アニメのハルウララ!【ウマ娘】元ネタやキャラについてご紹介
ウマ娘とは史実で活躍した数々の名馬が少女となり、勝利を目指して走る物語です。
モデルとなった競走馬は、必ずしもトップを走る競走馬のみならず、健気に走る姿から人々に愛された競走馬もいます。
現在は70人以上のウマ娘が登場するため、深く楽しめるコンテンツとなっています。
今回はウマ娘の一人ハルウララについてご紹介していきます。
【ウマ娘のアニメに登場するハルウララとは?】
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【登場アニメ】 | |
ウマ娘 プリティーダービー ウマ娘 プリティーダービー OVA うまよん ウマ娘 プリティーダービー Season 2 | |
【誕生日】 | 【学年/寮】 |
2月27日 | 中等部/栗東寮 |
【身長】 | 【体重】 |
140cm | 微増(でも気にしない) |
【スリーサイズ】 | 【声優】 |
B74/W51/H73 | 首藤志奈 |
ハルウララはトレセン学園に通うウマ娘の一人です。
ピンクの髪色に赤いカチューシャをつけ、ポニーテールヘアで右耳に白いリボンをつけています。
また、瞳の虹彩は名前から連想される「サクラ」の形をしています。
華やかな勝負服のウマ娘が多い中で、ハルウララは体操服がモチーフという珍しいウマ娘です。
ちなみにトレセン学園専用の体操服とは別のデザインとなっています。
アニメ第1期の1話で教室でころんだスペシャルウィークに手を差しのべるシーンが初登場となります。
ナチュラルにスペシャルウィークの教室にいますが、スペシャルウィークの所属するB組とは違いC組に所属しています。
ここからはハルウララのキャラクターについてご紹介していきます。
【明るくて前向きなウマ娘】
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ハルウララは底抜けに明るく、底抜けに前向きなウマ娘です。
初登場のシーンは転校初日で緊張するスペシャルウィークに1番に明るく話しかけ、セイウンスカイを紹介しています。
また、お昼のシーンではスペシャルウィークがご飯をタワー盛りしていることにグラスワンダー、エルコンドルパサー、セイウンスカイは驚き出会って初日のためツッコんでいいか悩む3人をよそに、ハルウララは気にせず「スペちゃん、よそいすぎー」と笑いながらツッコミをいれています。
初対面でも関係なく、明るくきさくに話せるウマ娘みたいですね。
本来ウマ娘であれば誰もが勝ちたい、負けたくないという気持ちを持つのですが、ハルウララは若干異なります。
たとえ1位になれなくても、レース後に疲れたーと言いつつも、すぐに次頑張ろうと前向きです。
また、走ることに気持ち良さや、応援してくれるお客さんに頑張ってるねと言ってもらえることに嬉しさを感じています。
【「ハルウララがんばる!」】
アニメ以前、2016年にサイコミでハルウララが主人公の「ハルウララがんばる!」が連載されていました。
ウマ娘史上はじめてのコンテンツだったということで、現在のような細かい設定はなかったようです。
また、この漫画のハルウララもポニーテールなのですが若干前髪が違い、性格も前向きというよりはわがままな性格だったようです。
【ハルウララの走り】
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アニメでは、大体のウマ娘がチームに所属していましたが、ハルウララの所属チームは不明です。
1話ではチーム「リギル」の入部テストを受けていたため最初はチームに所属していませんでした。
入部テストで走るシーンがあり、走る前からやる気満々でテストに臨むため、スペシャルウィークには「ウララさん、早そう」と思われ、史実を知らない視聴者は強キャラだと思ってしまいます。
ゲートが開き難なくスタートしますが、かなりたどたどしい動きでハルウララは走ります。
その後は、スタートが遅れたスペシャルウィークにあっさり交わされてしまいます。
最下位でゴールするとその場倒れて「疲れたー!」と叫んでいます。
しかし、その後は持ち前の明るさから落ち込む様子はありません。
そして、4話にてハルウララが高知でデビューします。
高知からトレセン学園に帰ってくるとレースの気持ちよさを同期のスペシャルウィーク達に話します。
ですが、レースの結果は5着。
