ウマ娘のアニメに登場するメジロパーマーについて!どんなキャラなのか詳しくご紹介
アプリゲーム、アニメ、漫画と大人気のウマ娘。
モデルとなっているのは1990年代前後に活躍した競走馬のため幅広い年齢層が楽しめる内容となっています。
本日はウマ娘のキャラクターの中でも、アニメでは爆逃げウマ娘、史実では愛すべき馬鹿コンビの一人呼ばれたメジロパーマーについて、ご紹介していきます。
【ウマ娘のアニメに登場するメジロパーマーとは?】
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参照元:https://twitter.com/
【登場アニメ】 | |
ウマ娘 プリティーダービー Season 2 | |
【誕生日】 | 【学年/寮】 |
3月21日 | 高等部/栗東寮 |
【身長】 | 【体重】 |
160cm | 微減 |
【スリーサイズ】 | 【声優】 |
B84/W57/H86 | のぐちゆり |
メジロパーマーはトレセン学園に通うウマ娘です。
髪は全体的にくせ毛で、前髪には白いアッシュが細く入っており、後ろは上の方だけポニーテールにしており、右耳には金色のリングの耳飾りをつけています。
アニメでは2期の第1話でダイタクヘリオスが切り株の穴に叫ぶ姿をみるトウカイテイオー達の後ろを通るモブキャラのような形で初登場します。
その後アニメ2期4話にて、マニカネフクキタルの占いを受けるシーンから本格的に出番が増えていきます。
ここからはメジロパーマーのキャラクターについてご紹介していきます。
【明るく社交的なウマ娘】
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メジロパーマーはメジロ家令嬢の一人ですが、いい意味でお嬢様らしくなく、社交的でポジティブなウマ娘です。
初めは、頑張ってるのになかなか注目してもらえないことに悩み、マチカネフクキタルの占いを受けることにします。
マチカネフクキタルにはパートナーの存在が不可欠と言われ、その直後に、切り株の穴に向かってお嬢様に振り向いてもらえないと泣き叫ぶダイタクヘリオスと出会い、そこから意気投合していきます。
初対面のダイタクヘリオスにも話を聞いたりと優しい一面もあります。
その後はダイタクヘリオスの影響からパリピ語を使うようになったり「ウェーイ」と言ったり、ダイタクヘリオス同様テンションが高くなっていきます。
【ハードル走】
トウカイテイオーの偵察メモでメジロパーマーは「ハードル走は苦手。走るとキズだらけ」とあるのですが、これは史実が元になっています。
競走馬メジロパーマーは障害競走に一度転身したのですが、出走後は全身キズだらけだったため、結局転身はなしになりました。
【メジロ家の良き相談役】
アニメでは語られていませんが、ゲームでのメジロマックイーン曰く、「メジロ家ではパーマーに相談する事が多く、皆彼女の明るさに救われている」と発言しています。
ダイタクヘリオスの悩みにも親身に相談できていましたので、日ごろから相談には慣れていたのでしょう。
まさに、社交的で明るい彼女の成せる技ですね。
【メジロパーマーの走り】
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メジロパーマーの走りは逃げです。
テレビのインタビューでも爆逃げウマ娘として紹介されます。
また、ほとんどのウマ娘が前傾姿勢で走る中、メジロパーマーは長距離選手のように状態を起こした状態で走ります。
天皇賞(春)では、先頭に立ち、悪い馬場の中を苦戦しながらもレースを引っ張りますが、最強のステイヤーのメジロマックイーンに交わされてしまいます。
ただで交わされるものかと気合を入れ直しますが、残念ながら届かきません。
その後、回想の宝塚記念はダイタクヘリオスと共に逃げ、ダイタクヘリオスは失速してしまいますが、メジロパーマーは勝利を挙げます。
そして、有馬記念でもダイタクヘリオスと共に出走し、中盤は二人で後ろに10馬身差以上離して爆逃げを炸裂させます。
直線に入ってダイタクヘリオスは早速して「後は任せたー!」に「私たちずっ友だよー!」と返すメジロパーマーはそのまま先頭でゴール板の前を通過します。
その後のレースも逃げの戦法で走りますが、残念ながら勝利には届きませんでした。
【大失敗することも】
大爆逃げで大失敗したレースもあります。
それが天皇賞(秋)です。
中盤二人で先頭に立つのですが、「うちが!」「いや、私が!」と二人で競い合った結果惨敗で、ゴール板の前にガニ股で倒れ込んでいました。
しかし、実はメジロパーマーが勝利した有馬記念も実は2人で先頭を争っていました。
