鬼舞辻無惨のパワハラ会議【鬼滅の刃】！上弦版と下弦版について解説

無惨の本拠地である無限城にて開かれる理不尽な集会【鬼舞辻無惨のパワハラ会議】

厳密には、パワハラ会議との名称では有りません。

しかし無惨のあまりもの身勝手な言動が、上司が部下に対して高圧的に接する現代用語「パワハラ」と似ているため、ネット上で話題となり通称として名付けられるようになります。

この会議は、十二鬼月の下弦の鬼たちが集められた1回目と、上弦の鬼たちが集められた2回目の合計2回開かれ、鬼舞辻無惨の傲慢で身勝手な性格を色濃く表していました。

今回は、そのパワハラ会議が開かれた理由や参加メンバーと印象的な無惨の行動についてご紹介するので参考にしてください。

【鬼舞辻無惨のパワハラ会議「下弦版」】

©吾峠呼世晴/集英社
鬼滅の刃　6巻より引用

1回目のパワハラ会議「下弦版」が開かれたのは「原作では6巻51話～52話」・「アニメでは26話」です。

パワハラ会議1回目が開かれた理由は、那田蜘蛛山（なたぐもやま）にて下弦の伍の鬼「累（るい）」が敗れた後に開かれました。

そして残った下弦のメンバーである下弦の壱「魘夢(えんむ)」・下弦の弍「轆轤(ろくろ」・下弦の参「病葉(わくらば」・下弦の肆「零余子（むかご）」・下弦の陸「釜鵺（かまぬえ）」が、鬼舞辻無惨の側近である鳴女(なきめ)の血気術で異空間にある無限城へ強制的に集められます。

そこには女性の姿に擬態している鬼舞辻無惨が…。

はじめは意外な姿に理解できない下弦の鬼たちでしたが、声から無惨であると理解して、その場に頭を下げました。

すると無惨は、累が殺されたこととを述べます。

そして、下弦の鬼たちが鬼狩りに簡単に倒されてしまうほど弱いことを怒り出しました。

そこでふと釜鵺が、理不尽に怒られていると思い浮かべます。

しかしなんと無惨は釜鵺の思考を読み取り、反抗的だと判断して怒りをあらわに…。

そのまま腕から生み出した化け物で、釜鵺を食い殺してしまいます。

次に零余子の思考を読み取った無惨。

零余子が鬼殺隊の柱に恐怖していること、さらに自分の言葉を否定したことを指摘して、釜鵺と同様に食い殺します。

それらを見た病葉は、このままだとどう行動しても殺されると判断し、無限城からの逃走を図ります。

けれども病葉が気がつくと、いつの間にか首を切られており頭のみに…。

さらには鬼の力による再生も行えなくなり、次第に体が崩壊を始めます。

次々と仲間が死んでいく悲惨な現状を見た轆轤は、必死に無惨に対して「自分は役に立てる」と叫びます。

具体的にどうするのか聞いてくる無惨に、轆轤は強くなるために無惨の血を分けて貰えればと答えます。

すると無惨は、「血を分けて」との発言が、自分に対する命令だと判断。

なんらかの方法で轆轤を葬りました。

ついに下弦の鬼は、魘夢のみになります。

無惨は魘夢も殺そうとしますが、魘夢はその状況になっても笑顔を絶やしません。

なんと魘夢は、他の鬼たちが死ぬ姿が見えたのが嬉しかったと答え、無惨にお礼を…。

無惨はそんな魘夢を気に入り、殺さないで血を分けたのでした。

さらに無惨は、魘夢に対してある指令を出します。

それは柱を殺すだけでなく、竈門炭治郎をも殺すことでした。

そう魘夢に告げた無惨は、まだ血に順応出来ず苦しむ魘夢を無限城から解き放ち、会議は終了したのでした。

【鬼舞辻無惨のパワハラ会議「上弦版」】

©吾峠呼世晴/集英社
鬼滅の刃　12巻より引用

2回目のパワハラ会議「上弦版」が開かれたのは「原作では12巻98話～99話」・「アニメでは刀鍛冶の里編1話」です。

パワハラ会議2回目が開かれた理由は、堕姫と妓夫太郎が敗れ、上弦の月が欠けた事により招集されました。

無限城に残りの上弦の鬼である上弦の壱「黒死牟（こくしぼう）」・上弦の弍「童磨（どうま）」・上弦の参「猗窩座（あかざ）」・上弦のの肆「半天狗（はんてんぐ）」・上弦の伍「玉壺（ぎょっこ）」が集められて、堕姫と妓夫太郎が死んだと聞かされます。

そこで無惨は、上弦の鬼たちに対して、「お前たちに期待していない」と告げます。

さらに鬼たちが無惨の本来の目的である青い彼岸花を見つけられず、また鬼殺隊の本拠地を探し出して目障りな産屋敷一族を滅ぼさないのを責め始めます。

それに対して、有益な情報を見つけたと言い返す玉壺を、無惨は一瞬で首だけにして手のひらの上に…。

さらに無惨は、「変化」が嫌いで「完璧な不変」が好きだとの持論を展開。

130年ぶりに上弦の鬼が殺されたことに怒っていることを話した後、玉壺を解放します。

最後に無惨は、上弦の鬼たちに「死に物狂いで行動しろ」、と最後通告のようなものを告げ、さらに玉壺と半天狗に情報の場所へ向かうように指示。

鳴女の琵琶の能力で、その場から去っていきました。

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今回は、鬼舞辻無惨が十二鬼月たちに行った2つのパワハラ会議について紹介しました。

パワハラ会議はあくまで通称ですが、無惨のあまりもの身勝手さはパワハラ会議の名前そのものです。

特に容赦なく殺されてしまった下弦の鬼たちには、ちょっと同情してしまいます。

そんな理不尽ながら、物語の重要な要素でもあるパワハラ会議。

特に残忍な無惨の性格などを知る際などに、この記事が参考になれば幸いです。