ウマ娘のタイキシャトル!アニメの元ネタやキャラについてご紹介
ウマ娘は史実で活躍した競走馬が少女となり、勝利を目指しチームメンバー、ライバルと共に走り続ける物語です。
現在は70人以上のキャラクターが登場しており、その全てのウマ娘に史実のモデル馬がいます。
アニメは2018年に第1期、2021年に第2期が放送されており、多くのウマ娘達が懸命に走る姿が描かれています。
本日はアニメで登場したウマ娘タイキシャトルについてご紹介していきます。
【ウマ娘のアニメに登場するタイキシャトルとは?】
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参照元:https://twitter.com/
【登場アニメ】 | |
ウマ娘 プリティーダービー ウマ娘 プリティーダービー OVA うまよん ウマ娘 プリティーダービー Season2 | |
【誕生日】 | 【学年/寮】 |
3月23日 | 高等部/美浦寮 |
【身長】 | 【体重】 |
172cm | 微増(「でもノープロブレム!」) |
【スリーサイズ】 | 【声優】 |
B94/W59/H90 | 大坪由佳 |
タイキシャトルはトレセン学園に通うウマ娘です。
ブロンドのロングヘアをポニーテールにしており、緑色の星がモチーフの髪留めと耳飾りをつけています。
アメリカ出身の留学生のためカタコトの日本語を話します。
アニメ第1話で主人公スペシャルウィークがチーム「リギル」の入部テストを受ける際に見学するシーンが初登場となります。
ここからはタイキシャトルのキャラクターについてご紹介していきます。
【アメリカ生まれの明るいウマ娘】
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タイキシャトルは背が高く、明るくて誰にでもフレンドリーなウマ娘で、アメリカからの留学生となっています。
アメリカ生まれのため英単語を使うこともあり、挨拶として「ハウディ(How do you do?)」と言ったり、「ベリーエキサイティングでした(Very exciting )」や「ソーファスト(So fast)」と言ったりするシーンがあります。
サイレンススズカが骨折した際のギプスには「You will be back!(戻ってこれる!)」と英語でメッセージを書いています。
明るく、フレンドリーな性格のためスペシャルウィークとのレース後はかわいいと抱きついたり、サイレンススズカが筋トレをしているシーンでは一緒に筋トレすると言ってノリノリな一面を見ることができます。
【カウボーイ】
タイキシャトルはアメリカのケンタッキー州生まれの為、カウボーイをイメージするような勝負服を着用しています。
アニメでは勝負服のシーンがオープニングのみでわかりづらいですが、テンガロンハットを首紐で下げています。
【タイキシャトルの走り】
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タイキシャトルはチーム「リギル」に所属している実力のあるウマ娘の1人です。
既にマイルチャンピオンシップとスプリンターズステークスを勝利しており、東条トレーナーからも短距離最強ウマ娘といわれています。
初めての走るシーンは、スペシャルウィークとの模擬レースです。
日本ダービーに臨むスペシャルウィークがレースの経験を積むため模擬レースが開かれます。
スタートするとタイキシャトルはスペシャルウィークの前を走ります。
坂でもスピードを全く落とさない歩幅を狭くして走るピッチ走行を見せます。
途中、スペシャルウィークに並ばれるもスパートをかけて前に出ますが、最後は競り合ってゴールを通過して、わずかにタイキシャトルシャトルが先行し、勝利しています。
【ウインタードリームトロフィー】
チーム「リギル」のウマ娘といえばほとんどが先輩ウマ娘で、なかなかレースシーンを見ることができません。
その中で多くのリギルメンバーが出走するレースがウインタードリームトロフィーです。
しかし、タイキシャトルは一度も出走していないので、チーム「リギル」で唯一出走していないウマ娘です。
短距離を得意とするウマ娘のためウインタードリームトロフィーは距離が合わないようですね。
【アプリゲームでのタイキシャトル】
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アニメでは登場シーンがまだまだ少ないためアプリゲームでのタイキシャトルについて少し注目していきます。
タイキシャトルはアニメ以上に明るくパワフルなウマ娘として描かれており、アニメでスペシャルウィークに抱きついていたように、挨拶としてものすごい勢いで仲の良いウマ娘に抱きつく癖があり、落ち着きがないと言われています。
サイレンススズカも抱き着こうとするタイキシャトルを「ストップ、飛びつかないでね」と静止させています。
