禰豆子(ねずこ)が鬼となった理由や原因!【鬼滅の刃】
2016年に、「週刊少年ジャンプ」での連載が開始以降、多くのファンに愛され、2019年にはアニメ化が決定。
2020年公開の映画『無限列車編』の興行収入は、全世界で、517億円にも上るという、バケモン級の快挙を成し遂げた鬼滅の刃。
2021年冬には、無限列車の続編となる『遊郭編』のアニメ放送もされ、その勢いは止まるどころかひたすら猪突猛進、爆走状態にあります。
そこで、言葉こそ少ないものの、その可憐さから絶大な人気を得ている、禰豆子をクローズアップ!
「禰豆子が鬼になった理由とは?」・「そもそも鬼になる前ってどんな子だったのか?」・「禰豆子を鬼にしたのは誰なのか?」・「人間に戻る事はできたのか?」等をご紹介していきますの参考にしてください。
※この記事では「鬼滅の刃のネタバレ」が含まれています。
【禰豆子が鬼になる前】
©吾峠呼世晴/集英社
鬼滅の刃 1巻より引用
物語序盤、コミックの最初のページに描かれていたのは、血だらけになって、兄・炭治郎におぶられている禰豆子のシーンでした。
炭治郎の深刻そうな顔、急いでいる様子、ぐったりした禰豆子の姿から、何が起こったんだ?とただならぬ空気を感じたのは、筆者だけではないはず。
炭治郎の思いに急かされるかのように、物語を読み始めていくと、可愛らしい少女・禰豆子の姿がそこにありました。
【1巻 1話 11ページ】
末っ子の弟・六太をおんぶしながら寝かしつけており、優しく、しっかり者の性格である事が垣間見えます。
父は体が弱く、病死している為、女手一つで6人の子供達を育てる母に代わって、上から2番目にあたる禰豆子は、弟や妹たちの世話をしているのです。
【1巻 3話 99ページ】
自分の着物が古くなっても、自身で手直ししながら着用しており、炭を売って稼いだ分で、「弟たちにもっと食べさせてあげて」と満面の笑顔で答えるほど、辛抱ばかりさせてしまったと炭治郎も語っています。
そのしっかり加減、寛大さから大人びてみえますが、この時の年齢、12歳であるというから驚きです。
また、家族を惨殺され、炭治郎が駆け付けた時、禰豆子は末っ子の六太に覆かぶさるように倒れていた事から、危機的状況でも自身を犠牲にして、家族を守る、心の強さを感じる事ができます。
【2巻 15話 150ページ】
浅草で、無惨と出くわした際に、珠世と愈史郎と出会った際には、愈史郎は禰豆子の事を、『醜女(しこめ)』と言われており、それに対して炭治郎は、『町でも評判の美人だった。』と言っています。
鬼になる前の禰豆子は、しっかり者で優しく、面倒見の良い美少女であったのですね。
【竈門家】
炭焼き職人の家業で、炭を売って生活している家庭。
父:竈門炭十郎(たんじゅうろう)
30歳~35歳(推測)生まれつき体が弱く、病死している。
母:竈門葵枝(きえ)
28歳~33歳(推測)夫の死後、女で一つで6人の子供を育てている。
長男:竈門炭治郎(たんじろう)
13歳。家族思いの優しい青年。
長女:竈門禰豆子(ねずこ)
12歳。兄にそっくりな性格の持ち主で、美人。
次男:竈門竹雄(たけお)
10歳(推測)兄・炭治郎を手伝っている。花子とよく喧嘩をする。
次女:竈門花子(はなこ)
9歳(推測)弟たちの世話を焼いたり、兄・竹雄にも注意をして喧嘩をする。
三男:竈門茂(しげる)
6歳(推測)やんちゃで、家族が大好き。
四男:竈門六太(ろくた)
3歳(推測)末っ子で、みんなから愛され、可愛がられている。
【禰豆子は何故鬼になってしまったのか?】
©吾峠呼世晴/集英社
鬼滅の刃 1巻より引用
炭を売りに山を下りた炭治郎が、朝帰宅すると、強烈な血の匂いと共に飛び込んできたのは、血を流して死んでいる家族の姿が……。
六太をかばうようにして倒れていた禰豆子だけが、まだあたたかく息をしていました。
禰豆子をかついで山を下る途中、突如、暴れ出した禰豆子によって、バランスを崩して崖から落ちてしまいます。
禰豆子を心配する炭治郎に、想像をはるかに超える現実が訪れます。
そこにいたのは、鬼と化した禰豆子でした。
炭治郎に襲い掛かる禰豆子は、体も大きくなり、牙が生え、目も恐ろしい表情に変化していました。
そこに駆け付けた鬼殺隊・水柱 富岡義勇は、容赦なく鬼である禰豆子を斬ろうとしますが、炭治郎が助けを請います。
禰豆子が誰も殺していない事。
更に、鼻が利く炭治郎は、『嗅いだ事のない誰かの匂いがした。みんなを殺したのは、多分そいつだ。』と言います。
なぜ、こうなったのか分からないと戸惑う炭治郎に、『傷口に鬼の血を浴びたから鬼になった。』と言う義勇。
家族を殺したのは、人ではなく“鬼”である事を知り、絶望する炭治郎は、愛する家族を惨殺したのはどんな鬼なのか?
