シンデレラグレイのオグリキャップについて!漫画版のキャラについてご紹介

シンデレラグレイのオグリキャップについて!漫画版のキャラについてご紹介

 

「ウマ娘 シンデレラグレイ」は史実の競走馬オグリキャップの活躍を描いた物語です。

 

第二次競馬ブームを巻き起こしたオグリキャップが少女へと姿を変え、競走馬、騎手、馬主、さまざまな思いが込められて走ります。

 

オグリキャップの現役時代を知る人にも、知らない人にも心に刺さる物語となっています。

 

本日はそんな漫画「ウマ娘 シンデレラグレイ」の主人公、オグリキャップについてご紹介していきます。

 

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【ウマ娘シンデレラグレイに登場するオグリキャップとは?】

 

©漫画 久住太陽/脚本 杉浦理史/漫画企画構成 伊藤隼之介(原作:Cygames) / 集英社
© Cygames, Inc.
ウマ娘シンデレラグレイ 1巻より引用

 

【初登場】【所属】
1巻1話日本ウマ娘カサマツトレーニングセンター学園

日本ウマ娘トレーニングセンター学園

【誕生日】【身長】
3月27日167cm
【毛色】【性格・特徴等】
葦毛※健啖家/マイペース/大食い
【元ネタになった競走馬】
オグリキャップ

※健啖家…食欲旺盛で、好き嫌いなく何でもたくさん食べる人

 

オグリキャップはアニメ「ウマ娘 プリティーダービー」にも登場しましたが、今回は漫画「ウマ娘 シンデレラグレイ」に注目していきます。

 

オグリキャップはカサマツトレセン学園を経て、中央のトレセン学園に通うウマ娘です。

 

銀髪のロングヘアに母親からもらった菱形がモチーフの黄色の髪飾りをつけています。

 

物語は史実のオグリキャップに基づき、デビューは地方レースのカサマツでデビューをし、連勝を重ね中央のウマ娘シンボリルドルフによってスカウトされます。

 

その後は中央に移籍し次々と現れる強敵と共にレースを走ります。

 

そんなオグリキャップのキャラクターについてご紹介しています。

 

【大食いの天然ボケなウマ娘】

 

©漫画 久住太陽/脚本 杉浦理史/漫画企画構成 伊藤隼之介(原作:Cygames) / 集英社
© Cygames, Inc.
ウマ娘シンデレラグレイ 1巻より引用

 

オグリキャップは口数が少なく見た目はクールなのですが、かなり天然なウマ娘です。

 

カサマツトレセン学園では、常に汚れたジャージ姿であり、変に悪目立ちしてしまう為、ノルンエースたちに目をつけられ、嫌がらせをされてしまいます。

 

しかし、その天然さから嫌がらせをされていることに本人は全く気が付きません。

 

加えて、その天然さのせいで、色々と物事を勘違いをするシーンが多いです。

 

例えば・・・

●レースのペース配分について北原トレーナーに教えられる際は何度も聞いたと言いたいがため「耳にイカができるくらい聞いた」と言い、「タコだよ」とベルノライトにツッコまれる

 

●ブラッキーエールにダートコースのレースを砂遊びとバカにされたことに対して、馬鹿にされているとは思わず、あれは遊ぶための砂ではないと冷静に説明をし、ブラッキーエールを怒らせてる。

 

●中央でのオグリキャップをトレーニングする六平トレーナーに初戦はペガサスステークスに出走すると聞いた際は「ペアルックスステークス」と聞き間違える。

 

●藤井泉助記者に「タマモクロスとしょっぱいレースをしたらタマモクロスに嗤われる」と言った際には「しょっぱい…?塩加減が大事ということか?」しょっぱいの意味を勘違いする。

 

以上、オグリキャップは聞き間違えや勘違いをよくする天然なウマ娘です。

 

また、アニメでも描かれていたように健啖家(大食い)な一面も漫画では描かれています。

 

カサマツでは毎食おかずもご飯もタワーのように積み上げるほど食べ、食糧庫の食材を食べ尽くしています。

 

中央に移籍してからも食欲は全く変わらず、「足りないとは言わせないよ」と言う中央の料理主任とはなぜかライバル関係のように火花をちらつかせています。

 

