伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)について【呪術廻戦】!天与呪縛のフィジカルギフテッドの意味を解説
「呪術廻戦」に登場する伏黒甚爾は、本作のメインキャラクターの一人である伏黒恵の父親で「パパ黒」とも呼ばれています。
しかし、ストーリーの開始時点ではすでに亡くなっており登場機会も少ないため、どんな人物なのかイマイチわからない方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな「呪術廻戦」の伏黒甚爾についてご紹介していきますので、参考にしてみてください。
【伏黒甚爾(ふしぐろ とうじ)】
©芥見下々/集英社
呪術廻戦 8巻より引用
伏黒甚爾は五条悟と夏油傑の過去のエピソードに登場するキャラで、「術師殺し」の異名をもつ人物です。
真人や夏油傑らが引き起こした渋谷事変でも仮の肉体を使って再登場しているので、印象に残っている方も多いのではないでしょうか。
ここからは伏黒甚爾の特徴について一つずつ紹介していくことにします。
【御三家の一角「禪院家」の生まれ】
©芥見下々/集英社
呪術廻戦 9巻より引用
伏黒甚爾の元の名前は禪院甚爾といい、呪術界を牽引する三つの名家 (御三家) の一つ「禪院家」の生まれです。
禪院家は御三家の中でも術式の継承を重んじる厳格な家系で、「禪院家に非 (あら) ずんば呪術師に非ず、呪術師に非ずんば人に非ず」と言われるほど。
禪院家の人間は完璧な呪術師であることを求められ、それは甚爾も例外ではありません。
しかし、生まれつき呪力を全く持たずに生まれた甚爾は、幼い頃から落ちこぼれとしてひどい扱いを受け続けていました (のちに禪院家のことを"ゴミ溜め"と語っています) 。
己を否定され続けることに耐えられなくなった甚爾は、禪院家を出て「術師殺し」という悪の道へと進んでしまうのです。
【自尊心を捨てた男】
幼い頃から落ちこぼれとしての扱いを受けた甚爾は、いつからか自尊心を捨てた生き方をするようになっていました。
プライドと呼べるものは無く、ただただ金のために呪術師を殺し続けていたのです。
しかし、五条悟との戦いは別でした。
自分を否定した禪院家、ひいては呪術界の頂点にいる五条悟を倒し、己の存在を認めさせようとしたのです。
結果として五条悟に倒され、帰らぬ人となってしまいました。
【伏黒恵の父親】
©芥見下々/集英社
呪術廻戦 9巻より引用
禪院家を出た甚爾は一人の女性と恋に落ち、伏黒家に婿入りしました。
そうして生まれたのが恵で、甚爾は恵の実の父親にあたります。
恵の母親と出会ったことで穏やかな日常を手に入れたかに思えましたが、その女性も恵を生んですぐに他界してしまいました。
またしても深い絶望を経験した甚爾は、後継問題を抱える禪院家に恵を売りつけて、自分勝手な生活を送るのでした。
【伏黒恵の名前の由来】
伏黒恵の名付け親は甚爾ですが、名前の由来については明らかにされておらず、本人は名付け親だということすらも覚えていなかったようです。
その事実に気づくきっかけとして、「親に恵まれたな。恵まれたオマエらが呪術も使えない俺に負けたってこと、長生きしたきゃ忘れんな。」
と発言していることから、術式や親に恵まれなかった自分よりも恵まれた環境で育ってほしいという願いが込められていたのかもしれませんね。
【天与呪縛のフィジカルギフテッド】
©芥見下々/集英社
呪術廻戦 9巻より引用
伏黒甚爾が生まれつき呪力をもたないのは、天与呪縛という呪いのせいです。
天与呪縛は生まれつき肉体に強制された縛りのことで、何らかの身体的機能の喪失と引き換えに、巨大な能力を得るのです。
禪院甚爾の場合は呪力と引き換えに呪力への耐性を獲得しており、呪霊を体内に取り込むことも可能。
その他にも五感の感度が超人的なまでに引き上がっており、人が通った後に残る匂いや足跡までも感知することができます。
フィジカルギフテッドの意味を翻訳すると、「physical」は肉体・身体的、「gifted」は先天的な送り物という意味を持っています、
五条悟が伏黒甚爾の事を天与呪縛のフィジカルギフテッドと呼ぶ意味は、「生まれた時から天与呪縛持った超人」という事を指します。
【恵の領域展開を感知】
渋谷事変ではオガミ婆の降霊術によって仮の肉体を得た甚爾。
特級呪霊の陀艮に領域展開を使って戦う恵が、領域を解除する一瞬のスキを逃さずに領域内へ侵入しました。
呪力に関しては人一倍鋭敏な感覚を持っている伏黒甚爾ならではのエピソードですね。
【あらゆる武器の使い手】
©芥見下々/集英社
呪術廻戦 9巻より引用
伏黒甚爾は呪力をもたないため、当然ながら術式も使うことができません。
その代わり、どんな武器や呪具でも人並み以上に扱うことができます。
武器や呪具を取り込ませた呪霊を小さなサイズにして腹にしまっており、戦闘に合わせて呪具を使い分けているようです。
