伊黒小芭内の過去【鬼滅の刃】!口を隠している理由や幼少期の壮絶な生活
鬼殺隊の蛇柱であり、蛇の呼吸を扱う【伊黒小芭内(いぐろ おばない)】
容姿は、首にマフラーのように蛇を巻き、口には包帯を巻き、両目の色が違うというところが特徴的。
これまで(原作187話)まで、伊黒小芭内についての情報がほとんど描かれておらず、鬼疑惑も浮上するほど謎多き人でした。
しかし原作188話でついに伊黒小芭内の過去がついに明かされたので、今回は伊黒小芭内の過去についてご紹介します。
【伊黒小芭内の過去】
【伊黒 小芭内(いぐろ おばない)】
©吾峠呼世晴/集英社
鬼滅の刃 6巻より引用
漫画初登場 | アニメ初登場 |
45話 | 22話 |
声優 | |
鈴村健一 |
【座敷牢で育った幼少期】
参照元URL https://www.photo-ac.com/
伊黒の一族は昔から女ばかりしか生まれなかったが、ついに男の子が誕生した。
この男の子が「伊黒小芭内」であり、なんと男の子が伊黒家に誕生したのは370年振りという事でした。
普通なら女ばかりしか生まれない一族に久しぶりの男の子が生まれたのであれば、より一層可愛がられるハズだ。
しかし、伊黒小芭内は何故か小さい頃から座敷牢(牢獄)にぶち込まれそこで育つ事に...
座敷牢は、空気の循環が悪く毎日吐き気がする程の劣悪な環境。
そこにに閉じ込められていた訳だが、かといって、母・姉妹・叔母等に虐待を受ける訳でもなく、毎日豪華な飯を持ってきてくれたりと気色が悪い程親切に面倒を見てくれる。
一般人からすると、なんとも理解しがたい生活を幼き頃から体験していた。
そこから時が経ち、伊黒小芭内が12歳になった頃にようやく座敷牢から解放され、自宅の豪華な部屋に連れてこられたかと思えば、目の前には蛇の姿をした女の鬼がいました。
伊黒家は、すでに小芭内が生まれる前からこの蛇鬼に洗脳されており、言いなりにならないと全員殺されてしまう為、仕方なしに生んだ赤ん坊を全て蛇鬼に生贄として捧げていたのだった。
特にこの蛇鬼は赤ん坊が大好物で、小芭内も同様に赤ん坊の頃に生贄として差し出されましたが、目がオッドアイ・男という珍しさから、成長して人間としての質が上がってからこの蛇鬼が喰えるタイミングまで生かされていただけだった。
【女しか生まれない家系】
伊黒の家系では、男が生まれたのは370年振りと言うことで、産屋式家が無惨を排出したことにより、短命な子供しか生まれないと言う呪いがあるのと同じく、鬼を奉っていたこの家系にもなんらかの呪いがあったのかも知れません。
どちらの呪いにも子孫を絶やすことが目的と考えられるものなので共通しています。
それに加え、伊黒小芭内は八丈島出身ということなので、この過去エピソードは「八丈島の鬼伝説」を元にアレンジしたお話になっているかも知れません。
八丈島の鬼伝説は、女護ヶ島には女だけ、青ヶ島には男だけが住む習慣があったそうで、年に一度だけ男が女のところへ向かい契りを結ぶという伝説。
原作では一切男の影がなかった為、子孫繁栄できていた理由かこれかなと考えられます。
【蛇鬼と伊黒一族の関係】
伊黒一族は、蛇鬼が人を殺して金品を盗み、そのおこぼれで生計を立てていました。
鬼というだけで恐怖を感じ逃げ出したくなる人間の気持ちを逆手に取り、この蛇鬼はある提案を伊黒一族に持ち掛けたのだ。
「人間を殺し金品を強奪してやるから、これから生まれてくる赤子を全て俺によこせ」という提案です。
この提案に従うしかないという人間の弱さを良い事に、鬼に仕方なくすがっていたことが伺えます。
これだけでは生きる為に仕方なしにやっていた事なので「汚い血族の人間」とは言えません。
ここからは原作で描かれていないので考察になりますが、伊黒小芭内は蛇の呼吸の使い手で、鬼も蛇の姿に似ているとなると、この鬼は赤の他人ではなく、伊黒一族の誰かが370年ほど前に鬼になったのではないでしょうか。
伊黒小芭内が言っている「汚い血族」というのは、人を殺して生計を立てていた理由以外にも鬼の血が入っているからという意味も含まれているかもしれません。
【包帯で覆われていた口】
伊黒小芭内といえば、包帯で口が覆われておりのも特徴の一つです。
実は、12歳で生贄として鬼に食べられる予定でありましたが、体が小さいからもう少し大きくなってからということでもう少し生かされることになりました。
その時に、蛇鬼の提案で自分と同じような口をするということで、口の両端を横に切られてしまいます。
もちろん今現在も傷跡は鮮明に残っており、思い出したくもない辛い過去を消し去りたい思い出で、口を包帯で覆っているでしょう。
【蛇の口裂け】
この蛇に似た女は口が裂けているというところから蛇の口裂けということわざを連想させます。
蛇の口裂けとは、欲が深すぎるあまりに身を滅ぼすという意味を持ちます。
実際にこの蛇鬼も欲が深く、伊黒小芭内を大きくしてから食べようと思ったら脱走され、追いかけた先で「炎柱」に殺される。
伊黒小芭内自身も、口裂けのようになってしまっていることから、今戦っている鬼舞辻無惨との戦闘で死亡フラグがたってしまったという事が考えることもできます。
また、伊黒小芭内が口を蛇鬼に切らされた時にでた血は「盃」で、伊黒小芭内に飲ませたということから「血酒」という言葉を連想させます。
こちらの意味は、固い約束をする時にお互いに血を盃に落とし飲むとされています。
蛇鬼は、血を与えていないので固い約束の意味にはならないかもしれないですが、約束を何かさせたかったのかもしれません。
【座敷牢から脱出に成功するが...】
伊黒小芭内は、12歳で一回座敷牢から出ることができましたが、再び座敷牢に戻されてしまいますが、隠していたかんざしで座敷牢を削り脱出することができました。
しかし、途中で蛇鬼に追いつかれて殺されそうになったところを当時の「炎柱」が蛇鬼を斬り助けてくれます。
炎柱は、伊黒小芭内が生き残った従姉妹と引き合わせてくれるものの、従姉妹に罵られてしまいます。
従姉妹が放った言葉は「お前が逃げたから50人の人が死んだ。生贄なのだから大人しく食われてりゃよかったのに...」と言います。
この言葉が伊黒小芭内の心をえぐり、今もその殺された50人の手が伊黒小芭内の背中にしがみついている描写が描かれており、自分のせいで50人が殺されてしまった事を引きずっている様子が伺えます。
【蛇の鏑丸】
伊黒小芭内といえば、常に肩にいる蛇も特徴的です。
この蛇は、座敷牢に閉じ込められていた時に迷い込んできたことが今回明らかになりました。
脱出を試み、毎日神経を知り減らしていた時に、唯一信用できた生き物である鏑丸に出会えとても救われたことでしょう。
その信頼関係があるからこそ、今も戦いであろうとも常に一緒にいる相棒だなと思います。
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鬼滅の刃のアニメ1期は何巻のどこまで進んだ?立志編の終わりはここまで!
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いかがでしたでしょうか?
伊黒小芭内は、多くの謎に今まで包まれていましたが、鬼殺隊の中でも、1位2位を争うほどの壮絶な過去を持っていることが判明しました。