たった一人の家族となってしまった、禰豆子を人間に戻す為に動き出します。
【禰豆子は鬼になったけど特殊である】
©吾峠呼世晴/集英社
鬼滅の刃 1巻より引用
義勇の言葉が受け入れられない炭治郎は、義勇に捕えられた禰豆子を救う為、斧を天に投げ、義勇の元に石を投げて突進します。
自身の元に突っ込んできた炭治郎に、一撃を食らわした際に、禰豆子は義勇の元を離れ、倒れた炭治郎の元へ向かいます。
“しまった!!喰われる!!”
焦った義勇が見たのは、兄の前に立ちはだかり、手を出すなと言わんばかりに守ろうとする、妹の姿でした。
その光景は、義勇の鬼に対する概念を覆すほどの衝撃的な光景であったと思います。
人喰い鬼と言われるくらいですから、人を主食として生きながらえ、禰豆子のように飢餓状態で、目の前に倒れている人なんぞいた日には、ラッキー!とすぐさま喰うのが普通の鬼です。
しかし、禰豆子は、襲うどころか守る動作をした事で、“ほかの鬼とは、何かが違う。”と義勇は感じたのです。
また炭治郎にも“違う何か”を感じた義勇は、自身の育手である、鱗滝左近次の元を訪れるよう勧めます。
以下では、禰豆子が通常の鬼とは違うと感じた人物の発言をまとめました↓
【2巻 10話 43ページ】
鬼殺隊になる為、鱗滝さんの修行をしている期間、ついには7日間の最終選別を終えるまで、2年という歳月を眠り続けていた禰豆子。
“憶測だが、禰豆子は人の血肉を喰らう代わりに、眠ることで体力を回復しているのかもしれない。”
鱗滝さんは、禰豆子の体に何が起こっているのか、模索し、戸惑いながらもこう言いました。
【2巻 15話 162ページ】
浅草で出会った珠世は、禰豆子について、
・二年間眠り続けた際に体が変化している。
・通常それ程長い間、人の血肉や獣の肉を口にできなければ、まず間違いなく狂暴化するが禰豆子にはその症状がない。
と見解を示しています。
【6巻 47話 87ページ】
鬼を連れた鬼殺隊などあってはならないと、柱合会議にかけられた際には、稀血の中でも、さらにレアな血を持つ風柱・不死川実弥の血塗れの腕を突き出されても、そして、3度も刺されていても、我慢して噛まなかった禰豆子。
強靭な精神力で、人としての理性を保っており、飢餓状態であっても人を喰わない。
この事実に、お館さまは「禰豆子には、鬼舞辻にとって予想外の何かが起こっている。」と言います。
【10巻 82話 64~67ページ】
“私の支配から逃れた鬼がいる。珠世のように。”という無惨の言葉。
鬼は通常、無惨の支配下に置かれ、人間を襲わない、ましてや、人間の味方になるなど以ての外。
無惨の思惑とは、真逆の行為をしている珠世と禰豆子が、生かされ続けられるはずがないのです。
手毬鬼・朱紗丸が珠世の血気術によって、無惨の名を口にした途端、残酷な終わりを迎えたように。
【人喰い鬼】
通常の人喰い鬼は、人を主食として生きています。
鬼の始祖が分け与えた血で鬼は増殖し、鬼が人を傷つけた時に入る鬼の血で、更に増殖します。
人間は食糧、敵。理性も持たない残酷な生き物なのです。
腕を斬られても、大量の出血が起こってもすぐ回復する事が可能。
しかし、日輪刀で首を斬られると死ぬ。
弱点は、太陽であり、陽光に当たると燃えて跡形もなくなってしまう。
【禰豆子を人間に戻す為には?】
©吾峠呼世晴/集英社
鬼滅の刃 2巻より引用
珠世から感じる匂いから、信用できると判断した炭治郎は、こう問います。
『鬼になってしまった人を人に戻す方法はありますか?』
『あります。』と答える珠世。
しかし、
・今の時点では鬼を人に戻す事はできず、治療法を確立させたい事。
・治療薬を作るためには、たくさんの鬼の血を調べる必要がある。
と言います。
そして、珠世は、炭治郎に二つのお願いをします。
①禰豆子の血を調べさせてほしい。
②できる限り多く、鬼舞辻の血が濃い鬼から血液を採取して来て欲しい。
