シンデレラグレイにオペラオーが登場した理由は?クラシックレースの制度も含めてご紹介
ウマ娘とは史実で活躍した競走馬が少女となり、史実と同様健気に走る姿が描かれた物語となっています。
アプリゲーム、アニメ、そして漫画と様々な形でメディア化され大人気コンテンツとなっています。
そして、現在週刊ヤングジャンプにて連載中の漫画がオグリキャップが主人公の「ウマ娘 シンデレラグレイ」です。
シンデレラグレイはオグリキャップの史実を元に構成されているのですが、その時代にいなかったテイエムオペラオーがワンシーンだけ登場し、話題となりました。
本日は漫画にてワンシーンに一度だけ登場したウマ娘「テイエムオペラオー」についてご紹介していきます。
【シンデレラグレイにテイエムオペラオーが1コマだけ登場】
©漫画 久住太陽/脚本 杉浦理史/漫画企画構成 伊藤隼之介(原作:Cygames) / 集英社
© Cygames, Inc.
ウマ娘シンデレラグレイ 28話より引用
テイエムオペラオーは、アニメ第1期「ウマ娘 プリティーダービー」でチーム「リギル」に登場していますが、漫画「ウマ娘シンデレラグレイ」では一度だけ登場します。
その登場するシーンは、オグリキャップがクラシック登録がない為、日本ダービーに出走できない事実を変えようと抗議するシンボリルドルフと諮問委員会の委員長と会話するシーンで登場します。
オグリキャップはクラシックレースに出走する為に奮闘するものの、伝統的な「ダービー出走にはクラシック登録が必要」というルールの前に出走は叶いませんでした。
しかし、委員長からは「必ず改定してみせます …何年かかっても」と言われ、「いつか私たちが目にする 「夢」の為に」と口にするシーンでトレードマークの赤いマントを靡かせるテイエムオペラオペラオーの姿が描かれています。
なぜテイエムオペラオーが描かれたかを次でご紹介していきます。
【なぜテイエムオペラオーなのか?】
漫画ではテイエムオペラオーが登場した理由は言及されていません。
また、登場するワンシーンで会話しているシンボリルドルフと委員長も名前すら発言していません。
それはテイエムオペラオーの登場がまだ起こっていない未来の出来事だからです。
史実を見ると漫画では描かれているようにオグリキャップは「クラシック登録」がされていなかったためダービーに出走はできませんでした。
当時、オグリキャップの日本ダービー出走は誰もが願った「夢」でした。
残念ながらオグリキャップ自身が日本ダービーに出走するのはできませんでしたが、今後クラシック登録がないためクラシックレースに出走できない馬を無くすために1992年にクラシックの「追加登録」という制度ができました。
通常の登録の約5倍の登録料を払うことでクラシック登録をしていない競走馬がクラシックを走ることができるという制度です。
そして、その制度を利用して初めてクラシックレースに勝利した競走馬がテイエムオペラオーでした。
【クラシックレースとは】
基本的なことですがクラシックレースとは桜花賞、皐月賞、東京優駿(日本ダービー)、優駿牝馬(オークス)、菊花賞のことをクラシックレースといいます。
クラシックレースは、3歳馬のみが出走することができ、競走馬にとってクラシックレースに出走することは一生に一度のレースとなります。
また、クラシックレースには、事前の「クラシック登録」というものが必要です。
クラシック登録とは競走馬が各レースごとに2歳、3歳、レースの14日前の3度にわたって合計50万円の登録料を支払うことが必要となります。
一方で追加登録はレースの14日前のみに200万円の登録料を支払う必要があります。
【実際にいた名馬「テイエムオペラオー」】
参照元:https://twitter.com/
ここからは、ウマ娘のテイエムオペラオーのモデルとなった名馬、テイエムオペラオーについてご紹介していきます。
テイエムオペラオーは、2000年頃に活躍し、その圧倒的強さから「世紀末覇者」とまで言われていました。
