アニメのエアシャカール!【ウマ娘】元ネタやキャラについてご紹介
ウマ娘とは史実で人々の心に残った競走馬が少女となり、勝利を目指し走り続ける物語です。
現在キャラクターは70人以上が登場しており、ほぼ全てのウマ娘に史実で活躍したモデル馬が存在します。
競走馬の性格や外見の特徴、騎手や馬主の想いなどが細かくウマ娘に反映されており、競争時代を知る年代から若者まで幅広い世代が楽しめるコンテンツとなっています。
今回は、史実でも気性難と言われている競走馬をモデルに持つエアシャカールについてご紹介していきます。
【ウマ娘のアニメに登場するエアシャカールとは?】
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参照元:https://twitter.com/
【登場アニメ】 | |
ウマ娘 プリティーダービー OVA うまよん | |
【誕生日】 | 【学年/寮】 |
2月26日 | 高等部/栗東寮 |
【身長】 | 【体重】 |
168cm | 計測不可能 |
【スリーサイズ】 | 【声優】 |
B77/W56/H85 | 津田美波 |
エアシャカールはトレセン学園に通うウマ娘の1人です。
黒髪をローポニーテールにしており、ギザギザした髪の分け目と眉ピアスが特徴的なウマ娘です。
アニメ第1期と第2期には登場しておらず、アニメ第1期のブルーレイBOXに収録されていたOVA「BNWの誓い」とアニメうまよんに登場しています。
ここからはエアシャカールのキャラクターについてご紹介していきます。
【キレやすいウマ娘】
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エアシャカールはチーム対抗駅伝の出走メンバーの1人で、公園で練習中に1人ゲーム(おそらく3DS)をしているシーンが初登場となります。
チームの自己紹介の順番が回ってくると、他のウマ娘は担当区に加えて一言言っているにもかかわらず、エアシャカールは目を見開いて怒った形相で名前を叫んでいます。
自己紹介を聞いていたダイワスカーレットからは、「こ、怖い!」とコメントされています。
ちなみにずっと怒っているわけではなく、その後は何事もなかったように平常に戻っています。
また、駅伝の後日には大阪杯に出走しています。
ゲートはゴールドシップの隣で、スタート直前に「負ける気がしねぇ」と意気込みます。
しかし、ゴールドシップも全く同じことを言っており、お互いが言っていることを真似していると勘違いし、怒っています。
上記のことから、アニメOVAでは怒りっぽいウマ娘として描かれていました。
【大阪杯の元ネタ】
大阪杯でエアシャカールに言っていることを真似されたと勘違いし、ゲートを上から覗くように登ったゴールドシップが結果、エアシャカールと共にスタートに出遅れるエピソードには元ネタがあります。
それは2015年のゴールドシップの3連覇がかかる宝塚記念でした。
実際に枠入りが完了し、スタート直前にゴールドシップは2度前脚を上げて立ち上がりスタートに出遅れています。
ちなみにエアシャカールは大阪杯に2度出走したことはありますが、2015年の宝塚記念では現役ではないためレースに出走はしていません。
【エアシャカールの走り】
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OVAでエアシャカールが走る姿は2度描かれています。
1度目は駅伝のシーンで、テイエムオペラオーからタスキを受け取ると同じ第5区を走るスーパークリークと並んで走ります。
中継テレビ越しですが若干直立気味な姿勢で走っています。
途中、史実で同じ冠名をもつエアグルーヴがエアシャカールの走りを絶賛しています。
その後はゴールドシップにタスキを繋いでいます。
続いて走るシーンは大阪杯です。
本バ場入門シーンでは「エキセントリックウマ娘」と紹介されており、レースメンバーを見て総力を計算し、どんな走りにするか策略を練っています。
しかし、スタート直前にゴールドシップと言い合いになったせいでスタートに出遅れ、最後方をから2番目を走ります。
その後は直線でゴールドシップとともにものすごい追い上げを見せますが、何着だったのかは不明です。
【実はデータ重視】