一方で、アニメでは描かれていなかった寂しがり屋な一面があり、トレーナーに待たされて1人の時は寂しくて泣いてしまうエピソードがあります。
そんな一面をもつためパーティを開いて、誰かと過ごすことが好きなようです。
走りに関しては、アニメで描かれていたとおりマイル(1600m)とダートを得意としています。
【うまよん】
アニメうまよんでは5話「大激戦!?ラーメン杯(G II)」に登場しています。
オグリキャップとスペシャルウィークと共にラーメンの大食いに挑戦しています。
大食いキャラ2人と揃って食べ始めていますが、1番初めに食べるペースが落ちてしまって1番にはなれませんでした。
しかし、最後は笑顔でお店を出ているようなのでなんとか食べ切れたようですね。
タイキシャトルは短距離が得意なウマ娘のため、もしかすると大食いではなく早食いならもっと強いかもしれませんね。
【実際にいた名馬「タイキシャトル」】
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タイキシャトルは史実のタイキシャトルという牡馬がモデルとなっています。
アニメで留学生と描かれていた通り、アメリカからの外国産馬であり、短距離レースで圧倒的な走りをみせた日本、海外で活躍した競走馬です。
ここからは競走馬タイキシャトルについてご紹介していきます。
【アメリカ生まれ尾花栗毛の競走馬】
タイキシャトルは1994年アメリカのタイキファームで生まれます。
父馬デヴィルズバッグはアメリカの競走馬で、2歳時には無敗でGⅠを含むレースを5連勝しており、怪我のため早期に引退した競走馬です。
母馬ウェルシュマフィンはアイルランドやアメリカで走り、GⅢに勝利経験のある競走馬で、1994年にタイキシャトルを産んだ後に日本に繁殖牝馬として輸入されています。
タイキシャトルは翌年アイルランドに移動し、調教されたの後に、1996年に日本でデビューすることが決まります。
しかし、脚や蹄が良くなくなかったこと、繊細な性格をしていたことからゲート試験に2度落ちた為、デビューは遅れて1997年4月(3歳)の未勝利戦が初出走となります。
初出走は脚の負担を減らすためダート1600mが選ばれます。
今までの経緯もあり、心配の残るレースでしたが、そんな心配をよそにタイキシャトルは初レースで2着に4馬身差をつけて初勝利を挙げます。
続くレースでも勝利し、3戦目からは芝のコースの出走が決まります。
芝のコースに代わってもタイキシャトルは変わらず、強い走りをみせ菖蒲ステークスは直線で他馬を離すとそのまま先頭を走り勝利します。
次走の菩提樹ステークスは、直線で前を走るテンザンストームに迫るもとらえきれず、クビ差2着と初黒星となります。
初の敗北となるもののここからタイキシャトルはレースで目覚ましい活躍をみせます。
【尾花栗毛】
タイキシャトルは美しいと言われる尾花栗毛の毛色です。
ウマ娘では「100年にひとりの美少女ウマ娘」として描かれるゴールドシチーと同じ毛色です。
明るい鬣(たてがみ)で、遠巻きからみてもどの馬かわかりやすいので、レース中でもどれがタイキシャトルかすぐわかります。
【連勝の始まり】
夏の休養を経たタイキシャトルは、初の重賞GⅢのユニコーンステークスに臨みます。
同じ3歳馬とのレース、マイルの距離に絞った結果、ダートでの出走となりますが、タイキシャトルは先行をいつものように走ります。
直線に入ると前馬の間を抜けて先頭に立つと並んで抜けたワシントンカラーを置き去りにして初重賞勝利を挙げます。
続くGⅡスワンステークスは初の古馬との勝負となります。
最内から直線に入り、じわじわ前馬との距離を詰めると抜け出して、2着に4分の3馬身差で勝利します。
そして、GⅠマイルチャンピオンシップに駒を進めます。
レースには武豊騎手鞍上で安田記念3着、毎日王冠3着の1番人気スピードワールド、ここまで2連勝中の3番人気のトーヨーレインボー、他にヒシアケボノや覚醒前のサイレンススズカが出走していました。
2番人気のタイキシャトルは早いペースとなった馬郡の先行を走り、直線に入ります。
馬郡をぬけると、残り200mで先頭の逃げ馬をとらえ、交わすとそのまま伸びて2馬身差で勝利します。
古馬が混じる中、3歳馬がマイルチャンピオンシップに勝利するのは、1988年のサッカーボーイ依頼9年ぶりの出来事でした。
そして、年内ラストのレースはスプリンタズステークスとなります。
このレースでは単勝1.9倍の堂々の1番人気で出走します。
タイキシャトルは並んで直線に入ると坂で抜けると、2着に約2馬身差で勝利しデビュー年を8戦7勝という圧巻の走りを見せました。
タイキシャトルはこの年のJRA賞最優秀短距離馬に選ばれます。
また、短距離馬として初の年度代表馬になるかと期待されますが、同年に牝馬ながら17年ぶりに天皇賞(秋)に勝利し、ジャパンカップ2着、有馬記念3着のエアグルーヴが選ばれ、惜しくも選ばれませんでした。
翌年1998年、タイキシャトルは夏の海外遠征に向け、まずは日本の安田記念を目指して調教に入ります。
