ウマ娘のアニメに登場するマチカネタンホイザについて!どんなキャラなのか詳しくご紹介

ウマ娘のアニメに登場するマチカネタンホイザについて!どんなキャラなのか詳しくご紹介

 

実際にいた競走馬を擬人化及び美少女化し、アプリゲーム、アニメ、漫画と展開するコンテンツ「ウマ娘」

 

ゲーム、アニメ、漫画とどの方面でも人気の高いウマ娘は、一般のファンだけでなく、競馬ファンにも支持を得ています。

 

このウマ娘は、史実の1990年代に活躍した競走馬をモデルとしていることから、多くのキャラクターが登場します。

 

本日はウマ娘のキャラクターの中でも、アニメ2期でスピカを目標に頑張るチーム「カノープス」のメンバーの一人、そして史実では不運な名馬で知られるマチカネタンホイザをご紹介していきます。

 

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【ウマ娘のアニメに登場するマチカネタンホイザとは?】

 

© Cygames, Inc.
参照元:https://twitter.com/

 

【登場アニメ】
ウマ娘 プリティーダービー Season 2
【誕生日】【学年/寮】
5月7日中等部/栗東寮
【身長】【体重】
155cm微増(食べすぎちゃった)
【スリーサイズ】【声優】
B80/W55/H80遠野ひかる

 

マチカネタンホイザはトレセン学園に通うウマ娘です。

 

栗色の髪の毛はふわっとしたセミロングで、青いベレー帽を被り後ろに長い赤いリボンをつけています。

 

アニメ2期3話の初詣にてツインターボにチーム「カノープス」の期待の大型新人と紹介され、奥でお参りをしているシーンで初登場します。

 

チーム「カノープス」に所属しており、その後はほぼ毎話に登場し、カノープスの中でも比較的レースシーンが描かれます。

 

ここからはマチカネタンホイザのキャラクターについてご紹介していきます。

 

【ゆるふわかわいいウマ娘】

 

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マチカネタンホイザは、ふわっとした雰囲気をもつゆるふわウマ娘で、チーム「カノープス」でも癒し系担当のような存在です。

 

明るい性格で、ノリが良い部分もあるようで、ツインターボの悪ノリも混ざったりする事もあります。

 

アニメ2期4話の皐月賞前に「カノープス」メンバーに勝負服姿で手を振るシーンでは、背後にいたギャラリーが男女関わらず見惚れて頬を赤らめる程可愛らしい女の子です。

 

チームではツインターボの次に明るく、「スピカ」に矢文を射ちに行く際はノリノリで部室を飛び出したりする一方で、チームでは作戦会議をするシーンでは、マチカネタンホイザが仕切ることもあります。

 

一方でレースは何度かレースを共に出走したライスシャワーのことはライバルとして意識していたり、有馬記念では「私だって主役になれるんだから!」と力一杯走ったりと普段見せない闘志をレース中には見せます。

 

【ニックネーム】

ウマ娘達は名前が長いことが多いため、ニッネームで呼ばれることが多いです。

 

マチカネタンホイザも例外ではなく、「マチタン」や「タンホイザ」や「マッチ」など様々な呼び名がありますが、あだ名は定まっていないようです。

 

ツインターボは「マチタン」と呼び、イクノディクタスは「タンホイザさん」と呼んでいるようです。

 

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【不運なウマ娘】

 

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マチカネタンホイザは史実を元にした不運なウマ娘でもあります。

 

例えば

●オープニングからずっこけたツインターボの靴が飛んで、顔面に当たり鼻血を流す。

 

●初登場の初詣では勢いよく鈴を鳴らし、「今年もいいことありますように」と言い切る前に落ちてきた鈴がバウンドして顔に当たって鼻血を流す。

 

●テイオーステップを再現しようとしたツインターボの靴がバウンドして顔面に当たったり再び鼻血を流す。

 

