全集中の呼吸のやり方はどうすればいい?現実でも使えるのか?

全集中の呼吸のやり方はどうすればいい?現実でも使えるのか?

 

週間少年ジャンプで連載中の大人気作品「鬼滅の刃」

 

作中では人間離れした動きをする鬼に対抗するため、鬼殺隊の隊士のほとんどが特殊な呼吸法「全集中の呼吸」を使って身体能力を向上させています。

 

今回は、その「全集中の呼吸」についてどういったものなのか、そして具体的なやり方についてご紹介していきます。

 

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【全集中の呼吸とは?】

©吾峠呼世晴/集英社
鬼滅の刃 1巻より引用

 

本作で良く登場する様々な流派の呼吸法は鬼殺隊の隊士たちが鬼と戦うためにほぼ必須とも言える技能です。

 

ここではそんな呼吸法、つまり全集中の呼吸についてご紹介していきます。

 

【一時的に体を強化】

 

全集中の呼吸は、強化され大きくなった肺に大量の酸素を取り込むことで、血中の酸素濃度を高めて身体能力を上昇させ、鬼に対抗できるようにするための呼吸法です。

 

この呼吸法は、人が長時間使用すると体への負担が大きいため、普通の鬼殺隊の隊士たちは、短時間だけ身体能力を上昇させるために使用することが多いです。

 

そしてこの身体能力が向上した状態で、育手などから学んだ剣技と鬼に対して有効な日輪刀を使い、鬼を討伐していきます。

 

【毒の進行や止血も可能】

 

一般的な使い方としては身体能力を向上させることですが、呼吸法の使い方によっては鬼との戦闘により発生した傷の止血や毒の効果を遅らせることもできます。

 

これは誰でも使えるわけではないようなので、使うにはコツや才能が必要である可能性がありますが、この技術を会得すれば戦いでの生存率も格段に上がります。

 

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【訓練次第で常に全集中の呼吸ができる】

 

全集中の呼吸は、長時間使用すると使い手の負担が大きい為、長期戦になると最悪こちらが命を落とす事になります。

 

この短時間でしか使えないデメリットを克服する為の応用技術として「全集中・常中」というものがあります。

 

「全集中・常中」は、名前の通り短時間のみ使うのではなく、寝ている間も含めて1日中全集中の呼吸を使用し続ける技術なのです。

 

常に使い続けるため、身体能力を通常とは比べものにならないほど向上し、鬼殺隊の最高戦力である柱たちは全員会得しています。

 

しかし、その分全集中・常中は、習得するのがとても難しい高等技術で、並みの隊士ではそう簡単に会得する事はできません。

 

【作中で紹介される訓練方法】

 

炭治郎が全集中の呼吸を会得する為に初めに行った訓練は、非常に空気の薄い山の中で、仕掛けられた罠を掻い潜って山を一気に下るという訓練でした。

 

空気の薄い場所で激しい運動を行い、肺の強化を行うということですね。

 

他にも蝶屋敷で全集中・常中を会得する為に、硬い瓢箪を吹いて破裂させるというものがありました。

 

これは肺をさらに鍛える為に行っていると思われますが、硬い瓢箪を破裂させる程の肺活量というのは並大抵では会得できるものではないでしょう。

 

また、常に全集中の呼吸を使用しているか寝ている最中でも確認し、使用していなければ叩き起こすことを繰り返す、というかなりハードな訓練も行っています。

 

才能がある隊士は他の訓練方法ですぐに会得できるかもしれませんが、どう考えても常人には到底不可能な技術なのかもしれません。

 

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【全集中の呼吸のやり方】

 

身体能力を劇的な向上させることができる全集中の呼吸は、圧倒的な強さを持つ鬼に対抗するための必須技術です。

 

そんな全集中の呼吸は現実でもできるのか? どれだけ再現することが出来るのか?一度は思ったことがあると思います。

 

こちらでは全集中の呼吸の実現性や実際の方法についてご紹介していきます。

 

ただ、漫画などの出来事を現実で100%実現させることは基本的に不可能なので、その点を留意した上でご参照ください。

 

【全集中の呼吸の訓練を行うとどうなるか?】

 

全集中の呼吸の要となっているのは、肺に酸素をたくさん取り込み、それらを有効利用することです。

 

つまり、肺に入れる酸素をより多く取り込む為に、強靭な肺を作り上げる事が必要になります。

 

作中では、空気の薄い山の頂上付近から仕掛けられた罠を掻い潜って、全速力で下山するというのが訓練の1つとしてあったと思います。

 