スペシャルウィークはぽかんとしており、グラスワンダーは苦笑いをしていますが、ハルウララ自身は結果を全く気にしていません。
お客さんに応援されたことで、また走りたいと喜んでいます。
その後は度々高知に出向き、高知のお土産を持っていたりするようなので、高知でハルウララなりに走っているようです。
【デビュー戦】
アニメではデビュー戦にて結果は5着とだけ言っています。
史実では競走馬ハルウララのデビュー戦には5頭しか出走していなかったため、ハルウララは最下位だったようです。
「なんと5着!」と言って前向きにとらえているところもハルウララらしいですね。
ちなみに、高知デビューからレース内容はサイドストーリー第4R(ボイスドラマ)で確認でき、YouTubeにて公開されてますので、是非視聴して見てください。
【アプリゲーム】
アプリゲームでは好きなウマ娘を自分の育成で強くすることができます。
そのため、史実では中央に出走経験のないハルウララも、中央のレースで走る事になります。(ゲームは地方レースがない為)
史実でダートしか出走経験がないためダートの適正が高く、芝の適正が最低なのですが、育成次第では有馬記念に勝利することのできる力をつけることができます。
ちなみに、トレセン学園に入学出来た理由は、面接で持ち前の明るさを発揮したからだそうです。
試験の結果はボロボロだったそうなので、面接官はハルウララになにか光るものを見出したのでしょうか。
【トレセン学園に入学できた理由】
数々の強者が揃うトレセン学園に、控えめに行っても能力の低いハルウララが在籍しています。
トレセン学園に入学出来た理由は、面接で持ち前の明るさを発揮したからだそうです。
試験の結果はボロボロだったそうなので、面接官はハルウララになにか光るものを見出したのでしょうか。
【高知愛】
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デビュー後のハルウララは高知で走り続けているため、高知がらみの品と共に登場することがほとんどです。
【ハルウララのお土産リスト】
・木彫りの土佐犬(スペシャルウィークへのお土産)
・鍋焼きラーメンのマスコットキャラクター(エルコンドルパサーへのお土産)
・「土佐 桂浜」と書かれた提灯(グラスワンダーへのお土産)
・かつおの置物(セイウンスカイへのお土産)
・かつおフレーク 鰹屋本店(ジャパンカップ前にみんなへお土産)
デビュー後は一人一人にお土産を買っていくところは友達思いですね。
ちなみに木彫りの土佐犬、提灯、かつおの置物は実際にあるお土産です。
鍋焼きラーメンのキャラクターは見つかりませんでしたが、なべ焼きラーメンの帽子をかぶった高知県須崎市のマスコットキャラクター「しんじょう」くんに似ているように見えます。
また、OVA「BNWの誓い」でもハルウララは登場しています。
春の感謝祭でハルウララは「高知物産店」を出店することになります。
高知物産店ではこのようなラインアップとなっています。
【ハルウララの物産展出品リスト】
・土佐ジャボンラングドシャ
・かみどめ
・いもけんぴ詰め放題
土佐ジャボンのジャボンの元ネタはブンタンという柑橘類のことを高知でジャボと言うそうです。
また、かみどめは土佐名菓 かんざしのパッケージとそっくりな為、それが元ネタと思われます。
物産展の後半では芋けんぴを販売しており、駅伝でスペシャルウィークが頑張って走る実況を聞くとハルウララも「私ももっと頑張らなきゃ」といっていもけんぴのタイムサービスを始めています。
【ウイニングライブ】
OVAの最後ではハルウララがウイニングライブの衣装を着てステージで踊っています。
高知物産店が感謝祭で一番繁盛した出店だったからウイニングライブに選ばれたのでしょうか。
先述した通り、ハルウララは勝負服が体操服という珍しいウマ娘です。
また高知で走っているため、ウイニングライブの言及もアニメではありません。
エンディングのように華やかなライブ衣装を着て踊っているハルウララが見れるのは珍しいですね。
【フジマサマーチ】
シンデレラグレイに登場した、カサマツ時代のオグリキャップのライバルであるフジマサマーチですが、実はハルウララと少し関係があります。
フジマサマーチの元ネタと思われるマーチトウショウは、1990年から引退するまで高知競馬に主戦場を変えています。