アニメではキレキャラな印象が強めですが、別の一面も見られます。
それはアニメうまよんで描かれていたように、データ重視な一面です。
うまよんではエイシンフラッシュが一年前に出した上がり3ハロンのデータ映像をしっかり管理している一面が見られます。
また、OVAで出走前に出走メンバーの総力を計算しているのもそれぞれのデータがあるからできる技ですね。
【アプリゲームのエアシャカール】
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アニメの登場シーンがまだ少ないため、ここからはアプリゲームで登場するエアシャカールについて注目していきます。
エアシャカールは2021年12月現在、育成ウマ娘としては未実装になります。
しかしながら、他のウマ娘のストーリーに登場しており、アニメで描かれていたような一面もあります。
一人称はオレで、口調は荒っぽく、OVAでキレキャラだったように、普段からすこしイライラしているような印象を受けるシーンが度々あります。
レースにおいては観客から尖っているや大暴れすると恐れられています。
しかし、自分の計算通りに物事が進みそうな時や、難解な問題が解けた時は満面の笑みで笑う表情を見ることもできます。
また、うまよんで描かれていたようにデータ集めを普段からやっており、特に数字を重視しています。
走りにおいては、サポートカードとして長距離で追い込みが得意なキャラとして登場しています。
【外見の違い】
エアシャカールはアニメとアプリゲームでは外見が若干違います。
公式ホームページにあるエアシャカールの原案では目の下にクマがあり、右腕に刺青があり、アニメでもそのよう外見で描かれています。
その後、デザインが変更となりアプリゲームではクマと刺青は無くなって、健康的な印象に変わりました。
【実際にいた名馬「エアシャカール」】
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エアシャカールは、史実で活躍したエアシャカールという競走馬がモデルとなっています。
ウマ娘でクセのあるキャラクターとして登場していたように、史実でも気性面にクセがあり、準三冠馬と呼ばれた競走馬です。
ここからは競走馬エアシャカールについてご紹介していきます。
【気性難の競走馬の誕生日】
エアシャカールは1997年に生まれます。
父馬サンデーサイレンスは誰もが知る種牡馬です。
母馬アイドリームドアドリーム自身は大した競争成績はなく近親が活躍していた競走馬でした。
エアシャカールは高い能力を持っている一方で、気性の荒さも問題視されていました。
名前は冠名の「エア」とアメリカの偉大なヒップホップMCの名前の「シャカール」からエアシャカールと名付けられます。
1999年にデビュー戦を迎えますが、スターチが出遅れて5着となるものの、その後の未勝利戦で初勝利を挙げます。
その後のレースで2着となるも、次走のオープン戦で勝利し、デビュー年は4戦2勝とします。
【荒すぎる気性】
エアシャカールは歴代の気性難の競走馬の1頭にもあげられるほどの競走馬です。
厩舎では誰が今日のエアシャカールの世話を担当するか決めるためのくじを作るほどの気性だったようです。
【クラシックへの挑戦】
翌年2000年はクラシック挑戦のため、まずは前哨戦の弥生賞を初戦とします。
結果は2着でしたが、本命の皐月賞に駒を進めます。
スタートするとエアシャカールは後ろから3番手を走ります。
3番コーナーから大外に持ち出すと一気に前へ進みます。
直線で坂を駆け上がると先頭を走るダイタクリーヴァと競り合い、最後はクビ差でGⅠ初勝利を挙げます。
そして次走は日本ダービーに駒を進めます。
スタートすると好スタートを決めますが、ゆっくりためて中断を走り、後方3番手を走ります。
前走と同じく第3コーナーでは大外から上がってきます。
外から残り200mで先頭に立ちますが、大外から迫るアグネスフライトと並ばれゴール番を通過します。
結果は、わずか7センチ差でエアシャカールは2着と負けてしまいました。
エアシャカールはその後、イギリスに渡り、キングジョージ6世&エリザベスダイヤモンドステークスに出走します。
しかし、そこには昨年の凱旋門賞でエルコンドルパサーを下し、同年はGⅠを2連勝中のモンジューが出走していました。
