シンデレラグレイのスーパークリークについて!どんなキャラなのかご紹介【ウマ娘】
競馬は賭け事というイメージが強いかもしれませんが、そこには競走馬、騎手、調教師、厩務員、馬主と多くの熱い物語があります。
1990年前後に大活躍した競走馬オグリキャップは第二次競馬ブームを巻き起こした誰のここにも残る競走馬の一頭です。
そんな史実のオグリキャップの競争生活を元に、ウマ娘化されたオグリキャップの物語が「ウマ娘 シンデレラグレイ」です。
本日はオグリキャップのクラスメートとして登場するスーパークリークについてご紹介していきます。
【ウマ娘シンデレラグレイに登場するスーパークリークとは?】
©漫画 久住太陽/脚本 杉浦理史/漫画企画構成 伊藤隼之介(原作:Cygames) / 集英社
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ウマ娘シンデレラグレイ 1巻より引用
【初登場】 | 【所属】 |
3巻17話 | 日本ウマ娘トレーニングセンター学園 |
【誕生日】 | 【身長】 |
5月27日 | 168cm |
【毛色】 | 【性格・特徴等】 |
栗毛 | おっとり系のお姉さん |
【元ネタになった競走馬】 | |
スーパークリーク |
スーパークリークはアニメ「ウマ娘 プリティーダービー」にも登場しますが、今回は「ウマ娘 シンデレラグレイ」に登場するスーパークリークに注目していきます。
スーパークリークはトレセン学園に通うウマ娘の一人です。
ロングヘアの毛先は三つ編みでまとめており、右耳にリボンとカチューシャのように編み上げた三つ編みが特徴的です。
初登場は、17話でオグリキャップが初めてクラスにやってきた際に登場します。
その後は同期とレースを観戦する際に登場し、現在熱く描かれている菊花賞にて初めて走る姿を見ることができます。
ここからはスーパークリークのキャラクターについてご紹介していきます。
【おっとりおねえさんなウマ娘】
©漫画 久住太陽/脚本 杉浦理史/漫画企画構成 伊藤隼之介(原作:Cygames) / 集英社
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ウマ娘シンデレラグレイ 45話より引用
スーパークリークはおっとりした雰囲気をもつウマ娘です。
序盤は同期のウマ娘とレース観戦に登場するのですが、一言二言しか会話しないため性格が分かりづらいです。
45話にて奈瀬トレーナーの注目するウマ娘でスーパークリークの名前が上がります。
奈瀬トレーナーに呼ばれた際には「はぁい!お呼びですか?」と言ったり、奈瀬トレーナーに生粋のステイヤーと紹介された際には顔を赤らめ「あらあらうふふ」と言っています。
ここだけみると、お姉さんというより若いお母さんのようなオーラを醸し出しています。
奈瀬トレーナーのチームに所属しており、目立たない自分を見つけて信じてくれる奈瀬トレーナーのことを大切に思っており、奈瀬トレーナーとの出会いは奇跡だと言っています。
【アニメでのスーパークリーク】
アニメ「ウマ娘 プリティーダービー」でスーパークリークはオグリキャップと共にドーナツの大食いバトルに挑戦しています。
最後まで食べきることはできませんでしたが、おへそが見えるまでお腹を膨らませて食べています。
また、「うまよん」ではゴールドシップが考案した金船障害に出走しており、タマモクロスとヒシアマゾンと共に出走しています。
馬が走る障害競走というより、テレビのバラエティでみる障害物競走と借り物競走を合わせた内容で、スーパークリークはエプロンに買い物かごを持った、若妻姿を見ることができます。
【スーパークリークの走り】
©漫画 久住太陽/脚本 杉浦理史/漫画企画構成 伊藤隼之介(原作:Cygames) / 集英社
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ウマ娘シンデレラグレイ 45話より引用
最初のうちはレースシーンはなく、レース結果を言及されているシーンがあります。
「天才トレーナーの野望」というテーマ特集で奈瀬トレーナーに取材に来た女性記者からは、スーパークリークが注目のウマ娘と言われスーパークリークの戦績を振り返ります。
そこでは前走の京都新聞杯では6着で、これまでの戦績は7戦中わずか2勝。
次走と目指す菊花賞も登録の中での序列は現状19番目で、今から菊花賞への出走は厳しいと評価されています。
現状をシビアに評価されるスーパークリークは平気そうな顔を浮かべつつも心にグサグサと突き刺さり、涙を流します。
ここはコミカルに描かれており、涙するスーパークリークもデフォルメで描かれているため悲しいシーンではありません。
