夏油傑(げとうすぐる)の過去【呪術廻戦】!闇落ちした理由や呪詛師にるまでの経緯
呪術廻戦に登場する呪詛師「夏油傑 (げとうすぐる)」 は、呪術師にとっての最大の敵である存在です。
しかし、夏油傑本人はすでに死んでおり、現在の夏油傑の肉体は正体不明の人物によって操られています。
今回はそんな夏油傑の過去について紹介していきますので、原作を楽しむのにお役立てください。
【夏油傑について】
【夏油 傑(げとう すぐる)】 | |
©芥見下々/集英社
| |
【所属】 | 【等級】 |
東京高専➞夏油一派 | 特級呪術師➞最悪の呪詛師 |
【年齢】 | 【誕生日】 |
享年27歳 | 2月3日 |
【身長】 | 【体重】 |
約185㎝ | 不明 |
【使用術式】 | |
呪霊操術(じゅれいそうじゅつ) | |
【領域展開】 | |
不明 | |
【声優】 | |
櫻井孝宏(さくらいたかひろ) |
夏油傑は元呪術師ながら呪術師を裏切った「最悪の呪詛師」で、現在は真人たちと共に人間を滅ぼそうとしています。
夏油は体内に取り込んだ呪霊を自在に操る「呪霊操術」の使い手で、その実力は特級相当です。
体内に取り込める呪霊は降伏させたものだけですが、階級換算で二級以上の実力差がある場合は、降伏させる過程を省いて取り込むことができます。
僧侶のような見た目とは裏腹に性格は残忍かつ非道で、非術師を「猿」と呼んで忌み嫌っていました。
【近接戦もお手のもの】
夏油傑のように呪霊や式神などを操って戦う術師は、中遠距離での戦闘を得意とする場合が多いですが夏油は例外です。
呪霊によるブラフを使い、あえて近接戦闘に持ち込むなど体術にも優れています。
呪具を使った戦い方にも精通しており、万能な術師といえるでしょう。
夏油傑の過去①【呪術高専時代の夏油傑】
【五条悟の同級生で親友】
©芥見下々/集英社
呪術廻戦 8巻より引用
呪術高専時代の夏油傑は五条悟の同級生で、五条にとっての唯一の親友でした。
性格は真面目で温和、その実力も五条と肩を並べるほどの存在。
正論を嫌い自分が思うままに行動する五条との相性は悪く、よくケンカをしていました。
それでも心の中では五条のことを認めており、お互いに切磋琢磨し合うライバルとして意識していました。
【夏油傑の先輩・後輩について】
夏油傑の先輩や後輩には、現在は一線で活躍している術師が多くいます。
高専時代から一級術師だった冥冥や京都高専の庵歌姫は、一年上の先輩です。
一つ下の後輩には七海建人や、反転術式すら習得していた灰原雄がいるなど、才能にあふれた呪術師が多いです。
【非術師を守るために戦っていた】
©芥見下々/集英社
呪術廻戦 8巻より引用
高専時代の夏油傑は「呪術は非術師を守るためにある」と発言しており、力がある自分は力がない一般市民を守らなければならないと考えていました。
夏油本人が非術師家系の生まれだったことも関係しているのかもしれません。
しかし、この考えは次に紹介する星漿体護衛任務をきっかけに崩れ去っていくのでした。
夏油傑の過去②【星漿体護衛任務】
【星漿体「天内理子」との出会い】
©芥見下々/集英社
呪術廻戦 8巻より引用
天元様の器になる人間「星漿体」の護衛に抜擢された夏油は、五条と共に任務へ向かいます。
星漿体に選ばれたのは天内理子という普通の女子高生。
天内理子の暗殺をたくらむ呪詛師たちを幾度となく退け続け、二日以上にわたる任務を無事に果たした夏油たちは、天内理子を連れて高専へと戻ってきたのでした。
【天元様について】
天元様は東京高専の奥深くにいる呪術師で、高専の結界を管理しています。
不死の術式をもっているため五百年に一度の周期で新しい肉体を必要としており、天元様と適合する人間を「星漿体」と呼ぶのです。
星漿体の融合ができなければ、天元様が暴走してしまい人間の敵になる可能性もあるので、星漿体の護衛任務は非常に重要です。
【護衛任務の失敗】
©芥見下々/集英社
呪術廻戦 9巻より引用
天内理子の護衛が終わり、丸二日ぶりに無下限の術式を解いた五条悟の前に現れたのは、「術師殺し」として名高い伏黒甚爾でした。