●不運体質なのか何かと顔面をぶつけることが多く、そのたびに「うえ゛え゛え゛え゛ぇぇん」と大泣き、そして鼻血を流す。

 

これは史実を元にしており、競走馬マチカネタンホイザは鼻出血によりレースを一度回避したことがあります。

 

これだけではなく、史実では他にも不運なエピソードがあるため、アニメでは不運なウマ娘として描かれております。

 

【「変なもの食べたんじゃない?クモとか?」】

ライスシャワーが一人で特訓のため、寮からいなくなってしまうシーンで、トウカイテイオーがマチカネタンホイザ達にライスシャワーの事を尋ねると、授業も休んでいる事を知ります。

 

そして、マチカネタンホイザは「風邪かな?それとも変なもの食べたのかな?クモとか」と話します。

 

これも、史実を元にしており、競走馬マチカネタンホイザは餌に混じったクモを食べ体調を崩してレースを回避したことがあります。

 

アニメではそんなもの食べないので安心してください。

 

ですが、チーム「スピカ」がトウカイテイオーにスタミナドリンクを、作る際には材料の隅に食用のクモが置いてあります。

 

史実のエピソードがこんなところで小ネタとして表現されていました。

 

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【マチカネタンホイザの走り】

 

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マチカネタンホイザの走りは中断で控えて、終盤で伸びる末脚が強いです。

 

レースシーンかがいくつありますのでご紹介していきます。

 

まずは、オープニングのシーンです。

 

直線に入るシーンで外から前にいるウマ娘を差すシーンは、末脚の強さが描かれています。

 

ちなみにこのレースにはヒシアマゾンも出走しているため、1995年のG2高松宮杯(現在はG1高松宮記念)がモデルとなっており、このレースではマチカネタンホイザ勝利をあげています。

 

本編では皐月賞、菊花賞、春の天皇賞、有馬記念と出走するシーンはあるのですが、メインで描かれることはなく、菊花賞の3着が一番いい成績となっています。

 

菊花賞では逃げるミホノブルボンを直線でとらえ、ライスシャワーと共にさすのですが、ミホノブルボンには差し返えされ、ライスシャワーはそのまま伸びて結果、マチカネタンホイザは3着となります。

 

その他のレースは、スタート後は中団から後方で走り、最後に伸びてくるといった走りがマチカネタンホイザの走りとして描かれています。

 

【マチカネタンホイザとライスシャワー】

マチカネタンホイザが勝利したレースは描かれていませんが、ライバル意識をしているライスシャワーとはアニメ8話の天皇賞(春)で7度目のレースとなります。

 

これまで皐月賞は先着し、言及のみですが目黒記念ではマチカネタンホイザが勝利しています。

 

菊花賞でミホノブルボン、天皇賞(春)でメジロマックイーンに勝利したライスシャワーに勝っていることから、マチカネタンホイザの強さがわかります。

 

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【実際にいた名馬「マチカネタンホイザ」】

 


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ウマ娘のマチカネタンホイザは史実の競走馬マチカネタンホイザがモデルとなっています。

 

アニメでも不運体質だったマチカネタンホイザは史実でも不運な名馬と扱われています。

 

ここからは競走馬マチカネタンホイザについてご紹介していきます。

 

【良血ながらも強敵に阻まれる】

 

マチカネタンホイザは1989年に北海道の稲原牧場で生まれます。

 

当初は、マチカネという冠名に「タンホイザー」という歌劇から取り、マチカネタンホイザーとしようとしましたが、馬名はカタカナが9文字の決まりのため「ー」は省略されました。

 

父馬ノーザンテーストは有名な大種牡馬で多くの産駒が重賞で勝利しており、母の父としても多くの優秀な子孫を残しています。

 

母クリプシーはこちらもスターロッチ系という優良な血統です。

 

両親共に良血なことから、マチカネタンホイザはデビュー前から期待されていました。

 