トレセン学園外でも、休暇に原宿に行った際は全部食べ尽くすといい21段のアイスクリーム、シュークリーム、カップのソフトクリーム、バケツのような大きさのタピオカドリンク、チュロスを一度に6本、トルネードポテト、両手にソフトクリームを持って満足そうに食べています。

 

一緒に回ったベルノライトは一つ一つのボリュームの大きさにダウンしていました。

 

また、自分を基準として考えているのか、仲良くなった中央の同期のウマ娘5人に差し入れに瓦せんべいを500枚置いて行っています。

 

最後に3巻のおまけではメジロアルダンとラーメンの大食いチャレンジをしており、ラーメンの大きさにメジロアルダンがたじろぐ隣で、顔より大きいラーメンを器ごと口の中に押し込み、モゴモゴした後に器だけ綺麗に吐き出しています。

 

食欲、食べ方共に怪物級ですね。(普段はちゃんと箸と皿を使って普通に食べています。)

 

【アニメでは】

ちなみにアニメでは走っているシーンよりも食べてるシーンの方が多いです。

 

食堂のシーンの背景ではオグリキャップが毎度タワー積みの食べ物を持って現れ、一瞬で食べ尽くしています。

 

アニメに登場するオグリキャップを取り上げた記事がありますので詳しくはそちらをご覧ください。

 

→アニメ版オグリキャップについてはこちら

 

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【オグリキャップを支える人物達】

 

©漫画 久住太陽/脚本 杉浦理史/漫画企画構成 伊藤隼之介(原作:Cygames) / 集英社
© Cygames, Inc.
ウマ娘シンデレラグレイ 1巻より引用

 

そんな食欲旺盛で天然のオグリキャップですが、多くに人との出会いを通し、そして様々な人に支えられて、強いウマ娘へと成長していきます。

 

そんなオグリキャップを支えてくれている人物で、まず外せないのが、オグリキャップが走れることの嬉しさを教えたのは母親です。

 

オグリキャップは生まれた時は立ち上がれないほど膝が悪い状態でした。

 

しかし、母親が毎日何時間もマッサージをしてくれた結果、非常に高い柔軟性を得て走れるようになりました。

 

また、貧乏ながらもオグリキャップをカサマツトレセン学園に入学させたり、オグリキャップのデビュー戦では母親が現役時代に使っていた勝ち飾り(カチューシャ)をプレゼントしています。

 

普段はニコニコと笑わないオグリキャップも母親のことは大好きなようで、母親からのプレゼントには二へ…っといつもは見せない嬉しそうな表情を見せます。

 

次にオグリキャップに走る夢を与えた人物である北原トレーナーです。

 

ゲートスタート練習でオグリキャップの走りを見て、スター性を見出した北原トレーナーは東海ダービー優勝の夢を話します。

 

オグリキャップも北原トレーナーのトレーニングで早く走れるようになった為、北原トレーナーを信頼するようになり、オグリキャップも共に東海ダービーを目指すことを決めます。

 

しかし、オグリキャップに中央移籍の話が上がった時、北原トレーナーは東海ダービーの夢が叶わなくなることと、自分は中央のトレーナーライセンスがないため中央にいけないことでオグリキャップの中央移籍を決められず、次のレースで1着になったら中央に移籍という方法を決断を委ねます。

 

オグリキャップも当初は中央移籍に前向きではなかった為、1着にならないよう葛藤しながら苦しそうに走っていました。

 

それを見た北原トレーナーはオグリキャップにとっての中央移籍が1番の選択と気付かされます。

 

そして、そんなオグリキャップに観客席から「走れ!!!」「走るんだァアアア!!!」と言って、「お前は天下を取るウマ娘なんだからよ」と言ってレースの勝利と中央移籍することを後押しします。

 

オグリキャップが中央に移籍してからは、中央のトレーナーライセンス取得のために勉強をしており、北原トレーナーが中央に来るまでは、北原トレーナーの叔父の六平トレーナーがオグリキャップをトレーニングしています。

 

また、オグリキャップも北原トレーナーのことは好きなようで、北原トレーナーの前ではいきいきした表情を見せたり、中央のトレセンに北原トレーナーが遊びに来た時はとても嬉しそうな顔を浮かべます。

 

そして、カサマツから中央までオグリキャップを傍でサポートするのがベルノライトです。

 

初めはオグリキャップと同様カサマツトレセン学園に入学します。

 