©吾峠呼世晴/集英社
鬼滅の刃 1巻より引用

 

訓練を行った場所は空気の薄い山とされていました。

 

このような低酸素状態での運動は、科学的にはまだ解明されていないメカニズムもありますが、心肺能力やエネルギー代謝能力が向上するとされているそうです。

 

向上の理由としては、低酸素状態で運動をすることで体は酸素を欲し、体内では酸素を体中に運ぶ為に必要なヘモグロビンなどが増えるとされています。

 

なので、この訓練を行う事によって肺は大きくなり、運動の持続時間も増えていきます。

 

また、この訓練ではたくさんの罠を避ける必要がある為、それに必要な瞬発力も上昇していくものと考えられます。

 

全集中の呼吸で必要なのは、「肺に酸素をたくさん取り込み、それらを有効利用する」という事なので、この訓練を行う事で全集中の呼吸を使うのに一歩近づける事になります。

 

ただし、ここで重要になるのは、たとえ酸素をたくさん取り込んで、それらを効率よく使えたとしても、劇的に身体能力が向上することはないという事です。

 

仮に身体能力が上がって強くなったとしても、人間を一瞬で引きちぎったり、噛みちぎるような力を持った鬼に勝てないでしょう。

 

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【身体能力が劇的に向上するには?】

 

肺を強くすれば、持久力が上昇することについて先ほど述べましたが、ならば作中で使用している全集中の呼吸のように、身体能力を飛躍的・瞬間的に上昇させるにはどうすればよいでしょうか?

 

考えられる可能性としては、脳のリミッターを外して通常ではありえない身体能力を実現させる、俗にいう火事場の馬鹿力です。

 

よくよく考えてみたら、鬼と戦うという状況は生命の危険が高い場面です。

 

つまり火事場の馬鹿力が発動する条件はそろっていると考えられます。

 

まず人間というのは、骨や筋肉の損傷を防ぐために、脳に安全装置のようなものが欠けられており、無意識的にパワーが制限されているのが通常の状態です。

 

ですが、生命が脅かされる状況や緊急事態になると、リミッターが外され血管を広げるなどの作用があるアドレナリンがたくさん放出され、筋肉中の血流と酸素が増えるため身体能力が一時的に上昇します。

 

さらに火事場の馬鹿力が発動している間は、筋肉や骨に負担があったとしてもほとんど痛みを感じないため、普通は無理な動きも可能になるとされています。

 

しかし、体に負担がかかっていることは間違いないので後ほど苦しむことになります。

 

以上のことから全集中の呼吸で劇的に身体能力を向上させることは難しいですが、火事場の馬鹿力のような方法で隊士は鬼に対抗しているのかもしれません。

 

ただ、体の負担が大きいので、それに耐えるための身体づくりの為に、厳しい訓練を行う必要はあるでしょう。

 

そもそも、意識的に脳のリミッターを外すというのはとんでもなく難しいので、できるようになるまで相当時間がかかると思います。

 

というか、できない可能性の方が高いかもしれません。

 

【全集中の呼吸の実現性】

 

先ほどまでに全集中の呼吸の訓練を行った場合の成果と、身体能力を劇的に向上させること方法について考えました。

 

では、全集中の呼吸の実現性はあるのか?という疑問に戻ります。

 

結論から申し上げますと、やはり漫画の世界のように鬼に対抗する身体能力を得るのは難しいでしょう。

 

しかし、全集中の呼吸のような訓練方法で酸素を体内にたくさん取り込むことができるようになった上で、意識的に脳のリミッターを外すことができれば、劇的な身体能力の向上が期待できるかもしれません。

 

訓練を繰り返せば、体内の酸素の量は増える可能性があり、そこにアドレナリンを放出すればたくさんの酸素が筋肉に行きわたり、瞬間的に身体能力が向上するはずです。

 

やはり、現実ではどう頑張っても全集中の呼吸を完全に実現するのは厳しいですが、作中で隊士たちが全集中の呼吸を発動しているときに酸素をたくさん取り込んで同時に脳のリミッターを外してアドレナリンをたくさん放出しているのかもしれません。

 

そうだとすれば、まだ瞬間的に身体能力が向上している理屈が少し通ります。

 


 

いかがでしょうか。

 

アニメや映画で登場するキャラクターが人間離れした動きをしていると、どうやってその動きを可能にしているのか不思議に思うことは悪いことではありません。

 

しかし、考えれば考えるほど納得できない結論に至る可能性が大いにありますが、ときには考えることを諦めてフィクションだからと思うことが重要なのかもしれません。

 

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