共に逃げてのレースは結果がどう転ぶかわかりませんね。
【パートナーのダイタクヘリオス】
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お互いの挨拶は「うぇーい」のメジロパーマーとダイタクヘリオス。
二人の出会いは運命的で、メジロパーマーはパートナーが必要不可欠と占われ、ダイタクヘリオスはお嬢様に手が届かないという、お互いにパートナーが必要と感じていたタイミングで出会います。
その後は共にレースに出走します。
得意距離の違いの関係で、ダイタクヘリオスは終盤に失速してしまうのですが、それでもメジロパーマーは一緒に走れることを嬉しく感じています。
ダイタクヘリオスが失速し「後は任せたー」という言葉に「任せて!私たちずっトモだよー!」と返して最後まで走り続けるやり取りがアニメでは何度か描かれます。
有馬記念では「やったよー!ヘリオスー!」と喜びを1番にダイタクヘリオスに伝え、ダイタクヘリオスも感極まった顔を見せます。
また、テレビインタビューでは、ダイタクヘリオスのお陰で逃げて勝つことができたこと、競い合う存在ができたことを喜び「逃げトモ(ダイタクヘリオス)」ができたから次も絶対に勝ちますと宣言しています。
作中一仲が良くテンションの高いコンビとして描かれています。
【メジロパーマーのトレーナーは…?】
メジロパーマーが所属するチームはアニメではどこかわかりません。
一応、宝塚記念に勝利した際に「やったよ、トレーナー!」と言うので、いるはずなのですが、メジロパーマーはトレーナーを見つけることができませんでした。
これは史実のあるエピソードを元にしているため、後半で紹介します。
その後の天皇賞(春)前のトレーニングの様子をインタビューされるときは何故かトレーナーではなくダイタクヘリオスが対応します。
「超絶調子いいってことはずっトモだから、分かりみが深いよ。パーマーしか勝たん!」と言い、記者達は苦笑いをしています。
【実際にいた名馬「メジロパーマー」】
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メジロパーマーは史実の競走馬のメジロパーマーという牡馬がモデルとなっています。
アニメで描かれていたように逃げ馬として活躍し、ダイタクヘリオスとは馬鹿コンビと呼ばれていました。
ここからは競走馬のメジロパーマーについてご紹介していきます。
【レースで結果が残せず障害競走へ】
メジロパーマーは1987年に北海道のメジロ牧場で生まれます。
メジロの冠名にアメリカの有名なプロゴルファーの「アーノルド・パーマー」の「パーマー」を取って、メジロパーマーと名付けられました。
父馬メジロイーグルはG1での勝利はないものの菊花賞と有馬記念で3着をとる逃げ馬でした。
母馬メジロファンタジーは競走馬のデビューはしておりません。
メジロパーマーが生まれた年にはメジロマックイーン、メジロライアンがいたことから幼い頃はあまり期待はされていませんでした。
1989年の3歳新馬戦でデビューしましたが、結果は2着。
3戦目の未勝利戦でようやく念願の勝利をつかみます。
その後のコスモス賞も勝利するのですが、続くレースには9着、8着となり、さらにはレース後に骨折が判明し休養となります。
翌年1990年の6月から復帰するも、5着より上の順位が取れず、再び骨折が判明し再度休養のなりました。
さらに翌年1991年の復帰戦では12着の大敗となったため、メジロパーマーは障害競走へ転身を考えられ、障害練習が始まります。
その後もしばらくはレースでいい結果がでませんでしたが、十勝岳特別で大差で逃げ切り1年9ヶ月ぶりの勝利を手にします。
次走の札幌記念も逃げ切りで初の重賞勝利を果たします。
しかし、それ以降の勝利が続くことはなく結果、初の障害未勝利戦に出走することとなります。
1番人気で出走し、なんと2着に6馬身差で圧勝し、その後のレースも2着と大健闘を見せつけて、ようやく活躍できる場が見つかったと思っていました。
しかし、障害物の飛び越えがうまくいかずキズだらけの馬体のため、馬にも騎手にも危険と判断され、障害競走は2戦のみとなり、平地のレースへと戻ることになります。
【障害競走】
意外なことにG1馬が障害競走へ転身することは珍しいことではありません。
過去にもダービー馬が障害競走へ転身したこともあります。
【重賞初勝利と大敗】
1992年、コーラルステークス4着、天皇賞(秋)7着と微妙な結果ですが、次の新潟大賞典で2着に4馬身差で勝利をあげます。
このレースはその後の主戦騎手となる山田騎手との2度目にして初の勝利となり、ここからメジロパーマーはハイペースで逃げて勝負する走りを見せていきます。
