡り合える実力があると評価されたオグリキャップは、さらに上のレースを目指すべき競走馬でした。
人で例えると、頭のいい人のに平均偏差値の大学で1位をとるより、難関校へ行き1位を目指すべきだと説得する感じですね。
【初のライバル「タマモクロス」】
中央デビューしてからも、勝利を積み重ねてきたオグリキャップでしたが、88年天皇賞(秋)にて、初めてのライバルが現れます。
そのライバル馬とは、去年の秋から7連勝中の同じく芦毛のタマモクロスでした。
1980年代後半、当時は芦毛の競走馬はあまり走らないと評価されていたのですが、この2頭が活躍をすることで常識を覆します。
天皇賞(秋)で2頭は初めてで、共に出走します。
オグリキャップはレース序盤は後方から始まり、その後どんどんとスピードを上げていきますが、最期の直線で先頭になったタマモクロスを抜くことができず、2着となりました。
このレースがオグリキャップにとっての1年3か月ぶりの敗北でした。
その後のジャパンカップでタマモクロスにリベンジを図りますが、最期はペイザバトラーとタマモクロスを抜けず3着と再び敗北となります。
そして、迎えたレースは1988年第33回有馬記念。
このレースはアニメでもドーナツ大食いバトルのモデルとなったレースです。
オグリキャップはレース序盤は中団から始まり、4番コーナーから直線で馬郡から抜けたタマモクロスと並び最後に半馬身差で勝利を果たし、G1初制覇を成し遂げました。
この2頭の対決はJRAの2012年の天皇賞(秋)のCMに採用されており「芦毛と芦毛の一騎打ち、宿敵が強さをくれる」と熱く取り上げられています。
【強大なライバル達とのレース】
その後もG1レースの連勝を期待されますが、翌年1989年に足の怪我のため、9月まで休養に入ることとなりました。
復帰後のレースのオールカマーではブランクを感じさせずに完勝し、毎日王冠では平成三強の一頭イナリワンワンとともに出走し鼻差で勝利します。
そして、1年前に中央競馬初の負け星となった天皇賞(秋)にてもう一頭の平成三強のスーパークリークとともに出走しし、最後の直線でものすごい追い上げを見せますが、スーパークリークに届かず2着となりました。
再び勝利を誓うオグリキャップの次のレースはその2週間後に行われたマイルチャンピョンシップでした。
最後の直線で先頭に出たバンブーメモリーを追う形のオグリキャップはゴールの直前で猛烈な追い上げで鼻差で勝利しました。
そして、その1週間後にジャパンカップと1か月後の有馬記念に出走しますが、ジャパンカップでは牝馬ホーリックスに敗れ2着、有馬記念が5着という結果に終わります。
【芦毛の怪物】
なぜ、オグリキャップが「芦毛の怪物」と言われているかというと、その理由の一つはレースをこなすペースが速かったからです。
特に1989年後半はハードな出走のスケジュールです。
9月17日 オールカマー
10月8日 毎日王冠
10月29日 天皇賞(秋)
11月19日 マイルチャンピョンシップ
11月26日 ジャパンカップ
12月24日 有馬記念
通常の競走馬は1度のレースで疲労、ストレスがたまるため、月1回ほどのペースで出走します。
しっかり休まなければ馬にとっての命取りとなる脚のケガにつながる可能性があったからです。
しかしオグリキャップは月に2度出走することもあり、更には毎回上位に入っていたため、その体の強さと速さからか、怪物と呼ばれています。
ハンデキャップを持って生まれた馬が、遂には怪物と呼ばれる程に体の強い馬になるというのは、なにかこみ上げるものがありますね。
【ホーリックスに恋していた?】
ジャパンカップにてホーリックス敗れたオグリキャップですが、実はこのホーリックスに恋していたのではないかという噂がありました。
ジャパンカップの3日前、普段は食事中は一度も顔上げずに食べ続けているオグリキャップでしたが、途中で食事を止めて顔を上げて、どこか見つめていました。
その目線の先には、ホーリックスが運動している姿がありました。
オグリキャップはホーリックスに釘付けだったようで、見えなくなったら食事を始め、ホーリックスが通りがかったら目で追うというのを繰り返していたそうです。
