アニメのフジキセキ!【ウマ娘】元ネタやキャラについてご紹介
ウマ娘とは史実の名馬が少女へと姿を変え、ライバルと競い合って走り続ける物語です。
アニメ、アプリゲーム、漫画とメディア化されており、そのどれもが大人気となっています。
最近では2021年の「ユーキャン新語・流行語大賞」に「ウマ娘」がノミネートを果たしており、初のゲーム用語としての年間大賞受賞に期待がかかっております。
アニメは2018年に第1期、2021年に第2期が放送され、70人以上のウマ娘の中から多くのウマ娘が登場しています。
今回はアニメで登場したウマ娘の一人、フジキセキについてご紹介していきます。
【ウマ娘のアニメに登場するフジキセキとは?】
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参照元:https://twitter.com/
【登場アニメ】 | |
ウマ娘 プリティーダービー ウマ娘 プリティーダービー OVA うまよん | |
【誕生日】 | 【学年/寮】 |
4月15日 | 高等部/栗東寮 |
【身長】 | 【体重】 |
168cm | 増減なし |
【スリーサイズ】 | 【声優】 |
B84/W58/H82 | 松井恵理子 |
フジキセキはトレセン学園に通うウマ娘です。
黒髪のショートヘアに、前髪には白いアッシュがはいっており、右耳にチェーンの耳飾りをつけています。
初登場は、アニメ第1期1話でスペシャルウィークの回想にて、初めて寮に来るスペシャルウィークを迎えるシーンが初登場となります。
ここからはフジキセキのキャラクターについてご紹介していきます。
【優しくかっこいい寮長】
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フジキセキはスペシャルウィークやサイレンススズカが生活する栗東寮の寮長で、ウマ娘の中でもずば抜けて紳士的で品のあるイケメンです。
入寮日初日から門限を破る程大遅刻をしたスペシャルウィークを、やれやれといった様子を迎えますが、スペシャルウィークに優しく臨時の部屋を用意してくれます。
また、編入後スペシャルウィークのことを最初に心配していたのはフジキセキでした。
スペシャルウィークが周りにウマ娘も同年代もいない特殊な環境で育ったことを知っており、そのことをルームメイトのサイレンススズカに打ち明けます。
元気に振る舞い、チームにも所属し、デビュー戦を目指すスペシャルウィークが誰にも言えない悩みを持っているかもしれないと心配し、近くにいてあげてほしいとお願いしています。
そんな出来事もあったからか、その後スペシャルウィークとサイレンススズカはお互い大切な存在となります。
寮長として振る舞うシーンはアニメではわずかですが、きっと他の寮生ウマ娘のことも気遣ったりしていることでしょう。
また、アニメ6話の秋の感謝祭ではチーム「リギル」の執事喫茶でエアグルーヴとテイエムオペラオーとシンボリルドルフと共に執事に扮しています。
容姿端麗で、立ち振る舞いも紳士的である為か、女性に大人気なようで、黄色い声援が飛び交っています。
特にフジキセキは勝負服がタキシードということ、さらに後輩ウマ娘のことを「ポニーちゃん」と呼ぶような一面があるので、一番執事の衣装が似合っているのではないでしょうか。
【勝負服】
かわいくアイドルのような勝負服が多いウマ娘ですが、フジキセキの勝負服はタキシードのような、パンツスーツのようなデザインの勝負服です。
シャツの白と黒のスーツという色合いで全身を正面からみると、競走馬フジキセキの正面顔のように見えます。
【フジキセキの走り】
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フジキセキはチーム「リギル」に所属しており、ウインタードリームトロフィーに選ばれたウマ娘と共に出走しています。
アニメ第8話ではシンボリルドルフ、ナリタブライアン、マルゼンスキー、オグリキャップ達の中に混じり「二段ロケットのフジキセキ」と出走前に紹介されています。
他にはスタート後の遠巻きのシーンからはヒシアマゾン、タマモクロス、エアグルーヴ、イナリワン、スーパークリークのようなウマ娘の姿も確認できます。
その後のレース模様はカットされていますが、ウイニングライブはシンボリルドルフが歌っていることからシンボリルドルフが勝利したようですね。
その後は13話のウインタードリームトロフィーにも出走しています。