そして、次走を宝塚記念に決めます。
当日、期待されたメジロマックイーンが骨折のため出走しない為、メジロパーマーの活躍を期待していなかった牧場の関係者は殆どが応援に来ていませんでした。
レーススタート後にメジロパーマーが先頭を取ります。
そのまま1馬身ほど離したまま馬群を引き連れ、途中ダイタクヘリオスが迫るも、直線に入って後続を寄せ付けない逃げで、2着に3馬身差で初のG1勝利を挙げます。
アナウンサーも「パーマーまんまと逃げきり勝ち!」と実況しています。
ちなみにアニメの宝塚記念ではメジロパーマーが、ゴール後にトレーナーを探すシーンがあるのですが、これは史実に基づいたシーンで、当時メジロマックイーンの骨折で関係者の多くが会場に不在だったことが元ネタとなっています。
その後は京都大賞典では9着となり、次走を天皇賞(秋)に定めます。
天皇賞(秋)にはダイタクヘリオス、1番人気のトウカイテイオーも出走しています。
スタートするとすぐダイタクヘリオスと共にメジロパーマーは先頭に立ちます。
メジロパーマーはダイタクヘリオスと先頭争いをしながら、真後ろにトウカイテイオーらを引き連れ1000mを57.5秒とサイレンススズカ並みのハイペースで逃げます。
その後直線に入ると、後続の馬群に飲まれ18頭中17着と言う大敗となります。
ちなみにダイタクヘリオスは8着に入っており、勝利した馬は11番人気のレッツゴーターキンでした。
観客は悲鳴をあげ「なんとびっくりレッツゴーターキンだぁー!」とアナウンサーも驚きを隠せない結果となります。
あまりにもハイペースで、他の馬をはじめ1番人気のトウカイテイオーを振り回し、終盤はスタミナを切らしてどんどん他馬に交わされるという、非常に極端なペース配分をしたことからメジロパーマーとダイタクヘリオスは馬鹿コンビと言われるようになります。
【メジロパーマーが唯一】
障害競走から平地のレースに戻り、G1に勝利した競走馬はメジロパーマーのみです。
【有馬記念と引退】
次走の有馬記念は、前走の天皇賞(秋)の大敗の結果から、人気は16頭中15番と宝塚を制した馬とは思えないほど期待は低いものでした。
このレースにはメジロパーマーとダイタクヘリオスの他に、クラシック二冠馬トウカイテイオーとミホノブルボンの三冠を阻んだライスシャワーが出走しておりました。
スタート後はいつものようにメジロパーマーが先頭に立ち、2番手に5馬身差をつけます。
最初の直線に入ると歓声が上がる中でダイタクヘリオスがすぐ後ろまで上がってきます。
すると2頭が競り合いはじめペースがあがり第3コーナーに入る頃には後続に15、6馬身以上の差が開いていました。
観客は天皇賞(秋)のように馬鹿コンビが再び終盤に失速するだろうと思っていたことでしょう。
しかし、第4コーナーに入っても10馬身差をつけたまま2頭は直線に入ります。
ダイタクヘリオスは失速する一方でメジロパーマーは失速せず、後ろからさすレガシーワールドからさらに逃げて勝利を挙げました。
グランプリ春秋連覇は史上4頭目という快挙となり、同期の期待されていたメジロマックイーンもメジロライアンも果たせなかった結果を残したのでした。
翌年1993年は阪神大賞典をレコードで勝利して天皇賞(春)に望みますが、メジロマックイーンとライスシャワーの一騎打ちとなり、メジロパーマーは3着という結果を残します。
しかし、その後は再び5着以上の結果が残せず翌年1994年の日経新春杯に2着を最後に引退します。
その後は種牡馬となりますが、主な産駒は京都ハイジャンプ(障害競走)を制したメジロライデンのみです。
その後2002年に種牡馬も引退し、2012年に心臓麻痺のため25年の障害に幕を下ろしました。
【記憶に残る名馬】
メジロパーマーは、春秋グランプリの連覇が評価されて、最優秀5歳以上牡馬と最優秀父内国産馬に選出されています。
優秀な同期が同じ牧場内にいたため期待されない中で、メジロパーマーなりに障害競走でもG1でも結果を残しました。
その一方で、馬鹿コンビと観客を沸かせる逃げ馬メジロパーマーは話のネタが多く、ファンに愛される馬として語り継がれる名馬でしょう。
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史実では期待されていないエピソードがいくつかありましたが、アニメでは「逃げ友」ダイタクヘリオスと一生懸命に走っている姿が描かれていました。
史実を知った上でアニメを見てみると、モデルとなった競走馬のバックグラウンドを思い描きながら、また違った角度で楽しめることができます。
皆さんも事実を調べてアニメを見たり、見返してみるのはいかがでしょうか。