夏油傑の正体!黒幕がついに判明!?遂に明かされた偽物の本当の姿
「呪術廻戦」の夏油傑は呪術師にとっての最大の敵ともいえる存在で、特級呪霊の真人等➞両面宿儺と行動を共にしています。
夏油傑は五条悟に殺害されてからは何者かに肉体を乗っ取られており、その正体についてはファンの間で多くの説が飛び交っていました。
今回はそんな夏油傑の正体について紹介していきますので、作品を読む際の参考になれば幸いです。
【偽夏油の正体は加茂憲倫?】
©芥見下々/集英社
呪術廻戦 134話より引用
夏油傑の肉体を操っていたのは、明治初期の呪詛師である「加茂憲倫 (かも のりとし) 」されていましたが、実際は「羂索(けんじゃく)」という1000年以上前に宿儺と同じ時代に生存していた人物が濃厚になりました。
少しややこしくなるので順をおって「加茂憲倫」の流れから説明していきます。
加茂憲倫は呪術界の御三家の一つ「加茂家」の出身で、呪術師を裏切った御三家の汚点として語り継がれています。
まずはそんな加茂憲倫について説明していきます。
【史上最悪の術師】
©芥見下々/集英社
呪術廻戦 7巻より引用
加茂憲倫は百年以上前の呪術師ですが、非道な行いの数々から「史上最悪の術師」と呼ばれています。
自分の知的好奇心を満たすためであれば、どんな残忍な手段を用いようがお構いなし。
他の呪術師とは比べ物にならないほどの術式や結界術を操り、貴重な呪具をいくつも所持していたようです。
【加茂憲倫の伏線】
加茂憲倫はファンの間で、偽夏油の正体として候補の一人に挙がっていた人物です。
その理由としては、以下のような点が挙げられます。
①冥冥への発言
偽夏油は冥冥に対して「やるじゃないか、最近の術師にしては」と発言していました。
「最近の術師」という表現から、偽夏油を操る人物は、昔から術師と敵対していた者と考えられます。
②使用する術式、結界術、呪具が規格外
偽夏油が使う術式や結界術、呪具 (獄門疆など) はいずれも規格外のものが多く、並の呪術師ではないことは分かっていました。
加茂憲倫の他にも、特級術師の九十九由基なども候補に挙がっていましたね。
③加茂憲倫の頭部が隠れていた
作中で初めて加茂憲倫が登場した時には、その頭部が影で隠れており「脳を入れ替える術式」では?っと考察されていました。
偽夏油を操る人物の頭部にも縫合した痕がある可能性は高く、頭部が隠れていた加茂憲倫が怪しいとされていましたが、後に登場する虎杖の母である「虎杖香織」にも頭部に縫い目があり読者」は「???」となります。
【呪胎九相図の生みの親】
©芥見下々/集英社
呪術廻戦 7巻より引用
加茂憲倫は特級呪物「呪胎九相図」の生みの親でもあります。
「呪胎九相図」は九つある特級呪物の総称で、見た目は胎児のような形をしています。
呪霊の子を身籠る特異体質の女性を保護した加茂憲倫は、あろうことか九度の懐妊と堕胎を強要したのです。
こうして生まれた呪胎九相図は呪術高専で厳重に保管されていましたが、真人たちに奪われ受肉してしまいました。
【加茂憲倫も仮の姿】
夏油の肉体を操っていたのが加茂憲倫と思われていたのですが、物語が進むにつれ加茂憲倫すらも仮の姿説が浮上します。
この説が浮上したのは現代に存在する偽夏油が発言した「数ある名前の一つ」です。
この発言からかなり昔から様々な術師の体を乗っ取り、現代に至るまで何度も転生してきた人物なのでは?と読者の中で考察が飛び交います。
実際、現状の進行状況では、宿儺が現役で暴れていた同じ世代の人間「羂索(けんじゃく)」だったという事が少しずつ明かされています。
要約すると「羂索(けんじゃく)」が本体であり、脳に縫い目があり移植されたであろう人物「加茂憲倫・虎杖香織・夏油傑」は「=」と考えて良いです。
肉体は転々としていますが「羂索(けんじゃく)」が本体なので現代で企んでいる数々の所業は全て「羂索(けんじゃく)」の策略です。
【加茂憲倫(羂索)が夏油傑の肉体を乗っ取った理由】
加茂憲倫は夏油傑の肉体を乗っ取っていましたが、その目的は一体何なのでしょうか。
ここからは加茂憲倫が夏油傑の肉体を乗っ取った理由について考察していきます。
【獄門疆を使って五条悟を封印するため】
©芥見下々/集英社
呪術廻戦 11巻より引用
加茂憲倫の目的の一つは、獄門疆 (ごくもんきょう) を使って五条悟を封印することです。
数百年に一人の実力をもつ五条悟は、加茂憲倫にとって最も邪魔な存在。
そんな五条を封印するためには、獄門疆の封印有効範囲内に五条の脳内時間で一分間足止めする必要があります。
加茂憲倫は五条が自らの手で殺した親友である夏油傑の姿を借りることによって、五条を封印することに成功しました。
【加茂憲倫が夏油の遺体を奪ったのはいつ?】
死後に呪いとなるのを防ぐため、呪術師の遺体は家入硝子が処理することになっています。
しかし、百鬼夜行の事件で五条悟に殺害された夏油の遺体は家入硝子のもとへは運ばれず、加茂憲倫の手に渡ってしまいました。
五条が夏油と同期だった家入硝子のことを気遣った結果なのかもしれませんね。
【呪霊操術を使って特級呪霊から術式を抽出するため】
©芥見下々/集英社
呪術廻戦 134話より引用
加茂憲倫が夏油の肉体を使ったもう一つの理由は、真人たち特級呪霊から有用な術式を抽出するためです。
夏油の呪霊操術の奥義である「うずまき」を使うと、準1級以上の呪霊から術式を抽出して自分の術式にできるため、夏油の体を利用していたと考えられます。
真人たちと手を組んでいたのも、真人たちの術式を取り込むのが目的だったみたいですね。
【呪霊操術 極ノ番「うずまき」】
術式を抽出することもできる「うずまき」ですが、本来は呪霊たちを一つにまとめることによって高密度の呪力を相手にぶつける技です。
乙骨憂太相手には破られてしまいましたが、加茂憲倫が三輪霞に放った「うずまき」は周囲の地面をえぐるほどの破壊力がありました。
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以上、「呪術廻戦」の夏油傑の正体について紹介してきました。
夏油傑の正体はファンの間で長らく話題になっていて、気になっていた方も多いのではないでしょうか。
これまでの夏油傑について見返したい方は、ぜひ原作も読んでみてくださいね。