しかし、そんな言葉をきいた奈瀬トレーナーは「たとえ0.1%の奇跡でも起こせると信じるのが僕の役目です。僕は彼女のトレーナーですから」と言い、スーパークリークも目を輝かせます。
その後、記者の電話に菊花賞一人出走回避した連絡がはいり、繰り上がりでスーパークリークが出走可能になったことが明らかになります。
【菊花賞】
©漫画 久住太陽/脚本 杉浦理史/漫画企画構成 伊藤隼之介(原作:Cygames) / 集英社
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ウマ娘シンデレラグレイ 45話より引用
そして迎える菊花賞。
「出走不可能と思われた状況から奇跡の参戦!奈瀬トレーナーが送り出す秘密兵器か!?8枠17番スーパークリーク」との実況と共にターフに姿を現します。
記者には出走が奇跡と言われるも、スーパークリークはこの出走を奇跡とは思っておらず、自分と奈瀬トレーナーが目標にしてきた舞台に闘志を燃やします。
スタートするとヤエノムテキが好スタートをきめ、中団前方を走ります。
スーパークリークはその後方を走ります。
残り800mになり、ヤエノムテキがスパートをかけようとするとスーパークリークがヤエノムテキの右後ろにつきます。
第4コーナーに入り、前のウマ娘を交わすためヤエノムテキは外に出て最後のスパートをかけるとスーパークリークは最内から前のウマ娘達を交わして猛烈な勢いで前へ出ていくのでした。
【シンデレラ】
主人公オグリキャップがカサマツから中央へ移籍する際には北原トレーナーに田舎の「灰被り娘」とシンデレラを言い表しており、奈瀬トレーナーもスーパークリークと「君を主役(シンデレラ)にしてみせるよ」と過去に約束しています。
「ウマ娘 シンデレラグレイ」にシンデレラは一人じゃないんですね。
【実際にいた名馬「スーパークリーク」】
参照元:https://twitter.com/
スーパークリークは史実で活躍した競走馬スーパークリークという牡馬がモデルとなっています。
第二次競馬ブーム期に活躍したオグリキャップ、イナリワンと肩を並べ「平成三強」とよばれる一頭です。
ここからは史実の競走馬スーパークリークについてご紹介していきます。
【デビューから本当の出会い】
スーパークリークは1985年に北海道の柏台牧場に生まれます。
父馬ノーアテンションは、現役時代はすべて2400m以上に出走しているものの、33戦6勝と2着が14回の勝ちきれない馬でした。
母馬ナイスデイは、イギリスの競走馬インターメゾというイギリスのクラシックレースに勝利した父馬をもちます。
どちらの血統もスタミナがあり、「菊花賞と天皇賞(春)をとれるステイヤーを作りたい」とする牧場の方針の配合で生まれます。
※菊花賞:3000m、天皇賞(春):3200m
※ステイヤー:長距離レースの得意な馬
幼い頃のスーパークリークは左前脚が外向していましたが、歩くといい動きを見せるためいい馬という評価をされていました。
しかしながらセリではなかなか買い手が決まらず、牧場主の知り合いにお願いし何とか馬主が見つかります。
名前の由来は馬主がゴルフをやっておりゴルフクラブの種類のクリークにスーパーをつけたという説と「今は小川(Creekクリーク)でも大河になってほしい」という説があります。
左前脚が外向という難点がある為、初めは期待はされていませんでしたが、それでもいい動きをするスーパークリークは1987年夏に新馬戦にてデビューすることになります。
しかし、重度の下痢のためデビューは先送りとなり、12月まで遅れることになります。
デビュー戦となった新馬戦では2着となりますが、2戦目で初勝利します。
翌年1988年は福寿草特別に4着、きさらぎ賞に3着、すみれ賞に勝利します。
そして、すみれ賞で鞍上した騎手が当時2年目の武豊騎手でした。
その後のスーパクリークの主戦騎手は武騎手が務めることになり、これがお互いにとって運命の出会いとなります。
そして次は日本ダービーを目指すことになりますが、調教中に左前脚を骨折したため、日本ダービーは断念となります。
幸い軽度の骨折だったため半年で復帰し、菊花賞を目指してレースに出走するのですが、神戸新聞杯に3着、京都新聞杯に6着と結果を残せません。
この時、出走順19位のスーパークリークは菊花賞出走の道がたたれます。
しかし、ここでスーパークリークの配合を考案した岡田氏がスーパークリークの出走の為、自身の競争馬マイネルフリッセを回避、更に別馬も回避したため繰り上がりでスーパークリークは菊花賞に出走することが決まります。
【クラスメート】
ちなみに漫画でクラスメートとして登場するオグリキャップ、サッカーボーイ(漫画ではディクタストライカ)、サクラチヨノオー、メジロアルダン、ヤエノムテキ、ラガーブラック(漫画ではブラッキーエール)も同じく1985年生まれです。