寒さが原因で蹄に亀裂が入る事態となり、出走を危ぶまれますが、なんとか前哨戦の京王杯スプリングカップに出走します。
このレースでは、1番人気となり、いつものようにレースでは前方の好位を走ります。
直線に入ると先頭に立ちじわじわ上がって、半馬身差で勝利します。
冬には蹄に問題を抱えていたなんて思えないような強い走りをみせたタイキシャトルは、安田記念に駒を進めます。
当日、大雨による超不良馬場で初の不良馬場を走るタイキシャトルは1番人気ながらも不安視されます。
しかし、いつものように前方好位につき、馬郡はまとまりつつも広がりながら直線に入ります。
大きく広がる馬郡の真ん中、坂を駆け上がり残り200mを切るとどの馬よりもついていけないスピードで伸びて2馬身半差で勝利します。
ダート、芝、不良馬場でも走るタイキシャトルは、大きな自信をもってフランスに向けて出発します。
【JRAのCM】
2011年のJRAの安田記念のCMではタイキシャトルが走った1998年の安田記念が取り上げられています。
98年 安田記念。
大雨のなかの無敵、タイキシャトル。
可能性は人を熱くする。
最後に流れる実際の競馬シーンの実況で「夢は世界へ飛び出すか」と言われており、当時日本馬による欧州GⅠ勝利は一度もなく、なかなか手の届かない夢だったのでした。
【日本馬の夢、フランスG1の挑戦】
出走予定日の1カ月前にフランスに到着したタイキシャトルは、いつも通りの調教で本番に臨みます。
マイルの最高峰GⅠのジャック・ル・マロワ賞に出走することとなり、フランスでもタイキシャトルは1番人気となります。
スタート直後は落ち着かない様子だったもののいつものレースと同様前方好位を走ります。
残り100mでスパートをかけ、逃げ馬を交わし先頭に立つと、2番人気のアマングメンが迫りますが、そのまま先頭を走り続けて半馬身差で勝利をつかみました。
実は、ジャック・ル・マロワ賞の1週間前のモーリス・ド・ゲスト賞では、シーキングザパールが日本馬として初の欧州海外GⅠ勝利をしており、2週連続日本馬が勝利していたのでした。
その後は、日本に帰ると連覇を目指してマイルチャンピオンシップに出走することとなります。
いつものように好位を走り、馬郡中央から直線にはいり、スパートをかけます。
残り200mで先頭に代わるとそのまま伸びて伸びて、他馬が全くついてこれないスピードで駆け抜け、なんと5馬身差で勝利します。
この5馬身差の着差はマイルチャンピオンシップにおいての現在も過去最大の着差です。
本来タイキシャトルはマイルチャンピオンシップを最後に引退する予定でしたが、JRAからの強い要望でスプリンターズステークスを引退レースにすることとします。
しかし、タイキシャトルは調教を嫌がり、重くなった馬体でレースに臨みます。
レースでは前方を走り、直線はマイネルラブと並んで他馬を離す走りをみせますが、マイネルラブをアタマ差交わすことはできず、最後につっこんできたシーキングザパールにもクビ差交わされ、3着という結果に敗れ、このレースで引退することになります。
その後は種牡馬となり、初年度産駒のウインクリューガーはNHKマイルカップを勝利しており、2001年生まれのメイショウボーラーはフェブラリーステークスに勝利しています。
中央のGⅠ馬は2頭のみですが、グレード制重賞や地方重賞に多くの産駒が勝利しています。
そして2017年に種牡馬を引退するとフォスターホースとなり、2021年現在はメイショウドトウと同じ牧場で余生を過ごしています。
【タイキシャトル】
1998年のタイキシャトルは日本とフランスでGⅠを3勝したのが認められ、最優秀短距離馬と最優秀5歳(現在4歳)以上牡馬と昨年惜しくも選ばれなかった年度代表馬となりました。
短距離馬が年度代表馬に選ばれることはタイキシャトルが史上初めてでした。
また、フランスでも年度代表顕彰(エルメス賞)でも最優秀古馬に選出されています。
そして、翌年1999年には13戦12勝2着1回の成績が評価され、短距離馬として初のJRA顕彰馬に選定されました。
JRA顕彰馬にはタイキシャトル以前にはナリタブライアン、トウカイテイオー、メジロマックイーン、オグリキャップシンボリルドルフ、ミスターシービー、マルゼンスキー。
タイキシャトル以降にはエルコンドルパサー、テイエムオペラオー、ウオッカ、キタサンブラックと多くのウマ娘のモデル馬が選ばれています。
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チーム「リギル」に所属するウマ娘でタイキシャトルが最後の記事となりました。
圧倒的な走りをみせたモデル馬をもつウマ娘ながら、なかなかアニメで彼女たちの走る姿をみることができませんでした。
しかし、史実の競走馬の走りをみると一層彼女たちのことを好きになります。
ウマ娘は史実を知った上でみるとキャラクターに深みをもって見ることができます。
これを機に史実をしってアニメを見たり、見返してみるのはいかがでしょうか。