1991年に3歳新馬戦でデビューし、2着に6馬身差で勝利をあげます。

 

その後はいちょうステークス4着、府中3歳ステークス1着とレースをこなしていきます。

 

そして、初めての重賞の朝日杯3歳ステークスでミホノブルボンと出会います。

 

同じ栗毛でしたが、戸山調教師にスパルタで鍛えられた筋肉バキバキでムキムキの馬体の前では力及ばず、4着という結果に終わります。

 

翌年1992年では、皐月賞はミホノブルボンの勝利でマチカネタンホイザは7着、日本ダービーもミホノブルボンの勝利でマチカネタンホイザは4着とあまり結果残せませんでした。

 

しかし、次の菊花賞で大健闘を見せます。

 

このレースはミホノブルボンの三冠がかかったレースでした。

 

最後の直線で逃げるミホノブルボンをマチカネタンホイザはライスシャワーとともに迫り、一瞬2頭でミホノブルボンをさしますが、ミホノブルボンにさし返されて、ライスシャワーには届かずマチカネタンホイザは3着となりました。

 

翌年1993年の初レース、日経スポーツ賞金杯にて自身初の最低着8番をとってしまいます。

 

しかし、次のダイアモンドステークスでは1番人気で勝利します。

 

その後の目黒記念も菊花賞で敵わなかったライスシャワーに2.5馬身差をつけ、勝利を挙げます。

 

勝利が続き、期待もあがってきたマチカネタンホイザは天皇賞(春)に出走します。

 

この天皇賞(春)はメジロマックイーンの三連覇がかかったレースでしたが、ライスシャワーが勝利し、会場中が驚きの中、一方のマチカネタンホイザは4着となりました。

 

3着のメジロパーマーには6馬身差がついているため、かなり苦戦したレースとなりました。

 

その後のメイスステークス、富士ステークスとオープン戦では2勝できていますが、G1のジャパンカップを5着、有馬記念を4着の結果で終わります。

 

ここまでケガもなく順調に走り、実力もあるはずなのですが、強敵なライバルが数多くいる為か、G1には勝ちきれずにいました。

 

【ハナモゲラ】

アニメではかわいいウマ娘として描かれていましたが、史実で厩舎での愛称はハナモゲラでした。

 

名前の由来は馬の額から口にかけて伸びている白い毛が、グネグネと曲がっていたことが由来です。

 

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【不運な名馬】

 

1994年6歳となったマチカネタンホイザはアメリカジョッキークラブカップで11か月ぶりの重賞を勝利します。

 

その後は日経賞3着、天皇賞(春)5着、京阪杯5着、宝塚記念では9着、毎日王冠5着、天皇賞(秋)4着とケガもなくレースをこなしますが、結果がいまひとつのレースが続いていました。

 

そんな中、次走をジャパンカップと決めます。

 

このレースでは、ビワハヤヒデとウイニングチケットという強敵が引退しており、ナリタタイシンとライスシャワーは休養中。

 

強敵なライバル不在の状態という好機であった為、再びマチカネタンホイザの勝利に期待が高まります。

 

しかしジャパンカップ当日、レース前にターフを走る各馬を見ていると、さっきまでいたマチカネタンホイザがいなくなっていました。

 

するとマチカネタンホイザが出走除外とするアナウンスが流れます。

 

その理由が鼻出血でした。

 

泣く泣く期待されたジャパンカップを出走取り消しすることとなります。

 

その後、1か月後に有馬記念に出走を決めますが、蕁麻疹のためまたもや出走取り消しとなってしまいます。

 

蕁麻疹の原因はカイバ(エサ)の中に紛れていたクモを間違えて食べてしまったそうです。

 

そして、翌年1995年7歳となりアメリカジョッキークラブに向けて調整が進められますが、フレグモーネという外傷から化膿する病気を発症したためレースを回避します。

 

昨年の不運はまだ続いており、マチカネタンホイザは夏まで休養することになります。

 