これにより、オグリキャップはホーリックスに恋していたのではないかと言われるようになりました。
この出来事によって、オグリキャップとホーリックスの交配も声に上がっていましたが、結局実現することはありませんでした。
実際に恋していたかどうかはわかりませんが、もし恋していたのなら、オグリキャップにとってホーリックスは、大好きな食事を止めさせる程、魅力的な馬だったのでしょう。
オグリキャップのエピソードの中でも、微笑ましく可愛いらしいエピソードです。
【引退を決意】
1989年一杯でオグリキャップは引退が発表されましたが、一転し1990年も現役を続行します。
調整して迎える安田記念は序盤は2、3番手から始まり、最期の直線で先頭に立ち続けて勝利し、レコードを打ち立て強さを見せつけます。
しかし、その後のレースは自身初の6着、11着という無惨な結果となってしまいました。
この結果から燃え尽きた馬となってしまったオグリキャップは引退レースとして有馬記念の出走が決定します。
【17万人が見た、感動のラストラン】
オグリキャップのラストランを見守るため1990年の中山競馬場には17万人以上の人々が訪れました。
レースではオグリキャップは中団はじまり、馬郡はスローペースな運びとなりました。
3番コーナーをぬけたあたりからオグリキャップはぐんぐんペースを上げます。
直線で先頭集団と並び、残り200を通過するところでオグリキャップが先頭に立ち、最後には一馬身のリードで見事な勝利をおさめました。
17万人の「オグリ、オグリ、オグリ」というコールは鳴りやまず、ウイニングランから観客の前に戻ってきたオグリキャップは力強い大歓声を浴び、見事な復活をとげました。
ちなみにこの時の人数を例えると、東京ドームの収容人数は5万5千人のため、中山競馬場にはその3倍の17万人が、オグリキャップの感動のラストランを見守り、その勝利を祝福しています。
オグリキャップがたくさんの人に愛されたということがわかります。
【ファンに惜しまれつつも引退、そして種牡馬となる】
翌年1991年の引退式は京都競馬場、笠松競馬場、東京競馬場の3か所で行われました。
笠松競馬場では、当時の笠松町の人口の2倍ほどの観客が訪れ、地方競馬時代に共に連勝を果たした安藤騎手が鞍上しコースを2周したそうです。
引退後はのオグリキャップは北海道の優駿スタリオンステーションにて種牡馬としてデビューをします。
同年の夏に喉嚢炎を発症し、一度は命を危ぶまれますが、輸血などの治療の甲斐あって持ち直します。
その後、2006年に種牡馬を引退しますが、残念ながらオグリキャップの産駒で有名になった馬はおりません。
そして、2010年にぬかるみに脚をとられ、手の施しようがない複雑骨折を負ってってしまったため「芦毛の怪物」オグリキャップは25年の生涯に幕を閉じました。
【死してなおも語り継がれる名馬、オグリキャップ】
最後の直線での猛烈な追い上げを見せるオグリキャップは確かに強い馬でしたが、歴代の最強馬に比べると頭一つ抜き出た実力を持っているというわけではありません。
しかし、無名の血統で地方から中央まで昇りつめ、実力馬とともに熱いレースを繰り広げ、負けても再び勝ち、ケガをしても再起するという不屈の精神を持ったオグリキャップはどんな強い馬よりも人々に愛され続けています。
2000年にJRAが行った「20世紀の名馬大投票」でも3位という結果を残しています。
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アニメでは大食いのイメージしかないオグリキャップでしたが、史実ではアイドルホースとして第2次競馬ブームを起こすまで活躍していたことにびっくりした方も多いのではないでしょうか。
ウマ娘には多くの競走馬をモデルとしたキャラクターが登場します。
その中にはオグリキャップのようにある一面しか描かれていないキャラクターもまだまだ存在します。
気になるキャラクターの史実を知ったうえで、アニメを見返すのも面白いかもしれませんね。