レースは後方から最後方を走り、直線では外から前に迫りますが、伸びず7頭中5着と惨敗で日本に戻ります。
その後は神戸新聞杯から走り、いつもと同じように走りますが、直線では2着争いまでしか伸びず3着となります。
そして、最後のクラシックである菊花賞に駒を勧めます。
菊花賞には日本ダービーで7センチ届かなかったアグネスフライトが出走していました。
また、鞍上の武豊騎手はエアシャカールが右にヨレる癖を理解したうえでレースに臨みます。
レースはスタートするといつもと異なり、前方の内を走ります。
中盤、先頭が変わる中、エアシャカールとアグネスフライトは中団並んで走ります。
第4コーナー馬群の真ん中でしたが、直線で前馬を交わし、アグネスフライトが伸びない中、共に伸びたトウホーシデンと競り合い、クビ差でエアシャカールが勝利したのでした。
こうしてエアシャカールは二冠馬となり、ダービーでは7センチ差の2着だったため、もっとも三冠馬に近づいた二冠馬、準三冠馬と呼ばれるようになりました。
その後は古馬となり、これからのレースで期待される1頭のエアシャカールでしたが、5歳で引退するまで、これが自身最後の勝利だったのでした。
【アグネスフライト】
エアシャカールの日本ダービー勝利を阻んだアグネスフライトはアグネスタキオンの全兄です。
アグネスフライトは日本ダービー勝利後はエアシャカールより長く6歳まで現役を続けましたが、日本ダービー後の成績はふるいませんでした。
ウマ娘でも、エアシャカールとアグネスタキオンは同じ理系としてよく話すシーンがあります。
【古馬、種牡馬として】
菊花賞後はジャパンカップに出走することとなります。
しかしこの年2000年は、無敗で6連勝中のテイエムオペラオーが出走しており、対決が期待されるもの14着に沈みます。
翌年2001年からは、ここまで主戦ジョッキーだった武豊騎手が海外遠征のため鞍上は蛯名騎手に代わります。
初戦の大阪杯では早くもテイエムオペラオーとの再戦となりましたが、直線でテイエムオペラオーを交わすも大外から迫るトーホードリームに交わされ2着となります。
続く天皇賞(春)では最後の直線で伸びず、前走で交わせたテイエムオペラオーが勝利で8着となります。
その後の宝塚記念も、先頭のメイショウドトウに届く伸びは出来ず5着となります。
そんな折に肺炎を発症したため後半のシーズンは1度も出走することなく2001年を終えます。
翌年2002年は昨年同様大阪杯から復帰します。
レースでは先行を走り、直線で逃げ馬をサンライズペガサスと共に交わしますが、先頭には立てず2着と好走を見せました。
次走の金鯱賞は久しぶりに武豊騎手が鞍上ということで、1番人気となりますが、ツルマボーイに届かず2着となります。
宝塚記念では前方を走り、直線で先頭に立ったかと思うとその後、外から末脚で競り合いながら伸びるダンツフレームとツルマルボーイに交わされ4着となります。
天皇賞(秋)では最後の直線、外に出さず前馬を追うような位置で4着ととなります。
ジャパンカップでは見せ場なく12着、有馬記念も9着となり、有馬記念をラストレースとしてエアシャカールは競走生活を引退します。
その後は種牡馬となりますが、その3ヶ月後に左脚を骨折したため安楽死の処置がとられ、6年の生涯に幕を下ろしました。
残された産駒は4頭は全て牝馬でした。
そのうちの1頭エアファーギーが中央の未勝利戦を勝利したこと以外、目立った成績は残せていません。
【エアシャカール】
エアシャカールは武豊騎手から「(父馬の)サンデーサイレンス産駒の悪いところが全部集まったような馬」や「真っ直ぐ走らない」「乗りにくい」と評価されていました。
その気性難から「頭の中を見てみたい」と言われるほどでした。
クラシックを盛り上げ、その性格から記憶に残る競走馬でした。
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アニメでは少しの登場でしたかが、史実のモデル馬を知るとそのキャラクターに深みを持つことができます。
ウマ娘は史実を知らなければ、分からないような小ネタもあるので、史実を調べた上で見てもらいたい作品です。
これを機にアニメを見たり、見返してみるのはいかがでしょうか。