天元様を崇拝する宗教団体・盤星教の刺客として雇われた伏黒甚爾は、五条が油断して術式を解いた瞬間を狙っていたのです。
伏黒甚爾を五条に任せて天元様のもとへ急ぐ夏油でしたが、寸前のところで伏黒甚爾に天内理子を殺され、自身も大怪我を負ってしまいます。
その後、伏黒甚爾は反転術式を習得した五条悟によって倒されますが、星漿体を守ることはできず任務は失敗に終わってしまいます。
【戦いの果てに夏油が見たもの】
伏黒甚爾を雇っていた盤星教は非術師の集まりで、天元様に異分子 (星漿体) が混じることを快く思っていませんでした。
そのため、天内理子の遺体を回収する五条の姿を拍手で送り出します。
その光景を見た夏油は、「自分や仲間が命をかけて戦っていたのは、こんな奴ら (非術師) のためなのか」と己のあり方に疑問を抱くようになります。
非術師を守るために戦っていた夏油が、呪術師を裏切るきっかけとなった事件ですね。
夏油傑の過去③【呪詛師になったきっかけ】
【「最強」になった五条悟と仲間の死】
©芥見下々/集英社
呪術廻戦 9巻より引用
星漿体護衛任務での戦いで呪術師として覚醒した五条悟は、文字通り「最強」になりました。
五条一人で充分な任務が多くなり、それに伴って単独での任務が増えた夏油は、自らの呪術師としての価値について思い悩むようになります。
以前は肩を並べて戦っていた親友が、自分を置いて一人で先に行ってしまう寂しさと劣等感。
それに追い打ちをかけるように、後輩の灰原雄が任務中に死亡してしまいます。
自分が非術師を守るために戦って行き着く先には、仲間の死しかないのではないかと苦悩する日々。
「猿」のような非術師を、そこまでして守る価値があるのかと考えるようになるのでした。
【最強の呪術師となった五条悟】
伏黒甚爾との戦いで反転術式を習得した五条は、呪術師としての才能をさらに開花させました。
無下限呪術をオートで出しっぱなしにしたり、術式の掌印を省略したりと自由自在。
領域展開や高速移動など、現在につながる技術のコツもすでにつかんでいたようです。
【九十九由基との出会い】
©芥見下々/集英社
呪術廻戦 9巻より引用
自分が守っている非術師に価値があるのか分からなくなった夏油が出会ったのは、特級呪術師「九十九由基 (つくもゆき)」 でした。
九十九は単独で活動している呪術師で、「呪いのない世界」を実現したいと考えています。
呪術師は呪力の漏出が極端に低く、呪霊が発生する原因のほとんどは非術師にあると九十九は言いました。
呪いのない世界を実現するために、呪いを生む原因である非術師を皆殺しにすることが選択肢の一つであることを知った夏油は、「非術師を見下す自分」と「をれを否定する自分」のどちらが本当の自分なのかについても考えるようになりました。
【九十九由基が目指す世界】
九十九由基は「全人類から呪力をなくす」、または「全人類に呪力のコントロールを可能にさせる」ことで呪いが生まれない世界を作ろうとしました。
最初は前者の可能性を考えていましたが、呪力をもたない人間がほとんどいなかったため断念。
現在では後者の可能性について模索しているようです。
【任務中に非術師を惨殺】
©芥見下々/集英社
呪術廻戦 9巻より引用
夏油傑が「非術師を見下す自分」こそが本当の自分だと気づいたのは、とある任務がきっかけでした。
呪霊のせいで神隠しや変死が続いていた村では、一連の事件の犯人として何の関係もない双子を監禁し暴力までふるっていたのです。
この光景を見た夏油は住民112名を皆殺しにして、非術師だった両親さえも手にかけて逃走しました。
以降、夏油傑は「最悪の呪詛師」として高専から追われることになったのです。
【双子の姉妹】
任務中に村民を皆殺しにした夏油は、監禁されていた双子を助け出しました。
その双子は美々子と菜々子といい、本編や0巻でも度々登場しています。
恩人である夏油のことを慕っており、宿儺の力を借りて夏油の肉体を取り戻そうとしますが、逆に宿儺によって殺されてしまいました。
夏油傑の過去④【百鬼夜行事件を首謀】
【特級過呪怨霊「折本里香」を狙った犯行】
©芥見下々/集英社
呪術廻戦 0巻より引用
