鬼滅の刃の「火の呼吸」と「炎の呼吸」の違いは？皆が間違える呼び方について

鬼滅の刃に出てくる全集中の呼吸は様々な流派があり、それぞれ流派によって個性的な技を繰り広げています。

その中でも、基本流派の一つ炎の呼吸は、水の呼吸と並んで古くからある流派で、柱の中には必ず炎の呼吸を使い手が存在していました。

さて、この炎の呼吸ですが、「火の呼吸と呼んではいけない」と言われています。

炎も火も元を正せば一緒なのに、なぜ呼んではいけないのでしょうか？

ということで、今回は炎の呼吸法についてと火の呼吸と呼んではいけない理由についてご紹介していきます。

【炎の呼吸について】

©吾峠呼世晴/集英社
鬼滅の刃　8巻より引用

まず「炎の呼吸」とは呼吸法の基本となる【炎、水、雷、岩、風】の5つからなる「五大流派」の中の１つであり、水と並んで最も古い歴史を持つ呼吸法です。

強靭な心肺の力で一度に大量の酸素を血中に取り込み、身体能力を大幅に向上させ、人喰い鬼と互角以上の剣戟を繰り出す技を得意としています。

また、炎の呼吸の技の特徴としては、足を止めて放つ威力重視の技が多く、変幻自在に臨機応変に対応する水の呼吸とは対照に位置する呼吸法です。

ちなみに、五大流派にはそこから派生する別の流派が存在しており、炎の呼吸にも恋の呼吸という派生流派が存在します。

【煉獄家に代々伝わる呼吸】

炎の呼吸は代々、煉獄家から伝えられてきたとされており、継承者は基本的に煉獄家から輩出されてきました。

また、最も古い呼吸法でもあることから、どの時代においても炎柱が存在したと言われています。

現在の炎柱は煉獄杏寿郎が務めており、先代は彼の父である槇寿郎が勤めていました。

【心に情熱を持った人間が適正】

炎の呼吸はその名の示す通り、炎の如き情熱を持ち、細かい事を顧みない者に適性があります。

心に強い信念を持つ兄貴分のような杏寿郎は、まさに炎の呼吸にふさわしい人物と言えるでしょう。

彼の父、槇寿郎も炎柱であった頃は、息子に負けず劣らずの情熱的な人間だったようで、幼い杏寿郎に対しても、熱心にそして厳しく指導していました。

ですが、とあることが原因で現在は炎柱をやめてしまい、今では酒浸りになってしまっています。

【「炎の呼吸」を「火の呼吸」と言ってはいけない】

©吾峠呼世晴/集英社
鬼滅の刃　7巻より引用

炎の呼吸の継承者には、代々「火の呼吸と呼んではいけない」という旨が伝えられていますが、なぜこのような事が伝えられてきているのでしょうか？

その理由としては、同じ読みであり、今は失われた全ての呼吸の始まりである「日の呼吸」の存在です。

【日（ひ）の呼吸の存在】

始まりの呼吸と呼ばれる日の呼吸。

この呼吸は、初めに生まれた最強の呼吸であり、その他の呼吸は全て日の呼吸の派生となります。

これまで日の呼吸の詳細は不明であり日の呼吸に関する資料等もないものとされていたので、全ては謎に包まれていましたが、物語が進むにつれ煉獄家に日の呼吸に関する手記があり、「日の呼吸とはなんなのか」判明しています。

「日の呼吸に関する詳しい情報」はこちらにまとめてあるのでをご覧ください↓

「日の呼吸」について

ヒノカミ神楽(日の呼吸)の技について

【劣等感と嫉妬】

前炎柱である槇寿郎は、昔は最強の柱になるべく情熱的に活動していましたが、ある時を境に剣士である事を放棄し、以降酒浸りになり、自堕落な生活を送るようになります。

ある日槇寿郎は、日の呼吸は全ての始まりの最強の呼吸で、他の呼吸もその日の呼吸の後追いでしかなく、日の呼吸には敵う事はないという事を知りました。

それから日の呼吸に対しての劣等感や嫉妬、そして己の限界に対する絶望、また最愛の妻の死という度重なる不幸により、酒に逃げるようになります。

炭治郎の耳飾りを見るや否や「俺たちのことを馬鹿にしているのか」と殴りかかってきたり、日の呼吸に関する事が載っているを手記をボロボロに破ってしまう等、随所に槇寿郎の負の一面が見て取れます。

また、槇寿郎が杏寿郎に対して「どうせ大したものになれないんだ・・・お前も俺も」と言い放つセリフがあることからも、煉獄家として炎柱になったところで日の呼吸には届かないという絶望も感じれます。

【火の呼吸ではなく日の呼吸】

参照元URL　https://twitter.com/

そもそも作中では「火の呼吸」は存在していません。

ひの呼吸と呼ばれると「火」と連想してしまいますが、正しくは「日の呼吸」です。

炭治郎が使用する「ヒノカミ神楽」は「火」を纏っていますが、炭治郎の耳飾りや竈門家の歴史から推測するに「日の呼吸」の派生であり「日の神」

しかし、たとえ漢字が違くても同じ読みになることすら許されないほど、日の呼吸は特別な呼吸だということでしょう。

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いかがでしたか？

「ひ」の呼吸と聞いて、大体が連想するのは「火の呼吸」となると思いますが、実際は「日の呼吸」となっていました。

火に関する呼吸は正しくは「炎の呼吸」となり、火の呼吸は存在しない事になるのですが、ちょっと音だけで聞くとややこしいですね。

炎の呼吸は日の呼吸の強さに対する一方的な嫉妬により、火の呼吸と呼んではいけないとされていますが、日の呼吸はそれほどまでに強いのでしょうか？

まだ日の呼吸に関しては謎に包まれていますが、物語が進むことによって日の呼吸についても何かわかるかもしれませんね。