呪術廻戦の簡易領域とは?弱者の為に編み出された能力についてご紹介
呪術廻戦で度々登場する用語【簡易領域(かんいりょういき)】
簡易領域にはややこしい制限や縛りがあるため、しっかり理解している方は少ないのではないでしょうか。
今回はそんな簡易領域について詳しく紹介していきますので、参考にしてみてください。
【簡易領域とは?】
©芥見下々/集英社
呪術廻戦 5巻より引用
簡易領域とは、その名の通り「簡単で手軽に展開できる領域」のことで、領域展開とは全く別のものです。
領域展開は自らの生得領域 (心の内側) を具現化しますが、簡易領域は術式や領域を一時的に中和する能力です。
【術式を中和することができる】
©芥見下々/集英社
呪術廻戦 10巻より引用
簡易領域は簡易とはいえ領域の一種なので、「あらゆる術式を中和 (無効化) すること」ができます。
領域展開に特有の「術式の必中効果」も打ち消すことができるため、領域展開を使ってくる相手に対しては特に有効な手段です。
本来なら領域展開に対しては、こちらも領域を展開することが最も有効な対抗手段ですが、領域展開には膨大な呪力を必要とするため使える術者は限られています。
領域展開が可能だったとしても格上の術者相手では領域を塗り替えられてしまうため、簡易領域を会得していれば、領域展開での対策が有効な場面はかなり多いです。
【領域展延との違い】
「簡易領域」と似たような技に「領域展延」があります。
領域展開や簡易領域が自分の周りの空間を箱のようにおおうのに対して、領域展延は自分の身体に領域を水のようにまとうイメージです。
こちらも術式を中和する機能がありますが、生得術式とは同時に使えないというデメリットもあります。
【弱者のための領域】
©芥見下々/集英社
呪術廻戦 10巻より引用
簡易領域の術式が生まれたのは平安時代で、蘆屋貞綱 (あしや さだつな) が考案したとされています。
当時は強力な呪霊や呪詛師が多かったようで、それらの強力な呪いから門弟を守るために編み出されました。
現代呪術においても防御や回避のための術式として使用されることが多いですが、攻撃としても使えるようで、使い方次第でかなり応用が利きます。
例えば、与幸吉は敵の身体の内部に簡易領域を発生させることで攻撃手段として用いたり、三輪霞のように展開した簡易領域に侵入した敵を即座に反撃するというようなカウンター技として使用している部分もあります。
弱者の為の領域と言うだけあって、攻守共に汎用性がかなり高い能力です。
【簡易領域を使用する術師は様々】
簡易領域はもともと、領域展開を使うことができない弱者のために考案された術式ですが、使用している術師は必ずしも弱者だけではありません。
三輪霞や憂憂のようなそこまで強いとは言えない術師だけではなく、特級呪術師の九十九由基や、九十九の弟子であり特級呪霊を軽々倒すの東堂葵のような強力な術師も簡易領域を習得しています。
領域展開に対抗できる方法は少なく、簡易領域自体が汎用性も高いので、様々な術師が習得しているようです。
【一門相伝の術式】
©芥見下々/集英社
呪術廻戦 10巻より引用
簡易領域が伝わるシン・陰流の一門では、その術式を故意に門外の者に教えることは「縛り」によって禁止されています。
「縛り」とはこの場合、簡易領域を門外の者に教えた場合に何らかの呪術的な災いが降りかかることで、口外しないよう制限しているのです。
あえて縛りを課すことで、威力を底上げしている可能性も考えられます。
この点でいうと、与幸吉はシン・陰流の門下生の三輪霞の簡易領域をまねただけですので、「故意に流出させた」とはみなされません。
東堂葵の簡易領域はシン・陰流の名前を冠していないので、シン・陰流以外の簡易領域もあるのかもしれません。
【九十九由基もシン・陰流の門下生?】
原作の130話では、特級呪術師の九十九由基も簡易領域を使えることが判明しました。
弟子の東堂葵が領域対策として使っていたため、九十九も同じ理由で習得していたのでしょう。
【簡易領域のメリットとデメリット】
簡易領域を使用するメリットとデメリットには以下のようなものがあります。