【クラシック追加登録制度で史上初の勝利を獲得した】
テイエムオペラオーは、1998年に生まれ、冠名の「テイエム」と父馬の名前の一部「オペラ」そして、サラブレッドの王になることを願い「オー」という組み合わせから「テイエムオペラオー」と名付けられます。
1998年の3歳新馬戦でデビューするも6馬身差の2着という結果に加え、骨折でデビュー早々に休養となります。
大事な2歳のシーズンは休養となりまり、3歳春のレースには間に合わないと思われたため、クラシック登録はしない方向となります。
しかし、休養明けのレースから徐々に強さを見せはじめ、5馬身差、4馬身差と圧勝で3連勝をあげます。
そこで、クラシックの追加登録を利用して出走した皐月賞で勝利をあげます。
これによりテイエムオペラオーは史上初、追加登録によって勝利した競走馬となりました。
その後は同じくクラシックレースである、日本ダービーに出走することになります。
レースは前に出るも、ナリタトップロードに競り負け、更にアドマイヤベガに差され3着という結果となります。
続く菊花賞は最後の直線で追い込みをかけるもナリタトップロードを交わしきれず2着もいう結果となりました。
三冠には届きませんでしたが、レースを盛り上げる脚、良血馬にも劣らない強い走りは追加登録の価値ある走りでした。
【JRA賞】
追加登録によりクラシックに出走ができた1999年は10戦4勝、2着2回、3着3回とG1は1勝ながらもJRA賞最優秀4歳牡馬に選出されました。
しかし、テイエムオペラオーの本当の走りを見るのは翌年2000年のレースでした。
【世紀末覇者】
翌年は京都記念を制覇、阪神大賞典を制覇、天皇賞(春)を制覇、宝塚記念を制覇と重賞を連勝していきます。
夏の休養後も京都大賞典を制覇、天皇賞(秋)を制覇、ジャパンカップを制覇、有馬記念を制覇し、結果は重賞8連勝、G1を5連勝、2000年をなんと年間無敗で終えています。
中でも天皇賞(秋)は1番人気は勝てないというジンクスが囁かれる中、外枠スタートという不安もありながらも直線で抜け出し勝利しています。
また、有馬記念の出走に当たっては前走のジャパンカップで他馬に蹴られたため骨折をしていないものの右後脚を負傷しての出走となりました。
さらにレース当日の朝は他馬が暴れているのを見て興奮したため壁に顔面を強打して鼻血を出し、顔面が腫れて片目が塞がった状態で出走ており、直線に入っても11番手の中、馬群を割くように末脚を繰り出し、苦戦ながらも勝利を掴んでいます。
負傷しながらも掴み取った年間無敗のテイエムオペラオーは、現役生活においての獲得賞金額では当時の世界最高収得賞金額18億円以上を記録しています。
世紀末の2000年に活躍しことから「世紀末覇王」と呼ばれています。
【JRAのCM】
2013年のJRAの有馬記念のCMでは、テイエムオペラオーについて語られています。
2000年、有馬記念。
勝ち続けると、すべての馬が敵になる。
その馬は、完全に包囲された。
道は消えたはずだった。
テイエムオペラオー。お前はなぜ走れたのか。
『年間全勝のレジェンド』
その戦いに、人は夢を見る。 さぁ、夢を見よう。
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たったワンシーンに登場したテイエムオペラオーがどのようにオグリキャップとの繋がりがあるかわかりました。
漫画「ウマ娘 シンデレラグレイ」ではオグリキャップの競争生活に沿ったストーリーのため今後、テイエムオペラオーがオグリキャップに直接関わってくることはなさそうです。
しかし、テイエムオペラオーもオグリキャップのようにストーリー性のある競争生活でした。
アニメではまだまだ活躍していませんが、今後3期がある場合は注目されるウマ娘かもしれませんね。
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