高専を追放された夏油は、盤星教を乗っ取って仲間や呪霊を集め始めました。
そんな夏油が目をつけたのが、当時高専の一年生だった乙骨憂太が従える特級過呪怨霊「折本里香」です。
「折本里香」は莫大な呪力の塊で、他人の術式をコピーする術式模倣を可能にするほどの強力な呪霊。
しかし、「折本里香」は強力過ぎるが故に、夏油の呪霊操術で取り込むことも容易ではありません。
そのため術者である乙骨憂太を殺すことによって、「折本里香」を奪おうと考えたのです。
高専のある東京と京都に多数の呪霊を放った夏油は、警備が手薄になった高専に単身で忍び込み、乙骨憂太を殺そうとしました。
【五条悟に殺害される】
©芥見下々/集英社
呪術廻戦 11巻より引用
乙骨憂太の殺害を計画した夏油でしたが、憂太と折本里香によって返り討ちにあってしまいます。
瀕死の重傷を負った夏油は逃げようとしましたが、五条悟に追いつかれます。
「この世界では私は心の底から笑えなかった」という言葉を最期に、夏油は五条に処刑されました。
【夏油一派のその後】
夏油を中心に活動していた呪詛師たちは、夏油の死後に解散しました。
夏油をこの世界の王にしたいと考えていたミゲルやラルゥは中立の立場をとるようになりましたが、夏油の意志を継ぎたいと考えた者もいて、彼らは真人たちに協力しています。
美々子と菜々子も呪霊たちに協力していましたが、それは夏油の肉体を取り戻すためだったようです。
夏油傑の過去⑤【現在の夏油は偽物】
【何者かに肉体を操られている】
©芥見下々/集英社
呪術廻戦 11巻より引用
本編の一年も前に殺害された夏油傑ですが、引き続き現在も登場しているのは何故でしょうか?
それは何者かが、夏油傑の肉体を乗っ取っているからです。(恐らく宿儺と一緒の時代(1000年前)に生きていた「羂索(けんじゃく)」という人物)
この偽夏油は脳を入れ替えることで肉体を転々とできる術式を持っていて、肉体に刻まれた術式も使うことができます。
【夏油の魂は残っている?】
肉体を乗っ取られてしまった夏油傑ですが、魂の一部が残っているような描写があります。
偽夏油の意思に反して肉体が動いたり、高専時代の記憶が流れ込んだりするのです。
五条の言葉に応じているようなので、何かのきっかけで魂が更に戻るかもしれません。
【特級呪霊や宿儺と協力関係にある】
©芥見下々/集英社
呪術廻戦 11巻より引用
偽の夏油傑は現在、特級呪霊集団➞両面宿儺と行動を共にしています。
偽夏油と呪術師や非術師を滅ぼそうとしている点で共同しています。
今のところの偽夏油はラスボスのような雰囲気もあるので、これからのストーリーに注目したいところです。
【夏油と偽夏油の見分け方】
夏油と偽夏油の肉体は共通しているため、なかなか判別はできません。
しかし、偽夏油には脳を移植する際にできた縫合の跡が残っているので、それを目安にすると良いでしょう。
素に戻ったときの口調にも変化が見られるので、そちらを参考にしてもいいかもしれませんね。
【偽夏油の正体は「加茂憲倫 (かも のりとし) 」?】
©芥見下々/集英社
呪術廻戦 134話より引用
夏油傑の脳を移植し肉体を操っていたのは、明治初期の呪詛師である「加茂憲倫」と考察されている方がいますが、実際は現段階では「羂索(けんじゃく)」が濃厚です。
加茂憲倫は特級呪物「呪胎九相図」の生みの親でもあり、その悪行の数々からついた異名は「史上最悪の術師」です。
現在の偽夏油(羂索)は「加茂憲倫も数ある名の一つ」と語っており、おデコに特徴的な縫い目は加茂憲倫以外にも虎杖の母親にもあります。
羂索は、脳を移植してこれまでにも多くの肉体を転々としてきた可能性が高く、宿儺と同じく1000年以上前から活動し現代にいたるという説が有力です。
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以上、「呪術廻戦」の夏油傑の過去について紹介してきました。
現在の夏油傑の多くは謎に包まれており、これからのストーリーに期待が高まります。
本記事で夏油傑について興味をもった方は、ぜひ原作も読んでみてくださいね!