<メリット>
・誰でも使える
簡易領域は結界術と同じく自身の中にゼロから術式を構築するため、「一定以上の呪力」と「ある程度のセンス」があれば誰でも使うことができます。
もともと弱者のための術式なので、当然といえば当然ですね。
・呪力の消費が少ない
膨大な呪力を消費して自身の周りに生得領域を展開する領域展開とは違って、簡易領域は自分の周りの限定された範囲にだけ領域を作るため、呪力の消費は格段に少ないと考えられます。
そのため、領域展延とは違い生得術式と併用できる点もメリットといえそうです。
<デメリット>
・術式以外の攻撃は普通に通じる
簡易領域が中和できるのは、あくまでも呪力を帯びた術式だけですので、単純な物理攻撃などを防ぐことはできません。
領域内の攻撃を自動迎撃することができる三輪霞の簡易領域でも、呪力をもたない真希の攻撃を防ぐことはできませんでした。
・門下生になる必要がある
簡易領域は今のところ、シン・陰流にのみ使うことを許された術式です。
なので、簡易領域を使うためにはシン・陰流の門下生にならなければなりません。
【シン・陰流以外の術者が簡易領域を使うには】
作中ではシン・陰流の門下生ではない与幸吉も簡易領域を使っていました。
これは術式や呪力を特殊な入れ物に封じる技術をもった与幸吉だからこそできたことで、普通の術者には難しいと考えられます。
使える回数にこそ制限があるものの、今後のストーリーの伏線になっていてもおかしくありませんね。
【現在確認されている簡易領域の使用者】
【三輪霞 (みわ かすみ) 】
©芥見下々/集英社
呪術廻戦 5巻より引用
初登場 35話(5巻) 虎杖悠仁相手に使用
呪術高専京都校の二年生で、シン・陰流の門下生。
自身を中心とした半径2.21メートルに簡易領域を展開し、領域内に侵入した攻撃をフルオートで無効化することができます。
刀身を呪力で覆うことによって放たれるシン・陰流最速の「抜刀」と組み合わせることによって、絶大な力を発揮します。
【日下部篤也(くさかべあつや)】
©芥見下々/集英社
呪術廻戦 13巻より引用
初登場 114話(13巻) 呪詛師相手に使用
呪術高専東京校2年担任で1級呪術師。
シン・陰流の使い手で、日下部のレベルは術式無しで1級に上り詰めた実力者です
三輪のように刀を使用し、「シン陰流・抜刀」・「シン陰流・居合夕月」が披露されました。
【与幸吉(むた こうきち) 】
©芥見下々/集英社
呪術廻戦 10巻より引用
初登場 82話(10巻) 真人相手に使用
究極メカ丸の本体で、呪術高専京都校の二年生でもある与幸吉。
与幸吉はシン・陰流の門下生ではありませんが、同級生の三輪霞の簡易領域をまねて、小さなアンプルに封じ込めることによって発動させました。
真人の身体の内側から領域による攻撃を仕掛けましたが、力およばずに敗北してしまいます。
【憂憂 (ういうい) 】
©芥見下々/集英社
呪術廻戦 12巻より引用
初登場 102話(12巻) 特級特定疾病呪霊 「疱瘡神」相手に使用
フリーの呪術師として作中に何度か登場する一級呪術師・冥冥の弟。
シン・陰流の門下生と思われ、領域対策ができない冥冥の代わりに簡易領域を展開。
姉を溺愛しており、任務中はほとんど離れることはありません。
【東堂葵(とうどうあおい)】
©芥見下々/集英社
呪術廻戦 130話より引用
初登場 130話 真人相手に使用
特級呪術師・九十九由基の弟子で、呪術高専大阪校の三年生。
一級呪術師として確かな実力があり、真人の領域展開に対しても簡易領域で身を守りました。
簡易領域は九十九から教えてもらったようですが、シン・陰流と関係があるのかは不明です。
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以上、「呪術廻戦」の簡易領域について紹介してきました。
簡易領域については不明な部分も多く、シン・陰流以外にも使える者がいるかもしれません。
本記事で簡易領域について興味がわいた方は、ぜひ原作の方もチェックしてみてください。