鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)の最後【鬼滅の刃】！鬼の始祖のラストをネタバレ

鬼を作り出した元凶であり、鬼の始祖である鬼滅の刃のラスボス【鬼舞辻無惨】

これまでに幾度となく鬼舞辻無惨が生み出した鬼と鬼殺隊が戦ってきましたが、ついに長きに渡り鬼舞辻無惨との壮絶な戦いに決着がつきました。

今回は「鬼舞辻無惨」がどのような最期を遂げたのか順を追ってご紹介しますのでご覧ください。

(※以下ネタバレ注意)

【産屋敷襲撃】

©吾峠呼世晴/集英社
鬼滅の刃　16巻より引用

産屋敷耀哉(お館様)の殺害と禰豆子を奪う為、産屋敷に乗り込んできた無惨。

そこに待ち受けていた産屋敷耀哉は、無惨は自身と同じ血筋だということやその呪いか短命な一族となってしまったことなどを静かに語りはじめます。

この穏やかで静かな話し合いも柱たちが来るまでの時間稼ぎと無惨を殺す為のものだと察知した無惨でしたが、気づいたときには耀哉は妻と子供2人と産屋敷もろとも殺傷能力の高い爆破物で自害したのでした。

巻き込まれた無惨は体全てが焼けこげ、再生しようとした時に珠代が現れ、珠代が開発した人間に戻る薬を打ち込まれます。

それと同時に柱達も産屋敷家に到着し総攻撃を仕掛けますが、鳴女の血鬼術により全員を鬼の本丸「無限城（むげんじょう）」へ飛ばされてしまいます。

【肉の繭に籠る】

©吾峠呼世晴/集英社
鬼滅の刃　17巻より引用

太陽を克服した鬼として稀有な存在の禰豆子の奪取と産屋敷殺害の為鬼殺隊本部に乗り込んだ無惨でしたが、耀哉の自害と鬼殺隊柱の総攻撃、さらに珠代の開発した人間に戻る薬を打たれ絶体絶命となってしまう無惨。

大ダメージを受けた無惨も無限城に一時避難し、無惨はひとまず人間に戻る薬を分解して復活する為に大きな肉の塊と化し、その肉片の繭に籠ってしまいます。

無惨が繭に籠っているその間、無限城に飛ばされた柱達は、耀哉の跡継ぎ「輝利哉（きりや）」の指示に従い無惨を追いますが上弦の鬼たちがそれを許しません。

鬼の本丸「無限城」にてそれぞれの柱や鬼殺隊が上弦の鬼達と死闘を繰り広げていきます。

【肉の繭で回復した第二形態の無惨】

©吾峠呼世晴/集英社
鬼滅の刃　180話より引用

珠代の作った鬼が人間に戻る薬によって、肉片の繭に籠った無惨。

無惨の場所を突き止め、あと少しで無惨を追いつめられると思ったその矢先、薬の分解に成功した無惨が第二形態へと変化した姿で繭から飛び出し、近くにいた鬼殺隊員を次々に食い殺し完全復活を果たしてしまいます。

前回までの風貌と変わり、髪は長く白くなり、体は腕にはいくつも鬼の歯がむき出した口が出現し、背中からは骨のムチのようなものが四方に飛び出し、人間の姿の面影がなくなった化物。

この復活によって珠代は握り潰され殺されてしまいましたが、愈史郎の活躍や柱達の奮闘で無惨を無限城から地上に引きずり出すことに成功します。

しかし日が昇るまではまだ1時間半もありました。

無惨を殺すには日の光で完全消滅させる他無いので、この1時間半をなんとしても地上に引き留めなくてはならず「伊黒・甘露寺・義勇」が最初に応戦。

時間差で「悲鳴嶼・不死川・善逸・伊之助・カナヲ」も参戦し必死に無惨と戦いますが、無惨の強さを前に全く歯が立たず手の打ちようがないと思ったとき、一時は死んだかに思えていた炭治郎が瀕死ながらも復帰し、ヒノカミ神楽で応戦します。

一方で無惨は炭治郎と戦っているうちに珠代が人間に戻る薬以外にも複数の薬を混ぜていたことに気づきます。

1つは人間に、もう1つは老化、さらにもう1つ、それは細胞を破壊する薬だったのです。

これによって無惨は9千年老いている状態となり一気に動きが鈍くなっており、炭治郎はあと一歩のところまで無惨を追い詰めます…。

【最終形態の無惨】

©吾峠呼世晴/集英社
鬼滅の刃　199話より引用

夜明けまであと40分となった時、生きることだけにこだわった無惨はまさかの逃走をはかります。

唖然とする炭治郎でしたが、何とか伊黒と共に逃亡を阻止しようと必死で戦います。

それをあざ笑うかのように無惨は最後の手段の細胞を分裂し逃げようとしますが、ここで珠代の最後の薬の効果が発動。

その効果は細胞分裂できないようにし無惨の細胞を破壊したのです。

炭治郎、伊之助、善逸、柱と残りの力を振り絞り夜明けまで必死に戦い無惨をそこに留めます。

そして遂に日の出が始まり、逃げ場を失った無惨は日陰へと逃げ始めます。

無惨は太陽の光から身を守る為、体の肉を膨張させ赤子の様な姿となり巨大化していきます。

巨大化赤ちゃんの姿になった無惨に炭治郎と義勇が一緒に切り込み、遂に無惨を日の光で焼き殺すことに成功したのですが、突撃した時に炭治郎だけ巨大化赤ちゃんの無惨の中に吸収されてしまいました。

【無惨のラスト】

©吾峠呼世晴/集英社
鬼滅の刃　203話より引用

赤子の無惨が日光で朽ち果てたのを見届け鬼殺隊の歓声が上がったのもつかの間、赤子に取り込まれた炭治郎が死んでしまっていたのです。

炭治郎の細胞に入り込んだ無惨は、最期のあがきとして、すでに心臓も脈も止まっている炭治郎に自分の血を全て注ぎ込み自分の代わりに太陽を克服し鬼の王として鬼殺隊を皆殺しにする事を託し復活させたのです。

炭治郎の死を悲しむ鬼殺隊に突然斬りかかる鬼と化した炭治郎を泣きながら止める伊之助や善逸。

そして人間に戻ることが出来た禰豆子が駆けつけ炭治郎に呼びかけると微かに反応していました。

そこへカナヲが禰豆子に打った薬を炭治郎に打ち込みます。

炭治郎の意識が戻るまでの間に、炭治郎と生死の狭間で何としても炭治郎を死の世界へと引きずり込もうとする無惨でしたが、死んでいった柱や鬼殺隊の仲間達に背中を押され、生きている仲間達に手を引っ張られていきます。

無惨は必死に炭治郎を説得しますがそれは空しく終わり、最後は「俺を置いていくな」と叫び、この言葉を最後に無惨は完全消滅しました。

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この作品の最大の敵である「鬼舞辻無惨」はとことん非情でとことん強い最強の敵です。

今回の記事で興味がわきましたら、産屋敷家急襲から無惨の最期までが描かれた16巻～23巻を読んでみてください。