特級呪物と特級呪霊の違い!【呪術廻戦】
呪術廻戦に登場する「特級呪物」と「特級呪霊」。
呪術廻戦は相当複雑な物語であり、様々な用語が度々でる為、これらの違いについて理解できない方も多いかと思います。
「特級呪物ってなんなの?」・「特級呪霊ってなんなの?」このような悩みを解決する為、今回は「特級呪物と特級呪霊の違い」について解説していきますので参考にしてください。
【特級呪物とは?】
©芥見下々/集英社
呪術廻戦 1巻より引用
「呪物」とはその名の通り【呪力が宿る物】です。
呪物にも様々な種類や等級があると思われますが、現段階でに登場している呪物は「特級呪物が4つ」だけです。
特級呪物4つというのが「両面宿儺の指(20本)」・「獄門疆」・「獄門疆裏」・「呪胎九相図」です。
特級呪物は破壊することが不可能なので封印する事しかできず、朽ちることもなく何百年と存在し続けます。
両面宿儺の指と獄門疆(ごくもんきょう)は1000年以上前からあるとされており、同じく特級の呪胎九相図(じゅたいくそうず)は明治時代から150年以上封印されていました。
特級呪物は非常に危険なため、呪術師によって封印され高専で厳重に保管されているものもあります。
呪詛師などに悪用されるされる危険もあるため、保管場所はトップシークレットです。
【それぞれのモデルは?】
両面宿儺は4世紀末から5世紀前半にかけて、飛弾(現在の岐阜)に現れた鬼神とされています。
また、獄門疆(ごくもんきょう)は源信という平安時代の僧侶のなれの果てだと言います。
呪胎九相図は、死体が朽ちる経過を描いた仏教絵画だと見られ、九相図の概念は奈良時代には日本に伝わっていたそうです。(本編では明治時代から)
【特級呪霊とは?】
©芥見下々/集英社
呪術廻戦 1巻より引用
そもそも呪霊とは「人間の負の感情が具現化され意思を持った異形の存在」です。
呪霊は6階級「蠅頭➞4級➞3級➞2級➞1級➞特級」に分けられており、最上位階級に位置する呪霊が「特級呪霊」です。
作中では、武器や兵器をして呪霊と戦える仮定を紹介した例があり、特級呪霊は「クラスター弾での爆撃でトントン」と表現されています。
クラスター弾とは戦闘機から発射する弾頭なので、これを簡単に言い換えると「特級呪霊戦う時は戦闘機を使用してやっと勝てるレベル」という事になります。
ただし特級呪霊以上の階級がなく、特級呪霊内でもレベルの差はあるため、これらの武器・兵器の例はあくまで特級呪霊と戦える最低レベルの例と言えます。
現段階で呪術高専が把握している特級呪霊は全部で16体とされていますが、未登録の特級呪霊も存在している為、その数は未知数です。
【特級呪霊の数】
特級呪霊の数が判明したのは0巻です。
夏油が乙骨と最後の戦いのシーンで「特級呪霊は16体存在する」と語りました。
夏油が特級呪霊の数を把握しているとう事は高専側も当然把握していますが、0巻は本編が始まる約2年前の話なので、2年後の本編では特級呪霊の数も増えている可能性は大です。
3巻18話にて五条が「未登録の特級呪霊2体に襲われた」と語ったシーンがある為、特級呪霊は全部で何体いるのか不明です。
【特級呪物と特級呪霊の違いまとめ】
・呪霊の体は呪力でできており人間の負の感情が具現化した存在であり、1番高い等級の呪霊を「特級呪霊」と呼ぶ。
・呪物は呪力が篭った「物」であり、1番高い等級の呪物を「特級呪物」と呼ぶ。
そもそもの成り立ちが異なるので「別物」と捉え、「呪霊は生物」・「呪物は物」と考えた方がわかりやすいかと思います。
【呪霊は呪物を取り込める】
少年院・八十八橋編で虎杖たちと対峙した呪霊は、両面宿儺の指を取り込むことで特級に匹敵するほどの力を得ました。
このことから、呪霊は呪物を取り込むことでパワーアップが可能ということがわかります。
しかし、呪物が呪霊を取り込んでパワーアップすることはできません。
なぜなら、呪霊の場合は意識があるので取り込むという行為が可能ですが、呪物はあくまでも呪力がこもった「物」に過ぎないため、呪物が呪霊を取り込むということは不可能ということです。
【呪物は利用可能】
特級呪物は危険な一方で、利用することも可能です。
例えば、両面宿儺の指は、強力な呪力を放ち低級の呪霊は近づけないため、魔除けとして使用することが可能です。
獄門疆には、「なんでも封印できる」という能力があり、呪術師が使用すれば特級呪霊でも封印が可能です。
一方で、呪霊を利用するには、夏油の呪霊操術のように呪霊を操作できる術式を持っているか、乙骨のように特殊な条件で主従関係を結んでいない限り不可能です。
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以上が「特級呪物」と「特級呪霊」の違いになります。
この記事を読んでも理解できない方は、何度も呪術廻戦を読み直してみてください。