呪力をまとった相手には呪具を、呪力を感知させたくない場面では通常の武器を使っており、見た目とは裏腹に素早い状況判断能力も持っています。
【呪霊との主従契約】
呪具を取り込んでいる呪霊は伏黒甚爾と主従関係を結んでいるため、夏油傑の呪霊操術をもってしても懐柔できませんでした。
しかし、術者を倒して主従契約を結び直しさえすれば呪いとして取り込むことができ、0巻では実際に夏油傑が従えています。
夏油傑はこの特徴を利用して、乙骨憂太から特級過呪怨霊の折本里香を奪って手懐ける計画を立てました。
詳しくは0巻で描かれていますので、気になった方はチェックしてみてくださいね。
【伏黒甚爾の使用呪具一覧】
【名称不明】
©芥見下々/集英社
呪術廻戦 9巻より引用
【特徴】
初登場 71話(9巻) 五条悟相手に使用
伏黒甚爾が愛用している刀ですが、詳細については不明です。
呪霊を切り裂くほどの切れ味を有しており、5億円もの価値があることから名だたる呪具であると推察されます。
金に目がない伏黒甚爾が手放さなかったことを考えると、相当気に入っていたのでしょう。
【天逆鉾 (あまのさかほこ) 】
©芥見下々/集英社
呪術廻戦 9巻より引用
【特徴】
初登場 72話(9巻) 五条悟相手に使用
異質な呪力をまとった刀で、特級呪具の一つの数えられています。
発動中の術式を強制的に解除する能力をもっており、防御を術式に頼り切っている相手には非常に強力な武器。
五条悟の無下限呪術すらも無効化し、大きなダメージを与えました。
【万里ノ鎖 (ばんりのくさり) 】
©芥見下々/集英社
呪術廻戦 9巻より引用
【特徴】
初登場 75話(9巻) 五条悟相手に使用
鎖の片方の端を観測されない限り、どこまでも伸び続ける不思議な鎖。
伏黒甚爾は鎖の片方を呪霊に飲み込ませたままにすることによって、相手に観測されないよう立ち回っていました。
もう片方の端に天逆鉾をつなげることによって、刀身がない天逆鉾を遠距離武器として使用しています。
【游雲 (ゆううん) 】
©芥見下々/集英社
呪術廻戦 9巻より引用
【特徴】
初登場 110話(13巻) 陀艮相手に使用
特級呪具の一つで、主に禪院真希が使っている武器。
特級呪具の中では唯一術式をもたないため、扱う者の力に応じて威力が増す代物です。
伏黒甚爾は初めて使ったにもかかわらず、真希以上の力を引き出して陀艮を圧倒しました。
【「呪術廻戦」を読むなら「U-NEXT」がおすすめ】
「呪術廻戦」を取り扱っている電子書籍をービスは多数ありますが、それらの中でも特におすすめしたいサービス「U-NEXT」です!
なぜ、「U-NEXT」のサービスがおすすめなのか?以下にて説明致します。
【おすすめする理由】 | |
① | U-NEXTでは「お試しキャンペーン(31日間無料トライアル)」を実施しています。 そちらに登録することにより加入特典として600Pがプレゼントされるので、このポイントを利用することにより「呪術廻戦1冊(1~最新巻まで)」無料購読できる。 |
② | 加入特典としてプレゼントされる600Pは、呪術廻戦以外の作品でも600P以内の映像作品・電子書籍の購入が可能。 |
③ | 「31日間無料トライアル期間中」なら、呪術廻戦のアニメ作品や見放題対象作品(アニメ・洋画・邦画・声優番組など)もついでに視聴可能! |
以上が、U-NEXTで「呪術廻戦」を読むのにおすすめする理由です。
「U-NEXT」の詳細についてはこちら↓
まずは無料登録することで上記の様なサービスを利用できますが、登録してすぐ支払いや課金に繋がると思うと気が進まない方もいるかと思います。
そこでU-NEXTでは、「実際U-NEXTとはどのようなサービスなのか?使いやすいのか?など」ユーザーに一度お試しとして利用してもらう為に「31日間無料トライアル」というサービスを設けてくれています。
「31日間無料トライアル」の魅力は2つあり、1つ目は【登録日から31日間限定で見放題対象作品が何度でも視聴可能】という事。
2つ目は、【31日間無料トライアルに登録すると加入特典としてプレゼントされる600P】です。
加入特典としてプレゼントされる600Pは、U-NEXT内にある全ての有料作品に使え、例えば電子書籍なら「呪術廻戦」・「鬼滅の刃」・「キングダム」・「進撃の巨人」、映像作品なら「アベンジャーズ」・「ハリーポッター」というように、600P以内の作品であれば利用可能です。
電子書籍に見放題というサービスはありませんが、アニメ・映画(洋画/邦画)も豊富に取り揃え見放題で見ることができる作品が多々あるので、一度「31日間無料トライアル」を利用してみてはいかがでしょうか。
以上、「呪術廻戦」の伏黒甚爾について紹介してきました。
伏黒甚爾は伏黒恵の父親であるだけでなく、「最強の呪術師」こと五条悟が覚醒するきっかけとなった人物でもあります。
伏黒甚爾のことをもっと知りたくなった方は、ぜひ原作を読んでみてください。