それからというもの、鬼と戦うたびに炭治郎は、鬼の血を採取し、珠世の元に送ります。
【珠世の能力】
人間であった頃、病気を治して家族と幸せに暮らす為、無惨の手によって鬼となる選択をしてしまった珠世。
鬼になってから悲しい過去を持つ珠世は、無惨を激しく憎んでいる。
鬼殺隊・蟲柱 胡蝶しのぶ同様、医療・薬学に精通しており、自身の体をいじって無惨の支配下を逃れている。
病気で、余命いくばくもない愈史郎を鬼に変えています。
手毬鬼・朱紗丸戦で繰り出された『白日の魔香』など、相手の脳機能を低下させるなどの血気術を持ち合わせています。
禰豆子同様、人間の血肉を喰いませんが、少量の人間の血液を接種して、400年以上生きています。
【禰豆子を鬼にしたのは?】
©吾峠呼世晴/集英社
鬼滅の刃 22巻より引用
そもそもその名を知ったのは、禰豆子が人間に戻れる方法を知るため、鱗滝さんと話しをしている時でした。
“人間を鬼に変えられる血を持つ鬼は、この世にただ一体のみ。”
つまりその鬼が、鬼の始祖であり、禰豆子を人間に戻す方法を知っていると言います。
その後、訪れた浅草で、ある人物とすれ違った時、鮮烈に残る残酷な匂いに炭治郎は、足を止めます。
“自分の家族を殺し、禰豆子を鬼にしたあの日の匂いと同じだ”
その男こそ、鱗滝さんが言っていた鬼の始祖・鬼舞辻無惨だったのです。
鬼になる前の記憶がない禰豆子は、珠世の作った『人間に戻る薬』を服薬後、眠っていましたが、突如、目を覚まします。
彷徨い歩く途中、フラッシュバックのごとくある記憶が蘇ります。
忌々しい恐ろしい記憶。
炭を売りに出かけ、夜道は危ないからと知り合いのおじさんの家に泊まった為、炭治郎不在の竈門家に、突然現れたのは無惨でした。
【鬼舞辻無惨】
千年以上前から生息する、鬼の始祖。
人間を鬼に変える事のできる唯一の鬼であり、無惨の血を分け与えられ、順応できたものは強く進化する。
どんなに自身に従順で慕う鬼にも容赦なく殺すなど、もはや感情は皆無。
サイコパス=無惨という言葉がぴったりである。
自身が鬼にしたはずの禰豆子が、なぜ支配下を逃れているのか無惨にも分かっていない。
次々と竈門家の人間を殺しながら、『この程度の血の注入で死ぬとは、太陽を克服する鬼などそうそう作れたものではないな』という事からも、太陽を克服する鬼を増やす為、竈門家を襲ったと思われます。
弱点は、首ではなく、太陽。
後に太陽を克服した禰豆子に希望を見出し、自身に取り込むべく狙っている。
【最終的に禰豆子は人間に戻る事ができたのか?】
©吾峠呼世晴/集英社
鬼滅の刃 22巻より引用
ついに薬が完成し、珠世が作り出した薬を服薬した禰豆子。
人間に戻る薬を服薬した後に、思い出された記憶によって、人間である自分を取り戻した禰豆子ですが、その時、炭治郎は、無惨を倒す為、命の危機に瀕しながらも戦い続けている真っ最中でした。
数々の危機を乗り越えてきた炭治郎にとって、まさに過去いちのピンチであるのは間違いありません。
ついに無惨が死を迎えた時、無惨の後継として、鬼にされてしまった炭治郎の元に訪れたのは、人間となった禰豆子でした。
珠世が作り出した薬の効果、想いの強さが禰豆子を人間に戻してくれたのです。
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鬼滅の刃のアニメ1期は何巻のどこまで進んだ?立志編の終わりはここまで!
お館様の顔のただれはケガ?病気?悲しい一族の知られざる呪いとは?
家族を惨殺され、生き残った自分は鬼にされてしまうという、何とも悲しい過去を持つ禰豆子。
炭治郎にとっても、大変辛い現実ですが、鬼でありながらも理性を保ち続け、ともに戦った精神力の強さには脱帽ですね。
そして人間である自分を取り戻し、すべてを思い出した禰豆子の悲しみの深さは、計り知れません。
毎度、禰豆子の覚醒化には、驚き興奮しましたが、背景には、家族の絆が大きく関係していました。