出走前に応援される三冠ウマ娘のシンボリルドルフとナリタブライアンを見て、「三冠ウマ娘には負けたくない」と気を奮い立たせています。
出走前には「幻の三冠ウマ娘と呼ばれたフジキセキ」と紹介されています。
この幻の意味は後半でご紹介していきます。
スタートすると中団のシンボリルドルフの内を走ります。
向こう正面でも中団トウカイテイオーの外、シンボリルドルフの内で他のウマ娘に比べるとやや直立姿勢に近いフォームで走っています。
残り400mで他のウマ娘と並び、そのまま他のウマ娘とともにゴール板を通過しています。
最後のウイニングライブは全員と一緒に歌とダンスを披露しています。
【WDT】
フジキセキはウインタードリームトロフィーに2度出走しています。
13話で描かれたウインタードリームトロフィーには2015年のJRAのCMの「夢の第11レース」が元ネタとなっています。
実装されているウマ娘でみると、アグネスタキオンの代わりにフジキセキが出走しているようです。
後半でご紹介しますが、史実でフジキセキは幻の三冠馬といわれており、父馬が同じアグネスタキオンも同じく故障さえなければ三冠は確実と言われていた共通点があります。
【アプリゲームのフジキセキ】
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アプリゲームではアニメより多くのシーンでフジキセキを見ることができるため、違った一面を見ることができます。
フジキセキは紳士的で立ち振る舞いも非常に品のあるウマ娘ですが、どこかいたずら好きな一面があります。
いたずらといっても誰かをこまらせるより、サプライズや手品といった誰かを楽しませるいたずらをしています。
また、「エンターテイナー」という言葉にこだわりをもっており、いたずらをして誰かを楽しませたり、自分の走りで見ている人を楽しませたいという気持ちが強いウマ娘です。
そんな気持ちは役者である母親から影響されているようです。
そのため、普段もセリフのようなキザな言い回しを言うこともあります。
トレセン学園に入学前は舞台の道も検討していたぐらいです。
また、寮長としても責任感があり、悩める他のウマ娘の気持ちに寄り添ったりと日々苦労しているところもあるようです。
【走り】
フジキセキはマイルの距離を得意としますが、短距離などもこなせます。
また、走法も先行、逃げ、差しといった選択肢もあります。
ちなみにアプリゲームに実装されるチーム「リギル」のウマ娘としては一番最後の順番となっています。
【実際にいた名馬「フジキセキ」】
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フジキセキは史実で活躍したフジキセキという名前の牡馬がモデルです。
あのサンデーサイレンスの初年度産駒であり、圧倒的な走りから三冠を期待された競走馬です。
ここからは競走馬フジキセキについてご紹介していきます。
【「キセキ」の競走馬誕生】
フジキセキは1992年に生まれます。
父馬サンデーサイレンスはアメリカの競走馬で14戦9勝で年度代表馬にも選ばれたこともある競走馬です。
サンデーサイレンスは引退後、日本で種牡馬となり初年度からG1馬を輩出しており、フジキセキはサンデーサイレンスの初年度産駒でした。
母馬ミルレーサーはフランスのダービーを制したルファビュリーを父馬にもっています。
サンデーサイレンスの初年度産駒ということもあり、当時サンデーサイレンスは話題ではなく、多くの産駒の気性がとても荒いということが話題だったそうです。
フジキセキはサンデーサイレンスの産駒の中でも特に均整のとれたいい馬体の馬として期待されていました。
フジキセキの名前は、富士山から「フジ」と、輝石のように輝き、奇跡を起こし、栄光の軌跡を残してほしいという思いから「キセキ」をとり、合わせて「フジキセキ」と名付けられます。
フジキセキはサンデーサイレンスの産駒ながら荒っぽく性格ではなく、いたずら好きと言われておりゲートにすぐ入るのに、ゲートが開いても走らなかったそうでゲートテストを5回も落ちていました。
また、走ることが好きで調教でもすごいスピードで走っていたそうです。
【1992年生まれ】
フジキセキが生まれた1992年は、ウマ娘として登場している競走馬で見るとマヤノトップガン、マーベラスサンデー、ヒシアケボノがいます。
【4つのレースで幻に】
1994年の8月にデビュー戦に臨みます。