ハルウララは1998年に高知競馬でデビューしている為、マーチトウショウが先輩にあたる事になります。
時期が違うので、この2頭が走る事はありませんでしたが、もしかしたら、シンデレラグレイでフジマサマーチとハルウララの絡みが見れるかもしれませんね。
【実際にいた名馬「ハルウララ」】
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ハルウララは史実の競走馬ハルウララという鹿毛の牝馬がモデルとなっています。
高知競馬で走り、たとえ勝利に届かずとも勝利を目指し走り続け、多くの人々に愛された競走馬です。
ここからは競走馬ハルウララについてご紹介していきます。
【わがままな小さな競走馬】
ハルウララは1996年に生まれます。
父馬ニッポーテイオーは名マイラーながら種牡馬成績はいまいちでした。
母馬ヒロインはイギリスの競走馬ラッキーソブリンを父馬にもっており、ラッキーソブリンのブルードメアサイアー産駒にはオークスを制したコスモドリームや高松宮記念を制したショウナンカンプなどがいます。
ちなみに漫画「ウマ娘 シンデレラグレイ」ではハルウララの父馬ニッポーテイオーがモデル馬と言われているアキツテイオーが登場しています。
ハルウララは幼いころは馬体も小さく、セリでも売れ残ってしまうほど見栄えが悪かったそうです。
結局、牧場が所有することとなり、日本一預託料が安い高知競馬で走ることが決まります。
トレーニングが始まるとハルウララは臆病なのにわがままという性格で調教師の手をやかせます。
例えば
・鞍を装着しようとすると暴れる
・腹帯を締めようとすると地面にひっくり返る
・運動させようとしても動かない
・厩舎の周りを2週目までは歩くが3週目は歩きたがらない
・ゲートからのスタート練習は1日1回しかやらない
このような性格だっため、漫画ではわがままな性格が表現されていたのではないでしょうか。
なんとか落ち着いたころに「手のかかる馬なのでせめて名前くらはかわいくてのんびりしたものにしよう、そうすれば少しは馬の性格もかわるかもしれない」という思いから当時放送されていたテレビドラマの主人公から名前をとり、ハルをつけて正式に「ハルウララ」と名付けられます。
1998年にデビューしますが、結果は5頭中5着と最下位となります。
ここからハルウララの連敗の道が始まります。
【同期競走馬】
アニメではスペシャルウィーク達とよく一緒に登場していました。
しかし、スペシャルウィーク、グラスワンダー、エルコンドルパサー、セイウンスカイ、キングヘイローは1995年生まれなので、ハルウララより1年先輩にあたります。
1996年生まれの同期馬はウマ娘ではテイオムオペラオー、メイショウドトウや他にナリタトップロードなどがいます。
ただ、こういった競走馬は中央競馬で走っているため高知の地方競馬で走っていたハルウララとは一緒に走ったことはありません。
【走り続けるハルウララ】
ハルウララは勝利を目指して走り続けます。
デビュー年1998年はデビュー戦を含め3度レース出走し、最高着は5着でした。
翌年エルコンドルパサーが凱旋門賞に出走した1999年では、ハルウララは20レースに出走し、最高着は2着でした。
翌年テイエムオペラオーが年間無敗を達成した2000年では、ハルウララは18レースに出走し、最高着は4着でした。
翌年クラシックに外国産馬が出走できるようになりはじめた2001年では、ハルウララは19レースに出走し、最高着は2度2着をとります。
翌年テイエムオペラオーとメイショウドトウの引退式が行われた2002年では、ハルウララは18レース出走し、最高着は2着でした。
2着までは行きますが、どうしてもハルウララはレースに勝つことができずにいました。
そんな翌年2003年にハルウララが注目されるようになります。
当時の高知競馬場の実況をしていた橋口アナウンサーがハルウララが連敗記録が伸びていることに注目し、様々なメディアで取り上げられるようになります。
新聞、テレビで徐々にハルウララのことが広まり、不況の時代もあってか、負けても走り続けるというハルウララの姿に感銘を受け、人気が急上昇します。
また、ハルウララの馬券は「当たらない」ということで交通安全のお守りに持ち帰られていたそうです。
そして、2003年末の100連敗のレースには5000人もの観客がつめかけ、見事に100連敗を達成してしまったハルウララに「100連敗を祝うセレモニー」が行われました。