G1レースを2回連続で出走取り消しは珍しいことで、マチカネタンホイザは不運な名馬と扱われるようになりました。

 

【「鼻血ブーの馬」】

期待されただけに鼻出血でジャパンカップを回避とはびっくりな理由のように聞こえます。

 

しかし、馬にとっての鼻出血は人間のように気軽なものではありません。

 

馬はほぼ口で呼吸しているため鼻出血を起こし、悪化すると呼吸ができなくなってしまいます。

 

さらには鼻出血は肺出血の可能性もあるため、マチカネタンホイザは出走を回避しました。

 

もし出走していたらG1初勝利を期待されていただけに観客も悔しい思いだったのでしょう。

 

【「病気のデパート」】

ジャパンカップ以降、2回病欠で出走取消、1回病欠でレース出走回避となったマチカネタンホイザ。

 

このことから、ファンの間では、「病気のデパート」と呼ばれることもありました。

 

他の馬はかっこいい異名をつけられたりするのですが、なぜかこの馬は「ハナモゲラ」だとか「鼻血ブーの馬」、あげく「病気のデパート」と、かっこ悪い異名をつけられるのが、ちょっと可哀想です。

 

本当は強い馬なのですが、いざという時に本領発揮できないところが、残念な所です。

 

しかし、逆にこういった不運さがあるからこそ、愛着が沸くようで、ファンには愛されていたようでした。

 

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【最後の勝利と引退】

 

休養明けは高松宮杯に出走を決めます。

 

復帰後のレースには昨年1994年を8戦6勝2着2回の絶好調のヒシアマゾンが出走していました。

 

スタート後、普段と違いヒシアマゾンが逃げ、マチカネタンホイザは普段通り中団で走ります。

 

直線に入るも、ヒシアマゾンが先頭で内から他馬と競り合う中、外から一気にマチカネタンホイザが差して1年半ぶりの勝利を上げます。

 

この時の様子を「こんな競馬は久しぶりに見ました!」と思いもよらない展開にアナウンサーもビックリしていました。

 

その後は函館記念で8着、天皇賞(秋)で6着、昨年出走取消となったジャパンカップで12着、ステイヤーズステークスが7着という結果になります。

 

そして、このステイヤーズステークスを最後に競走馬を引退しました。

 

種牡馬となりますが、産駒は重要勝利には届かず、種付け頭数はいまいちとなり2004年以降は種付けをしていませんでした。

 

2010年に種牡馬を引退し、山梨県の小須田牧場にてオーナーが同じのマチカネフクキタルと共に余生を送っていました。

 

そして2013年に疝痛により24年の生涯に幕を下ろしました。

 

【不運は続くが、記憶に残る競走馬】

デビューの1991年から1995年と最後の年まで勝利を掲げるほど、力強く走ったマチカネタンホイザ。

 

1994年秋からは鼻出血、クモによる蕁麻疹、フレグモーネと不運が続きました。

 

また、同じ時期にミホノブルボン、ライスシャワー、メジロマックイーン、トウカイテイオー、ビワハヤヒデなどの強い馬がいたことも不運だったのかもしれません。

 

しかし、その不運さが記憶に残る馬として、今でもファンに愛されています。

 

マチカネタンホイザの不運は続ていましたが、そんな中でも走る姿はみんなの心に残る名馬でした。

 

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アニメではチーム「カノープス」の不運なウマ娘として描かれていましたが、史実でもかなり不運が続いていました。

 

ライスシャワーに勝利した目黒記念やアニメのオープニングの高松宮杯もウマ娘では描かれたらどのように描かれるのか気になるものです。

 

このようにウマ娘は競走馬をモデルとしているため多くのキャラクターが登場し、その史実のレースをワンシーズではすべてを描き切れません。

 

史実を知った上でアニメをみたり、再度見返してみるのはいかがでしょうか。

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