その頃になると、サンデーサイレンスの産駒がレースで活躍し始めており、フジキセキもレースではスタート後に出遅れるも直線で先頭に立つとそのまま伸びで8馬身差で圧勝します。
勝利後の実況でも「サンデーサイレンス産駒がまた勝ちました」と言われています。
その後は消耗を防ぐため夏の休養に入り、秋は10月もみじステークスに出走します。
レースは中団を走り、直線で先頭に立ち他馬が鞭をいれスパートをかける中、鞭が入らないフジキセキはそのまま先頭をキープしたまま勝利します。
そして、12月2歳王者を決める朝日杯3歳ステークスに出走することになります。
スタートすると4番、3番手あたり前方を走ります。
直線でフジキセキが内から先頭に立つと外からスキーキャプテンが迫るもフジキセキが勝利します。
年内のレースはこれを最後としますが、休養に入ることなく坂路トレーニングに励む一方でフジキセキは食欲旺盛のため、16キロ増える結果となります。
しかしながら坂路トレーニングは平均タイムを2秒も縮める走りを見せ、たくましい馬体となっていました。
翌年1995年は期待されたクラシックに駒を進めるため皐月賞の前哨戦弥生賞を初戦とします。
スタートすると他馬が抑えるためフジキセキは前方で走ります。
第3コーナーあたりにフジキセキが先頭に立ち、直線も先頭を走りますが、外からホッカイルソーが並び交わされかけます。
するとそこからキセキの豪脚で伸びて、残り100mで並んでいたホッカイルソーに2馬身半差をつけて勝利します。
その瞬発力から「二段ロケット」と例えられます。
前年にナリタブライアンが三冠を手にしたことから以前のミスターシービーとシンボリルドルフのように三冠馬が2年連続と期待されます。
しかし、弥生賞から約3週間後にフジキセキは左前脚に屈腱炎を発症していることが判明します。
復帰まで1年以上必要なこと、再発の恐れからフジキセキはクラシックに1度も走ることなく引退することとなりました。
【クラシック】
その年1995年のクラシックは皐月賞をジュニュイン、日本ダービーはもみじステークスでフジキセキが下したタヤスツヨシ、菊花賞はマヤノトップガンが勝利しています。
ジュニュインとタヤスツヨシ、そして同年1995年オークスを制したダンスパートナーはサンデーサイレンス初年度産駒、でフジキセキは三冠をとることはできませんでしたが、サンデーサイレンスは初年度産駒からGⅠ馬を輩出し、種牡馬として大きな1歩を踏み出しています。
【引退後】
引退後フジキセキはすぐ種牡馬となり、父馬サンデーサイレンスの代用種牡馬として非常に人気となります。
しかし、初年度はGⅠ馬を輩出することはできず、2年目産駒で重賞馬を輩出します。
種牡馬として4年目にはオーストラリアに渡りますが、オーストラリアの競馬には合わなかったようです。
そして2005年にフジキセキの産駒であるカネヒキリがジャパンダートダービーでGⅠ初勝利し、2007年からはGⅠ馬が排出されています。
更には、オーストラリア産駒からもGⅠが輩出されています。
そして、2014年にはフジキセキが出走できなかった皐月賞にイスラボニータが勝利しています。
振り返ってみると毎年のように重賞勝利馬を輩出しており、2011年にはJRA通算勝利数が国内産種牡馬では歴代トップとなっています。
2017年には同じサンデーサイレンスを父馬にもつディープインパクトが記録を塗り替えています。
そして、2013年に種牡馬を引退し、2015年頸椎損傷のため23年の生涯に幕を下ろしました。
【フジキセキ】
フジキセキは幻の三冠馬と言われるほど強い走りの競走馬でした。
全4レース4勝の走りについてはフジキセキは本気で走っておらず遊んでいたと言われていたり、騎手が鞭を使わずにレースに勝利しています。
もしケガがなければ本当に三冠馬の一頭になっていた競走馬だったことでしょう。
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これまでチーム「リギル」のウマ娘を何人か紹介してきましたが、どのウマ娘も本当に強い競走馬がモデルとなっていますね。
アニメ第1期、第2期はチーム「スピカ」のウマ娘がメインになっているので、チーム「リギル」に所属する先輩ウマ娘の走りもアニメでもっと多く見てみたいものですね。
このようにウマ娘は史実を知るとアニメをより楽しむことができます。
これを機にアニメを見たり、振り返ってみるのはいかがでしょうか。