オグリキャップが靴をそこが抜けるまで履き潰したため、実家がウマ娘専門のスポーツ用品店と言うこともあり、オグリキャップの蹄鉄や靴を選ぶことになります。

 

そして、レースで勝ったオグリキャップに感謝されたことで誰かの役に立てることの嬉しさを感じます。

 

その後はオグリキャップの蹄鉄を打ち替えたり、芝用の蹄鉄を作ったり、走る側ではなくサポートする側としてスポーツ科学などを勉強しています。

 

オグリキャップが中央に移籍する際は、自分もスタッフ研修生として中央の編入試験を合格しており、共に中央に移籍しています。

 

オグリキャップもベルノライトのことが好きで、よく抱き締めているのですが、オグリキャップの腕力が強いがため、いつも「折れる!折れる!」と痛そうな顔をしています。

 

他にも、カサマツの同期や中央でのチームメンバー等、たくさんの人達に支えられ、成長していきます。

 

【モデルとなったのは】

キャラクターにはモデルとなったとされる人や馬が存在します。

 

オグリキャップの母親は史実の競走馬オグリキャップの母馬はホワイトナルビーと言われています。

 

作者のTwitterでは母親の誕生日がホワイトナルビーと同じであることが言及されています。

 

北原トレーナーのモデルはオグリキャップの管理調教師であった鷲見昌勇調教師、または笠松競馬の騎手で、後に中央競馬へと移籍した安藤勝己騎手と、複数のモデルが上がっています。

 

今後どのように中央に関わってくるか気になるところです。

 

そして、ベルノライトのモデルはツインビーとオグリキャップの装蹄師の三輪勝装蹄師と言われています。

 

ベルノライトをまとめた記事がありますので、詳しくはそちらをご覧ください。

 

→ベルノライトについてはこちら

 

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【オグリキャップの走り】

 

©漫画 久住太陽/脚本 杉浦理史/漫画企画構成 伊藤隼之介(原作:Cygames) / 集英社
© Cygames, Inc.
ウマ娘シンデレラグレイ 1巻より引用

 

オグリキャップは非常に柔軟性が高く、膝の柔軟性を生かして、超前傾姿勢で走ります。

 

これは、史実の競走馬オグリキャップの走りもそうでした。

 

レースはスタート後は中団で控え、最後にスパートをかける追い込み型です。

 

当初は北原トレーナーにトレーニングを受ける前から自己流のトレーニングをしており、朝の4時からジョギングや筋トレなどをしていました。

 

はじめてのゲートスタート練習ではフジマサマーチが800mを50.8秒に対して、オグリキャップは靴紐を結び直してからスタートして51.1秒で走っています。

 

その後は北原トレーナーからダートコース用の足首を使った「泳ぐ」ような走り方を教わり、さらに早く走るようになります。

 

結果、このレースでオグリキャップは靴の底が抜けてしまい、最後に思うように走れず2着となり、はじめてレースで負けた悔しさを感じます。

 

オグリキャップがダートに残した踏み込んだ足跡は「怪物の足跡」のように地面が深くえぐれていました。

 

その後、コースがダートから芝に変わっても2着に2馬身差で勝利し、このレースがシンボリルドルフの目に留まり中央に移籍することとなります。

 

中央に移籍後はライバルがどれだけ先頭を走ったり、マークされても大外から一気にスパートをかけ勝利するレースを繰り広げます。

 

その執念の走りとオーラからオグリキャップは「怪物」と呼ばれています。

 

【常識もルールも実力で覆す】

中央にスカウトされ、北原トレーナーとの夢だった東海ダービーを諦め、中央に移籍したオグリキャップキャップ。

 

しかし、クラシック登録がされていなかったことで、日本ダービーには出走できない事実が発覚します。

 

オグリキャップの走りに魅せられシンボリルドルフ、藤井記者、多くのファンは日本ダービーの出走を強く希望されますが、中央諮問委員会はそれでもオグリキャップの出走を許可しませんでした。

 

しかし、オグリキャップがきっかけで「ダービー出走にはクラシック登録が必要」という規則を改定する運びとなります。

 

日本ダービーの夢は叶わずともオグリキャップは走りで常識もルールも覆したのでした。

 

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【ライバルとの激戦】

 