「ブーム」という言葉だけ聞くといいことかもしれませんが、競馬関係者にとっては複雑な思いでした。
競走馬なのだから一度は勝ってほしいと思い接している一方で世間はハルウララが負けることを期待していたからでした。
翌年2004年3月22日、中央競馬の名ジョッキー武豊騎手が、なんとハルウララに騎乗することとなります。
スタートすると中団、7番手を走ります。
実況するアナウンサーも先頭を走る競走馬には全く触れず、ハルウララの様子を実況します。
第4コーナーに入ると後続馬に交わされ、直線では馬郡の中で伸びることはなく、11頭中10着の106連敗となります。
ちなみにこの日のレースは、ハルウララにあの武豊が騎乗するということもあって、1万3000人の観客が詰めかけており、入場者数、ハルウララのレースの馬券の売上、1日の総馬券売上、すべてが高知競馬史上最大のものとなりました。
また、レース模様はテレビで生中継されており、瞬間最高視聴率は19.9%、アメリカの新聞でも取り上げられており大注目となりました。
【106連敗目】
ハルウララは当時、GI馬よりも注目されるようになりました。
武豊騎手が騎乗したレースではハルウララの専用窓口が設けられ、最高7時間待ちになっていたそうです。
また、10着にも関わらずハルウララには拍手や「おめでとうウララー!」と声をかけています。
武豊騎手自身も負け続けるハルウララブームを疑問に思っていたそうですが、多くの熱い声援を受けウイニングランまで行ったそうです。
【引退後】
その後のレースも2着までいくも勝つことはなく、109連敗を記録し、当時の日本歴代2位の記録となりました。
ちなみに2021年現在の最高連敗記録を持つ競走馬は227連敗のダンスセイバーという競走馬です。
2004年の秋、馬主が決まりハルウララは高知から栃木に移ります。
しかし、一悶着ありハルウララは引退レースを行うことなく、引退となりました。
最終的に、ハルウララは113レースに出走しましたが、一度も勝つことはできませんでした。
引退後は繁殖牝馬になる話が上がりましたが、実現はしていません。
ですが、2005年にはハルウララと調教師の思いが描かれた映画「ハルウララ」が公開されています。
更に2016年には「The Shining Star of Losers Everywhere」というタイトルのハルウララが題材のアメリカの短編ドキュメンタリー映画がつくられました。
現在ハルウララは「春うららの会」が所有の元、千葉にある牧場で生活しており、2019年には引退した競走馬が出走するソフト競馬にてハルウララ初の勝利を挙げています。
2021年現在25歳、いつまでも元気でいてほしいですね。
【ハルウララ】
アプリゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」のCM「Heroes 過去も未来も愛される。」篇でハルウララが登場しています。
万雷の拍手と、地鳴りにも似た歓声。
走り続ける彼女たちに、勇気を、希望を、夢を貰った。
過去も未来も愛される。
というナレーションにハルウララのシーンでは「いつか花咲く その日まで」とあります。
高知競馬では花を咲かすことはできませんでしたが、引退後にソフト競馬でようやく花を咲かすことができたようですね。
負けても負けてもレースに出て一生懸命走る姿に多くの人が心を励まされました。
【丈夫な名馬】
113戦113敗という文面だけでは不名誉な記録ですが、それ以上に着目すべき点があります。
それは、113戦もしておきながら、一切怪我をしていないということです。
主戦場はダートであり、且つ距離も短いかったので、足への負担は少ないほうですが、いくら足の負担が少ないといっても、年間約20レースを走り、最終的に113戦もして、怪我一つないというのはかなり強い馬なのではないでしょうか。
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アニメではわずかな登場でしたが、史実ではCMのようにまさに「過去も未来も愛される」競走馬でした。
ウマ娘はそれぞれに活躍したモデル馬がいるため、わずかな登場でもモデル馬を調べるとそのキャラクターに深みがでてきます。
気になるウマ娘がいるのであれば是非、モデル馬を調べてみてみることをお勧めします。
これを機にアニメを見たり、見返してみるのはいかがでしょうか。