鬼滅の刃の童磨の過去とは?生まれた時から全てを悟るサイコパス

鬼滅の刃の童磨の過去とは?生まれた時から全てを悟るサイコパス

 

鬼の中の上位集団「十二鬼月」

 

その中でも上位6名は「上弦」と呼ばれており、鬼殺隊にとって強敵となる存在です。

 

今回はこの「上弦」の中でも「弐」の称号を与えられた「童磨」についてご紹介していきます。

 

鬼全体でも二番目に強い恐ろしい存在の「童磨」。

 

彼はどんな鬼なのでしょうか?

 

Sponsored Link

【童磨(どうま)の過去】

 

童磨の初登場は、同じ十二鬼月の「上弦の陸」である妓夫太郎の過去の記憶の中の場面になります。

 

当時、人間として瀕死状態にあった妓夫太郎と、その妹・堕姫に血を与え鬼にした張本人です。

また、この時は童磨のほうが上弦の陸であったことから読者の話題になります。

 

初登場の頃から、「俺は優しいから放っておけないぜ」と気のいいような言葉と相反するように、女性の死体を抱え、食らいながら往来を闊歩してくるという猟奇的な印象を与える鬼になります。

鬼の中でも、ことさら人間味に乏しい、異常で危ない存在であることがうかがえます。

 

その言動は飄々としており、他者を無自覚に見下したようなものが多く見れます。

十二鬼月の一人である猗窩座にもなれなれしく絡んだり、その態度は人間相手には限らないようです。

 

上述のとおり、もともとは上弦の陸であったのですが、鬼同士の階級を入れ替えるための死闘である「入れ替わりの血戦」に勝利し、現在の地位についているようです。

 

そのことで、彼より先に鬼になりながらも下の階級である猗窩座を軽く見ているようでもあります。

 

また、鬼にしては珍しく人間の時の記憶をはっきりと持ち合わせているようです。

 

では、童磨は人間の頃はどのような人物だったのでしょうか。

 

【極楽教の教祖の子供として生まれた】

©吾峠呼世晴/集英社
鬼滅の刃 17巻より引用

彼は新興宗教である「万世極楽教」の教祖夫婦の子供として、この世に生を受けました。

 

生まれつき虹色がかった瞳や、白橡色の髪といった特異な容姿をしていました。

 

そのため、新興宗教の教祖である両親は、童磨を「神の声が聞こえるに違いない特別な子」として神格化し祭り上げました。

 

次第に「万世極楽教」信者たちからもあがめられ、頼られるようになっていきます。

 

Sponsored Link

【生まれながら全てを悟る天才】

 

童磨は幼くして多くの信者たちから救ってほしいと、その苦境を聞かされ続けることになります。

 

しかし、幼いながら彼は、両親の考えるような神などまるで信じていませんでした。

 

表向きには両親や信者たち望むような「神の子」を演じながらも、「極楽なんて人間が妄想して捜索したお伽噺」とリアリズムな考えをしていました。

 

©吾峠呼世晴/集英社
鬼滅の刃 17巻より引用

 

むしろ、そんな話を信じているとして信者を憐み涙を流すほどでした。

 

当然、彼は神の声など聞いたことはありません。

 

次第に童磨は、居もしない神を信じているような、愚かで気の毒な人間をすくって幸せにしてあげるのが自分の使命と考えるようになっていきます。

 

【共感性が完全に欠如】

 

童磨は、言葉では人間をいつくしんだり、たたえたりするようなことがあります。

 

しかし、そこに実感のようなものはなさそうです。

 

童磨には生まれつき喜怒哀楽といった強い感情はなく、共感性も欠如しています。

 

表情に関してはすべて演技で、逆に利己心を見せるようなこともなく、人間の真似事をしているような印象を受けます。

 

象徴的な事件として、色狂いの父親が信者の女性に手をつけ続けたことで半狂乱になった母親に滅多刺しにされて殺され母親も服毒自殺を遂げた、というのがあります。

そんな時ですら、部屋の汚れや換気を気にしているなど、悲しみも、ショックすらも受けていませんでした。

 

Sponsored Link

 

【伊之助の母とも会っていた】

 

伊之助と対峙した時、童磨は伊之助に見覚えがあると言い放ちます。

 

そして、童磨は自分のこめかみに指を突っ込むと、十五年前くらいの記憶を引っ張り出してきます。

 

どうやら万世極楽教の教祖をしていた頃、伊之助の面影を持つ女性と会っていたようです。

 

©吾峠呼世晴/集英社
鬼滅の刃 160話より引用

 

それが伊之助の母でした。

 

童磨は伊之助に、彼女が歌っていた子守唄の話をします。

 

彼女は夫からひどい暴力を受けていたようで、当時赤ん坊だった伊之助を抱いて万世教のもとに逃げ込んでいました。

 

童磨は伊之助を抱きながら間違いの多い子守唄を唄う彼女を可愛かったと評します。

 

教祖だったころは、救うと称し信者を食らっていた童磨でしたが、伊之助の母に関しては食べずにそばに置いておくつもりだったと語ります。

 

しかし、結局はほかの信者を食べているところを彼女にみられ、伊之助と共に逃げられてしまいました。

 

逃げた彼女は道に迷い、崖の前まで追い詰められます。

 

彼女は伊之助が殺されないよう、泣いて謝りながら伊之助を崖の下へと投げました。

 

そして、童磨に追いつかれ、彼女は骨も残さず食べられてしまいました。

 

童磨は伊之助にとっても憎い仇だったのです。

 

Sponsored Link

【胡蝶カナエを亡き者にした張本人】

 

胡蝶しのぶはかつて鬼に両親を殺されており、また鬼殺隊として働いていた姉・カナエも鬼から受けた傷で亡くした過去があります。

 

©吾峠呼世晴/集英社
鬼滅の刃 17巻より引用

 

そのカナエを殺した鬼の特徴と合致する仇そのものが「童磨」でした。

 

カナエは心優しい隊士であり、鬼にも慈悲の心を持つことがもっとうでした。

 

胡蝶しのぶも、普段優しい正確に描かれていますが、実はそれは前述の姉を模した結果であり本来は少しとげのある性格のようです。

 

そんな姉を殺した童磨に怒りとともに向うも、主な戦術である独はほとんど通らず、逆に重傷を負わされてしまいます。

 

鬼の首も切れず弱気になるしのぶ。そこに、カナエの幻が現れしのぶを叱咤激励します。

 

ついに、しのぶは渾身の一撃を童磨に放ちます。

 

しかし、それでも童磨は倒れず。童磨はまるでおちょくったような言葉を、本気でしのぶをたたえるようなそぶりで浴びせかけ、しのぶをその身体ごと吸収してしまいました。

 

かくしてやりたい放題だった童磨ですが、吸収したしのぶが自身の身体に仕込んでいた毒に侵され、自業自得の最期を迎えます。

 

 

     

 


 

童磨も考えようによっては哀れなものです。

 

生まれた時から勝手な期待を背負わされ、不貞な父や他にもさまざまな醜い人の業を見ることを余儀なくされていた、といってもいい半生。

 

行為や言動は擁護できませんが、子供を十分に狂わせるような環境には同情してしまいます。

 

また、伊之助に目いっぱい愛情を注ぐ彼の母親を気に入っていた様子からも、もしかしたら母性、もしくは頼れる大人に飢えていたのではとも思ってしまいます。

 

敵としては猟奇的でありながらも、人間としてみると空っぽの心で空っぽの半生を歩んできた男。少し考えさせられてしまうものも感じます。

Sponsored Link

   

関連コンテンツ