©漫画 久住太陽/脚本 杉浦理史/漫画企画構成 伊藤隼之介(原作:Cygames) / 集英社
© Cygames, Inc.
ウマ娘シンデレラグレイ 1巻より引用

 

ここからはライバルたちとのレースの模様をご紹介していきます。

 

まずはカサマツ時代にオグリキャップの初めてのライバルとして登場したフジマサマーチです。

 

フジサママーチはカサマツトレセン学園に特待生として入学します。

 

入学当初から東海ダービーを目標としており、オグリキャップに一方的にライバル意識をもちます。

 

同じタイミングとなったデビュー戦は、オグリキャップの靴の底が抜けてしまたため、フジサママーチが勝利となりますが、フジサママーチはその結果を認めていません。

 

そして、迎えるのがジュニアクラウンです。

 

スタートするとフジマサマーチは大外からスタートするもカーブから先行を走ります。

 

オグリキャップはフジサママーチの後ろに控えて走り続けて、第3コーナーでいつもより早くスパートをかけます。

 

するとフジサママーチも同じタイミングでスパートをかけます。

 

二人が後続のウマ娘を離して競り合います。

 

オグリキャップは全力で走りますが、交せるほどの距離が残っておらず、一瞬ダメかと思いますが、「お…まえ…には…!!負けん!!!」と怪物のようなオーラを放ち、力を振り絞り前傾姿勢の走りで2度目のスパートをかけます。

 

そして、オグリキャップが勝利をあげます。

 

フジサママーチは何故2度もスパートをかけることができたのかと問いただすと、オグリキャップはフジサママーチのお陰だと答え、ようやくオグリキャップもフジサママーチをライバルとして認めるようになります。

 

▼フジサママーチについてはまとめた記事もありますので詳しくはそちらをご覧ください。

 

続いては中央で大きなライバルとして立ちはだかったタマモクロスです。

 

タマモクロスは、オグリキャップのジュニアクラウンでの2度のスパートをかける豪脚を見て驚きます。

 

それをきっかけに自らも力をつけ、連勝を重ね、天皇賞(秋)で初めてオグリキャップと共に出走します。

 

オグリキャップもタマモクロスもお互いの強さをこれまでのレースを通して認識しており、待ちに待ったレースとなります。

 

スタートすると、タマモクロスは普段の後方からの追い込みではなく、先行を走り、まるで逃げのような走りを見せます。

 

オグリキャップは追うべきかと一度考えますが、いつものように中断を走ります。

 

直線に入るとオグリキャップはためた足にスパートをかけ、前を走るウマ娘を外からどんどんと交わしていきす。

 

残り400mの坂に入ったところで、タマモクロスもスパートをかけます。

 

残り200mで、オグリキャップ馬タマモクロスの真後ろに迫りますが、残り2馬身が届きません。

 

タマモクロスが必死に逃げ、足がもう動かないと思ったその瞬間、タマモクロスは白い稲妻に包まれ領域(ゾーン)に入ります。

 

残り100mで限界を超えてもさらに加速するタマモクロスに続こうとしますが、オグリキャップは限界を超えてまっすぐ走れず2着となります。

 

レース後にタマモクロスはオグリキャップがきっかけで強くなれたこと、そしてオグリキャップが宿敵(ライバル)ということを伝え、再び共に走ることを誓いました。

 

オグリキャップはデビュー戦以来の敗北でしたが、落ち込むことなく、トレーニングに力を入れ、次走をタマモクロスが出走するジャパンカップとします。

 

▼タマモクロスについてまとめた記事もありますので詳しくはそちらをご覧ください。

 

【ライバルが自分を強くする】

フジマサマーチもタマモクロスもオグリキャップにとってのライバルとなります。

 

オグリキャップはフジマサマーチがいたから二度目のスパートをかけることができました。

 

また、タマモクロスもオグリキャップがいたから限界の先の誰も知らない剛脚という領域(ゾーン)に入ることができました。

 

ライバルがいるからこそ、オグリキャップもそのライバルたちも強くなります。

 

今後はどのようなウマ娘がライバルとして立ちはだかるのでしょうか。

 

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「ウマ娘 シンデレラグレイ」の物語は史実に基づいているため、この先を予想することができますが、どのように描かれるがとても楽しみな漫画となっています。

 

また、スピンオフ漫画ながらも3巻で累計65万部を記録しており、ヒット作品の一つとなっています。

 

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