作中で先輩付けで呼ばれていたタマモクロスは1984年生まれます。
【菊花賞、天皇賞(秋と春)】
菊花賞に出走が決まったスーパークリーク。
レースはスタート後中団を走ります。
中盤は一番人気のヤエノムテキの後ろに付きます。
第4コーナーでヤエノムテキが外からスパートをかけると、スーパークリークはスッと最内からスパートをかけ、ぐんぐんと伸び5馬身差で圧勝して見せます。
2着はガクエンツービートで、スーパークリークと共に回避馬を待っていた2頭が菊花賞1着2着に入りました。
このレースで武豊騎手にとって初のGⅠ勝利となりました。
次走は有馬記念に出走し、同年春と秋の天皇賞を制覇したタマモクロスと同期馬のオグリキャップと初対決となりました。
スタート後は中団でオグリキャップの後ろを走り、タマモクロスは後方で走ります。
第3コーナーに入るとタマモクロスが大外からスパートをかけ、直線に入ると横並びになり、オグリキャップとタマモクロスが競り合い前で伸びます。
すぐ後ろでスーパークリークも続きますが、届かず3着となります。
しかし、このレースでスーパクリークは前馬を交わそうと外へ出た時に、メジロデュレンの進路を妨害したため失格となってしまいます。
翌年1989年は後ろ脚の筋肉痛が抜けず、春シーズンを休み、復帰戦の京都大賞典でレコードで勝利し、天皇賞(秋)に出走します。
スタート後は前に出て3番手を走り、その後方にヤエノムテキ、中団にオグリキャップと同年の天皇賞(春)を制覇したイナリワンが後方を走ります。
直線に入ると内側からスーパークリークがスパートをかけ、外からオグリキャップも猛烈なスパートをかけるも逃げてスーパークリークが勝利をあげます。
その後ジャパンカップではレコードで走った外国馬に敵わず4着、有馬記念はゴール手前でイナリワンに交わされハナ差で2着となりました。
翌年1990年は大阪杯から出走し、逃げのように先行を走り、直線で先頭に立ち勝利をあげます。
そして、天皇賞(春)を迎えます。
ようやく牧場が目標としていた菊花賞の次のレースに出走する日がやってきます。
スタート後は中団を走り、その後方をイナリワンが走ります。
もう正面に移るとスーパークリークは4番手まで上がります。
第3コーナーに入るとするするイナリワンが順位をあげ、第4コーナーでスーパークリークとイナリワンがスパートをかけ直線に入ります。
スーパクリークが先頭に立ち、イナリワンがつっこみますが、先にゴールを通過して勝利をあげます。
スーパークリークの1989年天皇賞(秋)の勝利と1990年天皇賞(春)の勝利は史上初の天皇賞秋春連覇となりました。
【武騎手とのレース】
武騎手と共につかみ取った菊花賞はスーパークリークにとっての初G1勝利となり、騎手2年目の武騎手にとっても初G1勝利となりました。
また、武騎手の勝利時の年齢19歳8か月は史上最年少でのクラシック勝利であり、武騎手の父親である元・武邦彦騎手との菊花賞親子制覇ともなりました。
スーパークリークと武騎手については2013年のJRA菊花賞のCMで取り上げれれています。
88年、菊花賞。
もしもその馬が、その男に出会わなかったら。
もしもその男が、その馬に出会わなかったら。
天才を天才にした馬、スーパークリーク。
本当の出会いなど、一生に何度あるだろう?
【引退とその後】
次走を宝塚記念、そして凱旋門賞への海外進出を想定していましたが、再び筋肉痛でこの計画は白紙となります。
秋は京都大賞典に出走し、前年に続き勝利をあげますが、その後、繋靭帯炎を発症したためその後引退となります。
引退後は期待の種牡馬となりますが、うまく産駒に能力を伝えることができずにいました。
目立った産駒は残念ながらいません。
種牡馬の引退後は功労馬として過ごし、老衰により25年の生涯に幕を下ろします。
【平成三強】
平成初頭に中央競馬で活躍したオグリキャップ、スーパークリーク、イナリワンの3頭のことを平成三強と言います。
3頭揃って出走した天皇賞(秋)はスーパークリーク、ジャパンカップはオグリキャップ、有馬記念はイナリワンと接戦を繰り返していました。
ちなみに武騎手は3頭すべてに騎乗し、G1に2勝以上しています。
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また、ウマ娘は史実の競走馬と騎手の要素を合わせたキャラクターもいれば、スーパークリークのように競走馬と騎手がウマ娘とトレーナーとして登場する場合もあります。
今後、二人がどのような物語を繰り広げていくか、気になるところですね。
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