両面宿儺の実在について【呪術廻戦】史実や都市伝説まとめ
呪術廻戦において最強クラスのキャラクターとして君臨する【両面宿儺】
今回は、その両面宿儺が実在していてたかについて解説していきます。
記録や伝承としての両面宿儺だけでなく、大正時代に作られたとされる両面宿儺と漫画との関係を考えていきたいので参考にしてください。
【日本書紀の両面宿儺】
日本書紀が両面宿儺を朝廷によって滅ぼされた凶賊とする一方、地元の岐阜県濃飛地方の伝承は両面宿儺を位山(岐阜県高山市)の鬼の七儺(しちな)や高沢山(岐阜県関市)の龍を退治した地域の英雄として伝えている。
また岐阜県高山市の千光寺は両面宿儺の開山といわれる。#両面宿儺 #5世紀 pic.twitter.com/L4sXRxnr9V
— 世界と日本の歴史と伝承@FC2 (@RekisiDenshoFC2) September 22, 2018
両面宿儺は、今から1300年前の奈良時代作られた日本最古の歴史書である「日本書紀」に登場します。
そこでは両面宿儺は、「飛騨国(現在の岐阜県)」に住む一つの胴体に二つの顔、手が四つある化け物と記されています。
そしてそこて゛悪事を働く悪者として「難波根子武振熊命(なにわねこたけふるくまのみこと)」と呼ばれる名将を派遣して討ち取ったとされています。
ただし実際には日本書紀では中央に従わない勢力を、差別する意味でそのように表しているだけと考えており、両面宿儺は普通の人間であったと考えられています。
また顔が2つあるのは「双子である」という説もあります。
外見が一致しているため呪術廻戦の両面宿儺は、この日本書紀の両面宿儺をモデルとしているのでしょう。
【地方伝承における両面宿儺】
両面宿儺は、存在していた岐阜県では日本書紀と違った多くの伝承が多く残っており、その像も現存しています。
そして伝承においては、ほとんどが日本書紀と逆の善人として描かれており、地域のために尽くした人物だけでなく竜や悪い神を討ち取った武人として描かれているのもあります。
実際、岐阜県高山市の千光寺や、関市の日龍峯寺では、武人のような両面宿儺があり地域の英雄として祀られています。
それ以外にも両面宿儺がご飯を食べた岩や、両面宿儺が生まれた洞窟なども存在しています。
どれも両面宿儺を敬ったものとなっており、両面宿儺は本当は地域のために尽くした偉人であったとされています。
この姿は呪術廻戦の両面宿儺とは大きなかけ離れていますが、今後作品内で両面宿儺の過去が描かれていく中で、これらの伝承の内容と結びつけるものが描かれる可能性はありますね。
【「宿儺」の名称について】
宿儺は元は地方豪族(地方をまとめていた人物)がつけた名称。
その後、「八色の姓」と呼ばれる制度の中の3番目の名前に選ばれたため、有力な豪族にも使われるようになりました。
つまり両面宿儺は、岐阜の豪族であったとも考えられます。
また「宿儺」には「悪いものを追い払う」という意味もあるそう。
【大正時代に作られた両面宿儺】
日本書紀や伝承以外に、大正時代に作られたとされる都市伝説的な両面宿儺が存在。
それは大正時代のカルト教団のトップ「物部天獄(もののべてんごく)」によって作られたとされています。
天獄は、頭が2つに手足が4本あった「シャム双生児」などの奇形人間たちを集めて殺し合わせ、「蠱毒(こどく)」と呼ばれる呪術を行います。
さらに勝ち残った1人も餓死させミイラ化し、教団の本尊・両面宿儺としたのです。
これは本当の話か分かりませんが、それにより大正時代に起こった関東大震災などの災害を引き起こしたとの噂も…。
本当の話かはわかりませんが、呪いという点で呪術廻戦とも共通しているため興味深いです。
【両面宿儺の都市伝説】
両面宿儺の現代での都市伝説で、2005年に岩手で見つかったとされる両面宿儺のミイラの話があります。
それは岩手の古い寺の解体中、古い箱が見つかりその箱を開けた人物たちが次々と不幸に見舞われたとのことです。
その箱には、物部天獄と書かれていたため、正しく見れば大正時代に作られた両面宿儺だと思われますが、それが本当にあった話かは分かっていません。
【呪術廻戦の両面宿儺のモデルは?】
©芥見下々/集英社
呪術廻戦 25巻より引用
まだ全ては明かされていないため確実ではありませんが、物語の両面宿儺の外見と性格から「日本書紀」の両面宿儺の設定を主に使用していると思われます。
今の所、岐阜の英雄としての両面宿儺の要素は描写されていないため、両面宿儺の過去で使われなければ素直に日本書紀の両面宿儺が呪術廻戦の両面宿儺だと思っても問題ないでしょう。
大正時代の両面宿儺の設定は、「呪い」という要素を取り入れた程度で、物語とは直接関わっていない様子。
ただ「ミイラ化した両面宿儺(即身仏)」など、設定の一部は使われている可能性もあり、今後の展開では全ての要素が呪術廻戦の両面宿儺として使われる可能性もあります。
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今回は両面宿儺が実在したかについて、さまざまな記録や情報を元に考えていきました。
両面宿儺は古代日本の岐阜県に実在していたようですが、どうやら呪術廻戦の両面宿儺と違い地域の英雄だった様子。
しかし、日本書紀にて化け物として描かれているため、物語では悪の化身として描かれているようです。
ただし、物語が進むにつれて新たな要素が加われば両面宿儺がどのような人物かは変わってくるかもしれません。
この記事を参考に、物語の両面宿儺と実在した両面宿儺がどのようなものなのか比較してみるのも良いかもしれませんよ。